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13.互い違いの想い
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ギルバートは朝食をアリシアと摂ると、すぐに授業を受けに本宮に出掛けて行き、アリシアは一人、宮殿の中で静かに過ごす。
そうやって二人で過ごしていた日々が、それぞれの日常に変わってから9ヶ月が過ぎた。
ギルバートが宮殿内の使者に言ってあるのか、あれだけアリシアとギルバートを気にしなかった人たちが、頼んでもいないのに間食やお茶まで部屋に持ってくるようになった。
「ありがとう……」
一杯のお茶を注いだ侍女にお礼を言うと、彼女は黙ったままお辞儀をして部屋を出て行った。
刺繍に使う糸や布は、侍従に言えば用意してくれる。これはここに来てから繰り返されるやり取りで慣れた風景なのだが、以前は真っすぐに立って堂々としていた侍従が、今は腰を曲げて用事が終わると気まずそうにして、すぐさま立ち去るようになった。
皆、黙って俯いて、表情も変えない。まるで人形のようだった。宮殿内の雰囲気が変わった。
アリシアは、一人で過ごすこの空間があまり好きではなかった。
刺繍が捗らない手元を見つめて、ため息を吐く。
始めは、慣れない生活に戸惑いながらも、ギルバートの体が病から解放されたことが嬉しくて気にならなかった。
慣れるまではギルバートも気を使ってくれて、朝食まで一緒にいてくれた。
だけど、今ではその朝食のときもギルバートは不在であった。
朝早くから出掛けて、夜はアリシアが寝静まった頃に帰ってくる。
そんな忙しい日々を送っている間も、ギルバートはアリシアを抱いた。
夢現に沸き上がった熱に起こされて、体を這うギルバートの手と口に気付いて目を開けた。
『ギル……?』
アリシアの体の上にいたギルバートに声を掛けると、彼は荒い息を吐き出しながら言った。
『……ごめん。我慢、できなくて』
寝惚けて視界も霞んで、部屋が暗いこともあってギルバートの表情がわからないから、両手を伸ばして頬を包んだ。
ギルバートは、その手のひらに口付けをしてからアリシアの唇に口を合わせた。
アリシアは抵抗することなく、入ってきた舌を舐めて歓迎した。それが彼の行為を許可する合図になって、アリシアが疲れて眠りに落ちるまでギルバートはアリシアを味わった。
そんな夜這いが行われることがしばしばあって、時には明け方に起こされるときもある。
今日の明け方も――。
ギルバートの顔の上に跨って、蜜を吸われた記憶がよみがえって恥ずかしさが込み上げた。バタバタと足で床を蹴って、顔を両手で覆った。
誰も見ていないのがわかっているから、思う存分体で表現した。それだけ、あの行為が恥ずかしかった。
『……っは、ずかしい』
跨った下にあるギルバートの顔を見下ろすと、全身の素肌を晒している自分の体も視界に入って、外が明るくなってきたからそれがはっきりとわかるので、余計に恥ずかしくて。
この体勢はいやだと、拒みたかったのに。
『可愛いよ、シア』
ギルバートはにこやかな笑みで言って、敏感な所に口付けると跳ねて悶えるアリシアの脚を抑えて舌を使って攻めた。
いやなのに、悦ぶ体が拒ませてくれない。
ギルバートの顔の上で腰を振りながら、ベッドの上に突っ伏して喘いだ。
あの恥ずかしい行為を思い出したくないのに、思考が止まってくれなくて、ソファの上に突っ伏してアリシアは悶えた。
溢れた蜜を存分に舐め取って、疲れ果てて蕩けた状態のアリシアの髪を撫でてからギルバートは身仕度を整えて出掛けた。
今日も、ギルバートは最後まで抱かなかった。
冷めていく熱が虚しさを呼び込むと、一人部屋に取り残される。
ソファに横たわってそこまで思い出すと、恥ずかしさももう忘れていた。
ぼんやりと目に映るものを眺めていた。
テーブルに積まれた本が数冊。ギルバートが読んだ後に置かれたままの本……おもむろに手に取って、体を起こしてぱらぱらと捲ってみた。経済学について書かれた内容で、学んだことのないものだったけど、刺繍も捗らなかったし、心に残るわだかまりをどうにか忘れたかったから読み耽った。
最近は夕方になると風が冷たく吹いて、夜は冷え込む時期になった。
二人でいた頃は互いの体温ですぐに温まったベッドの上が、一人だと冷たく感じる。
段々と二人で過ごした日々が、思い出になっていくことが寂しいと感じながらアリシアは体を縮こませて眠りに落ちた。
それからどのくらいの時間が経ったのか……温まった布団の中に冷たい風が吹き込んできて、アリシアの意識が眠りから覚めた。
帰ってきたギルバートがベッドに潜り込んできたのだと理解すると、彼に体を寄せた。自分の体温で寝床を温めてあげようと思って。
「……」
寝惚けたアリシアが身を寄せてくれたことに、ギルバートは感動に震えていた。
普段のアリシアがこうやって自分から寄ってきてくれることはない。ギルバートが求めれば応じてくれるけど、アリシアから求められることはなかった。
身を寄せたアリシアの手が、ギルバートのシャツの裾を握っているのを見て、愛しさが込み上げて堪らず彼女の体を抱き寄せると、ギルバートの胸に頬を摺り寄せてきた。
(可愛い……!)
叫びたい衝動をぐっと堪えた。
少しだけ開いた小さい口が目に入って、すぐにでもその唇を塞いで抱き潰したかった。
だけどそうしてしまうことでアリシアが嫌がって、こうして寄ってきてくれることがなくなるかもしれない。それに、明け方に眠る彼女を起こして行為に及んでしまったし……思い直して欲情をどうにか閉じ込めることに成功したギルバートは、再び眠りに落ちたアリシアの頬に掛かる髪を後ろに流してあげた。
それから、布団を掛け直してあげてアリシアの温もりを胸に抱きながら目を閉じた。
ギルバートは、アリシアのことで皇帝と話がしたいと思っていた。だけどそれをいつ、どのタイミングが良いのか考えあぐねていたところに、皇帝からの呼び出しがかかった。
皇帝がアリシアのことをどうするつもりで、側室のままこの宮殿に放置しているのかその思惑もわからないし、それに息子の自分のこともどう考えているのか……いや、自分のことはどう思われていても構わない。
アリシアを皇太子妃に迎えたい。その望みをどうしたら叶えてもらえるのか、不安でずっと緊張状態だった。
実際に皇帝に会ってみると、長く離れていたためか皇帝が父親という実感が湧かなくて、なにか忘れているような……不思議な感覚が湧いた。
心の内は読み取れなかったけど、悪い人ではなかった。
アリシアを妻にしたいと言うと、そのための道を示してくれた。
息子をこの小さい宮殿に押し込んで放置した、思いやりのない人だと思っていたから拍子抜けした。
粗末な扱いを受けたけれど皇帝のことを恨んではいなかった。正直に言うと、どうでも良かった。だから他の人に接するときのように、にこやかに対応できた。
ギルバートにとっては、アリシア以外の存在はどうなってもいいし、どうでも良かった。ギルバートが生きる意味も、向ける感情も全部アリシアのものだから。
アリシアの隣に居るために、アリシアを妻にするために戦地に赴くことも怖くなかった。
ただ……1年、いやそれ以上の長い期間をアリシアと離れることになる。それがとても寂しい。
こうやって彼女の温もりを感じて、隣で眠ることができるのはあと何回だろうか。
戦地から帰ったら、アリシアにたくさんの贈り物を用意して、愛してると、妻になってくださいと言って、その後……思うままにアリシアを抱きたい。
夢現に、そんな未来を思い描いた。
そうやって二人で過ごしていた日々が、それぞれの日常に変わってから9ヶ月が過ぎた。
ギルバートが宮殿内の使者に言ってあるのか、あれだけアリシアとギルバートを気にしなかった人たちが、頼んでもいないのに間食やお茶まで部屋に持ってくるようになった。
「ありがとう……」
一杯のお茶を注いだ侍女にお礼を言うと、彼女は黙ったままお辞儀をして部屋を出て行った。
刺繍に使う糸や布は、侍従に言えば用意してくれる。これはここに来てから繰り返されるやり取りで慣れた風景なのだが、以前は真っすぐに立って堂々としていた侍従が、今は腰を曲げて用事が終わると気まずそうにして、すぐさま立ち去るようになった。
皆、黙って俯いて、表情も変えない。まるで人形のようだった。宮殿内の雰囲気が変わった。
アリシアは、一人で過ごすこの空間があまり好きではなかった。
刺繍が捗らない手元を見つめて、ため息を吐く。
始めは、慣れない生活に戸惑いながらも、ギルバートの体が病から解放されたことが嬉しくて気にならなかった。
慣れるまではギルバートも気を使ってくれて、朝食まで一緒にいてくれた。
だけど、今ではその朝食のときもギルバートは不在であった。
朝早くから出掛けて、夜はアリシアが寝静まった頃に帰ってくる。
そんな忙しい日々を送っている間も、ギルバートはアリシアを抱いた。
夢現に沸き上がった熱に起こされて、体を這うギルバートの手と口に気付いて目を開けた。
『ギル……?』
アリシアの体の上にいたギルバートに声を掛けると、彼は荒い息を吐き出しながら言った。
『……ごめん。我慢、できなくて』
寝惚けて視界も霞んで、部屋が暗いこともあってギルバートの表情がわからないから、両手を伸ばして頬を包んだ。
ギルバートは、その手のひらに口付けをしてからアリシアの唇に口を合わせた。
アリシアは抵抗することなく、入ってきた舌を舐めて歓迎した。それが彼の行為を許可する合図になって、アリシアが疲れて眠りに落ちるまでギルバートはアリシアを味わった。
そんな夜這いが行われることがしばしばあって、時には明け方に起こされるときもある。
今日の明け方も――。
ギルバートの顔の上に跨って、蜜を吸われた記憶がよみがえって恥ずかしさが込み上げた。バタバタと足で床を蹴って、顔を両手で覆った。
誰も見ていないのがわかっているから、思う存分体で表現した。それだけ、あの行為が恥ずかしかった。
『……っは、ずかしい』
跨った下にあるギルバートの顔を見下ろすと、全身の素肌を晒している自分の体も視界に入って、外が明るくなってきたからそれがはっきりとわかるので、余計に恥ずかしくて。
この体勢はいやだと、拒みたかったのに。
『可愛いよ、シア』
ギルバートはにこやかな笑みで言って、敏感な所に口付けると跳ねて悶えるアリシアの脚を抑えて舌を使って攻めた。
いやなのに、悦ぶ体が拒ませてくれない。
ギルバートの顔の上で腰を振りながら、ベッドの上に突っ伏して喘いだ。
あの恥ずかしい行為を思い出したくないのに、思考が止まってくれなくて、ソファの上に突っ伏してアリシアは悶えた。
溢れた蜜を存分に舐め取って、疲れ果てて蕩けた状態のアリシアの髪を撫でてからギルバートは身仕度を整えて出掛けた。
今日も、ギルバートは最後まで抱かなかった。
冷めていく熱が虚しさを呼び込むと、一人部屋に取り残される。
ソファに横たわってそこまで思い出すと、恥ずかしさももう忘れていた。
ぼんやりと目に映るものを眺めていた。
テーブルに積まれた本が数冊。ギルバートが読んだ後に置かれたままの本……おもむろに手に取って、体を起こしてぱらぱらと捲ってみた。経済学について書かれた内容で、学んだことのないものだったけど、刺繍も捗らなかったし、心に残るわだかまりをどうにか忘れたかったから読み耽った。
最近は夕方になると風が冷たく吹いて、夜は冷え込む時期になった。
二人でいた頃は互いの体温ですぐに温まったベッドの上が、一人だと冷たく感じる。
段々と二人で過ごした日々が、思い出になっていくことが寂しいと感じながらアリシアは体を縮こませて眠りに落ちた。
それからどのくらいの時間が経ったのか……温まった布団の中に冷たい風が吹き込んできて、アリシアの意識が眠りから覚めた。
帰ってきたギルバートがベッドに潜り込んできたのだと理解すると、彼に体を寄せた。自分の体温で寝床を温めてあげようと思って。
「……」
寝惚けたアリシアが身を寄せてくれたことに、ギルバートは感動に震えていた。
普段のアリシアがこうやって自分から寄ってきてくれることはない。ギルバートが求めれば応じてくれるけど、アリシアから求められることはなかった。
身を寄せたアリシアの手が、ギルバートのシャツの裾を握っているのを見て、愛しさが込み上げて堪らず彼女の体を抱き寄せると、ギルバートの胸に頬を摺り寄せてきた。
(可愛い……!)
叫びたい衝動をぐっと堪えた。
少しだけ開いた小さい口が目に入って、すぐにでもその唇を塞いで抱き潰したかった。
だけどそうしてしまうことでアリシアが嫌がって、こうして寄ってきてくれることがなくなるかもしれない。それに、明け方に眠る彼女を起こして行為に及んでしまったし……思い直して欲情をどうにか閉じ込めることに成功したギルバートは、再び眠りに落ちたアリシアの頬に掛かる髪を後ろに流してあげた。
それから、布団を掛け直してあげてアリシアの温もりを胸に抱きながら目を閉じた。
ギルバートは、アリシアのことで皇帝と話がしたいと思っていた。だけどそれをいつ、どのタイミングが良いのか考えあぐねていたところに、皇帝からの呼び出しがかかった。
皇帝がアリシアのことをどうするつもりで、側室のままこの宮殿に放置しているのかその思惑もわからないし、それに息子の自分のこともどう考えているのか……いや、自分のことはどう思われていても構わない。
アリシアを皇太子妃に迎えたい。その望みをどうしたら叶えてもらえるのか、不安でずっと緊張状態だった。
実際に皇帝に会ってみると、長く離れていたためか皇帝が父親という実感が湧かなくて、なにか忘れているような……不思議な感覚が湧いた。
心の内は読み取れなかったけど、悪い人ではなかった。
アリシアを妻にしたいと言うと、そのための道を示してくれた。
息子をこの小さい宮殿に押し込んで放置した、思いやりのない人だと思っていたから拍子抜けした。
粗末な扱いを受けたけれど皇帝のことを恨んではいなかった。正直に言うと、どうでも良かった。だから他の人に接するときのように、にこやかに対応できた。
ギルバートにとっては、アリシア以外の存在はどうなってもいいし、どうでも良かった。ギルバートが生きる意味も、向ける感情も全部アリシアのものだから。
アリシアの隣に居るために、アリシアを妻にするために戦地に赴くことも怖くなかった。
ただ……1年、いやそれ以上の長い期間をアリシアと離れることになる。それがとても寂しい。
こうやって彼女の温もりを感じて、隣で眠ることができるのはあと何回だろうか。
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