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104話目 いざ、ケーブレイクタウンへ!
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「なんで私たちも呼んでくれないんですか!」
「あ、忘れてた。」
次の日、私たち2人はメアリー武具店に集合して、いざケーブレイクタウンへ!と思っていたのだが、お店に着くとそこには音符猫とアルミの姿があった。
「私も行きたいです!ていうか、あの後一切連絡ないんですから!めっちゃ心配しました!!」
「そうだそうだ!!」
「いやぁ、ごめんごめん。つい忘れてたの!さぁ、一緒に行こう!」
ということで、私たち4人でケーブレイクタウンを目指すことにした。
私たちは早速、私が水の中へと連れ去られた地点へやって来た。
「いやぁ、懐かしいね。」
「ユウヒ自分で油断しないでって言ってたのに、自分から突っ込んでいくんだもんね。」
「ギクッ!」
私がぼーっと眺めていると、音符猫からの鋭い指摘が入った。
ユウヒにクリティカルヒット!!
「ま、まぁ、そんなことはいいの!とにかく向かおうよ!!」
マップを見ると、この道をしばらく川沿いに進むと、川が地下へ入る部分がある。
そこを泳いでいくと、ケーブレイクタウンに着けるようだ。
私たちは川に沿って歩いていくことにした。
「それにしても、奇麗ですよね、ここ。」
以前も言った通り、ここら辺は非常にきれいな見た目をしている。
天井から滴る雫も、その美しさにいいアクセントだ。
時々響く、モンスターの雄たけびはあまり美しいと言えたものではないのだが……。
そう考えていると、早速モンスターが現れた。
「これは、リザードマンよ!」
私たちの前に現れたのは全身をうろこで覆い、背中など、各所にひれを生やしたモンスター、リザードマンだ。
リザードマンは地底湖エリアで一番多い種類のモンスターで、手には槍を握っている。
「ユウヒ!」
「任せて!」
メアリーから直々に出動の指令がかかったので、私は腰に巻いた双剣を引き抜き、姿勢を低くしながら超加速のスキルを使って一気に前へ行く。
「ナイスアルミ!」
すると、後ろからアルミが私に攻撃力の上がる支援魔法をかけてくれた。
軽くジャンプをし、洞窟の壁を跳躍を使って一気にけり込み、相手の方へと飛んで行く。
すれ違いざまに相手の首元にササッと攻撃を入れ、紫色の体液をまき散らしながら、あっという間にリザードマンは倒れた。
「みんな!うしろ!!」
これで戦いが終わったと思ったのだが、攻撃をするときにみんなの後ろにリザードマンがもう1匹いるのが見えた。
ちゃんと気がついていたようだが、念のため大きな声で仲間に伝える。
すると音符猫が先日メアリーにもらった杖を握り、アルミの支援を受けながら一気に相手の方へと詰めていく。
また、それに続くようにメアリーも後をつけ、メアリーがいなくなったことで護衛がいなくなってしまったアルミの元には私が近寄る。
音符猫は無詠唱で土魔法を放ちながら近づいていく。
彼女の得意な属性は火属性なのだが、ここは洞窟内。
洞窟内で火の魔法を使うのは酸欠状態を招く危険があり、大変危ない。
そのために、彼女は土魔法を使っている。
「音符!」
「へいッ!」
メアリーが音符猫の名前を呼ぶと、音符猫はそれに短く答え、メアリーの後ろへと回った。
メアリーは自慢の脚力で一気に相手のほうまで寄っていき、両足でしっかりと踏み込んだ。
そして、体の回転を混ぜ込みながら、勢いよく相手の胴体を切り裂く。
相手の体からは、紫色のグロテスクな体液が飛び散るが、それを無視するかのように音符猫も重ねて攻撃を入れる。
「「「「いぇいッ!」」」」
私たちは4人そろっての初めての戦闘を終え、ハイタッチをした。
「結構いい感じじゃない!?」
「うん!よかったと思う!特にメアリーと音符ちゃんの連携、あとアルミの支援のタイミングもばっちりだった!」
初めての戦闘にしては、なかなかいい感じの連携が取れたことで、私たちの士気は一気に上がっていく。
このままケーブレイクタウンまで一気に進むぞ!
「あ、忘れてた。」
次の日、私たち2人はメアリー武具店に集合して、いざケーブレイクタウンへ!と思っていたのだが、お店に着くとそこには音符猫とアルミの姿があった。
「私も行きたいです!ていうか、あの後一切連絡ないんですから!めっちゃ心配しました!!」
「そうだそうだ!!」
「いやぁ、ごめんごめん。つい忘れてたの!さぁ、一緒に行こう!」
ということで、私たち4人でケーブレイクタウンを目指すことにした。
私たちは早速、私が水の中へと連れ去られた地点へやって来た。
「いやぁ、懐かしいね。」
「ユウヒ自分で油断しないでって言ってたのに、自分から突っ込んでいくんだもんね。」
「ギクッ!」
私がぼーっと眺めていると、音符猫からの鋭い指摘が入った。
ユウヒにクリティカルヒット!!
「ま、まぁ、そんなことはいいの!とにかく向かおうよ!!」
マップを見ると、この道をしばらく川沿いに進むと、川が地下へ入る部分がある。
そこを泳いでいくと、ケーブレイクタウンに着けるようだ。
私たちは川に沿って歩いていくことにした。
「それにしても、奇麗ですよね、ここ。」
以前も言った通り、ここら辺は非常にきれいな見た目をしている。
天井から滴る雫も、その美しさにいいアクセントだ。
時々響く、モンスターの雄たけびはあまり美しいと言えたものではないのだが……。
そう考えていると、早速モンスターが現れた。
「これは、リザードマンよ!」
私たちの前に現れたのは全身をうろこで覆い、背中など、各所にひれを生やしたモンスター、リザードマンだ。
リザードマンは地底湖エリアで一番多い種類のモンスターで、手には槍を握っている。
「ユウヒ!」
「任せて!」
メアリーから直々に出動の指令がかかったので、私は腰に巻いた双剣を引き抜き、姿勢を低くしながら超加速のスキルを使って一気に前へ行く。
「ナイスアルミ!」
すると、後ろからアルミが私に攻撃力の上がる支援魔法をかけてくれた。
軽くジャンプをし、洞窟の壁を跳躍を使って一気にけり込み、相手の方へと飛んで行く。
すれ違いざまに相手の首元にササッと攻撃を入れ、紫色の体液をまき散らしながら、あっという間にリザードマンは倒れた。
「みんな!うしろ!!」
これで戦いが終わったと思ったのだが、攻撃をするときにみんなの後ろにリザードマンがもう1匹いるのが見えた。
ちゃんと気がついていたようだが、念のため大きな声で仲間に伝える。
すると音符猫が先日メアリーにもらった杖を握り、アルミの支援を受けながら一気に相手の方へと詰めていく。
また、それに続くようにメアリーも後をつけ、メアリーがいなくなったことで護衛がいなくなってしまったアルミの元には私が近寄る。
音符猫は無詠唱で土魔法を放ちながら近づいていく。
彼女の得意な属性は火属性なのだが、ここは洞窟内。
洞窟内で火の魔法を使うのは酸欠状態を招く危険があり、大変危ない。
そのために、彼女は土魔法を使っている。
「音符!」
「へいッ!」
メアリーが音符猫の名前を呼ぶと、音符猫はそれに短く答え、メアリーの後ろへと回った。
メアリーは自慢の脚力で一気に相手のほうまで寄っていき、両足でしっかりと踏み込んだ。
そして、体の回転を混ぜ込みながら、勢いよく相手の胴体を切り裂く。
相手の体からは、紫色のグロテスクな体液が飛び散るが、それを無視するかのように音符猫も重ねて攻撃を入れる。
「「「「いぇいッ!」」」」
私たちは4人そろっての初めての戦闘を終え、ハイタッチをした。
「結構いい感じじゃない!?」
「うん!よかったと思う!特にメアリーと音符ちゃんの連携、あとアルミの支援のタイミングもばっちりだった!」
初めての戦闘にしては、なかなかいい感じの連携が取れたことで、私たちの士気は一気に上がっていく。
このままケーブレイクタウンまで一気に進むぞ!
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