姫様従者と王子様

花夜

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Ⅱ:お姫様は護衛様!?

章末おまけSS

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 今回はプチ番外編をお送りします(*´ω`*)
 少しでも楽しんで頂ければ幸いです♪


*・゜゚・*:.。..。.:*・'・*:.。. .。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。..。.:*


☆番外1
【とある日のユリフィアとレティーシア】


 それはまだユリフィアが脱走する前の出来事だった。

 軽い言い合いならよくするユリフィアとレティーシアではあったが、本気の喧嘩は滅多になかった。

 けれど、ある日の昼下がりそれは起こってしまったのだ。

「シアちゃんのバカ!どうしてこう融通が利かないの!?」

「ユリフィア様こそ、我儘過ぎです!それに付き合わされる身にもなって下さいよ!!」

 二人の怒鳴り声は廊下まで丸聞こえだった。

 メイドや衛兵たちは何事かと騒ぐが、部屋の中へと突入する勇気はない。

 今は確か食事中のはずだ。

 普段は誰もが羨むほど仲の良い二人が一体何を言い争っているのか。

 好奇心も生まれるが、それ以上に激しくなる口論に周りの者がオロオロとする始末だった。

 そこにたまたまユリウスが通りかかる。

「……何事ですか?」

「ユ、ユリウス様ぁ!!」

 天の助けとばかりにその場の者はユリウスに縋り付いた。

「本当に何事ですか…?」

 疲れた声で現状の説明を求める。

 姫様とレティーシアが喧嘩をしているようで…と話すとユリウスはほとほと呆れたようだ。

「まったく、何をしているんですか!」

 怒声をあげながらユリウスはその部屋へと踏み込む。

 二人はテーブルを挟んで口論しており、ユリウスの姿を認めると「あ、やべ…鬼が来た」とばかりに口を噤んだ。

「で?何があったのですか?」

「シアちゃんが!」

「ユリフィア様が!」

 同時に声を発して、けれどまた閉じる。

「レティーシア」

 説明しろ、とユリウスに名指しされ渋々彼女は口を開いた。

「……ユリフィア様とデザートのお話をしていたのですが、今日はどの気分かという話題になりまして。私は断然シュークリームが良いと言ったのですが…」

「それはイヤ!私はプリンが食べたいの!せめてこれくらいの我儘は言わせてよ。外に出れるならもーっともーっと一杯美味しいものが食べられるんだから!!」

 ユリフィアが叫び、

「だから、それは出来ません。しかもプリンは一昨日も食べたじゃないですか!今日はシュークリームが良いと思います!!」

 とレティーシアが返す。

 つまり要約すると、本日のデザートを巡るクダラナイ争いだったという事だ。

 ユリウスは額に青筋を立てる。

 こんな低レベルな争いを一国の姫とその従者はしていると、そういうことですか?

「二人とも」

 尚も口論を続ける彼女たちに、ユリウスは絶対零度の視線と言葉を投げつける。

「今日から一週間、デザートは抜きです!反省するまでそこで正座でもしていなさい!」

 ビリビリと城中に響く声音。

 ここではユリウスに逆らうのは御法度だ。

「そ、そんな。ユリウス…」

 反論しようとして、けれど彼の睨みに身体が竦み何も言えなくなる。

「ユリフィア様…」

 諦めましょう、と言うレティーシアと共に肩を落とすのだった。

 後に「姫様はシュークリームよりプリン派事件」などと名付けられ、城の使用人中に広まったとか何とか。

 それと同時に「ユリウス様には逆らうな!」と再認識したという。

 この時はまだ、フリージア王国は平和だったことでしょう。

「シアちゃん、ごめんね」

「私も、熱くなりすぎました。申し訳ございません」

 無事に和解した二人は仲良く、けれどユリウスには見つからないようこっそりとプリンとシュークリームを食べた。

 もちろんそれはすっかりバレていて、食べた分のカロリー以上にコッテリ搾り取られたことは言うまでもない。





                                                             END




アレク「今回も出番がなかった…」
レスト「だから、諦めましょうと言っているじゃないですか」
アレク「俺はこの物語のメインヒーローじゃないのか?扱いが雑すぎるだろ💢」
レスト「メタ発言乙www」
アレク「お前の台詞は主人おれに言うもんじゃないよな?」
レスト「ここでは本編の関係なんてあってないようなものですよ~」
アレク「お前は本編でも似たような態度だろうが💢」
レスト「テヘペロンヌ」



 アレクごめんね、次は君主役の番外編でも考えてみるよ←保証はありません。




*・゜゚・*:.。..。.:*・'・*:.。. .。.:*・゜゚・**・゜゚・*:.。..。.:*


 今回はここまでです。
 次章も宜しくお願いします( ̄^ ̄)ゞ

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