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第一章 クズ勇者は人一倍クズ
※1 爽やか勇者は人一倍クズである
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「勇者様、とても素敵です!」
「こっち向いてくださぁい!」
「応援しています! あ、こっち向いたわ!」
レースをヒラヒラさせ、淑女達は男に手を振る。お淑やかに口元を隠す女性もいれば、只管アピールしてくる女性もいる。中には男も混じっている。
精悍な顔立ちをした勇者はそれに無言で微笑んで手を振る。王が用意した豪華な馬の鞍の装飾が綺麗にキラキラと輝いている。市民や彼女達が放った紙吹雪が宙を舞う。風に乗った一枚がひらひらと舞い、短く刈った少し金色掛かった茶色の髪にゆっくりと乗る。服装も華美である。戦や王や貴族からのに旅立つ時には実際には着ない指輪やネックレス加工した宝石を健康的に焼けた肌に散りばめている散りばめている。それらは少し深みのある緑の目に合わせた色をしている。
――――あー……くっそダリィ
誰も恰好良い勇者が、誇り高き国の騎士の頂点が、そんな事を考えていると夢にも思っていないであろう悪態をつきながら、表情だけは爽やかな微笑みを張り付けている。時々ランダムな男女に向かってウィンクしたりお辞儀をする。
勇者セイン。
俺はここ数年国内外のモンスターや人間同士の争い事を解決してきた国公認の最強の勇者である。
モンスターを倒す強さは勿論の事、人間相手の交渉も静かに望むように解決させてきた。交渉後に『勇者』の話を青ざめながら口をきつく結ぶ敵を見て、人々は俺の強さはより讃える。そりゃ他人には簡単に話せないのだろう。リーダー的な男である自分達が勇者に犯されただなんて。しかもその行為が合意の上だったなんて。
――――こんなにダリィんだったらもう一発やっとけば良かった
先程まで俺は民家の裏で自分が好きだというファンのお尻を突き出させて激しく下半身を打ち付けていた。少し初々しい雰囲気の男衛兵の処女孔に。
男に挿れられるのが初めてだと小さな声で恥ずかしそうに囁いた彼の穴は確かに物凄くきつかった。体を好き勝手に蹂躙したら痛そうに、だが憧れの勇者に突っ込まれて物凄く嬉しそうに、顔を赤らめていた。ヌチョヌチョと濡れた音をさせながら俺のサイズで裂けた穴で激しく抽挿して最後は奥深くまで叩き込んでから大量の白濁とした体液を中に爆ぜた。
全身痙攣しながら地面へと崩れ落ちた衛兵は地面に少量の精子を放っていた。
彼にはすぐに興味を失い、服を整えると俺を待っていたパレードの為の馬へと飛び乗ったのだ。
表情と仕草には気を付け、微笑みながら観衆に頭を下げ、手を振る。
爽やかで好青年な勇者。
誰もが憧れる優しい勇者。
弱き者を助け、悪を裁く勇者。
それがこの俺の共通のイメージだ。
実物はそれから遥かに遠く離れたクズだ。自分ではっきりと自覚をしているし、別にそれを恥に思っていない。外面の良さに神経を尖らせているのは、その分好きに遊べるからだと理解しているからだ。頭はいい。最も悪知恵が働くだけだが。
――――あー……くそ、馬車にしておけばよかった。そうすればさっきの奴にパレード中ずっとフェラさせられたのに。皆に見られながら国の衛兵の喉の奥に何度も突っ込んで鼻からザーメンを垂れさせたら面白かっただろうな
それを想像していると僅かに肉棒が反応をする。
――――そもそも出発前のパレードなんて縁起悪ぃんだよ。戻ってからにしやがれ
そう、明日の早朝には魔王退治の為の出発予定である。この街も別に住んでいるという訳ではない。王がここでのパレードを指定したのだ。その理由も隣国に近い大きな街であり、比較的魔王城に近いからという理由だからだろう。隣国に自分達の力を見せしめる為のパフォーマンスだ。魔王城はここから数日の距離。本当に近い。魔王がその気になれば出発前に攻撃されかねない。
魔王退治自体は楽しみにしている。俺が負ける訳ない。歴代の勇者のように魔法使いやら聖職者を連れて行けとは煩く何度も言われた。だが正直に言えば俺はそんな奴等が一緒だと邪魔でしょうがない。正直に言えば他人と関わっているのが面倒でしょうがない。どいつもこいつも道徳だの正義だのと煩い。剣を振るうのは好きだ。別に魔王ではない強いモンスター退治でもわくわくしてくる。それが魔王となれば更に俺の株が上がってもっと好き勝手に出来るようになる。それが、俺の一番の目標であって目的だ。
やっと気が滅入るようなパレードは終わり、俺は用意された宿屋の部屋へと案内される。なんだかんだ王や来賓の方々との挨拶等に連れ回され、もう深夜に近い。こっちは朝早くに出発するつもりなので結構苛ついた気持ちになっている。豪華な部屋を見渡すと果物を突っ込んだバスケットはあるのに他の飲食がない。
――――気が利かねぇなぁ。国の為の魔王退治だぞ。肉ぐらい用意しておけよ
俺は静まり返った宿屋の中を歩いて厨房へと向かう。周りは暗く、転々と離れた地点のみにライトが灯されている。
トントントン
この宿屋のメインの料理人なのだろうか。少し細身の青年がここに止まっている来賓の方々の明日の料理の下準備をしているようだ。
俺は壁に寄り掛かって彼を眺める。
腕まくりをした服装や短く刈った髪には清楚感が漂っている。包丁を滑らかに横に滑らせながら集中している顔はなかなかそそるものがある。
「頑張っているな。いつもこんなに遅くまで仕事しているのか?」
声を掛けるとビクッと跳ねて振り返る。思ったようにそれなりにいい顔立ちをしている。襟から伸びた首は長く、滑らかそうだ。
「勇者様! パレード見ました。今日は、も、とても……格好良かったです」
まさか国の勇者が自分に声を掛けてくるとは夢にも思わなかったのだろう。興奮が入り混じった表情でナイフを置く。
「来賓の方々が大勢いらっしゃるので腕の振るいどころなんです。普段料理出来ない食材も大量にございますので楽しくって……。勇者様は何故こちらに?」
俺はなるべく優しく微笑んで少し距離を積める。
「そんな畏まらなくていい。セインと呼んでくれ。君の名を教えてくれないか?」
「セイン様。お……私はハンゼと申します」
少し興奮した顔でコックは何度か頷く。
「ハンゼ、いい名前だね。普段は自分の事なんと呼んでいるんだ?」
ハンゼは恥ずかしそうに視線を外す。
「『俺』です……」
――――すげーいい表情するなぁ、おい
「ははは、じゃあ一緒だ! 俺も『俺』だから」
「セイン様もですか?」
普段は少しでも人前に出る職業や高貴な血筋の生まれならば『私』を使う。『俺』は一般市民のイメージが強いからだ。だが俺は好んでこの愛称を使っている。勿論王や相手次第では変えているが、これが一番俺の性格に合っているのだ。元々口が悪いのもある。
ハンゼは何か秘密を知ってしまったかのような興奮した表情で微笑む。もうその表情だけでもすぐに目の前の男を犯したくなる。
「邪魔しちゃ悪いと思ったんだけどお腹が空いちゃってな。今日ずっとお偉い様方の相手をしていたら食いそびれちゃって」
「あ、気付かずに申し訳ございません! 今すぐに何かご用意致します!」
「ん~……いや、いい。君の仕事を眺めるのが面白くって空腹の方は忘れてしまったよ。だけどこうして話していて君の仕事の邪魔をしてしまっているな。悪い」
「そんな事ないです! それにセイン様を空腹にさせておくわけにはいきませんよ。何か食べたい物はございますか?」
「すぐに出せる物で何がある?」
「そう……ですねぇ。パンにつけるレバーペーストはございますよ」
――――いいねぇ、最高にいい選択だ
俺は自分の笑みが少し深くなるのを感じる。
「ハンゼが作ったのか?」
「はい。俺の得意料理です」
「はは、じゃあ是非とも食べてみたい」
彼は嬉しそうに俺の後ろにある蔵から瓶のラベルを見ながら選んでいる。至近距離にいる彼から僅かに料理のスパイスの香りがする。
俺は長身を屈めて彼の首筋にギリギリ触れるか触れないかの近さで香りを嗅ぐ。
「ん……ハンゼはいい香りがするな」
「あ……あり……がとう、ございます」
明らかに動揺した彼は体を強張らせて少し引く。俺はそのまま身を引くが、その前に唇が軽く彼の首を撫でてからだ。
「こっち向いてくださぁい!」
「応援しています! あ、こっち向いたわ!」
レースをヒラヒラさせ、淑女達は男に手を振る。お淑やかに口元を隠す女性もいれば、只管アピールしてくる女性もいる。中には男も混じっている。
精悍な顔立ちをした勇者はそれに無言で微笑んで手を振る。王が用意した豪華な馬の鞍の装飾が綺麗にキラキラと輝いている。市民や彼女達が放った紙吹雪が宙を舞う。風に乗った一枚がひらひらと舞い、短く刈った少し金色掛かった茶色の髪にゆっくりと乗る。服装も華美である。戦や王や貴族からのに旅立つ時には実際には着ない指輪やネックレス加工した宝石を健康的に焼けた肌に散りばめている散りばめている。それらは少し深みのある緑の目に合わせた色をしている。
――――あー……くっそダリィ
誰も恰好良い勇者が、誇り高き国の騎士の頂点が、そんな事を考えていると夢にも思っていないであろう悪態をつきながら、表情だけは爽やかな微笑みを張り付けている。時々ランダムな男女に向かってウィンクしたりお辞儀をする。
勇者セイン。
俺はここ数年国内外のモンスターや人間同士の争い事を解決してきた国公認の最強の勇者である。
モンスターを倒す強さは勿論の事、人間相手の交渉も静かに望むように解決させてきた。交渉後に『勇者』の話を青ざめながら口をきつく結ぶ敵を見て、人々は俺の強さはより讃える。そりゃ他人には簡単に話せないのだろう。リーダー的な男である自分達が勇者に犯されただなんて。しかもその行為が合意の上だったなんて。
――――こんなにダリィんだったらもう一発やっとけば良かった
先程まで俺は民家の裏で自分が好きだというファンのお尻を突き出させて激しく下半身を打ち付けていた。少し初々しい雰囲気の男衛兵の処女孔に。
男に挿れられるのが初めてだと小さな声で恥ずかしそうに囁いた彼の穴は確かに物凄くきつかった。体を好き勝手に蹂躙したら痛そうに、だが憧れの勇者に突っ込まれて物凄く嬉しそうに、顔を赤らめていた。ヌチョヌチョと濡れた音をさせながら俺のサイズで裂けた穴で激しく抽挿して最後は奥深くまで叩き込んでから大量の白濁とした体液を中に爆ぜた。
全身痙攣しながら地面へと崩れ落ちた衛兵は地面に少量の精子を放っていた。
彼にはすぐに興味を失い、服を整えると俺を待っていたパレードの為の馬へと飛び乗ったのだ。
表情と仕草には気を付け、微笑みながら観衆に頭を下げ、手を振る。
爽やかで好青年な勇者。
誰もが憧れる優しい勇者。
弱き者を助け、悪を裁く勇者。
それがこの俺の共通のイメージだ。
実物はそれから遥かに遠く離れたクズだ。自分ではっきりと自覚をしているし、別にそれを恥に思っていない。外面の良さに神経を尖らせているのは、その分好きに遊べるからだと理解しているからだ。頭はいい。最も悪知恵が働くだけだが。
――――あー……くそ、馬車にしておけばよかった。そうすればさっきの奴にパレード中ずっとフェラさせられたのに。皆に見られながら国の衛兵の喉の奥に何度も突っ込んで鼻からザーメンを垂れさせたら面白かっただろうな
それを想像していると僅かに肉棒が反応をする。
――――そもそも出発前のパレードなんて縁起悪ぃんだよ。戻ってからにしやがれ
そう、明日の早朝には魔王退治の為の出発予定である。この街も別に住んでいるという訳ではない。王がここでのパレードを指定したのだ。その理由も隣国に近い大きな街であり、比較的魔王城に近いからという理由だからだろう。隣国に自分達の力を見せしめる為のパフォーマンスだ。魔王城はここから数日の距離。本当に近い。魔王がその気になれば出発前に攻撃されかねない。
魔王退治自体は楽しみにしている。俺が負ける訳ない。歴代の勇者のように魔法使いやら聖職者を連れて行けとは煩く何度も言われた。だが正直に言えば俺はそんな奴等が一緒だと邪魔でしょうがない。正直に言えば他人と関わっているのが面倒でしょうがない。どいつもこいつも道徳だの正義だのと煩い。剣を振るうのは好きだ。別に魔王ではない強いモンスター退治でもわくわくしてくる。それが魔王となれば更に俺の株が上がってもっと好き勝手に出来るようになる。それが、俺の一番の目標であって目的だ。
やっと気が滅入るようなパレードは終わり、俺は用意された宿屋の部屋へと案内される。なんだかんだ王や来賓の方々との挨拶等に連れ回され、もう深夜に近い。こっちは朝早くに出発するつもりなので結構苛ついた気持ちになっている。豪華な部屋を見渡すと果物を突っ込んだバスケットはあるのに他の飲食がない。
――――気が利かねぇなぁ。国の為の魔王退治だぞ。肉ぐらい用意しておけよ
俺は静まり返った宿屋の中を歩いて厨房へと向かう。周りは暗く、転々と離れた地点のみにライトが灯されている。
トントントン
この宿屋のメインの料理人なのだろうか。少し細身の青年がここに止まっている来賓の方々の明日の料理の下準備をしているようだ。
俺は壁に寄り掛かって彼を眺める。
腕まくりをした服装や短く刈った髪には清楚感が漂っている。包丁を滑らかに横に滑らせながら集中している顔はなかなかそそるものがある。
「頑張っているな。いつもこんなに遅くまで仕事しているのか?」
声を掛けるとビクッと跳ねて振り返る。思ったようにそれなりにいい顔立ちをしている。襟から伸びた首は長く、滑らかそうだ。
「勇者様! パレード見ました。今日は、も、とても……格好良かったです」
まさか国の勇者が自分に声を掛けてくるとは夢にも思わなかったのだろう。興奮が入り混じった表情でナイフを置く。
「来賓の方々が大勢いらっしゃるので腕の振るいどころなんです。普段料理出来ない食材も大量にございますので楽しくって……。勇者様は何故こちらに?」
俺はなるべく優しく微笑んで少し距離を積める。
「そんな畏まらなくていい。セインと呼んでくれ。君の名を教えてくれないか?」
「セイン様。お……私はハンゼと申します」
少し興奮した顔でコックは何度か頷く。
「ハンゼ、いい名前だね。普段は自分の事なんと呼んでいるんだ?」
ハンゼは恥ずかしそうに視線を外す。
「『俺』です……」
――――すげーいい表情するなぁ、おい
「ははは、じゃあ一緒だ! 俺も『俺』だから」
「セイン様もですか?」
普段は少しでも人前に出る職業や高貴な血筋の生まれならば『私』を使う。『俺』は一般市民のイメージが強いからだ。だが俺は好んでこの愛称を使っている。勿論王や相手次第では変えているが、これが一番俺の性格に合っているのだ。元々口が悪いのもある。
ハンゼは何か秘密を知ってしまったかのような興奮した表情で微笑む。もうその表情だけでもすぐに目の前の男を犯したくなる。
「邪魔しちゃ悪いと思ったんだけどお腹が空いちゃってな。今日ずっとお偉い様方の相手をしていたら食いそびれちゃって」
「あ、気付かずに申し訳ございません! 今すぐに何かご用意致します!」
「ん~……いや、いい。君の仕事を眺めるのが面白くって空腹の方は忘れてしまったよ。だけどこうして話していて君の仕事の邪魔をしてしまっているな。悪い」
「そんな事ないです! それにセイン様を空腹にさせておくわけにはいきませんよ。何か食べたい物はございますか?」
「すぐに出せる物で何がある?」
「そう……ですねぇ。パンにつけるレバーペーストはございますよ」
――――いいねぇ、最高にいい選択だ
俺は自分の笑みが少し深くなるのを感じる。
「ハンゼが作ったのか?」
「はい。俺の得意料理です」
「はは、じゃあ是非とも食べてみたい」
彼は嬉しそうに俺の後ろにある蔵から瓶のラベルを見ながら選んでいる。至近距離にいる彼から僅かに料理のスパイスの香りがする。
俺は長身を屈めて彼の首筋にギリギリ触れるか触れないかの近さで香りを嗅ぐ。
「ん……ハンゼはいい香りがするな」
「あ……あり……がとう、ございます」
明らかに動揺した彼は体を強張らせて少し引く。俺はそのまま身を引くが、その前に唇が軽く彼の首を撫でてからだ。
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