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7 敵襲
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大食い勝負は、その場に出ている屋台の料理を順繰りに食べていって、どちらかがギブアップするまで続ける形式になった。時間無制限なので、純粋な実力勝負になる。
まずは串焼き10本。1本が大体100グラムで、トータル1キロ。美味しいし、何の問題もなくクリアした。チャレンジャーもほぼ同じペースでクリアしてきた。
続いてのメニューは焼きそばだった。屋台とは言えばソース焼きそばが定番だが、ここのは塩焼きそばだ。あっさりしてて美味い。これまたいくらでも食えそうだったが、とりあえずのノルマは5皿。これも1キロくらいか。
「美味いよ、これも。塩加減が絶妙だ」
そう言うと、焼きそばを作ってくれたおっちゃんがサムズアップして見せた。
同じように親指を立てて、焼きそばを完食する。相手も着いてきたが、やや表情が固くなったように見える。
おいおい、まだまだここからだろ。偉そうなこと言っといてここで終わりそうって、情けなさ過ぎるだろ。
まあ、さすがにここでギブアップとはならなかったが、時間の問題という感じか。
続いてはモツ煮が出てきた。これをドンブリで五杯。まだ余裕だ。
一方で相手の顔色は青白くなっている。これ以上は食べ物を粗末にするだけになっちまいそうだ。
結局ここで相手がギブアップしたため、大食い勝負は俺の勝利で終わった。正直、勝負としては不完全燃焼だったが、まあ仕方ないだろう。
もう少し何か食べようかと思った時、激しく打ち鳴らされた鐘の音が辺りに響き渡った。
「何だ!?」
鐘の音はひどく禍々しく響いた。
「オークのスタンピードだ! 戦えるヤツは西門へ。それ以外のヤツは避難するんだ!!」
「何だ、スタンピードって?」
「オークの異常発生よ。大変だわ」
舞子が駆け出したので、その後をついていく。よくわからんけど、戦いになるんか?
「哲平くんは無理しないで。オークは一筋縄じゃいかないから」
「アホか。んなわけいくか」
舞子が戦うって言ってんのに、俺が見物なんてありえねえだろうが。むしろ、そんなこと言われたら最前線で暴れるに決まってんだろ。
「あーー」
俺の表情を見て、舞子も自分の失言に気づいたようだが、もう撤回は効かない。
西門には騎士や冒険者が集まっていた。編制の打ち合わせをしているようだ。
「おお、舞子さま」
誰かの声で、一斉に舞子に注目が集まる。次の瞬間には歓声が湧いた。
「勇者さまがいらしたぞ。これで安心だ」
「勇者さま、万歳!」
目に見えて士気が跳ね上がる。
盛り上がるのは勝手だが、この光景には違和感を抱いた。
まさかとは思うが、こいつら舞子に丸投げする気じゃねえだろうな。
もしそんなつもりでいるなら、オークより先にこいつらぶっ潰してやる。
と思ったが、それが間違いだったことはすぐにわかった。
「見ててください、舞子さま。オークなんぞすぐに蹴散らして見せますよ」
「馬鹿野郎、一人でいいカッコしようとすんな。俺だってやってやるよ!」
よくわかった。
思わず脱力してしまう。
こいつら、マジで裏表ねえんだな。
少しでも疑った自分が恥ずかしくなってきた。
しゃーない。罪ほろぼしに努めるとしようか。
舞子に付き添う形で、俺は初めての戦場に足を踏み入れた。
まずは串焼き10本。1本が大体100グラムで、トータル1キロ。美味しいし、何の問題もなくクリアした。チャレンジャーもほぼ同じペースでクリアしてきた。
続いてのメニューは焼きそばだった。屋台とは言えばソース焼きそばが定番だが、ここのは塩焼きそばだ。あっさりしてて美味い。これまたいくらでも食えそうだったが、とりあえずのノルマは5皿。これも1キロくらいか。
「美味いよ、これも。塩加減が絶妙だ」
そう言うと、焼きそばを作ってくれたおっちゃんがサムズアップして見せた。
同じように親指を立てて、焼きそばを完食する。相手も着いてきたが、やや表情が固くなったように見える。
おいおい、まだまだここからだろ。偉そうなこと言っといてここで終わりそうって、情けなさ過ぎるだろ。
まあ、さすがにここでギブアップとはならなかったが、時間の問題という感じか。
続いてはモツ煮が出てきた。これをドンブリで五杯。まだ余裕だ。
一方で相手の顔色は青白くなっている。これ以上は食べ物を粗末にするだけになっちまいそうだ。
結局ここで相手がギブアップしたため、大食い勝負は俺の勝利で終わった。正直、勝負としては不完全燃焼だったが、まあ仕方ないだろう。
もう少し何か食べようかと思った時、激しく打ち鳴らされた鐘の音が辺りに響き渡った。
「何だ!?」
鐘の音はひどく禍々しく響いた。
「オークのスタンピードだ! 戦えるヤツは西門へ。それ以外のヤツは避難するんだ!!」
「何だ、スタンピードって?」
「オークの異常発生よ。大変だわ」
舞子が駆け出したので、その後をついていく。よくわからんけど、戦いになるんか?
「哲平くんは無理しないで。オークは一筋縄じゃいかないから」
「アホか。んなわけいくか」
舞子が戦うって言ってんのに、俺が見物なんてありえねえだろうが。むしろ、そんなこと言われたら最前線で暴れるに決まってんだろ。
「あーー」
俺の表情を見て、舞子も自分の失言に気づいたようだが、もう撤回は効かない。
西門には騎士や冒険者が集まっていた。編制の打ち合わせをしているようだ。
「おお、舞子さま」
誰かの声で、一斉に舞子に注目が集まる。次の瞬間には歓声が湧いた。
「勇者さまがいらしたぞ。これで安心だ」
「勇者さま、万歳!」
目に見えて士気が跳ね上がる。
盛り上がるのは勝手だが、この光景には違和感を抱いた。
まさかとは思うが、こいつら舞子に丸投げする気じゃねえだろうな。
もしそんなつもりでいるなら、オークより先にこいつらぶっ潰してやる。
と思ったが、それが間違いだったことはすぐにわかった。
「見ててください、舞子さま。オークなんぞすぐに蹴散らして見せますよ」
「馬鹿野郎、一人でいいカッコしようとすんな。俺だってやってやるよ!」
よくわかった。
思わず脱力してしまう。
こいつら、マジで裏表ねえんだな。
少しでも疑った自分が恥ずかしくなってきた。
しゃーない。罪ほろぼしに努めるとしようか。
舞子に付き添う形で、俺は初めての戦場に足を踏み入れた。
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