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第四章 膨らむ欲望の縄痕
※29 モンスターの王
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「……なんだ。そんなに欲しいのか? 獲物の絶望も、快楽も、……この俺の視線も」
「この私の視線が欲しいのは君だろう、セイン」
魔王の笑みが消える。
冷酷で誰からも求められる魔王は。
俺への視線だけに熱が混ざる。その読み辺入り口のように暗い瞳も、俺を見るとぎらぎらと欲が混ざる。
そして俺も彼が欲しくなる。あのむせ返るような色気も、吐息も、視線も、全部俺に向けて欲しくなる。
奴の熱は誰にも渡したくない。
奴の執着は俺だけでいい。
この先、どんな獲物を弄んでも、壊しても、その冷酷な眼差しに熱を混ぜるのは俺を見る時だけでいい。
この共犯同盟の先にあるものがなんであろうと、彼の執着は全て俺だけに注がれていれば、それでいい。
「欲しい……と言ったら?」
魔王は背後から男の顎を撫で上げ、顔を上げさせる。長く尖った爪で喉の動脈をなぞる。
目だけが強く、俺に牙を食い込ませるように瞳孔を広げて、逸らさない。
独占欲を滲ませる猛獣の瞳だ。
魔王は腰をひねり込ませる。商人は体内の奥深くを抉られる度に体を震わせ、悲鳴のような喘ぎ声を上げて悶える。
「も……やだぁっ! 奥が……いっぱい! あ……がっ、…っあ! 漏れ……漏れる! おしっこ漏れる!」
「漏らせ」
魔王は男の耳元でエロい声で囁く。
「おい! 今、潮吹かれたら俺が尿まみれになっちまうだろ!」
「私が綺麗にしてやる」
「あっ、あっ、あぁあっ! ……漏れ……漏れるっ」
「あぁっ、もう!」
俺は男の前から退くともうすでに汁を溢れさせ始めている陰茎を掴む。その緩い鈴口に小指の先を突き入れる。
「ぃぎぃっ! いやぁぁぁああ! がっ、あっ、ぎぃぃ!」
ぐりぐりと指を左右に回しながら押し込んでいくのに合わせて魔王が腰をひねる。男は激しく痙攣して遠い目をしながら涎を垂らす。
「きついか? 十まで数えたら抜いてやろうか?」
魔王はまた男の耳元で色っぽく囁きながら腰をひねる。
「いぐぅ……っ! い……いち、にぃぃいいっ! さん……、し……いっ!」
男が数え始めると魔王は腰を両手で掴み、激しく下半身を打ち付け始める。
ゴヂュッ ゴリュ ゴジュ ヌヂュ
魔王は俺から視線を反らさずに激しく根本まで肉棒を打ち込むピストンを繰り返す。気のせいか俺を見る奴の瞳は金色に光って見える。
いつの間に靴を脱いだのだろう。魔王は織り込むように縛られた男の右腿に腕を絡ませ、左足を男の腿に食い込ませる。長い足の爪は手のように鋭く、長い指は足が外れないようにがっちりと腿に食い込む。左腕を男の胸に回して完全に吊るされた男の背中に乗り上げる。
ギシッ ギシッ
縄が重さで軋む。
魔王は男の背中に張り付いたまま下半身を捻りながら打ち付ける。
――――すげぇ! マジで魔物だ……
忘れがちだが、魔王は立派なモンスターの王だ。
これはあのあの地下室、孕みの女達の前にいた、あの魔王の姿だ。
人型の姿のままだが、初めて間近で見るモンスターの姿だ。
非常に、美しい。
ボヂュ ブヂュ ブチュッ ボプッ
「いぎゃやああっ、……ぁああいいっ、デカ……ぃぃいいっ」
「ほら、続きは?」
魔王は卑猥な声色で囁きながら腰を揺らす。腰が動く度に背骨が波打つようにうねる。
「ご……ごごごごごおおぉ! ろぉぉぉくぅ……っ、うぅぅぐぅぅぅっ!」
俺は動かすのを忘れていた小指の先端を再びぐりぐりと回して尿道を弄り始める。
「……止まっているぞ」
俺の言葉に男は涙と鼻水と涎でぐちゃぐちゃの顔を歪ませる。
「もう……イきたぐぅ……にゃいぃいいい! なぁあああなななっ! ……ひぃぃっ、はちぃっ、きゅ……うっ、あああああ! ……じゅぅぅうううううっ!」
男の背に乗っている魔王は先程よりも俺に近い。顔に吐息が掛かる距離で顔を見合わせ、双方ともに獰猛な笑顔を浮かばせる。
――――俺のだ
俺は男の反対側から腕を廻して魔王の後頭部を掴む。彼は僅かに喉を反らせ、目を細め、牙を見せながら笑う。そして腰を激しく振り続ける。彼の髪に絡ませた指に彼の頭部の熱と汗を感じる。
「じゅう……かじょえたぁあ! ぃぐぅぅっ、じゅう! やめりゅってぇ……っ!」
「止めようかとか提案したが、止めるとは言ってないだろ」
魔王は冷酷に笑いながら腰の動きを止めない。男は絶望に顔を歪ませて突かれながら悲鳴を上げる。
ぞくぞくする。
魔王は俺に髪を掴まれたまま、前に立つ俺の腰を掴む。彼の手が熱い。爪が肉に食い込む。
彼は男の奥深くを犯すように腰を打ちつける。
ドチュ グヂュッ…… ドプッ
俺の腰を掴んだ彼の手に力が入る。目を細め、色っぽく息を呑む。奥に精液を放つ音がする。
腸の中に注がれる彼の体液がスライムを更に奥へと押しやり、商人の下腹部がポコポコと音を立てて膨らむ。
魔王が肉棒を抜くと大量に体液が吹き出し、地面へと滴り落ちる。
俺は魔王から手を離し、小指を陰茎から抜く。男は全身を痙攣させながらやっと開いた出口から精液と潮を再びこぼす。
やっと解放された商人は意識を手放し、涎と涙と体液を垂らし、縛られたままひくひくと痙攣を続けている。縄が再度夜中に軋む。
獲物から降りた魔王は再び昼間の姿に戻っている。漆黒の瞳ももう金色には見えない。靴を履いている姿は今男を強姦したばかりとは思えないほど静かで冷静だ。
「……あれはなんだったんだ?」
「興奮した」
「そりゃ見てわかったけどな」
「……恐いか?」
魔王は少し挑発するように口角を上げる。
「いや、綺麗だと思った。やたらとエロかったけどな」
俺の率直な感想に魔王は声を上げて笑う。
「この私の視線が欲しいのは君だろう、セイン」
魔王の笑みが消える。
冷酷で誰からも求められる魔王は。
俺への視線だけに熱が混ざる。その読み辺入り口のように暗い瞳も、俺を見るとぎらぎらと欲が混ざる。
そして俺も彼が欲しくなる。あのむせ返るような色気も、吐息も、視線も、全部俺に向けて欲しくなる。
奴の熱は誰にも渡したくない。
奴の執着は俺だけでいい。
この先、どんな獲物を弄んでも、壊しても、その冷酷な眼差しに熱を混ぜるのは俺を見る時だけでいい。
この共犯同盟の先にあるものがなんであろうと、彼の執着は全て俺だけに注がれていれば、それでいい。
「欲しい……と言ったら?」
魔王は背後から男の顎を撫で上げ、顔を上げさせる。長く尖った爪で喉の動脈をなぞる。
目だけが強く、俺に牙を食い込ませるように瞳孔を広げて、逸らさない。
独占欲を滲ませる猛獣の瞳だ。
魔王は腰をひねり込ませる。商人は体内の奥深くを抉られる度に体を震わせ、悲鳴のような喘ぎ声を上げて悶える。
「も……やだぁっ! 奥が……いっぱい! あ……がっ、…っあ! 漏れ……漏れる! おしっこ漏れる!」
「漏らせ」
魔王は男の耳元でエロい声で囁く。
「おい! 今、潮吹かれたら俺が尿まみれになっちまうだろ!」
「私が綺麗にしてやる」
「あっ、あっ、あぁあっ! ……漏れ……漏れるっ」
「あぁっ、もう!」
俺は男の前から退くともうすでに汁を溢れさせ始めている陰茎を掴む。その緩い鈴口に小指の先を突き入れる。
「ぃぎぃっ! いやぁぁぁああ! がっ、あっ、ぎぃぃ!」
ぐりぐりと指を左右に回しながら押し込んでいくのに合わせて魔王が腰をひねる。男は激しく痙攣して遠い目をしながら涎を垂らす。
「きついか? 十まで数えたら抜いてやろうか?」
魔王はまた男の耳元で色っぽく囁きながら腰をひねる。
「いぐぅ……っ! い……いち、にぃぃいいっ! さん……、し……いっ!」
男が数え始めると魔王は腰を両手で掴み、激しく下半身を打ち付け始める。
ゴヂュッ ゴリュ ゴジュ ヌヂュ
魔王は俺から視線を反らさずに激しく根本まで肉棒を打ち込むピストンを繰り返す。気のせいか俺を見る奴の瞳は金色に光って見える。
いつの間に靴を脱いだのだろう。魔王は織り込むように縛られた男の右腿に腕を絡ませ、左足を男の腿に食い込ませる。長い足の爪は手のように鋭く、長い指は足が外れないようにがっちりと腿に食い込む。左腕を男の胸に回して完全に吊るされた男の背中に乗り上げる。
ギシッ ギシッ
縄が重さで軋む。
魔王は男の背中に張り付いたまま下半身を捻りながら打ち付ける。
――――すげぇ! マジで魔物だ……
忘れがちだが、魔王は立派なモンスターの王だ。
これはあのあの地下室、孕みの女達の前にいた、あの魔王の姿だ。
人型の姿のままだが、初めて間近で見るモンスターの姿だ。
非常に、美しい。
ボヂュ ブヂュ ブチュッ ボプッ
「いぎゃやああっ、……ぁああいいっ、デカ……ぃぃいいっ」
「ほら、続きは?」
魔王は卑猥な声色で囁きながら腰を揺らす。腰が動く度に背骨が波打つようにうねる。
「ご……ごごごごごおおぉ! ろぉぉぉくぅ……っ、うぅぅぐぅぅぅっ!」
俺は動かすのを忘れていた小指の先端を再びぐりぐりと回して尿道を弄り始める。
「……止まっているぞ」
俺の言葉に男は涙と鼻水と涎でぐちゃぐちゃの顔を歪ませる。
「もう……イきたぐぅ……にゃいぃいいい! なぁあああなななっ! ……ひぃぃっ、はちぃっ、きゅ……うっ、あああああ! ……じゅぅぅうううううっ!」
男の背に乗っている魔王は先程よりも俺に近い。顔に吐息が掛かる距離で顔を見合わせ、双方ともに獰猛な笑顔を浮かばせる。
――――俺のだ
俺は男の反対側から腕を廻して魔王の後頭部を掴む。彼は僅かに喉を反らせ、目を細め、牙を見せながら笑う。そして腰を激しく振り続ける。彼の髪に絡ませた指に彼の頭部の熱と汗を感じる。
「じゅう……かじょえたぁあ! ぃぐぅぅっ、じゅう! やめりゅってぇ……っ!」
「止めようかとか提案したが、止めるとは言ってないだろ」
魔王は冷酷に笑いながら腰の動きを止めない。男は絶望に顔を歪ませて突かれながら悲鳴を上げる。
ぞくぞくする。
魔王は俺に髪を掴まれたまま、前に立つ俺の腰を掴む。彼の手が熱い。爪が肉に食い込む。
彼は男の奥深くを犯すように腰を打ちつける。
ドチュ グヂュッ…… ドプッ
俺の腰を掴んだ彼の手に力が入る。目を細め、色っぽく息を呑む。奥に精液を放つ音がする。
腸の中に注がれる彼の体液がスライムを更に奥へと押しやり、商人の下腹部がポコポコと音を立てて膨らむ。
魔王が肉棒を抜くと大量に体液が吹き出し、地面へと滴り落ちる。
俺は魔王から手を離し、小指を陰茎から抜く。男は全身を痙攣させながらやっと開いた出口から精液と潮を再びこぼす。
やっと解放された商人は意識を手放し、涎と涙と体液を垂らし、縛られたままひくひくと痙攣を続けている。縄が再度夜中に軋む。
獲物から降りた魔王は再び昼間の姿に戻っている。漆黒の瞳ももう金色には見えない。靴を履いている姿は今男を強姦したばかりとは思えないほど静かで冷静だ。
「……あれはなんだったんだ?」
「興奮した」
「そりゃ見てわかったけどな」
「……恐いか?」
魔王は少し挑発するように口角を上げる。
「いや、綺麗だと思った。やたらとエロかったけどな」
俺の率直な感想に魔王は声を上げて笑う。
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