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熱した油と心の雲3
しおりを挟む私が幸せな笑顔を望んだ夜、あなたは涙した。
人は誰もが“愛してほしい”と願っている。
けれど、あなたはそれを拒む。
どうして……なんて問い詰めない。
かつて私がそうしてもらったように、あなたに与え続けよう。
思い出を、温もりを、好意を――愛を。
あなたがそれを望まなかったとしても、やめてあげない。
それは意地悪なんかじゃない。
愛するって、そういうものだと教わったから。
◆
焦げたコムギコの香ばしい匂いが漂う食堂。
次々とご馳走が載せられてゆく机を囲むみんなの顔は、明るい。
対面に座るエイミーも涙が落ち着いたようで、さっきよりはだいぶ顔色がよくなっていた。
「……エイミー」
「なあに? ルシル」
けれど、私は心配性だから。
コリーたちと外で会う前。エイミーが言おうとして飲み込んだ言葉が気になって仕方ないのだ。
おせっかいかもしれないけど、ひとこと伝えておく。
「……なにかあったら、私に相談して」
“私に”というのは、ただのわがままである。
本当は おじいちゃんやラピスに相談した方が彼女のためになるだろう。
表情が死んだ私では、上手く想いを伝えられないかもしれない。
怒っていると誤解させてしまったり、怯えさせてしまうかもしれない。
それでも、私の知らないところでエイミーが悩みこむのは嫌だった。
しばらくのあいだ返事はなかったけど、やがてゆっくりと頷いてくれた。
話が唐突で意味がわからなかったのかもしれない。
……やはり私は口下手だ。
こもっていた熱気も和らぎ、太陽が沈んで二つの月が顔を出すころ。
待ちに待った晩ごはんは始まった。
「ほっほっほ。今日は大ご馳走じゃのう!」
にっこりと笑う おじいちゃんを見ていると、それだけで嬉しくなる。
きっと表情が変えられたなら、私もそうやって笑っていたことだろう。
エイミーの故郷の料理“コロッケ”は、ラピスの助言を得て、その大部分がしっかりとした形になった。
並んだ料理はサージュが主体のものばかりだけど、使うソースは色々用意した。
それらを使い分けたり、混ぜたりすることによって、たくさんの味を楽しめるようになっている。
形が崩れてしまったものは彼女が「自分で食べる」と言って聞かなかったけど、私とコリーが味見で食べ切ってしまった。
ラピスの企画によって、みんなとエイミーの距離は少しだけ近づけたように思う。
料理中は複雑な表情をしていた彼女も、最後は楽しげな表情になっていた。
こうやって少しずつ思い出を積み重ねて、仲良くなっていければいいなと思う。
最後の料理が運ばれて全員が食卓に着いたとき、私たちは一斉に手を合わせた。
これから食べる食事に。それを与えてくれた世界に感謝を込めて。
私たちはご馳走に手をつけた。
◆
料理はどれもおいしくて、みんな大満足だったようだ。
おじいちゃんなんて涙目になっていたほどである。
エイミーの作った“コロッケ”はソースをかけてもおいしかったけど、私はそのまま食べるのが一番好きだった。
黄金色の衣を噛みしめると、まず。
サクッという小気味いい音が耳を震わせて、食欲を駆り立てる。
衣の内からのぞくのは、やけどしそうなくらいにアツアツのサージュだ。
わざと荒くつぶしたそれは、歯を入れると程よい抵抗のあと ほろりとほぐれる。
なめらかな舌触りのサージュにからむのは、塩気が強い細切れ肉。
お互いが喧嘩せずに交ざり合って、複雑な味をかもしだす。
サージュは舌へ、弾性のある肉が歯へと残り、噛み進めてゆくうちに食感が変化して飽きさせない。
喉を心地よい感触が過ぎたあと、最後に残るのは旨みの余韻。
ゆっくりと息を吐くとサージュ特有の、大地の香りが鼻を駆け抜ける。
次へ次へと手を伸ばすよりも、じっくりと味わうことで深さを知れる。
エイミーが作ってくれたコロッケは、そんな素晴らしいものだった。
「…………はっ!?」
もうお腹はいっぱいなのに、思い返したら喉が鳴ってしまった。
必ずまた作ってもらわなければいけない。
私は酸っぱいのがダメだから食べなかったけど、コリーはコールの実を使った赤いソースを好んで使っていた。
いろいろな食べ合わせを試していた彼曰く、「何と合わせても大体おいしい」とのことだ。
エイミーも私たちが笑顔で食べているのをみて、顔をほころばせていた。
自分が作ったものを喜んで食べてもらえる。
それはとても幸せなことで、そう思えることはとても尊いことだ。
エイミーの過去を私は知らないけれど、ここに居るということは明るいものではないのだろう。
願わくば、この瞬間を忘れないでほしいと思う。
心的外傷は油断したときに。忘れたと思ったときに、ふいに訪れる。
過去の絶望に呑まれそうなとき。
助けてくれるのは、誰かとの幸せな思い出だから。
いまは食事も済んで、私とエイミーが残って食器の後片付けをしている。
彼女との後片付けの時間は、私をいつもより穏やかな気持ちにしてくれた。
「……はい。これで終わりだよ」
短い返事とともに、エイミーに手渡した最後のお皿の水気が拭われる。
あとは食器棚に戻すだけだ。
「その、ルシル。コロッケおいしかった?」
お皿を握ったまま彼女が問う。
自信なさげな彼女のことだ。もしかしたら不安になってしまったのかもしれない。
「……あれは、とても良いものだった」
なら、別に何度でも伝えてあげるだけだ。
飾らない私の想いを。
「……また、一緒に作ろう」
笑いかける代わりに右手を差し出す。
温もりは、言葉に籠めた想いを運んでくれるから。
コリーだけじゃなくて、私とも約束してほしい。
そんな、ちょっぴりわがままな私の想いを籠めて。
少しの逡巡のあと。彼女は おずおずと手を伸ばして、
「――なあルシル。俺の服知らない?」
唐突に響いた声に驚いて引っ込めた。
穏やかな雰囲気をブチ壊して入ってきたのは、タオルだけを腰に巻いた半裸のコリーだ。
褐色の肌に水滴を滴らせる彼は、獣人族の特徴である耳をピコピコさせながら私に問いかける。
「変えの服が見つからなくてさ。洗濯、昨日だったよな?」
「……まだ、乾いてない」
どうやら服が乾いているものと思って探しに来たらしい。
私たちは服を二着ずつしか持っていないため、それを使いまわして着用している。
しかし今はそんなに暖かい季節でもないし、同じ服を着ても良いはずだ。
何かそんなに汗をかくようなことでもあったのだろうか。
そんなことを思案していると、後ろから甲高い悲鳴が上がった。
「きゃあっ……!」
見ると、エイミーがコリーを見て絶句している。
その顔は両手で覆われていたが、目だけはその隙間から覗いていた。
実は、彼女はむっつりなのかもしれない。
「うわあっ!? ご、ごめん! まさかエイミーもいるなんて」
彼女に気付いたコリーも悲鳴をあげ、慌てて部屋から立ち去った。
私に対する態度とは えらい違いである。
残された私たちは、閉まる扉をただ唖然とした表情で見つめていた。
「…………ぷっ」
誰かが噴き出す声が聞こえる。
この場に居るのは私とエイミーだけ。
私が噴き出したのではないのだから、この声の主は彼女だ。
「あはははは!」
コリーの痴態が心底おかしかったようで、エイミーは盛大に笑いだした。
彼も、ここまで笑ってもらえれば本望だろう。
ぐっじょぶ、コリー。
ちなみに私は昔、事故で露見したコリーの恥部を見たことがある。そのときは冷笑に付したものだ。
それと比べれば、エイミーの反応は温かみがあると言えるだろう。
そんな過去の話も伝えると、彼女の笑い声は より一層高く響いた。
……やがて笑いの尾が消え、エイミーの、乱れていた呼吸も落ち着いたころ。
ふと窓の外へ視線をやると、夕焼けの名残りが赤さとなって染みていた。
空の青から無の白へ。そして陽の赤へと移ろう推移に、一日が終わることを実感する。
とても温かい一日が終わってしまう。
それは悲しいことだけど、私たちには明日がある。
明日も今日と同じように楽しい時間を過ごせて、幸せな思い出を重ねられる。
昔のような、誰にも愛されなかった日々に戻ることはない。
「……ね、エイミー」
明日もよろしくね、そう伝えたかったのだけど、彼女はこちらを向いてはくれなかった。ただ床の木目を見つめたまま、きつく唇を噛んでいる。
何かあったのだろうか? 疑問に思って問いかけると、エイミーは大きく息を呑んだ。
肩上に切り揃えられた黒髪が揺らめく。
数度の呼吸のあと、彼女は怯えたように首を持ち上げ、
「あ、あの、少しだけ話を……ううん。相談をしたい、です」
消え入りそうなほどに小さく言った。
けれど、瞳は真っ直ぐに私を貫いていて、言葉には勇気が滲んでいた。
小刻みに震える肩は、寒さに凍える小動物のような印象を与える。
命の灯火が消える寸前のように、弱く、はかなく見えた。
私は二つ返事で了承すると、彼女を椅子に座らせて、お湯を火にかけた。
火力は弱めに。できるだけ時間がかかるようにして温まるのを待つ。
おじいちゃんなら相談の内容もわかってしまうのかもしれないけれど、私にはエイミーを悩ませるそれが何なのか、推し量ることはできない。
ならば、せめて彼女が話しやすいように気を回そう。
お湯が温まるまでの間、エイミーには相談の内容をまとめてもらう。
話す内容は決まっているのかもしれないけれど、急く必要はない。
温かい飲み物で心を落ち着かせて。
それから、ゆっくりと話を聞かせてもらおう。
「……温かいお茶。飲んで?」
短くない時間が経って、私は淹れ終わったお茶を彼女に渡して対面の椅子に座った。
薄緑色のそれは、人肌よりも少しだけ温かい。
「ぁ……」
エイミーはそれを一口飲んでから、口を開いた。
けれどそれは言葉にはならない。
言葉にならなかった声は宙を漂い、やがて消える。
彼女はそれからも何度か口を開いては、何も言えずに閉じることを繰り返した。
頭では何かを言い出そうとしているのに、それでも声が出ないのだろう。
私にも経験がある。
「……大丈夫」
何度目かのそれのあと、私は座る彼女の背後へと歩き、抱きしめた。
私の身長はここの誰よりも低く、お互いが立っていると不格好になってしまう。
けれど、さすがに相手が座っていれば問題ない。
「……私たちは、エイミーの味方だよ」
少しだけかがんで彼女の肩に顔をのせた私は、耳元でささやいた。
想いを、言葉にのせて。
「――――っ!」
くぐもった嗚咽が、彼女が泣いていることを伝える。
おなかの前に回した手には、冷たい手が添えられた。
昼間に繋いだときとは比べられないくらい、冷たい手。
包んで、温めてあげようかと考えた矢先。
エイミーは名残惜しそうにしながらも、私の腕を優しくほどいた。
足を使って私の方へと向き直った彼女は、眉を寄せて目元をぬぐう。
それでも涙はあふれたのだけれど、
「ありがとう……ルシル」
彼女は想いを伝えたかったのだろう。
ありがとう、その言葉は雫のあとを追いかけるように、何度も何度も繰り返される。
それはコロッケと同じように、温かい余韻となって心に残った。
……私の顔が殺されていなかったなら、頬をゆるめて安心させることができたのかな。
暗い感情を振り切って、最後に真っ向から抱きしめると、エイミーは私の胸でたくさんの涙をこぼしてくれた。
それは頼られているようで、信頼されているようで嬉しくて。
私は彼女の頭を、よしよしと撫でまわした。
◆
誰でも泣き顔は見られたくないものだ。私も昔はそうだった……と思う。
魔石の明かりを切ると、代わりに四角い月光が注がれる。
窓によって縁取られた優しい光にきらめく雫は、私に場違いな感情を与えた。
「もう大丈夫。時間をとらせちゃって、ごめんなさい」
エイミーは冷めてしまったお茶を飲み干すと、意を決したようにそう言った。
頬を伝った筋は残っているものの、あとを追う雨垂れはもうないようだ。
「……謝る必要なんてない。何度言いよどんだとしても、それを責めるような人はここにはいない」
私の言葉にエイミーは泣き笑いの表情を浮かべる。
たくさん泣いたせいか頬が赤い。まるで照れているようだ。
私は対面の椅子に腰をかけると瞳を見つめた。
その言葉を、籠められた想いを、一片たりとも取りこぼさないように集中して。
そして彼女の唇がいま、開かれる――
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