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第2章:人形を辞めて人間として
15.涙は伝染病
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――コツ、コツ
静かで、ほのかに暗い廊下を歩く。
その刻みのいい音を聞きながら歩く廊下は、なぜかナルにとって長く感じていた。
「ここです」
足を止めて振り返るハルは、お店に入る時に開いた扉よりも古びた扉に手を向ける。
その扉に手をかけるナルは、深呼吸をする。
なぜ深呼吸をしたのかは、その本人ですら分からなかった。
緊張しているわけでも、疲れているわけでもないのに。
そのことに気が付かないまま、ナルは扉を開ける。
その時、ハルは確かに見た。扉を潜るナルの口角が、僅かに上がっていたことを。
♢
「失礼……します」
普通、この世界では挨拶をする時、一息でいうことが礼儀である。
当然それはナルも理解している。だがそれを分かって尚、ナルは一度息をのんでしまった。
それはなぜか……?
「ハルさん。一体どうして……?」
その部屋には、たった1つのベッドに1人の人間が居た。
ただその人は目が合わないどころか、私のことを認知すらしていない。
見ただけで分かる。この人は寝ているわけではない……植物状態、昏睡状態だ。
祖父の部屋に入るために、ハルさんが祖父の許可を取らずに承諾した理由……それはハルさんの祖父が温厚な人だから、とかそういう理由ではない。
いや、もしかしたらそうなのかもしれないが、本当の理由は許可が要らなかったんじゃない、許可が取れなかったんだ。
「その……ナルさん。話って何の話なのでしょうか?祖父はあれですが、私に出来ることなら何でも言って下さい」
その言葉に、ナルは「う~ん……」と頭を悩ませる。
ナルは最初、2人に許可を取るつもりだった。だがこの状況下ではそんなことすら叶わない。
仕方がないか。そう感じたナルは、いつもよりも少し顔をしかめて話始める。
「長々と話すのはお互い辛いでしょうし……要点だけ申すと、この宝石屋を私、いや、セントリア家に買い取らせて欲しいのです」
ナルの提案に、ハルは「えっ……」と素っ頓狂な声を出す。驚くのも無理はないだろう、今のハルからしたら、ナルは隣国の王女ということはおろか、セントリア家と関係を持っているとも知らない。ただのお店のお客さんの1人、そんな認識だった。
そんな一介の客が、自分の店を買い取ると言い出した。
「説明不足でしたね……実は私、セントリア家とは縁があって、このお店を存続させてほしいと懇願してきたのです」
懇願……ガイルに頼んだ時、傍から見れば必死さは感じなかったが、ナルにとっては需要な出来事だった。
「でも、たまたま出会ったというだけでそんなに贔屓にしてもらうのは、少し気が引けてしまいます」
そういうハルさんの顔は、笑みの奥に、ほのかに寂しそうな雰囲気が滲み出ていた。
本当はこのお店を続けていきたい……だけどハルさんの心のどこかでは、申し訳ないと思っているところもあるのだろう。
「もちろん、私はただ仲良くなったお店に投資なんてしません。ハルさんやハルさんの祖父の実力を見込んで話しているのです。もし承諾していただけたら、改装して街路に店を出そうと思っています」
破格の条件……だが、ハルはその条件を聞いて尚、頭を悩ませる。
裏があるとは思っていない、ただ祖父の許可を得ずに独断で決めることを躊躇っているのだろう。このお店はハルのお店ではなく、祖父のものだから。
「……~…………」
静まり返った部屋に、どこからか音……いや、声が聞こえた気がした。
私とハルさんは口を動かしていない。そしてこの部屋に私達以外の人はただ1人。
「話は……聞いたぞ……」
声を出していたのは、思った通りハルさんの祖父だった。
「おじいちゃん……!」
ガバッと覆いかぶさるようにハルを、祖父は優しく細い手で包み込む。
「君は……ハルのお友達かな……?すまないね……こんな姿で」
その優しい声色と口調に、体ごと心を温めてくれるような気分になる。
このような祖父が居たら、ハルさんが優しいことにも納得する。
「私はルイスだ……これからもハルと仲良くしてくれると……嬉しい」
その優しい声は儚く、今にでも消えてなくなりそうなか細い声だった。
そしてその小さく優しい頼みに、ナルは「もちろんです」と答える。
しばし沈黙が流れた後、ナルが話を切り出す。
「それで少し用がありまして……」
「それはさっき言っていた話のことかな?」
「はい」
その時は言葉どころか目も開いていなかったが、ルイスさんは話を聞いていたらしい。
「残念だが……その頼みを受けることは出来ない」
『……え?』
思ってもいなかった返答に、ナルとハルは声を出したまま、その小さく開いた口が塞がらなかった。
「どうしてですか……⁉」
ナルが何かを質問しようとするよりも早く、ハルがルイスに必死に問いかける。
ルイスが起きるまでは、お店のリニューアルに対して悩んでいたハルだが、ルイスが起きた今はお店を存続させたいのだろう。
「条件は悪くないと思うのですが……何がいけなかったのでしょう?」
「いや……何も悪くない。むしろこの宝石屋……にとっては良すぎる条件だ」
「それではなぜ……?」
衝撃の出来事になったナルは、早く真相を知りたかったのか、いつもだと失礼だと思うよう程にグイグイ質問していた。
その問いに、ルイスは昔を思い出しているかのような笑顔を浮かべながら、昔話を語るように話し始める。
「ここはハルが生まれるよりも先に死んでしまった、儂の女房と一緒に住んでいた家でな……ここは女房の墓同然。だから儂には、この宝石屋……家を移動させることは出来ないんだ」
先ほどまでは掠れるような声だったルイスさんだったが、奥さんの話をする時はハキハキと楽しそうに話していた。
それに加えて寝転がったまま、唯一動かせる口で「すまない」と2人に謝罪をする。
その理由と言葉に、ナルは黙り込んだ。驚いたわけではなかったが、今はただ、その男らしい理由に感動していた。
その沈黙の中で、1人口を開ける人が居た。
「それなら……改装だけ、改装だけならいいですか……?」
目に涙を浮かべるハルがそう言葉を吐く。
「おじいちゃんがどんな思いを、この家に思っているのかは分からないけど、少なくとも私はこの家を……宝石屋をお客さんやおじいちゃん、みんなに忘れないでほしいよ……」
涙でグシャグシャになった顔をグッと引き締めたハルは嗚咽のように声を漏らす。
ルイスは、横で俯きながら涙を拭うハルの頭に手を乗せ優しく撫でる。
「ハルが……そんなにこのお店のことを好きになってくれたんだな……。このままじゃ、おじいちゃん失格かな」
そんなちょっと冗談交じりに話すルイスの目にも、宝石のように輝く涙が浮かんでいた。
そしてルイスの細く小さな手で撫でられているハルは、その手が世界で一番温かく、大きく感じていた。
……伝染病、それは人から人へと移る感染症のことである。
そして今、ナルは涙が伝染病なのではないかと思う。
なぜなら、ハルの流した涙がルイスへ、そしてナルへと移していったからだ。
だが、ナルの考えは少し違っていた。
本当は涙が人から人へと伝染していくのではなく、人の感情そのものが、近くにいる人につながっていくのだ。
ナルがそれを知る時は、もう少し先の話。
はたまた、ナルがこの真実を知る時は来るのだろうか――――――
静かで、ほのかに暗い廊下を歩く。
その刻みのいい音を聞きながら歩く廊下は、なぜかナルにとって長く感じていた。
「ここです」
足を止めて振り返るハルは、お店に入る時に開いた扉よりも古びた扉に手を向ける。
その扉に手をかけるナルは、深呼吸をする。
なぜ深呼吸をしたのかは、その本人ですら分からなかった。
緊張しているわけでも、疲れているわけでもないのに。
そのことに気が付かないまま、ナルは扉を開ける。
その時、ハルは確かに見た。扉を潜るナルの口角が、僅かに上がっていたことを。
♢
「失礼……します」
普通、この世界では挨拶をする時、一息でいうことが礼儀である。
当然それはナルも理解している。だがそれを分かって尚、ナルは一度息をのんでしまった。
それはなぜか……?
「ハルさん。一体どうして……?」
その部屋には、たった1つのベッドに1人の人間が居た。
ただその人は目が合わないどころか、私のことを認知すらしていない。
見ただけで分かる。この人は寝ているわけではない……植物状態、昏睡状態だ。
祖父の部屋に入るために、ハルさんが祖父の許可を取らずに承諾した理由……それはハルさんの祖父が温厚な人だから、とかそういう理由ではない。
いや、もしかしたらそうなのかもしれないが、本当の理由は許可が要らなかったんじゃない、許可が取れなかったんだ。
「その……ナルさん。話って何の話なのでしょうか?祖父はあれですが、私に出来ることなら何でも言って下さい」
その言葉に、ナルは「う~ん……」と頭を悩ませる。
ナルは最初、2人に許可を取るつもりだった。だがこの状況下ではそんなことすら叶わない。
仕方がないか。そう感じたナルは、いつもよりも少し顔をしかめて話始める。
「長々と話すのはお互い辛いでしょうし……要点だけ申すと、この宝石屋を私、いや、セントリア家に買い取らせて欲しいのです」
ナルの提案に、ハルは「えっ……」と素っ頓狂な声を出す。驚くのも無理はないだろう、今のハルからしたら、ナルは隣国の王女ということはおろか、セントリア家と関係を持っているとも知らない。ただのお店のお客さんの1人、そんな認識だった。
そんな一介の客が、自分の店を買い取ると言い出した。
「説明不足でしたね……実は私、セントリア家とは縁があって、このお店を存続させてほしいと懇願してきたのです」
懇願……ガイルに頼んだ時、傍から見れば必死さは感じなかったが、ナルにとっては需要な出来事だった。
「でも、たまたま出会ったというだけでそんなに贔屓にしてもらうのは、少し気が引けてしまいます」
そういうハルさんの顔は、笑みの奥に、ほのかに寂しそうな雰囲気が滲み出ていた。
本当はこのお店を続けていきたい……だけどハルさんの心のどこかでは、申し訳ないと思っているところもあるのだろう。
「もちろん、私はただ仲良くなったお店に投資なんてしません。ハルさんやハルさんの祖父の実力を見込んで話しているのです。もし承諾していただけたら、改装して街路に店を出そうと思っています」
破格の条件……だが、ハルはその条件を聞いて尚、頭を悩ませる。
裏があるとは思っていない、ただ祖父の許可を得ずに独断で決めることを躊躇っているのだろう。このお店はハルのお店ではなく、祖父のものだから。
「……~…………」
静まり返った部屋に、どこからか音……いや、声が聞こえた気がした。
私とハルさんは口を動かしていない。そしてこの部屋に私達以外の人はただ1人。
「話は……聞いたぞ……」
声を出していたのは、思った通りハルさんの祖父だった。
「おじいちゃん……!」
ガバッと覆いかぶさるようにハルを、祖父は優しく細い手で包み込む。
「君は……ハルのお友達かな……?すまないね……こんな姿で」
その優しい声色と口調に、体ごと心を温めてくれるような気分になる。
このような祖父が居たら、ハルさんが優しいことにも納得する。
「私はルイスだ……これからもハルと仲良くしてくれると……嬉しい」
その優しい声は儚く、今にでも消えてなくなりそうなか細い声だった。
そしてその小さく優しい頼みに、ナルは「もちろんです」と答える。
しばし沈黙が流れた後、ナルが話を切り出す。
「それで少し用がありまして……」
「それはさっき言っていた話のことかな?」
「はい」
その時は言葉どころか目も開いていなかったが、ルイスさんは話を聞いていたらしい。
「残念だが……その頼みを受けることは出来ない」
『……え?』
思ってもいなかった返答に、ナルとハルは声を出したまま、その小さく開いた口が塞がらなかった。
「どうしてですか……⁉」
ナルが何かを質問しようとするよりも早く、ハルがルイスに必死に問いかける。
ルイスが起きるまでは、お店のリニューアルに対して悩んでいたハルだが、ルイスが起きた今はお店を存続させたいのだろう。
「条件は悪くないと思うのですが……何がいけなかったのでしょう?」
「いや……何も悪くない。むしろこの宝石屋……にとっては良すぎる条件だ」
「それではなぜ……?」
衝撃の出来事になったナルは、早く真相を知りたかったのか、いつもだと失礼だと思うよう程にグイグイ質問していた。
その問いに、ルイスは昔を思い出しているかのような笑顔を浮かべながら、昔話を語るように話し始める。
「ここはハルが生まれるよりも先に死んでしまった、儂の女房と一緒に住んでいた家でな……ここは女房の墓同然。だから儂には、この宝石屋……家を移動させることは出来ないんだ」
先ほどまでは掠れるような声だったルイスさんだったが、奥さんの話をする時はハキハキと楽しそうに話していた。
それに加えて寝転がったまま、唯一動かせる口で「すまない」と2人に謝罪をする。
その理由と言葉に、ナルは黙り込んだ。驚いたわけではなかったが、今はただ、その男らしい理由に感動していた。
その沈黙の中で、1人口を開ける人が居た。
「それなら……改装だけ、改装だけならいいですか……?」
目に涙を浮かべるハルがそう言葉を吐く。
「おじいちゃんがどんな思いを、この家に思っているのかは分からないけど、少なくとも私はこの家を……宝石屋をお客さんやおじいちゃん、みんなに忘れないでほしいよ……」
涙でグシャグシャになった顔をグッと引き締めたハルは嗚咽のように声を漏らす。
ルイスは、横で俯きながら涙を拭うハルの頭に手を乗せ優しく撫でる。
「ハルが……そんなにこのお店のことを好きになってくれたんだな……。このままじゃ、おじいちゃん失格かな」
そんなちょっと冗談交じりに話すルイスの目にも、宝石のように輝く涙が浮かんでいた。
そしてルイスの細く小さな手で撫でられているハルは、その手が世界で一番温かく、大きく感じていた。
……伝染病、それは人から人へと移る感染症のことである。
そして今、ナルは涙が伝染病なのではないかと思う。
なぜなら、ハルの流した涙がルイスへ、そしてナルへと移していったからだ。
だが、ナルの考えは少し違っていた。
本当は涙が人から人へと伝染していくのではなく、人の感情そのものが、近くにいる人につながっていくのだ。
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追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
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