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1.東城線
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代わり映えのない毎日。朝はすし詰めの満員電車で、夜も同じく。
都心でビルの中でじっとパソコンに向かい、帰宅したらじっとスマホに向かう。
折角大学出て良い企業とやらに就職したって、彼女はいないし、ここのとこ、あっちもさっぱりだった。
ついエロいサイトなんかを渡り歩いていると、時々自分のSNSにとんでもないDMが飛び込んできたりする。
これも、そんなSNSから始まった。
「万子と書いて「よろづこ」と言います。電車でイクのが好きなんです。東城線の通勤急行で、お待ちしています」
何だ、これ。俺は気にも止めずにベッドに入った。
翌日、最寄駅の手前で人身事故があり、電車は猛烈に混んでいた。
俺はいつもの車両の端の、いつもの連結部分を陣取り、スマホを手繰っていた。
「ん、んん……」
すると、連結部分のステップで、バーにしがみ付くようにして眉を潜めている女の人がいた。
マスクをしているから顔はよくわからないが、ふと、俺と目があった。
きついアイラインの、けれども色っぽくて惹きつけられるような瞳。
「あん……」
え、まさか痴漢?
といっても、猛烈なすし詰めで女の手元も見えない。と、何者かの手が俺の股間に触れた。
ちよっと……と手で払おうとすると、それは女の膝だった。女は俺の手をスカートの中に引き込もうとした。
やばい、これで冤罪なんかにされたらたまらない。
俺は咄嗟にスマホを持ったまま両手をつり革に絡めた。
急行停車駅で少し客が降り、隙間ができた。
終点まで、あと20分、ここからはノンストップである。
ふうっと息をついて女を見ると……スーツのジャケットの下はセクシーな黒いニットのミニワンピースで、大胆に開いた襟元の奥には、大きなおっぱいが鎮座し、しかも先っぽまであと少しで見えそうになっていた。
「あ、んん……」
まだ触られているのか……と思いきや、彼女の太ももに雫が伝い落ちていくのがわかった。え……俺の股間がズキュンと熱を持った。
後ろにいる男だ。連結部分のステップに立つ男の手が、彼女のスカートを捲り上げ、真っ赤なレースのパンティの中を弄っている。
「大丈夫ですか」
小声で尋ねると、女はニヤリと笑った。
「おっぱい、揉んでください」
俺の耳元に囁くような声でそう答えた。
そうこうするうちに、男は女の胸元を下ろして、おっぱいを露出し、ジャケットの中で弄び始めた。
「ああん……万子、私のよろずこを……」
よろず……あ、と思い立った時には、女は俺のスラックスのファスナーを下げ、すっかりやる気になっている息子を出してしまった。
「ちょ、ちょっと……」
「もう、無理……」
揺れた瞬間、女が俺の腰に片足を絡め、ズブリと、パンティの脇から俺をあそこに飲み込んでしまった。
「ちょ、ちょっと……」
「騒がないで……このままで……助けて……もう、逝きたいの」
電車が激しく揺れるのを良いことに、女は好き勝手に腰を揺らす。
みんなスマホに夢中で、女がまさかスカート捲り上げてお万子晒して俺を飲み込んでグッチャグッチャ音を立ててかき回しているだなんて気づいていない。
「お……ああ……あなた、素晴らしい……」
これ、撮影か、ドッキリだよな、きっと……え、後ろの男も腰使ってる……え、どこに入れてんの?
「中で……中で擦れちゃう……はぁ……欲しかったの……あなた、いつもここで……私を見てたでしょ」
え……と言われて、俺は思い出した。
この路線は痴漢が多いことで有名で、俺も何度か助けたことがあるが、同時に、プレイとしてやっているのかなぁと思わないこともなかった。
そう、この人、確かかなり際どい丈のスカートを履いて、両手をつり革に絡めて腰を揺らすから、自分が座っている時なんて濡れて滲みているパンティの先っぽが目の前に見えて、ブラウスも胸元が開いているから、押されて窓に手を伸ばしてきた時なんて、中身が丸見えだったんだ。
窓に手をついたまま、彼女だけ規則的に揺れていたけれど……。
女の人も溜まるのかなぁなんて、思ったことを、思い出した。
「はぁ……いい……」
やばい、もう出ちゃう……腰を使いたい、でも狭くて動けない。
すると女はくるりと向きを変えて、俺にお尻を向けてきた。上からはジャケットで見えないが、手で触れると、ジャケットの下の穴はグショグショに濡れている。
さっきまで女の菊門を犯していたであろう男は、嬉しそうに女のオッパイを指先で弄り、顔だけ上向けている。
「じゃ……」
お言葉に甘え、俺は菊門の方にズブリと埋め込んだ。
うわぁ、きつい。ここってこんな感触なんだぁ、生ぬるくてひたすらきつくて、収縮がない分押しても引いても絞り取られそう。
ズコッズコッズコッ……女の尻を撫で、前に手を差し入れてお豆のあたりをコリコリすると、女は背中を反らせて喘いだ。
声を立てないように、指を噛む仕草が堪らない。
くっそ、きついけど……やっぱお万子の方がいいなぁ。
俺は菊門から抜き取り、ヌラヌラしているお万子の方にズブリと入れ直した。
「お、おおっ……」
女がビクンッと痙攣する。うわっ、絡むぅぅ……。
スライムでおナニーするより100万倍気持ちいい。夢心地で腰をヌプヌプとひたすら前後にひそやかに振動させると、女が髪を揺らして切ない溜息を漏らす。
エロい、なんてエロいんだ。またこの、ウエスト細いくせに大きな尻で、プルプル震わせやがって……。
くっそう、このケツ叩いてもっとブルブルさせたい、脂肪を波立たせたい!
「間も無く、終点、池敷ぃ、いけじきぃ」
うごぁぁっ、逝きたい、終点に着くまでに逝ってしまいたい!!
「んぁぁっ」
ざわめきに紛れ、俺は女の中にどどんと富士山級の噴火をしてしまった。
何せ忙しくてロクに抜いていなかったから、もうヘドロ状態に溜まっていたのだ。
電車が終点に着いた。
出口へと押し出されながら、俺はちょっと気持ち悪いけどムスコを慌ててスラックスの中に押し込んだ。
コンビニでパンツ買うか……と、女の方を見ると、もうそこにはいなかった。
「それ、知ってる。電車の万子さんだよ」
「は? 」
昼休み、『知り合いから聞いた話』という体で同期の奴に今朝の話をしたら、電車の万子というSNS見せてくれた。
「ほら、痴漢ネタばっかりだろ。痴女だよ痴女。こういう女いるんだなぁ。電車の中でじゃないと逝けないんだと。冗談じゃないぜ、たまたま誰かが気づいて通報でもしてみろ、捕まるのは男だぞ」
確かに……あそこで誰かが見咎めていたら、捕まっていたのは俺だった……。
「おまえ、こんな女につかまるなよ。早く女作れよ」
速攻でDMを消してブロックし、同僚からの合コンの誘いに乗っかったのは言うまでもない……。
都心でビルの中でじっとパソコンに向かい、帰宅したらじっとスマホに向かう。
折角大学出て良い企業とやらに就職したって、彼女はいないし、ここのとこ、あっちもさっぱりだった。
ついエロいサイトなんかを渡り歩いていると、時々自分のSNSにとんでもないDMが飛び込んできたりする。
これも、そんなSNSから始まった。
「万子と書いて「よろづこ」と言います。電車でイクのが好きなんです。東城線の通勤急行で、お待ちしています」
何だ、これ。俺は気にも止めずにベッドに入った。
翌日、最寄駅の手前で人身事故があり、電車は猛烈に混んでいた。
俺はいつもの車両の端の、いつもの連結部分を陣取り、スマホを手繰っていた。
「ん、んん……」
すると、連結部分のステップで、バーにしがみ付くようにして眉を潜めている女の人がいた。
マスクをしているから顔はよくわからないが、ふと、俺と目があった。
きついアイラインの、けれども色っぽくて惹きつけられるような瞳。
「あん……」
え、まさか痴漢?
といっても、猛烈なすし詰めで女の手元も見えない。と、何者かの手が俺の股間に触れた。
ちよっと……と手で払おうとすると、それは女の膝だった。女は俺の手をスカートの中に引き込もうとした。
やばい、これで冤罪なんかにされたらたまらない。
俺は咄嗟にスマホを持ったまま両手をつり革に絡めた。
急行停車駅で少し客が降り、隙間ができた。
終点まで、あと20分、ここからはノンストップである。
ふうっと息をついて女を見ると……スーツのジャケットの下はセクシーな黒いニットのミニワンピースで、大胆に開いた襟元の奥には、大きなおっぱいが鎮座し、しかも先っぽまであと少しで見えそうになっていた。
「あ、んん……」
まだ触られているのか……と思いきや、彼女の太ももに雫が伝い落ちていくのがわかった。え……俺の股間がズキュンと熱を持った。
後ろにいる男だ。連結部分のステップに立つ男の手が、彼女のスカートを捲り上げ、真っ赤なレースのパンティの中を弄っている。
「大丈夫ですか」
小声で尋ねると、女はニヤリと笑った。
「おっぱい、揉んでください」
俺の耳元に囁くような声でそう答えた。
そうこうするうちに、男は女の胸元を下ろして、おっぱいを露出し、ジャケットの中で弄び始めた。
「ああん……万子、私のよろずこを……」
よろず……あ、と思い立った時には、女は俺のスラックスのファスナーを下げ、すっかりやる気になっている息子を出してしまった。
「ちょ、ちょっと……」
「もう、無理……」
揺れた瞬間、女が俺の腰に片足を絡め、ズブリと、パンティの脇から俺をあそこに飲み込んでしまった。
「ちょ、ちょっと……」
「騒がないで……このままで……助けて……もう、逝きたいの」
電車が激しく揺れるのを良いことに、女は好き勝手に腰を揺らす。
みんなスマホに夢中で、女がまさかスカート捲り上げてお万子晒して俺を飲み込んでグッチャグッチャ音を立ててかき回しているだなんて気づいていない。
「お……ああ……あなた、素晴らしい……」
これ、撮影か、ドッキリだよな、きっと……え、後ろの男も腰使ってる……え、どこに入れてんの?
「中で……中で擦れちゃう……はぁ……欲しかったの……あなた、いつもここで……私を見てたでしょ」
え……と言われて、俺は思い出した。
この路線は痴漢が多いことで有名で、俺も何度か助けたことがあるが、同時に、プレイとしてやっているのかなぁと思わないこともなかった。
そう、この人、確かかなり際どい丈のスカートを履いて、両手をつり革に絡めて腰を揺らすから、自分が座っている時なんて濡れて滲みているパンティの先っぽが目の前に見えて、ブラウスも胸元が開いているから、押されて窓に手を伸ばしてきた時なんて、中身が丸見えだったんだ。
窓に手をついたまま、彼女だけ規則的に揺れていたけれど……。
女の人も溜まるのかなぁなんて、思ったことを、思い出した。
「はぁ……いい……」
やばい、もう出ちゃう……腰を使いたい、でも狭くて動けない。
すると女はくるりと向きを変えて、俺にお尻を向けてきた。上からはジャケットで見えないが、手で触れると、ジャケットの下の穴はグショグショに濡れている。
さっきまで女の菊門を犯していたであろう男は、嬉しそうに女のオッパイを指先で弄り、顔だけ上向けている。
「じゃ……」
お言葉に甘え、俺は菊門の方にズブリと埋め込んだ。
うわぁ、きつい。ここってこんな感触なんだぁ、生ぬるくてひたすらきつくて、収縮がない分押しても引いても絞り取られそう。
ズコッズコッズコッ……女の尻を撫で、前に手を差し入れてお豆のあたりをコリコリすると、女は背中を反らせて喘いだ。
声を立てないように、指を噛む仕草が堪らない。
くっそ、きついけど……やっぱお万子の方がいいなぁ。
俺は菊門から抜き取り、ヌラヌラしているお万子の方にズブリと入れ直した。
「お、おおっ……」
女がビクンッと痙攣する。うわっ、絡むぅぅ……。
スライムでおナニーするより100万倍気持ちいい。夢心地で腰をヌプヌプとひたすら前後にひそやかに振動させると、女が髪を揺らして切ない溜息を漏らす。
エロい、なんてエロいんだ。またこの、ウエスト細いくせに大きな尻で、プルプル震わせやがって……。
くっそう、このケツ叩いてもっとブルブルさせたい、脂肪を波立たせたい!
「間も無く、終点、池敷ぃ、いけじきぃ」
うごぁぁっ、逝きたい、終点に着くまでに逝ってしまいたい!!
「んぁぁっ」
ざわめきに紛れ、俺は女の中にどどんと富士山級の噴火をしてしまった。
何せ忙しくてロクに抜いていなかったから、もうヘドロ状態に溜まっていたのだ。
電車が終点に着いた。
出口へと押し出されながら、俺はちょっと気持ち悪いけどムスコを慌ててスラックスの中に押し込んだ。
コンビニでパンツ買うか……と、女の方を見ると、もうそこにはいなかった。
「それ、知ってる。電車の万子さんだよ」
「は? 」
昼休み、『知り合いから聞いた話』という体で同期の奴に今朝の話をしたら、電車の万子というSNS見せてくれた。
「ほら、痴漢ネタばっかりだろ。痴女だよ痴女。こういう女いるんだなぁ。電車の中でじゃないと逝けないんだと。冗談じゃないぜ、たまたま誰かが気づいて通報でもしてみろ、捕まるのは男だぞ」
確かに……あそこで誰かが見咎めていたら、捕まっていたのは俺だった……。
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