異世界の孤児院より~やがて少女は旅に出る~

山なき鳥

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書庫の少女2

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 秋の乾いた風が空色の髪を撫で上げる。
 薄く、甘酸っぱい芳香をただよわせるそれを、ラピスは指先で整えた。
 揺らめく髪を虹色のリボンが追いかけて……私は、そんな光景に目を奪われていた。

「換気のために開けたけど、寒かったら教えてね?」

 書庫の窓を背に、不自由な足を引きずりながら彼女は言う。
 かけられた優しい声に私は、はっとした。

「あ、その……気づかなくてごめんなさい」

「気にしないで。足も、怪我をしているわけじゃないのだから」

 謝罪をやわらかく受け流して、ラピスは再び席に着いた。
 椅子は小さな軋みをあげる。
 吹き込んだ風がそれをさらって、消えて。

 やがて書庫に清い空気が満ちたころ。
 静かに、頁をめくる音が響いた。

「……大したことじゃないのだけど、一応ここも説明しておきましょうか」

 軽い調子で語りだされたのは、腐毒の神を除いた五柱の神さまの神話である。
 挿絵のひとつひとつを指でなぞりながら。
 彼女は、わかりやすい言葉を選んで伝えてくれた。

 最初に説明してくれたのは、火を司る神、ドミナシオン。
 彼は猛々しい炎に囲まれ、大槌で鉄を打つヒゲのおじさんだった。
 五柱をまとめる偉い神さまで、主に採掘業が盛んな国で信仰されているとのことだ。
 神話では、転生者に特別な杖を授けたとか。

 ドミナシオンの隣に描かれていた女性は、水を司る神、シギュンというらしい。
 彼女は月が映る湖畔に、身を包む薄布をひたしている。
 ドミナシオンとは夫婦とのことだったけど、シギュンはずいぶんと若々しく見える。
 水の神は農業が盛んな国や、大河を内包する国での信仰があついとのことだ。

 竪琴を手にし、大きな口を開く青年が一人。
 小さな挿絵では判断が難しいけれど、きっと彼は歌っているのだろう。
 風を司る神、エルドラド。
 彼は自由を愛する神さまで、旅の安全や良き出会いをもたらす……とされているらしい。
 転生者を腐毒の神の元へと導いた伝承から根付いた“おとぎ話”であり、気休め程度の効果もないとラピスは言っていた。
 信徒でなくても旅立ちの日には祈祷する人が多く、街道にはよく彼の神を祀るほこらがあるそうだ。

 エルドラドの下部に描かれていたのは、全身を粗末なローブで覆った、輪郭を掴ませない性別不詳の人物。
 奇怪な形の杖を片手にした彼……ないし彼女は、地を司る神、ポートガス。
 腐毒の呪いを受けた土地を清め、その代償として体が毒に侵されてしまった伝承があるらしい。
 その影響からか、信徒が最も少ないとのことだ。
 自分を犠牲にして人々を助けたのに報われないなんて、とても悲しいことだと思う。
 愛しているのに愛されない。
 ポートガスもまた、そんな経験をしてきたのかもしれない。

 最後に指先がなぞったのは、明るい笑みを浮かべる少女だった。
 両手を淡い光に伸ばす彼女は、光を司る神、プルメリア。
 淡い光は小妖精シルフといって、自然豊かな土地に起きる現象……土地をきれいに保ってくれる存在だと言っていた。
 まるで童話の世界に出てくるような存在がいるなんて。うっとりとする私を、ラピスは目を細めて見やっていた。

 プルメリアはポートガスの対極、最も信徒が多い神さまらしい。
 教義の本質は、愛。
 縁結びや幸福をもたらすとされているけれど、やはりエルドラドと同じで実際は異なるらしい。
 神さまの奇跡を否定するとき、ラピスは決まって視線を逸らしていた。


「……信仰しても見返りはないかもしれない。けれど、人は神さまを崇める。
 自分がちっぽけに感じるような大きな存在を人は求め、焦がれるものだから」

 見開きの挿絵をめくり、ラピスの指先は現れた文字群をなぞりだす。
 黒ドレスの少女――ロプスキュリテの頁は、重ねてめくられたらしい。
 私が再び目にすることはなかった。

「そこに人は心を預ける。揺らぐことのない絶対に、自分のなかの本物を。
 人は嘘をついてしまうから……嘘にまみれて、いつか本物を見失ってしまわないように」

 ラピスは語り続ける。
 私が飲み込めるように細かく噛みくだいた言葉を、ときに早く、ときに遅く。
 ひた優しく伝えてくれた。

 よく読み込んでいるのだろう。
 彼女の視線は文字を追ってはいないのに、言葉はよどみなく紡がれ続ける。
 代わりに視線の先にあるのは私の姿。
 あたたかな視線を感じながら、私は目と耳を働かせることに集中した。


「……と、先にエイミーにはこの世界のことを教えておくわね」

 なめらかな手つきで頁をめくっていた指が、ふいに止まる。

 本の内容を語るのに必要な、最低限の情報が私の中になかったのだろう。
 常識がないのは恥ずかしいことだし、とてもありがたい申し出だ。

「世界に存在する国は全て、これら五柱の神さまのいずれかを“国教”として定めているわ。
 たとえばここ。エルヴンガンド王国の国教は、風の神である“エルドラド”さまね」

 『エルヴンガンド王国』
 私は今、初めて自分がいる国の名前を聞いた。
 社会の授業で習ったから、ほんの少しだけわかる。
 “王国”は、一人の偉い王様が治める国のことだったはずだ。
 前の世界でもいくつかの国は王国だった。
 伯爵や侯爵といった、爵位を持つ貴族がそれなりに・・・・・偉くて、与えられた領地を管理していたらしい。
 もっとも、それは私が習った国での話で、違う仕組みの国も多いらしいけれど。

 それからもラピスは、この世界におけるいくつかの常識を教えてくれた。
 最初は国や神さまの名前を聞かされてもピンとこなかったのだけど、話を聞いていくうちに少しずつこの世界のことがわかってきた。
 この“想いが言葉になる世界”には、人間族が治める五つの大国と数多の小国があるらしい。
 その他の種族は基本的に・・・・国には属さず、森や山に集落を形成しているそうだ。
 人間族以外の種族とは、コリーのような姿の獣人族や、他種族に比べて大柄な巨人族。山岳地帯に暮らす鳥人族など。
 ……いつか出会って、お友達になりたいものだ。

 次に教えてくれたのは、この世界にも“海”があって“大陸”があるということ。
 けれど、国の位置情報を記した地図はとても高価で、ここには無いらしい。
 今の私がそんなものを見ても、きっとちんぷんかんぷんだろう。
 申し訳なさそうに謝るラピスに「気にしないで」と言って、話の続きを促した。

「この世界にいくつかの国。そして種族があることはさっき話したとおり。……それでね、言いにくいのだけど」

 彼女の表情がどこか浮ついたものから真剣なものに変わる。
 瞳は遠くを見据え、声はひとつ低く。
 結ばれた口を引きはがすようにして、ラピスは言葉を紡ぎ出した。

「――人間族。特にここ、エルヴンガンド王国は他種族への差別が酷い国なの」

 “差別”と聞いて、まっさきに思い起こされたのはいじめ・・・だ。
 私のクラスでは無かったけれど、他の学年でそれが問題になって全校集会が開かれたことがある。
 どうしてそんなことをするのか、今よりもっと幼かった私にはわからなかった。

 ――人は、自分と違うということを認められない

 記憶を探っていくうちに、そんな言葉が掘り起こされた。
 誰に言われたのかは覚えていない。
 忘れていたということは、さして重要なことではないのだろう。
 掘り起こした言葉は再び記憶のなかに埋め、話の先へと意識を向けた。 

「エイミーには早い話だし、あんまり気分のいい話じゃないから詳しくは話さない」

 けれど、
 彼女は苦々しそうに継げる。

「たとえ姿かたちが違っても、文化が違っても。私たちは同じように心を持っていて、同じように大切なものを持っている。
 ……それを、忘れないで」

 ラピスはうるんだ瞳で見つめ、最後は縋るように言った。
 きっと“早い”というのは年齢的なものではなくて、転移者だということが関係しているのだろう。
 私は、この世界のことをあまりに知らなすぎるのだ。

 ラピスの話は、いまの私には なんとなくわかる。
 コリーと初めて出会ったとき、私はとてもいけない感情を持ってしまったから。
 その誤解が解かれないまま、相手を理解できないままでいると、差別に繋がってしまうのかもしれない。

「……はい」

 自分の過去を悔いながら、私は強く頷いた。
 ラピスの言葉を胸に刻んで、もう決して間違いを犯さないことを誓いながら。

 伏せた顔に、しなやかな指が伸ばされる。
 頬を淡く伝った感覚に導かれ、頭をあげると――

「…………」

 心に広がる世界を見透すような。
 そんな澄んだ瞳に、視線がからめ取られた。
 緩められた頬が、声なき声で彼女の感情を物語る。

 ……やがて、書庫に吹き込む乾いた風が、満ちていた湿り気をさらっていった。
 そうして室内の空気が完全に入れ替わったころ、

「さあ、本の内容に戻るわね」

 ラピスは小さく喉を鳴らしてから、再び語りだした。

「この本はタイトルのとおり神話や魔法に関する記述が多いけれど、本質はそこじゃない。
 さっき話したような差別に関することが、神話や魔法というテーマになぞらえて記されているの」

 それはきっと、比喩とか暗喩とかいう表現方法だ。
 差別が酷いというこの国では そうするしかなかったのだろう。
 面と向かって差別に立ち向かうことのむずかしさは、いまならわかる気がする。

「“どんなに神さまを愛しても、祈っても。救われずに散っていく命がある”」
「“人が他者を差別するように。神さまもまた、人を差別する”」

 ラピスは瞳を細め、慈しむように頁をなぞる。
 薄く震える声が、小さくなった肩が、まとう雰囲気が。
 おじいちゃんに代わって、想いを物語っているように見えた。

 私は何て言えばいいのかわからなくて。
 ただただ、こぼれた想いを拾い集めようと、意識の手を動かした。

 私が知っている“差別”と この世界の“差別”は、似ているけど違うものなのだろう。
 ほとんど何も知らない私だけど、短い言葉からも それは伝わってくる。
 そしてラピスが読んでくれたとおりに、神さまは人を差別している。
 千人に一人ということは、選ばれなかった大多数の人は神さまに差別された人たちだ。
 それを突きつけて、他種族を差別することは駄目だと伝えたいのはわかる。

 ――でも、それだけじゃない。

「……きっと、おじいちゃんは」

 やがて頁がなくなり、緑色の背表紙が顔をみせたころ。
 私はゆっくりと口を開いた。
 確信じゃない……でも、思うんだ。

「神さまに差別された人たちに。神さまを愛したのに、愛されなかった人たちに、その辛さを思い出してほしかったんだと思う」

 文字は想いを正しくは運ばない。
 籠められた感情は形をかえるとき、こぼれ落ちてしまうから。

「すがって、願って、それでも愛されない切なさを」

 けれど、私はおじいちゃんを知っている。
 ほんの短い間だけど時間を共にした。
 言葉を交わして、想いを交わした。
 だから、思う。

「それを人に与えることの罪深さを」

「罪に気づいて、誰かを愛する人になってほしい」

「……その辛さを知る人は、人を深く愛することができるから」

 おじいちゃんは愛が深い人だ。
 ゆがんだ記憶の私にもわかるくらいに。
 そんなおじいちゃんが、ただただ哀しい話を書いたとは思えない。

「わかったふうな口をきいてごめんなさい。でも、私は――」

 言葉の先は声にならなかった。
 伝えたい想いが複雑すぎて言葉になれなかったのか。
 私のなかに渦巻く感情が、喉を震わせることを許さなかったのかはわからない。

「……そう、ね」

 それでもラピスは頷いてくれた。
 砂時計が時を刻むように、ゆっくり、ゆっくりと。

 言葉にできた想いも、感情も。
 言葉にできなかった想いも、感情も。
 きっと完璧には伝わっていないのだろう。

 けれど、そんなことはとても小さなことだ。
 伝わらなくても知りたいと思う心があれば。
 人はいつか、わかりあえるのだから。

 『気持ちは言葉にしないと腐り、想いは伝わらない』

 貝合わせの日。おじいちゃんが私に贈ってくれた言葉だ。
 とてもいい言葉だと思うけれど、例外はあると思う。

 一番大切な想いを運んでくれるのは、触れあった心の温度だ。
 肩から伝わる微熱も、そう語りかけていた。


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