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突然⭐︎無人島で一週間くらいみんなと過ごすことになりました
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ざーん。
ざざーーん。
「ん…………」
すぐ近くで聞こえる潮騒に、アロイスは顔を顰める。
(暑い)
そういえば、顔に強い日差しが当たり痛いほどだった。
身体を丸め、日差しから逃げようと転がったが、今度は露出した腕や、顔の反対側が痛むだけだ。
むしろ日光に晒され高温の砂へ顔が面したせいで不快感は広がり、
クゥクゥと鳴く海鳥に揶揄われているようで怒りは増していった。
ざーん、ざーん……。
「……おい、アル」
(煩い……)
せっかく気分よく眠っていたのに暑い、痛い、煩い。
食事も睡眠も本来必要のないアロイスにとってこれは純粋な娯楽を取り上げられたに等しく、
すぐ近くに居るのであろうオズを触手で黙らせ、もっと深く眠り直そうとして、
「…………あれ?
そこで目が覚めた。
「あれ……、オズ?」
「やっと起きた」
少しほっとして笑っているオズの後ろには雲一つない、深い青色の空。
真っ白く照りつける夏の日差しに思わず目を細めると、
オズが若干立ち位置を変え、アロイスの顔の上影を作ってから「大丈夫か」ともう一度聞いた。
「大丈夫だけど」
驚いてあたりを見渡すと、ここにはオズだけではなくクラウス、ノクス、シトリン……、
他にも、アロイスがある程度深めにしっぽりしている認識のある知り合いが6人みんな居て、
反応の大小はあったが皆アロイスを心配そうに見下ろしていた。
「えっ、何事。修羅場?」
「はぁ、何馬鹿な事言ってるんだ?
俺たちみんな、起きたらこんな所にいて。」
「修羅場じゃないか」
オズが手を差し伸べるのを慣れた操作で掴んでアロイスが立ち上がった途端、
横から飛び込んできたクラウスが、磁石のようにアロイスに吸い付く。
「兄貴……っ♡」
「ぐえっ、こらクラウス。砂がつくからやめなさい」
「……砂くらい俺が取ってやる。
兄貴、向こうの物陰に行こう」
「もうちょっと状況が分かったらな?」
クラウスが指さす先には熱帯の派手な色の大ぶりの花や、
ヤシの木らしき背の高い木々が生い茂る鬱蒼とした森の入り口になっていて、
白い砂浜や、すぐ近くの澄んだ真っ青な美しい海、熱帯の植物。
それらを総合して今、アロイスは自分達はどこかの南の島にいるらしいと理解できた。
……当然、なぜそんなところにいるのかは不明だが。
『あ゛、あ゛ー!おはよう!みんな起きたかなっ!』
一瞬の沈黙の後、
誰かが口を開くより先に、妙に軽快な声がして全員が一斉にそちらを見る、
『やっほ~みんな!』
そこには妙な箱型の、ガラスが嵌め込まれた人が抱えられるくらいのサイズの機械が落ちていて、
その中でなんとも味のある太い眉毛のハムスターのようなキャラクターの絵が動いていた。
(あれは……僕の考えた魔法料理研究部のマスコットキャラクター、マホオン君……っ!?)
違うところに食いついているシトリンを除き、
他の全員がその異様な生き物が黒い背景のガラスの中を対角線状に移動し、縦横にぐよぐよ伸縮するのを見て怪訝な顔をした。
『みんな、そんなに睨まないでよ!マホオンくんこわい……
まぁいいけど!
突然ですがみんなには、今日から一週間!ここで生活してもらいます!
「蝉は夏を知らない」ってね⭐︎マホマホマホ……』
「は?」
『常夏のハコパメ島で素敵なサマバケっ⭐︎過ごしてくれたら良いからさ、
あ、あとで島の地図もあげるね!』
その言葉に青ざめたのは文学部に所属する、読書好きメガネであるノクスだ。
(デスゲームの始まり……!?)
よくわからないマスコットキャラクターがなんかそれっぽい格言みたいなのを使い、
変な笑い方をしつつ自分たちを閉じ込めている。
完全に最近読んだデスゲームモノの導入だ。
その隣でマホオンくんの耳障りな笑い声を聞いてルイが「はぁ?」と声をあげ、
先ほどから弄っていた足元の流木を箱型の機械……テレビに向かって投げつける。
『マホっ!?』
「……っざっけんなよテメェ。さっさと寮に戻せ。」
『そ、そんな暴力反対だよぉ!』
テレビの中でわざとらしく怯える自称マホオンくんに一層ルイは不快感を露わにしてずかずかと近寄り、
その後ろで死角から同じく、状況がわからないなりにカインも主犯らしき相手を制圧しようと、短剣片手に飛びかかっていく。
ノクスはこれがデスゲームもののお約束、
「ドッキリか何かだと思ってゲームの進行を妨害した者が制圧されるイベント」だと悟ると、
スプラッタを見たくないので目をギュ、と閉じて顔を背けた。
(けど死体は後で確認しておかないと……実は生きていて真犯人のパターンもある……っ!)
「ぎゃっ!?」
「……、クソッ」
そして案の定、2人の悲鳴が聞こえたが、
「…………?」
それ以外の者のとんでもないものを見てしまった悲鳴、
他にも何かしらのグロい音やらは聞こえて来ない。
しばらく待ってから不思議に思い、
恐る恐るその目を開いてミンチになっているかもしれない2人を確認した。
「はーな゛ーせーやーーっ!!」
「っ、お゛いっ、……っ!この……っ!」
そこに肉塊が転がってはおらず、
代わりにルイとカインが緑色の植物のような触手に足首を捕まれ、逆さにして宙に持ち上げられていた。
『マホマホ!!まったく……!
この島で暴力行為は禁止ですっ!!
やったら、みんなこういう目に合うので覚えておいてくださいね!!』
(こ、これからまさか生きたまま皮を……っ!?)
もう一度顔を隠そうか悩むノクスの目の前で、2人ともするすると服を剥がれ、
剥き出しになった身体にぬるぬると細い触手が妙な粘液を塗りたくっている。
「っ!?はなせって気持ち悪ぃ!」
「クソっなんで、またこん……っむぐっ!?……っ!」
「……なぁ、マホオンくん」
それを見て最初に口を開いたのはアロイスだった。
『どうしました?』
「あれ、痛い事する?」
『まさか!マホオンくんも痛いことは禁止ですぞ!?
ちょっと一時間くらい、媚薬キメセク触手種付けプレイをさせて頂くお仕置きくらいで……!』
「そう」
それを聞いてノクスも「なんだ」と安堵する、いや、
淫乱オナマゾメスとして少し羨ましいと思ったくらいだ。
「なんだびっくりした……『触手種付けプレイ』で済むなら大した事ないな」
オズも少し困ったように笑いながら頬をかいて、安堵の息を吐く、
「本当に。
もっと大変な目に合うと思って心配したけれど……、
あ!もちろん『触手ハメ』は疲れそうだし……可哀想だと先生も思ってるけどね!?」
「あぁ。……けど兄貴、
2人も見られてたら『気持ちいい触手アクメ』ヤりづらいだろ。
せっかくなんだし一緒にあっちの茂みに行こう」
「だーめ。すぐに茂みに行きたがるな。
俺は一応2人が心配だから俺は見守ってる、
それよりみんなでここの探索でもしてきたら?
マホオンくんの言う通りだとして、一週間飲まず食わずでも困るし。」
「……確かに。
それに寝泊まりする場所も見つけたいな、終わってから疲れてるだろうしあの2人も休ませたいしっ!」
『それなら森の奥!小洒落たコテージを用意しています!
二階建て庭付きプール付き、
理想のメイドによる天下一品料理からウィーフィーまで完備でございまし!』
そう言い残すとマホオンくんの表示されていたテレビがぷつりと電源を落とし、
代わりに森の木に括り付けられたランプがぽわ、と導くように灯りを灯した。
今も触手へ抵抗し、びちびちと暴れて抵抗している2人とそれを満面の笑顔で観察するアロイスを残して、
他の全員がその場を後にする。
……実は改変されているので誰も気づいていないが、この島では今、常識改変が起こっていた。
今の彼らにとって『性交やその類の行為は呼吸や食事と同じく、大衆の面前でヤっても普通の行為』で、
例えば唐突に触手に犯される罰も、
ちょっとデコピンで驚かされた、くらいの深刻さでしか捉えることができないのだ。
「お゛い変態!見てないで助けろや゛っ!いい加減……っ、あ゛ー……っ!?くそっ」
「……?
あ、あー。俺にも触手が巻きついてきた~」
「棒読みしてんじゃねえぞ死ねこの……っん゛!?」
じたばたと暴れていたルイの口内にもついに陰茎を模した触手が捩じ込まれた。
触手は日に当たっているせいか人肌以上に温かく、サイズや植物の独特の生臭い臭い、
形状のせいで本物の陰茎を捩じ込まれているような錯覚を覚える生々しさがあって、
常識改変で触手姦への抵抗も極端に薄れている中、ただでさえ触手にぬるぬると全身を撫でられうっすら発情していたルイの下半身が一瞬きゅん♡と熱くなってしまったが、
自分を取り戻すため、慌てて歯を立てて口内の触手に強く噛みついた。
「~~~っ!!?ゔぉっ、っ♡ぶふっ!?」
触手は嫌がるどころか口内でどくんっ♡と一回り太くなり、
ルイの口内へどろどろと苦い粘液を放出しながら強引にごぷごぷ口を抽挿する。
いくらルイがもがこうが、四肢を完全に掴んで大の字になったまま宙に吊るされているせいで満足な抵抗はできず、
大量に放たれた粘液がルイの口の端や鼻の穴から逆流し漏れ出てしまっていた。
当然のように触手の粘液には獲物を弱らせる筋肉弛緩剤と媚薬が含まれているので、
粘液が全身を巡るにつれてルイの抵抗は薄くなり、反抗心に反して陰茎がうっすら勃起し頭をもたげている。
「…………っ!♡お゛……っ♡ふ、ゔっ♡♡」
その隣で、カインは一層抵抗が激しかったせいでルイ以上に触手がうじゅるうじゅると密集してその体を隠し、
執拗に細い触手で陰茎の内側やアナル、耳の中にまで媚薬を塗りたくられほとんどの理性を飛ばしていた。
(アロイス様に、これ以上無様な姿を見せる訳には……!)
うつ伏せに身体を持ち上げられ、陰茎を揺らし、
思ったのように潮を噴くそこをばちばちと触手で叩かれてもなんとかアロイスの忠誠心を胸に四肢を曲げ、体の方に寄せて抵抗していたが、
その分尻がぷりん♡と左右に開きアナルが弄りやすく露出しており、
ひくっ♡ひくっ♡と細い触手を数本しゃぶって粘液を垂らすぷっくりアナルが丸見えになっている。
「ん゛……っ!?♡ほ、ぉお゛……っ♡♡
っ!?ちがっ、主さま゛っ♡ん゛っ♡んぉ゛♡おっ♡
いくら抵抗しようとアナルの縁をかり♡かり♡と触手の先端で撫でられると喘ぐと共に口角が上がってアヘ顔を晒してしまう。
重力に従って乳首へ血を集め、ぷる♡といつも以上に大きく存在感を放っている胸も粘液でテカテカに光沢を放っていた。
感度の上がっているそこを触手で下からかりっ♡かり♡と先端ばかりを掻かれ、
もっとしっかり虐めて欲しい♡と勃起した乳首がぷく♡どくどく脈打つ。
ぴゅ♡ぴゅく♡と触手が乳首を虐めるたび、ミルクが漏れ出しカインの発情を伝えていた。
そんな中でも萎えたままの立派なデカメスちんぽも、アロイスのせいで緩くなった先端でちゅむちゅむ触手をしゃぶり汁を逆流させていて、
ぶら下がった睾丸ごとぴしっ♡ぴしっ♡と打たれていたぶられるのはまだ続いていた。
ぱちゅんっ♡と激しく陰茎が揺れるたび、カインはミルクを噴き出し、白目を向いて大きく叫ぶ。
「お゛…………っ!!?♡♡♡も゛ごぉ゛お゛お゛お゛♡♡♡」
触手をしゃぶったままの尿道から潮と媚薬のミックスされたとろみのある液体をぶしゅっ♡ぶしゅっ♡と垂らし、
徐々に精巣から尿道、膀胱まで、逆流した媚薬が染み込んで、カインの意思ではどうしようもないほどに下腹がうずうずと熱くなる。
2本の触手でくぱぁ♡と無理やり開口させられているアナルはひくひくと収縮して隙間から汁をこぼし、
カインの発情を訴えかけていた。
「……ぅおっ♡お゛っ♡……っ♡♡」
アロイスに散々快楽調教を直近まで施されていた体で、こんな刺激に耐えられる訳がない。
カインのびきびきに勃起したマゾ乳首を、触手がぐ~……っ♡と巻きついて伸ばし、
ギリギリまで胸と乳首を引っ張ってから弾くようにばちゅっ♡と乳首を解放すると、
限界までミルク噴きを我慢させられていた乳首に強い快感が走り、
カインは白目を剥いて絶叫と共に、ミルクをぶしゃぶしゃと吐いて無様アクメした。
「お゛っ♡♡♡♡ん゛ぉ゛お゛お゛おお゛!!?♡♡♡」
「うわっ、ミルク降ってきた」
それをただ見ていたアロイスは露骨に嫌そうな顔をすると、カインとルイを犯している触手に命じ渦を巻かせ、頭上に傘を作って悠々と日陰で涼みながら視姦を再開ずる。
「……っ!?」
そして、それをさらに目撃した、まだ多少冷静なルイは悟った。
「コイツ、こんな触手すぐ止められるのに、わざと俺たちが犯されてるのを見て喜んでいる」と。
「…………っ!?♡♡♡
ふーーーーーゔっ!!!!ふぉ゛っ、お゛ぇっ♡…………っ!!!♡♡♡おま゛えっ♡
ころ゛っ、……っ♡ん゛~~~っ!!?♡♡♡」
「……あー、もしかしてバレたか~」
雰囲気に飲まれ、ガニ股で吊られ触手とくちゅくちゅベロキスをして甘いメス声を出していたルイの声の質が変わり、喉を痛めんばかりの勢いで叫んで喚いている。
怒りで顔を赤くしているのを見てアロイスはため息を吐くと、渋々ルイを地面に降ろした。
触手に解放され、ぐったりとしたまま寝そべるルイの近くに寄って身体を抱き寄せたが、
ルイは咳き込みながらアロイスを睨みつけ、弱々しく肩を殴りつける。
「ごめんって」
「げほっ……、お゛、まえぇ゛……っ♡マジ、で、ころす、やっぱり殺してや゛、っ!?
あっ♡乳首ぃっ♡触んなっ♡んっ♡んっ♡♡カリカリやめろっ♡
…………♡マジで、ふざけんなよ゛……ぉっ♡ん゛~~~……っ♡♡」
文句を言おうにも全身を媚薬に犯され発情している上、
アロイスに身体を抱き起こされ、
その顔を見て漠然と安心感を抱いてしまっている状態では本当に怒った声など出せるわけもなく、
アロイスに指で乳首をくりくりと捏ねられるだけで腰を反らし、腹の奥をぐ~っ♡と熱くして締めながらゆっくり深アクメしてちょろちょろ潮吹きしてまう。
『触手に全身を媚薬まみれにされて犯される程度』
些細なことなので当然のことだった。
「本気で怒ってるのか?可愛すぎてキスしたくなるだけだけど」
「はっ♡ふざけんなっ、んむ♡ん゛ゔ♡……んっ、れろ♡はぁ……っ♡」
それどころかアロイスにキスされ、舌をちゅむちゅむ絡め合いながら触手の触ったところ上書きするよう全部を指ですりすりと撫でて粘液を拭われると、
珍しくアロイスの独占欲のようなものも感じてしまいルイは伊達に信者になる程アロイスに堕ちていないのだ。
きゅ♡と身体を強張らせ、何も出さずにアクメしせて喜んだ。
触手に触れられていた時とは比べ物にならない、心底発情して気持ちよくなってしまう感覚。
淫紋がじゅわ♡と熱くなり、
陰茎からとろりと精子を溢れさせ、小さく体を振るわせながら、
そっと両腕を持ち上げてアロイスに巻き付けてしまうのも自然なことだ。
「んむ♡ぅ、ぁ゛…………っ♡
ふー……♡なに゛、ベタベタ♡触ってんだよ……♡へん、ったい……っ♡」
「え?やっぱり俺(の触手)以外でこんなに腰カクカクされたら嫌だろ?
ルイは俺の信者なのに」
「…………気色悪、……んむっ♡」
正面向き合って座り、ズボンを履いたままの下半身をぐいぐいと押し付けてルイの身体をゆさ♡ゆさ♡と下から突き上げて揺さぶる。
挿入されているかのようなポーズ、
アロイスに抱きついて甘え、ごりごり♡と硬くなった陰茎をメス穴の付近に押し付けられ、触手で発情させられた体では我慢の限界だった。
「ふー……♡……あ?何だよ」
アロイスがズボンを下ろすと、ぬちっ♡ぬち♡と陰茎が直に尻に擦り付けられて、
その硬さにルイはふる、とまた震えて肉穴を収縮させ、アロイスの肩を握る指に力を込める。
早くハメて欲しくて軽く腰を上げたのに、アロイスは下品に緩んだルイのメス顔をじっと見て笑みを浮かべていて、ルイは思わず我に返って唇を尖らせた。
「別に?可愛いなって」
「…………死ね、あ゛っ!?♡♡っ、挿れ、……なっ♡……ん゛~……っ!♡♡♡」
ルイがアロイスとなんとなく甘い空気になってラブラブセックスをしている傍ら、
今も触手に犯されているカインは声を出せないよう大きく開いて突き出した舌を触手に絡め取られ、
太い陰茎を触手のウロの中に挿入し、じゅぷじゅぷと強制的に腰を振らされていた。
「…………っ!♡お゛ッ!?♡♡♡…………っ♡ッ♡♡」
ウロの中は触手の粘液とうじゅうじゅ蠢く絨毛で満たされていて、
柔らかい内壁はぴっとり陰茎にまとわりついて竿全体を吸引し、
カインの陰茎を睾丸まで、じゅぽじゅぽと絨毛でブラッシングしてカインを強制的にアクメさせているのだ。
「ひぐっ♡お゛っ、…………っ♡♡」
意識が朦朧として、けれどガニ股でぶちゅっ♡ぶちゅっ♡と激しく触手相手に腰振りピストンさせられる惨めさにはなんとなく気づいていて、
カインはあんまりな行為にぽろぽろと涙をこぼす。
当然アナルもどちゅどちゅとカインの陰茎よりさらに一回り太い、子供の腕くらいある触手で激しく突き上げられ、
胸も陰茎も、カインがどこかでアクメするたびに滴らせる体液は全てぎゅぽぎゅぽと触手に吸われ、
突起を絨毛で研磨されるせいでカインのマゾ突起は全て赤くびろ♡と腫れ上がり伸びていた。
「~~~っ♡♡♡」
触手からすればカインの、邪神魔力をわずかに帯びたミルクは最高のご馳走で、
こうやってカインを無限にアクメさせ、ミルクをより噴かせようと延々拷問じみた快楽攻めは続いていた。
「んあ゛っ♡あろいっ♡♡~~~っ♡♡♡
なか、おっきくなんな、っ……♡ばかぁ!♡♡」
「今日のルイ、本当に可愛いな。
ずっと触手にヤられてた方がいいんじゃないか?」
「……っ!?♡や゛ら゛っ!!♡ぜった、ん゛~……っ♡♡♡
むり、だからなっ♡ん゛っ♡うむ♡ちゅ、んむ♡」
「冗談だって」
「ほ、へ……♡♡あ゛ぁ…………♡♡」
触手の見せる幻覚で、今のカインには徐々にこの触手からの仕打ちが、
少し前までのアロイスに捕まり、快楽拷問を受けていた続きのように思えてきた。
「はぁ……♡あ゛っ♡ん、あぁ゛……あろ゛……♡♡
あるじ、さま゛♡♡」
アロイスに犯され、キスハメに嬌声をあげているルイの声を自分が出していると思い込み、
慣れないアロイスの少し砕けた話し方に喜んで触手と舌を絡め、目尻から今度は幸福感で涙が溢れる。
自分がアロイスに犯されているのだと信じているのだから、カインは当然アナルをぐぷぐぷと犯す触手のためにく♡と尻を突き出し、アロイスに協力的に動く、
結腸のさらに奥まで触手の粘液で満たされ、筋肉に覆われた下腹をぽっこり膨らませ下半身全部が焼け付くような熱さを持ち狂ってしまいそうだったが、
触手をぎゅ♡と締めてウロの中に潮を吐き出した。
「あ゛……、じ、さま゛っ♡♡」
カインが白目をむいて大きく身体を震わせ結腸アクメをキメた頃、
アロイスはルイとセックスしながら、
頭の後ろでうわ言のよう何かをぶつぶつ繰り返すカインの声を聞いて、そっちに目をやった。
今やカインは完全に触手の群れに取り込まれ、触手の塊のような有様のままたまにぼたぼたと何かしらの汁を垂らしていて、犯されている。
「後一回射精したらあっちにも構いに行こう」と、ぼんやり考えながらルイを押し倒して姿勢を変えた。
====
ここは熱帯の植物の生い茂る森を少し進んだ奥、
マホオンくんの言う通りそこにはそれなりの大きさの建物が建っていた。
掃除の行き届いた室内は陽光が差し込んで明るく、過ごしやすい空調に管理されている二階建てのコテージ。
ホテルと言っても過言ではないほど部屋数が多く一部屋一部屋が広くて、
マホオンくんがリビングの真ん中のテレビに映り、誇らしげにまた上下左右に流れている。
「おかえり兄貴。……あっ、なんだか今の、夫婦みたいだな、へへ。
オズが兄貴を迎えに行ったみたいだけど会わなかったみたいだな。
……入れ違いになったのかな、なんでもいいけど。
それより兄貴、暑かったろ?
中にジュースがあるから一緒に飲もう」
リビングと同じよう、綺麗なキッチンには冷えた飲み物や食材、果ては簡単な料理ではあるが調理済みの食べ物まで置かれて、
アロイスがカインとルイを担いでそこへ合流した頃には、
シトリンはそれらを使い、理想のメイドとやら数名と笑顔で豪勢なパーティ料理の用意までしていた。
(良い島。来れてよかった。)
ここまで担いできたカインとルイをその場に放置しして抱きついてきたクラウスに構いながら、
アロイスは1人にっこり微笑む。
こうして、夏休み常夏島デスゲーム編
~淫行マシマシデステーム抜きで~
は幕を開けた。
ざざーーん。
「ん…………」
すぐ近くで聞こえる潮騒に、アロイスは顔を顰める。
(暑い)
そういえば、顔に強い日差しが当たり痛いほどだった。
身体を丸め、日差しから逃げようと転がったが、今度は露出した腕や、顔の反対側が痛むだけだ。
むしろ日光に晒され高温の砂へ顔が面したせいで不快感は広がり、
クゥクゥと鳴く海鳥に揶揄われているようで怒りは増していった。
ざーん、ざーん……。
「……おい、アル」
(煩い……)
せっかく気分よく眠っていたのに暑い、痛い、煩い。
食事も睡眠も本来必要のないアロイスにとってこれは純粋な娯楽を取り上げられたに等しく、
すぐ近くに居るのであろうオズを触手で黙らせ、もっと深く眠り直そうとして、
「…………あれ?
そこで目が覚めた。
「あれ……、オズ?」
「やっと起きた」
少しほっとして笑っているオズの後ろには雲一つない、深い青色の空。
真っ白く照りつける夏の日差しに思わず目を細めると、
オズが若干立ち位置を変え、アロイスの顔の上影を作ってから「大丈夫か」ともう一度聞いた。
「大丈夫だけど」
驚いてあたりを見渡すと、ここにはオズだけではなくクラウス、ノクス、シトリン……、
他にも、アロイスがある程度深めにしっぽりしている認識のある知り合いが6人みんな居て、
反応の大小はあったが皆アロイスを心配そうに見下ろしていた。
「えっ、何事。修羅場?」
「はぁ、何馬鹿な事言ってるんだ?
俺たちみんな、起きたらこんな所にいて。」
「修羅場じゃないか」
オズが手を差し伸べるのを慣れた操作で掴んでアロイスが立ち上がった途端、
横から飛び込んできたクラウスが、磁石のようにアロイスに吸い付く。
「兄貴……っ♡」
「ぐえっ、こらクラウス。砂がつくからやめなさい」
「……砂くらい俺が取ってやる。
兄貴、向こうの物陰に行こう」
「もうちょっと状況が分かったらな?」
クラウスが指さす先には熱帯の派手な色の大ぶりの花や、
ヤシの木らしき背の高い木々が生い茂る鬱蒼とした森の入り口になっていて、
白い砂浜や、すぐ近くの澄んだ真っ青な美しい海、熱帯の植物。
それらを総合して今、アロイスは自分達はどこかの南の島にいるらしいと理解できた。
……当然、なぜそんなところにいるのかは不明だが。
『あ゛、あ゛ー!おはよう!みんな起きたかなっ!』
一瞬の沈黙の後、
誰かが口を開くより先に、妙に軽快な声がして全員が一斉にそちらを見る、
『やっほ~みんな!』
そこには妙な箱型の、ガラスが嵌め込まれた人が抱えられるくらいのサイズの機械が落ちていて、
その中でなんとも味のある太い眉毛のハムスターのようなキャラクターの絵が動いていた。
(あれは……僕の考えた魔法料理研究部のマスコットキャラクター、マホオン君……っ!?)
違うところに食いついているシトリンを除き、
他の全員がその異様な生き物が黒い背景のガラスの中を対角線状に移動し、縦横にぐよぐよ伸縮するのを見て怪訝な顔をした。
『みんな、そんなに睨まないでよ!マホオンくんこわい……
まぁいいけど!
突然ですがみんなには、今日から一週間!ここで生活してもらいます!
「蝉は夏を知らない」ってね⭐︎マホマホマホ……』
「は?」
『常夏のハコパメ島で素敵なサマバケっ⭐︎過ごしてくれたら良いからさ、
あ、あとで島の地図もあげるね!』
その言葉に青ざめたのは文学部に所属する、読書好きメガネであるノクスだ。
(デスゲームの始まり……!?)
よくわからないマスコットキャラクターがなんかそれっぽい格言みたいなのを使い、
変な笑い方をしつつ自分たちを閉じ込めている。
完全に最近読んだデスゲームモノの導入だ。
その隣でマホオンくんの耳障りな笑い声を聞いてルイが「はぁ?」と声をあげ、
先ほどから弄っていた足元の流木を箱型の機械……テレビに向かって投げつける。
『マホっ!?』
「……っざっけんなよテメェ。さっさと寮に戻せ。」
『そ、そんな暴力反対だよぉ!』
テレビの中でわざとらしく怯える自称マホオンくんに一層ルイは不快感を露わにしてずかずかと近寄り、
その後ろで死角から同じく、状況がわからないなりにカインも主犯らしき相手を制圧しようと、短剣片手に飛びかかっていく。
ノクスはこれがデスゲームもののお約束、
「ドッキリか何かだと思ってゲームの進行を妨害した者が制圧されるイベント」だと悟ると、
スプラッタを見たくないので目をギュ、と閉じて顔を背けた。
(けど死体は後で確認しておかないと……実は生きていて真犯人のパターンもある……っ!)
「ぎゃっ!?」
「……、クソッ」
そして案の定、2人の悲鳴が聞こえたが、
「…………?」
それ以外の者のとんでもないものを見てしまった悲鳴、
他にも何かしらのグロい音やらは聞こえて来ない。
しばらく待ってから不思議に思い、
恐る恐るその目を開いてミンチになっているかもしれない2人を確認した。
「はーな゛ーせーやーーっ!!」
「っ、お゛いっ、……っ!この……っ!」
そこに肉塊が転がってはおらず、
代わりにルイとカインが緑色の植物のような触手に足首を捕まれ、逆さにして宙に持ち上げられていた。
『マホマホ!!まったく……!
この島で暴力行為は禁止ですっ!!
やったら、みんなこういう目に合うので覚えておいてくださいね!!』
(こ、これからまさか生きたまま皮を……っ!?)
もう一度顔を隠そうか悩むノクスの目の前で、2人ともするすると服を剥がれ、
剥き出しになった身体にぬるぬると細い触手が妙な粘液を塗りたくっている。
「っ!?はなせって気持ち悪ぃ!」
「クソっなんで、またこん……っむぐっ!?……っ!」
「……なぁ、マホオンくん」
それを見て最初に口を開いたのはアロイスだった。
『どうしました?』
「あれ、痛い事する?」
『まさか!マホオンくんも痛いことは禁止ですぞ!?
ちょっと一時間くらい、媚薬キメセク触手種付けプレイをさせて頂くお仕置きくらいで……!』
「そう」
それを聞いてノクスも「なんだ」と安堵する、いや、
淫乱オナマゾメスとして少し羨ましいと思ったくらいだ。
「なんだびっくりした……『触手種付けプレイ』で済むなら大した事ないな」
オズも少し困ったように笑いながら頬をかいて、安堵の息を吐く、
「本当に。
もっと大変な目に合うと思って心配したけれど……、
あ!もちろん『触手ハメ』は疲れそうだし……可哀想だと先生も思ってるけどね!?」
「あぁ。……けど兄貴、
2人も見られてたら『気持ちいい触手アクメ』ヤりづらいだろ。
せっかくなんだし一緒にあっちの茂みに行こう」
「だーめ。すぐに茂みに行きたがるな。
俺は一応2人が心配だから俺は見守ってる、
それよりみんなでここの探索でもしてきたら?
マホオンくんの言う通りだとして、一週間飲まず食わずでも困るし。」
「……確かに。
それに寝泊まりする場所も見つけたいな、終わってから疲れてるだろうしあの2人も休ませたいしっ!」
『それなら森の奥!小洒落たコテージを用意しています!
二階建て庭付きプール付き、
理想のメイドによる天下一品料理からウィーフィーまで完備でございまし!』
そう言い残すとマホオンくんの表示されていたテレビがぷつりと電源を落とし、
代わりに森の木に括り付けられたランプがぽわ、と導くように灯りを灯した。
今も触手へ抵抗し、びちびちと暴れて抵抗している2人とそれを満面の笑顔で観察するアロイスを残して、
他の全員がその場を後にする。
……実は改変されているので誰も気づいていないが、この島では今、常識改変が起こっていた。
今の彼らにとって『性交やその類の行為は呼吸や食事と同じく、大衆の面前でヤっても普通の行為』で、
例えば唐突に触手に犯される罰も、
ちょっとデコピンで驚かされた、くらいの深刻さでしか捉えることができないのだ。
「お゛い変態!見てないで助けろや゛っ!いい加減……っ、あ゛ー……っ!?くそっ」
「……?
あ、あー。俺にも触手が巻きついてきた~」
「棒読みしてんじゃねえぞ死ねこの……っん゛!?」
じたばたと暴れていたルイの口内にもついに陰茎を模した触手が捩じ込まれた。
触手は日に当たっているせいか人肌以上に温かく、サイズや植物の独特の生臭い臭い、
形状のせいで本物の陰茎を捩じ込まれているような錯覚を覚える生々しさがあって、
常識改変で触手姦への抵抗も極端に薄れている中、ただでさえ触手にぬるぬると全身を撫でられうっすら発情していたルイの下半身が一瞬きゅん♡と熱くなってしまったが、
自分を取り戻すため、慌てて歯を立てて口内の触手に強く噛みついた。
「~~~っ!!?ゔぉっ、っ♡ぶふっ!?」
触手は嫌がるどころか口内でどくんっ♡と一回り太くなり、
ルイの口内へどろどろと苦い粘液を放出しながら強引にごぷごぷ口を抽挿する。
いくらルイがもがこうが、四肢を完全に掴んで大の字になったまま宙に吊るされているせいで満足な抵抗はできず、
大量に放たれた粘液がルイの口の端や鼻の穴から逆流し漏れ出てしまっていた。
当然のように触手の粘液には獲物を弱らせる筋肉弛緩剤と媚薬が含まれているので、
粘液が全身を巡るにつれてルイの抵抗は薄くなり、反抗心に反して陰茎がうっすら勃起し頭をもたげている。
「…………っ!♡お゛……っ♡ふ、ゔっ♡♡」
その隣で、カインは一層抵抗が激しかったせいでルイ以上に触手がうじゅるうじゅると密集してその体を隠し、
執拗に細い触手で陰茎の内側やアナル、耳の中にまで媚薬を塗りたくられほとんどの理性を飛ばしていた。
(アロイス様に、これ以上無様な姿を見せる訳には……!)
うつ伏せに身体を持ち上げられ、陰茎を揺らし、
思ったのように潮を噴くそこをばちばちと触手で叩かれてもなんとかアロイスの忠誠心を胸に四肢を曲げ、体の方に寄せて抵抗していたが、
その分尻がぷりん♡と左右に開きアナルが弄りやすく露出しており、
ひくっ♡ひくっ♡と細い触手を数本しゃぶって粘液を垂らすぷっくりアナルが丸見えになっている。
「ん゛……っ!?♡ほ、ぉお゛……っ♡♡
っ!?ちがっ、主さま゛っ♡ん゛っ♡んぉ゛♡おっ♡
いくら抵抗しようとアナルの縁をかり♡かり♡と触手の先端で撫でられると喘ぐと共に口角が上がってアヘ顔を晒してしまう。
重力に従って乳首へ血を集め、ぷる♡といつも以上に大きく存在感を放っている胸も粘液でテカテカに光沢を放っていた。
感度の上がっているそこを触手で下からかりっ♡かり♡と先端ばかりを掻かれ、
もっとしっかり虐めて欲しい♡と勃起した乳首がぷく♡どくどく脈打つ。
ぴゅ♡ぴゅく♡と触手が乳首を虐めるたび、ミルクが漏れ出しカインの発情を伝えていた。
そんな中でも萎えたままの立派なデカメスちんぽも、アロイスのせいで緩くなった先端でちゅむちゅむ触手をしゃぶり汁を逆流させていて、
ぶら下がった睾丸ごとぴしっ♡ぴしっ♡と打たれていたぶられるのはまだ続いていた。
ぱちゅんっ♡と激しく陰茎が揺れるたび、カインはミルクを噴き出し、白目を向いて大きく叫ぶ。
「お゛…………っ!!?♡♡♡も゛ごぉ゛お゛お゛お゛♡♡♡」
触手をしゃぶったままの尿道から潮と媚薬のミックスされたとろみのある液体をぶしゅっ♡ぶしゅっ♡と垂らし、
徐々に精巣から尿道、膀胱まで、逆流した媚薬が染み込んで、カインの意思ではどうしようもないほどに下腹がうずうずと熱くなる。
2本の触手でくぱぁ♡と無理やり開口させられているアナルはひくひくと収縮して隙間から汁をこぼし、
カインの発情を訴えかけていた。
「……ぅおっ♡お゛っ♡……っ♡♡」
アロイスに散々快楽調教を直近まで施されていた体で、こんな刺激に耐えられる訳がない。
カインのびきびきに勃起したマゾ乳首を、触手がぐ~……っ♡と巻きついて伸ばし、
ギリギリまで胸と乳首を引っ張ってから弾くようにばちゅっ♡と乳首を解放すると、
限界までミルク噴きを我慢させられていた乳首に強い快感が走り、
カインは白目を剥いて絶叫と共に、ミルクをぶしゃぶしゃと吐いて無様アクメした。
「お゛っ♡♡♡♡ん゛ぉ゛お゛お゛おお゛!!?♡♡♡」
「うわっ、ミルク降ってきた」
それをただ見ていたアロイスは露骨に嫌そうな顔をすると、カインとルイを犯している触手に命じ渦を巻かせ、頭上に傘を作って悠々と日陰で涼みながら視姦を再開ずる。
「……っ!?」
そして、それをさらに目撃した、まだ多少冷静なルイは悟った。
「コイツ、こんな触手すぐ止められるのに、わざと俺たちが犯されてるのを見て喜んでいる」と。
「…………っ!?♡♡♡
ふーーーーーゔっ!!!!ふぉ゛っ、お゛ぇっ♡…………っ!!!♡♡♡おま゛えっ♡
ころ゛っ、……っ♡ん゛~~~っ!!?♡♡♡」
「……あー、もしかしてバレたか~」
雰囲気に飲まれ、ガニ股で吊られ触手とくちゅくちゅベロキスをして甘いメス声を出していたルイの声の質が変わり、喉を痛めんばかりの勢いで叫んで喚いている。
怒りで顔を赤くしているのを見てアロイスはため息を吐くと、渋々ルイを地面に降ろした。
触手に解放され、ぐったりとしたまま寝そべるルイの近くに寄って身体を抱き寄せたが、
ルイは咳き込みながらアロイスを睨みつけ、弱々しく肩を殴りつける。
「ごめんって」
「げほっ……、お゛、まえぇ゛……っ♡マジ、で、ころす、やっぱり殺してや゛、っ!?
あっ♡乳首ぃっ♡触んなっ♡んっ♡んっ♡♡カリカリやめろっ♡
…………♡マジで、ふざけんなよ゛……ぉっ♡ん゛~~~……っ♡♡」
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珍しくアロイスの独占欲のようなものも感じてしまいルイは伊達に信者になる程アロイスに堕ちていないのだ。
きゅ♡と身体を強張らせ、何も出さずにアクメしせて喜んだ。
触手に触れられていた時とは比べ物にならない、心底発情して気持ちよくなってしまう感覚。
淫紋がじゅわ♡と熱くなり、
陰茎からとろりと精子を溢れさせ、小さく体を振るわせながら、
そっと両腕を持ち上げてアロイスに巻き付けてしまうのも自然なことだ。
「んむ♡ぅ、ぁ゛…………っ♡
ふー……♡なに゛、ベタベタ♡触ってんだよ……♡へん、ったい……っ♡」
「え?やっぱり俺(の触手)以外でこんなに腰カクカクされたら嫌だろ?
ルイは俺の信者なのに」
「…………気色悪、……んむっ♡」
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挿入されているかのようなポーズ、
アロイスに抱きついて甘え、ごりごり♡と硬くなった陰茎をメス穴の付近に押し付けられ、触手で発情させられた体では我慢の限界だった。
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その硬さにルイはふる、とまた震えて肉穴を収縮させ、アロイスの肩を握る指に力を込める。
早くハメて欲しくて軽く腰を上げたのに、アロイスは下品に緩んだルイのメス顔をじっと見て笑みを浮かべていて、ルイは思わず我に返って唇を尖らせた。
「別に?可愛いなって」
「…………死ね、あ゛っ!?♡♡っ、挿れ、……なっ♡……ん゛~……っ!♡♡♡」
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今も触手に犯されているカインは声を出せないよう大きく開いて突き出した舌を触手に絡め取られ、
太い陰茎を触手のウロの中に挿入し、じゅぷじゅぷと強制的に腰を振らされていた。
「…………っ!♡お゛ッ!?♡♡♡…………っ♡ッ♡♡」
ウロの中は触手の粘液とうじゅうじゅ蠢く絨毛で満たされていて、
柔らかい内壁はぴっとり陰茎にまとわりついて竿全体を吸引し、
カインの陰茎を睾丸まで、じゅぽじゅぽと絨毛でブラッシングしてカインを強制的にアクメさせているのだ。
「ひぐっ♡お゛っ、…………っ♡♡」
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カインはあんまりな行為にぽろぽろと涙をこぼす。
当然アナルもどちゅどちゅとカインの陰茎よりさらに一回り太い、子供の腕くらいある触手で激しく突き上げられ、
胸も陰茎も、カインがどこかでアクメするたびに滴らせる体液は全てぎゅぽぎゅぽと触手に吸われ、
突起を絨毛で研磨されるせいでカインのマゾ突起は全て赤くびろ♡と腫れ上がり伸びていた。
「~~~っ♡♡♡」
触手からすればカインの、邪神魔力をわずかに帯びたミルクは最高のご馳走で、
こうやってカインを無限にアクメさせ、ミルクをより噴かせようと延々拷問じみた快楽攻めは続いていた。
「んあ゛っ♡あろいっ♡♡~~~っ♡♡♡
なか、おっきくなんな、っ……♡ばかぁ!♡♡」
「今日のルイ、本当に可愛いな。
ずっと触手にヤられてた方がいいんじゃないか?」
「……っ!?♡や゛ら゛っ!!♡ぜった、ん゛~……っ♡♡♡
むり、だからなっ♡ん゛っ♡うむ♡ちゅ、んむ♡」
「冗談だって」
「ほ、へ……♡♡あ゛ぁ…………♡♡」
触手の見せる幻覚で、今のカインには徐々にこの触手からの仕打ちが、
少し前までのアロイスに捕まり、快楽拷問を受けていた続きのように思えてきた。
「はぁ……♡あ゛っ♡ん、あぁ゛……あろ゛……♡♡
あるじ、さま゛♡♡」
アロイスに犯され、キスハメに嬌声をあげているルイの声を自分が出していると思い込み、
慣れないアロイスの少し砕けた話し方に喜んで触手と舌を絡め、目尻から今度は幸福感で涙が溢れる。
自分がアロイスに犯されているのだと信じているのだから、カインは当然アナルをぐぷぐぷと犯す触手のためにく♡と尻を突き出し、アロイスに協力的に動く、
結腸のさらに奥まで触手の粘液で満たされ、筋肉に覆われた下腹をぽっこり膨らませ下半身全部が焼け付くような熱さを持ち狂ってしまいそうだったが、
触手をぎゅ♡と締めてウロの中に潮を吐き出した。
「あ゛……、じ、さま゛っ♡♡」
カインが白目をむいて大きく身体を震わせ結腸アクメをキメた頃、
アロイスはルイとセックスしながら、
頭の後ろでうわ言のよう何かをぶつぶつ繰り返すカインの声を聞いて、そっちに目をやった。
今やカインは完全に触手の群れに取り込まれ、触手の塊のような有様のままたまにぼたぼたと何かしらの汁を垂らしていて、犯されている。
「後一回射精したらあっちにも構いに行こう」と、ぼんやり考えながらルイを押し倒して姿勢を変えた。
====
ここは熱帯の植物の生い茂る森を少し進んだ奥、
マホオンくんの言う通りそこにはそれなりの大きさの建物が建っていた。
掃除の行き届いた室内は陽光が差し込んで明るく、過ごしやすい空調に管理されている二階建てのコテージ。
ホテルと言っても過言ではないほど部屋数が多く一部屋一部屋が広くて、
マホオンくんがリビングの真ん中のテレビに映り、誇らしげにまた上下左右に流れている。
「おかえり兄貴。……あっ、なんだか今の、夫婦みたいだな、へへ。
オズが兄貴を迎えに行ったみたいだけど会わなかったみたいだな。
……入れ違いになったのかな、なんでもいいけど。
それより兄貴、暑かったろ?
中にジュースがあるから一緒に飲もう」
リビングと同じよう、綺麗なキッチンには冷えた飲み物や食材、果ては簡単な料理ではあるが調理済みの食べ物まで置かれて、
アロイスがカインとルイを担いでそこへ合流した頃には、
シトリンはそれらを使い、理想のメイドとやら数名と笑顔で豪勢なパーティ料理の用意までしていた。
(良い島。来れてよかった。)
ここまで担いできたカインとルイをその場に放置しして抱きついてきたクラウスに構いながら、
アロイスは1人にっこり微笑む。
こうして、夏休み常夏島デスゲーム編
~淫行マシマシデステーム抜きで~
は幕を開けた。
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