27 / 44
26.想い馳せる、恋焦がれる(2)
しおりを挟む
雨の降る音と、人の足が雨水を蹴る音が行き交う。
降り注ぐ通り雨に、急いで帰路を辿る人達の中、マントのフードが取れないように胸元を抑えて、アリシアは走っていた。
すでに衣服の中までびっしょりと濡れていたが、この中を優雅に歩く気も起きなくて、一緒に行動していたメリアと共に劇団員たちが待つ宿まで急いだ。
宿に着くと、心配して待っていてくれた団員からタオルを渡された。
「外はすごい雨みたいね。大丈夫?」
「雨季だとは聞いていたけど、こんなに突然降るなんて思ってなかったから、焦ったわよ!」
出店で美味しそうなフルーツを見つけたのに買えなかったと、嘆いてお喋りの止まらないメリアと団員の姿が可笑しくて、アリシアは笑って二人の様子を見ていた。
「アリィは大丈夫?」
メリアがアリシアの様子を伺う。
団長であるラディに名乗ったその名を、嘘だと知っていながらラディも劇団の皆も"アリィ"を劇団に受け入れてくれた。アリシアの事情を無理に聞き出そうともせずに。
「私よりメリーの足が心配……」
メリアも夫のラディと同じで、アリシアを問い詰めることはなかった。それよりも、友達になってほしいと言われて、嫌ではなかったので頷くと満面の笑みで子供のように飛び跳ねる彼女は、アリシアより3つ年上だと後で知った。
メリー、アリィと呼び合っていると、まるで姉妹のようだと言われて、アリシアはかつての姉弟を思い出して、嬉しかった。
そんなメリアは、一週間前に舞台で足を捻って痛めてしまっていた。
それなのに雨の中を走って来たものだから、アリシアは心配したのだが。
「んー、少し痛いけど大丈夫よ!」
床にダンダンと足を鳴らすメリアは、無理はしていない様子だったのでアリシアは安心したのも束の間――。
「あ、こら! メリア……!」
そこに出迎えに来たラディが階段を降りながら、目撃した光景に声を上げた。
出掛ける前に、無理はしないから行かせて欲しいと強請ったメリアに負けて外出を許したのにと、ぶつぶつ言いながらメリアの側に駆け寄った。
メリアは「あ……」とばつの悪そうな顔をして、視線をラディに向けた。
「君は本当に……全く……」
ラディが言いたいことは、メリアは舞台に立つ女優なのだから、自身の体を万全な状態にしておかないと、せっかく観に来てくれる客にも失礼だ。それに、痛いつらい苦しい思いをしている妻を見て、僕は悲しまないとでも思う?……昨夜、その話をしたばかりなのにと、呆れと心配が混ざって、ため息ばかりが出る。
「怒った?」
「……怒ってないように見える?」
始めの頃は、二人が喧嘩をしてしまうのではないかと、アリシアは心配したのだが、実はこれも幼馴染の仲である二人ならではのやりとりらしい。つまりは、仲が良いということ。
日常茶飯事の光景が微笑ましかったけれど、いつまでもびしょ濡れの状態でそこにいるわけにもいかず、ラディの湯浴みをして体を温めるようにとの言葉に、解散となった。
お湯を張った浴槽に浸かると、思っていたよりも体が冷えていたようで、体の芯から温まっていくのを感じると、一息つけたように気分が解放されて、ふう、と息を吐いた。
劇団に入ってから、半年が過ぎようとしている。
帝国を出てから、3つ目の国になる。各地を廻って宣伝をしながら、依頼が入ると公演の準備に入る――アリシアの役割は裏方で、主に衣装の手直しと刺繍をする針仕事と、自炊をするときに料理をしたり、片付けや掃除をするなどの雑用も。
簡単ではないし、忙しい日々だけど、ボルゴレ夫妻も団員の皆も優しくしてくれて、楽しい毎日を過ごしていた。
アリシアがラディに投資をしたいと言ったのは、持て余すお金に困っていたから。
ラディは決して少なくない金額のそれに、眉を顰めて悩んだ末にアリシアに契約を持ちかけた。
まず第一に、人を簡単に信用してはいけない。
騙して甘い蜜を吸いたい人がいるのが当たり前だと思わないとだめだと、ラディは簡単に小切手を見せたアリシアを叱責した。
第二に、投資は受け取る。
というのも、資金繰りが確かに苦しかったこともあるが、伝手がなかったわけではない。だが、アリシアの厚意に甘えようと思う。
"融資"という形で、アリシアからお金を借りる。借りているお金なので、上乗せをして返済をする。
『その代わり、アリィはこの劇団に好きなだけ居ていいし、好きに過ごしてくれていい。もちろん、皆の迷惑にならないようにね』
二人の間にあるテーブルに一枚の契約書を提示して見せて、ラディは言った。
アリシアは、悩む素振りもなく頷いて、笑顔で承諾した。
『……それと』
ごほん、と咳をしたラディにアリシアは既視感を覚えた。
外でなるべく笑わないように努めるのは、アリシアにとってとても難しいことだった。
何もなければ笑顔になる必要もないので、簡単なことではあるのだが、親切にしてくれる人や子供と会話するときは自然と笑みが零れてしまう。……ので、なるべくフードを引っ張って口元を隠す癖を付けるようにアリシアは努力した。
浴場にある小さい窓に、通り雨が過ぎて静かになった外が、また慌ただしく雨を打ち付けた。
雨の音を目を閉じて聞いていると、雨に打たれて濡れたギルバートが帰って来たある日のことを思い出した。
タオルを頭から被せてあげようとしたのだけど、同じくらいの身長だった彼が、いつの間にかアリシアよりも頭一つ分背が高くて、手が届かなくてどうしようかと思っていたら、腰を屈めてにこやかに「拭いて」と強請る彼の髪から滴る雨水で濡れる顔を見て、アリシアの胸が高鳴った。
あのときは解っていなかったけど、今は知っている。
濡れた髪と顔が妙に色っぽく見えて、アリシアはギルバートのその姿が好きだと思ったのだと。
タオルを被せて拭いてあげると、ふいに口を合わせてから唇を舐めてきて、アリシアの驚いた顔を見て愉しんでいた彼のそんな姿も思い出すと、頬を伝った涙が湯舟に一滴落ちた。
その音に目を開けると、湯も冷めてきたように感じたので、上がることにして立ち上がった。
未だに彼を思い出す理由は、恋焦がれているからだと理解している。
忘れようと思っていても、願ってしまう。望んでしまう。
「……会いたい」
手に持ったタオルに顔を埋めて、ぽつりと呟いた本音。
今、彼はどうしているだろう。
もう婚約者の女性を選んで、仲睦まじくお茶をしたり会話をしたり、触れ合ったりしているのだろうか。
きっと彼は、私のことがもう必要ないから、忘れているはず――。
本音とは反対の、考えたくもない現実を想像して、自分の心を傷つけて追い込むことで、湧き上がる想いも思い出す過去も消していく。苦しいけど、それが一番簡単な方法だった。
涙が渇いて身支度を整えると、両頬を手のひらでぺちぺちと軽く叩いて、元気を出す。一連の締め方をこうすることで、気を引き締めようとアリシア自身で編み出した行動だった。
「よし」
そして、衣装の手直しの途中のものを手に取って、アリシアは黙々と手を動かした。
降り注ぐ通り雨に、急いで帰路を辿る人達の中、マントのフードが取れないように胸元を抑えて、アリシアは走っていた。
すでに衣服の中までびっしょりと濡れていたが、この中を優雅に歩く気も起きなくて、一緒に行動していたメリアと共に劇団員たちが待つ宿まで急いだ。
宿に着くと、心配して待っていてくれた団員からタオルを渡された。
「外はすごい雨みたいね。大丈夫?」
「雨季だとは聞いていたけど、こんなに突然降るなんて思ってなかったから、焦ったわよ!」
出店で美味しそうなフルーツを見つけたのに買えなかったと、嘆いてお喋りの止まらないメリアと団員の姿が可笑しくて、アリシアは笑って二人の様子を見ていた。
「アリィは大丈夫?」
メリアがアリシアの様子を伺う。
団長であるラディに名乗ったその名を、嘘だと知っていながらラディも劇団の皆も"アリィ"を劇団に受け入れてくれた。アリシアの事情を無理に聞き出そうともせずに。
「私よりメリーの足が心配……」
メリアも夫のラディと同じで、アリシアを問い詰めることはなかった。それよりも、友達になってほしいと言われて、嫌ではなかったので頷くと満面の笑みで子供のように飛び跳ねる彼女は、アリシアより3つ年上だと後で知った。
メリー、アリィと呼び合っていると、まるで姉妹のようだと言われて、アリシアはかつての姉弟を思い出して、嬉しかった。
そんなメリアは、一週間前に舞台で足を捻って痛めてしまっていた。
それなのに雨の中を走って来たものだから、アリシアは心配したのだが。
「んー、少し痛いけど大丈夫よ!」
床にダンダンと足を鳴らすメリアは、無理はしていない様子だったのでアリシアは安心したのも束の間――。
「あ、こら! メリア……!」
そこに出迎えに来たラディが階段を降りながら、目撃した光景に声を上げた。
出掛ける前に、無理はしないから行かせて欲しいと強請ったメリアに負けて外出を許したのにと、ぶつぶつ言いながらメリアの側に駆け寄った。
メリアは「あ……」とばつの悪そうな顔をして、視線をラディに向けた。
「君は本当に……全く……」
ラディが言いたいことは、メリアは舞台に立つ女優なのだから、自身の体を万全な状態にしておかないと、せっかく観に来てくれる客にも失礼だ。それに、痛いつらい苦しい思いをしている妻を見て、僕は悲しまないとでも思う?……昨夜、その話をしたばかりなのにと、呆れと心配が混ざって、ため息ばかりが出る。
「怒った?」
「……怒ってないように見える?」
始めの頃は、二人が喧嘩をしてしまうのではないかと、アリシアは心配したのだが、実はこれも幼馴染の仲である二人ならではのやりとりらしい。つまりは、仲が良いということ。
日常茶飯事の光景が微笑ましかったけれど、いつまでもびしょ濡れの状態でそこにいるわけにもいかず、ラディの湯浴みをして体を温めるようにとの言葉に、解散となった。
お湯を張った浴槽に浸かると、思っていたよりも体が冷えていたようで、体の芯から温まっていくのを感じると、一息つけたように気分が解放されて、ふう、と息を吐いた。
劇団に入ってから、半年が過ぎようとしている。
帝国を出てから、3つ目の国になる。各地を廻って宣伝をしながら、依頼が入ると公演の準備に入る――アリシアの役割は裏方で、主に衣装の手直しと刺繍をする針仕事と、自炊をするときに料理をしたり、片付けや掃除をするなどの雑用も。
簡単ではないし、忙しい日々だけど、ボルゴレ夫妻も団員の皆も優しくしてくれて、楽しい毎日を過ごしていた。
アリシアがラディに投資をしたいと言ったのは、持て余すお金に困っていたから。
ラディは決して少なくない金額のそれに、眉を顰めて悩んだ末にアリシアに契約を持ちかけた。
まず第一に、人を簡単に信用してはいけない。
騙して甘い蜜を吸いたい人がいるのが当たり前だと思わないとだめだと、ラディは簡単に小切手を見せたアリシアを叱責した。
第二に、投資は受け取る。
というのも、資金繰りが確かに苦しかったこともあるが、伝手がなかったわけではない。だが、アリシアの厚意に甘えようと思う。
"融資"という形で、アリシアからお金を借りる。借りているお金なので、上乗せをして返済をする。
『その代わり、アリィはこの劇団に好きなだけ居ていいし、好きに過ごしてくれていい。もちろん、皆の迷惑にならないようにね』
二人の間にあるテーブルに一枚の契約書を提示して見せて、ラディは言った。
アリシアは、悩む素振りもなく頷いて、笑顔で承諾した。
『……それと』
ごほん、と咳をしたラディにアリシアは既視感を覚えた。
外でなるべく笑わないように努めるのは、アリシアにとってとても難しいことだった。
何もなければ笑顔になる必要もないので、簡単なことではあるのだが、親切にしてくれる人や子供と会話するときは自然と笑みが零れてしまう。……ので、なるべくフードを引っ張って口元を隠す癖を付けるようにアリシアは努力した。
浴場にある小さい窓に、通り雨が過ぎて静かになった外が、また慌ただしく雨を打ち付けた。
雨の音を目を閉じて聞いていると、雨に打たれて濡れたギルバートが帰って来たある日のことを思い出した。
タオルを頭から被せてあげようとしたのだけど、同じくらいの身長だった彼が、いつの間にかアリシアよりも頭一つ分背が高くて、手が届かなくてどうしようかと思っていたら、腰を屈めてにこやかに「拭いて」と強請る彼の髪から滴る雨水で濡れる顔を見て、アリシアの胸が高鳴った。
あのときは解っていなかったけど、今は知っている。
濡れた髪と顔が妙に色っぽく見えて、アリシアはギルバートのその姿が好きだと思ったのだと。
タオルを被せて拭いてあげると、ふいに口を合わせてから唇を舐めてきて、アリシアの驚いた顔を見て愉しんでいた彼のそんな姿も思い出すと、頬を伝った涙が湯舟に一滴落ちた。
その音に目を開けると、湯も冷めてきたように感じたので、上がることにして立ち上がった。
未だに彼を思い出す理由は、恋焦がれているからだと理解している。
忘れようと思っていても、願ってしまう。望んでしまう。
「……会いたい」
手に持ったタオルに顔を埋めて、ぽつりと呟いた本音。
今、彼はどうしているだろう。
もう婚約者の女性を選んで、仲睦まじくお茶をしたり会話をしたり、触れ合ったりしているのだろうか。
きっと彼は、私のことがもう必要ないから、忘れているはず――。
本音とは反対の、考えたくもない現実を想像して、自分の心を傷つけて追い込むことで、湧き上がる想いも思い出す過去も消していく。苦しいけど、それが一番簡単な方法だった。
涙が渇いて身支度を整えると、両頬を手のひらでぺちぺちと軽く叩いて、元気を出す。一連の締め方をこうすることで、気を引き締めようとアリシア自身で編み出した行動だった。
「よし」
そして、衣装の手直しの途中のものを手に取って、アリシアは黙々と手を動かした。
3
あなたにおすすめの小説
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜
桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。
上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。
「私も……私も交配したい」
太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる