紡がれし罪の血

人は、何故
過去を語りたがるのでしょう?

ほとんどの人にとって、他人の過去など、どうでも良いことなのに・・・

懐かしさかな?

それとも、悔恨の思い?

憐れんで欲しいから?

違うなぁ~

ただひたすら、哀れな自分に浸っていたいだけ。

遠くに見える富士を見ながら
涙を流したあの日のように…

そういえば
あの頃の秋は穏やかでした。

田舎だったから?
それとも、今と違って、天候が落ち着いていたからかしら?

それだけに心の痛みが身に染みた…

初めて男を知り、罪を背負ったあの時。

秋晴れの空のもと
ポッカリと開いてしまった傷口。

隠すことも許されず
冷たい秋風にその身を晒し、涙にくれたことを、昨日のことのように思い出す。

*私の思春期の思い出を綴ります。
私が何故、籠の鳥になったのかを知っていただきたくて…

*本文中には、過激な性描写や暴力的かつ残酷な描写がございますので18歳未満の方の閲覧はご遠慮いただいております。
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