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インキュバスが猫耳生やされて揉み落ちしたりシコられると死ぬほど気持ちいいツノを生やされ命乞いまでしちゃう回
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グレイに呼び出され、不思議な髪飾りを見せてもらった。
それは竜人のツノだったり、獣の耳だったりに体積も質量も自由に目の前で様々な生き物の「特徴」へ形を変えている。
「これは?」
「脳神経に絡みついて実際に亜人の尻尾やツノの触覚を楽しめる電流を流す寄生虫を作ってみた」
「それ虫なんだ、取れるの?寄生されて」
「多分、……まだ生体実験はしていないのだが……理論上危険は……かなり……そこそこ少ないはずだ」
なんで目を合わせないんだろう。
普段変なおもちゃを嬉々として自分で使っている男が、まだ新アイテムを使っていないのが「危険」への答えなんじゃないだろうか。
そもそも俺は「取れるか」を聞いたのに危険の話をする時点で、グレイの中でなんらかの懸念点があるとしか思えない。
「あぁ、そう言えば以前頼んでいた『最悪の場合心身が壊れてもどうにかなりそうな人材』は見つかったか?」
「このタイミングでそんなこと聞くやつに紹介する人材居ねえよ」
「ははは、科学は倫理と常識を捨てれば簡単に向こう側へ行けるのに」
「……」
メガネをくいくいしながら軽やかに笑われたが、こんな奴のせいで科学者や博士と呼ばれる職種が偏見を持たれるんじゃないだろうか。
しばらくはこの変態へ絶対スノウを近づけないと決意していると、
村に戻ってからは久々の空気が止まる独特の感覚を味わった。
「……あれ、なんだここ」
にゅる、と突然黒い穴から姿を現したツノと羽根の生えた男。
そっちを見て驚いて硬直しているグレイに気づくと、アダムは不機嫌そうに眉間に皺を寄せ、グレイを指差しながら俺に向かって話しかけてきた。
「おいレオン、なんだこの童貞臭い男は」
「変態瓶底淫具メーカー」
あぁ、となぜかアダムは納得した顔をしている。
多分、こういう態度がインキュバス界での失脚を招いたのだろうな。
人を下に見がちな態度が滲み出ている。
応戦するようにグレイも、耳元でボソボソとアダムを揶揄した。
「おいレオンハルト、なんだこのビッチ臭い男は」
「元インキュバス」
「現だ。
……あぁ、いや、俺にレオンが『インキュバス業なんて不特定多数から絞るのはやめて俺専属になれ』と言うなら、それもやぶさかではないのだが……」
アダムが勝手に都合のいい解釈をして照れ始めて、それを見たグレイが冷ややかな目を向けている。
「君の友人には本当にロクなのがいないな」
「アンタ含めな。……あ」
そして俺は、アダムが毎回自分の体を変な技で初期化して遊びに来ているらしいことを思い出す。
これは、さっきまでのやり取りに最も相応しい人材が来てしまったんじゃないだろうか。
「なぁアダム」
「ん?」
「アダムって脳神経?かなんかがどうにかなっても取り返しつく?」
「なんだその物騒な質問」
嫌そうな顔をしているので改めて1から経緯を説明する。
「つまり、その髪飾りをつけると出来る、亜人の耳や尻尾をレオンが撫でると」
「言ってない」
「あぁ、その通りだ」
「聞いてる?」
何故か俺はいきなり渦中に巻き込まれて焦るがアダムは乗り気で髪飾りを手に取るし、グレイも実験の続きができて嬉しそうだ。
「つか結局アダムは取り返しつくの?後味悪くなんの流石に嫌なんだけど」
「淫魔は“そういう”事案の時だけ耐性や回復スキルに天井がなくなるからな、最悪肉片が1片でも残っていたら元に戻れる」
「生き物として壮絶すぎない?」
まさか最悪肉片の1片だけになる覚悟が既にあるんだろうか。
グレイは目を輝かせて「ほへ~」とか珍しくアホそうな声を出しているが、可愛さよりも恐怖を感じる。
新しいおもちゃを得た子供の目だ、これは。
「よしまずは猫系で行こう」
気圧されてつい、別に俺が撫でるとか言ってないですよ訂正できないでいると素早くアダムは髪飾りを装着してしまった。
「ぽぺっ」
しばらくして変な声と一緒に白目をむいて首をかくん、と勢いよく前に倒す。
「本当に大丈夫?」
「……」
「なぁ」
グレイがそっと斜め下を向いてきたのでどんどん不安になる。
やばい、無かった事にして逃げたくなってきた。
少しの沈黙の後、幸い無事に意識を取り戻したらしいアダムが顔を上げるとツノが消え、
代わりに頭部からふさふさとした三角形の耳が生えていた。
「あ、良かった、起きてくれた」
「……耳が増えた」
それは感情に連動するようにパタパタと揺れたり動いていて、動きも質感も本物の猫耳そっくりだ。
アダムは自ら面白そうにそれを摘んで引いたり形を確かめた後、これまた猫そっくりになった長いふさふさの尻尾を俺に絡めながら腰を引いてくる。
「触れ」
「えっ」
「そういう約束だったろ」
「そんな約束してないだろ」
してないけれど、どうせ抵抗しても無駄なのでグレイに寄生虫が感染(うつ)らないかだけ確認して、
そっと三角形の頂点、あまり血が通っていない薄くて冷たい箇所を軽く揉んでみた。
「……っ」
「おーすごい、ちゃんと耳の感触だ」
確かめるよう触れただけでアダムの顔は茹で上がったように真っ赤になるが、何故か強気に俺を睨みつけ鼻で笑ってくる。
「ふ、ふん。亜人の耳、なんて大したことはないな。
少しくすぐったいだけじゃないか」
「少しくすぐったいだけでそんな顔になる?」
アダムは変なことを言っているがデカい猫の耳を揉むのは結構楽しい、何らかの癒し効果すら感じる。
寄生虫の伝搬も大丈夫そうなので手を少し下げ、根本の、耳と頭の付け根のところに指を埋めてみた。
そこは神経が通っているのかしっかりと暖かく、毛もふかふかでさらに気持ちいい。
「……あっ♡……っ、げほげほ、かは…っ!?ごほっ!」
「えっ!?大丈夫?」
だが触れて2秒くらい。
俺が感想を言う前に、顔を真っ赤にしたアダムが怖いくらい咳き込んで涙目でこっちを睨んできたので、驚いて慌てて手を引っ込める。
グレイはなにを思ったのか大きく後ろへ飛び退いて避難していて、本当にこいつ最悪だなぁと思った。
「げほっ……、だ、大丈夫、大丈夫……」
「大丈夫な顔色じゃない」
「……っ、いや、大丈夫……つ、続けろ」
「……お、おう」
それからは無言で耳を揉まれるアダムと気圧されて揉む俺、それを後ろから顔を覗かせて眺めるグレイの間で、
奇妙な沈黙が流れる時間が過ぎ去った。
「……ふー…っ♡」
定期的に変な声を出していたが、ついに力無く俺の服の裾を掴んで肩へ顔を埋めるアダムの反応を見ていると
「アダムが可愛くなってしまった」という若干失礼な感想が浮かんでくる。
「……か」
「えっ?」
小さな声で何かを呟いたのが聞こえる。
「も、もっと、静かな場所で……試さないか?」
顔を真っ赤にしてそんなことを言ってくる態度が本当に可愛さの塊で、
インキュバスとしてこれは正解なのか首を傾げる。
「また後でレポートを後遺症がないか含め原稿用紙2枚にまとめて返してくれ
箇条書きで構わない」
「ありがとう…?」
どうしようか思案してグレイの方を見ると、あっさり寄生虫髪飾りの貸し出しを許可してくれた。
その瞬間アダムに、インキュバスが使うらしい謎のぬるま湯みたいな空間へ引き込まれる。
「……」
次に気がついたときは俺の自宅で、出来上がったとろとろのアダムが俺の手を引いてベッドへ誘導してくる。
「猫耳ってそんな良いの?」
「……ぐぅ…♡お、おかしいくらいだ……、くそ、淫紋が疼く……♡」
ベッドに腰掛けるとその腿の上へ上体を乗せのしかかってきたのでさっきみたいに耳を揉み、
すこし向こうでぴん、と上を向いた尻尾も今度は腕に絡めて根元を擦った。
「……なんだこれ、くそ、くそ……」
今のやたら温かい身体で、俺相手にぐでんぐでんになってしまう状況はアダム的にもそれなりに不本意な状況らしく、
ずっと「なんだこれ」とか「ちがう」とか愚痴を言いつつも小さく丸まって腹の辺りを押さえている。
しばらくは大人しかったが、変な声を出しながらくねくねしているアダムをみて俺も変な気を起こして、
その象徴が布越しに顔に当たるのに気付いたらしくこっちをちら、と見た後アダムは当然のように膨らんだズボンの前をいじってきた。
「はぁ……♡ん、ふぅ♡」
やたら熱い舌が竿をちろちろと舐め、横から竿を唇が何度も往復する。
アダムもすっかりその気らしく、自分からさっさとズボンを脱いで服を捲り上げると、
体を起こし亀頭を飴のように下品な音を立てながらしゃぶり始めた。
「わ、すごいな。無駄に器用」
長い尻尾を器用に動かし自分の穴へ突き立て出し入れして準備をしている。
間抜けに潰れたカエルのような大きく足を開いた中央、腰を少し上げた箇所では尿道をくぱくぱさせて、赤く怒張した陰茎が先走りを滴らせてベッドを汚していた。
「うぶ、ふぅう♡♡♡」
顔をゆっくり動かしながらこっちを見つめている瞳は媚び媚びに潤んでいて、
さぞご婦人方にモテたであろう端正な顔を無様に歪め頬をこけさせてまで行われるフェラで、
じゅぽじゅぽとしきりに下品な音が奏でられていた。
「お゛っ……ご、ぉお……♡」
上から顔を押さえて喉奥をゆっくり捏ねるとくぐもった声と一緒に濃い唾液が陰茎へ絡み、苦しげにシーツを掴むが顔を上げようとはしない。
気持ちがよかったのでうねうねと締まり蕩けるくらい熱い口内で射精すると、
必死にアダムは喉を鳴らしてそれを直に飲み干していた。
「ありがとう」
「……あ……?あ、あぁ……」
尿道に残ったものも髪を掴んで軽く引けばちゅ♡ちゅ♡と唇を尖らせ、吸い出してくれる。
満足が行った頃顔を上げさせると酸欠で虚ろな目つきのまま返事をしてきたので、お礼に髪を撫でると深く息を吐いていた。
「……頭を撫でられるたび、どうしようもなく落ち着いてこの手のひらのためになんでもしたくなるんだ」
「ん?」
その、目にハートマークでも浮かんでいそうな赤面は不遜なインキュバスの浮かべるものとしてはあまりに情けなく、
人の陰茎を嗅ぎながら必死に舐める必死な様子が可愛くてまた勃たせると嬉しそうに「あぁ♡」と声を漏らした。
「あ、亜人に生まれなくてよかった……♡
こんな、ちんぽに服従するような生き方、惨めすぎる……♡」
そう言ったアダムの顔は満面の笑みを浮かべ大層に嬉しそうで、
降伏のつもりなのか仰向けで綺麗な腹筋のついた腹を見せたまま陰茎を見つめ腰をカクつかせているが、
いつもこんな感じだしいつもちんぽに服従しているのでそれを亜人の耳のせいにするなんて勘違い甚だしい。
「亜人じゃなくてアダムが惨めなんだろ」
「……お゛♡そ、そう、か……♡いや、違う♡♡♡
俺はインキュバスだからっ♡お゛っ♡こ、こんな♡重たい玉を顔に置かれて、イきそうなのも仕方ないんだ♡♡♡
亜人とは違う♡♡♡すぅ♡すぅう♡」
顔の上に睾丸を乗せると下でもぞもぞ動いてアダムは大きく下を突き出している。
後ろに手をやって、尻尾の代わりに自分の指でアナルをぐちゅぐちゅ掻き回し自慰を始めたので、
その動きに合わせて揺れ、腹にベチベチ当たっている今にも暴発しそうなくらいガチガチの陰茎の亀頭を手のひらで引っ叩くと、
悲鳴と一緒に足をぴんっ♡と伸ばして自分の胸や顔どころか俺の体にまでぶっかかるくらい勢いよく粘っこい精子を吐き出した。
「おごっ……!?♡お゛っ、お゛ぉおおおっ!!!♡♡♡♡」
絶叫と長い射精の後、バカになってしまった尿道口は何かを求めるよう萎えてしまった後も口を開閉させている。
「お♡……ひど、お前……、ふざけるなよ……♡」
たっぷり出せて気持ちよかったのか尻尾が内腿を撫でて余韻を楽しみ、
自分を落ち着かせている癖にアダムはなんだか被害者ぶって俺を非難してきたので納得がいかず小ぶりな乳首を摘んで潰れるくらい強く摘んだ。
力を込めたまま乳首を転がすとまたきゃんきゃんと悲鳴みたいなものを聞かせてつま先を丸めるのを見せてくれる。
「なにがふざけるな、だよあんな射精しといて」
「お゛ぉおおっ!!?♡♡♡すまっ♡あやまっ♡あやまるっ♡♡♡気持ちよかったから♡すまないっ♡
乳首と淫紋同時に潰すなっ♡悪かったからそれはやめろっ♡♡♡」
「すまない、悪かったじゃなくて
申し訳ございません、やめてください、な」
一緒に前のめりになって淫紋のあたりを押さえ、ぐ、ぐ、と上から潰すと尻尾を膨らませてアダムは泣きながら目をぎょろぎょろさせて暴れた。
「申し訳……っ♡ひっ、申し訳ございませんっ♡♡♡やめてくださいっ♡♡♡
イきたて♡身体がキツ……やめでぐだざい゛っ♡♡♡」
「もう遅いでーす、ってか便器?インキュバスだしこんなん慣れてるだろ?
……あ、もしかしてそういうプレイ?リアクション上手いな」
「ぢがっ……!?ちがう゛ぅうううっ♡♡♡♡」
なにか喚いているが煩いばかりでうまく聞き取れない。
気持ち良さそうだし良いやと思い泣きながら喚くアダムのアナルへ指を挿れ、
縁の浅い箇所の皮膚と淫紋を同時に擦ると泣きながら淫魔らしい立派なサイズの陰茎をぶるんぶるん揺らして潮を噴きながら歯を食いしばっていた。
力を込めた分アナルが痛いくらい指を締め付け、ナカを掻くとその分勢いよく潮が噴射される。
「~~~っ♡♡♡あ゛っ……、おっ……っ♡」
潮を出し終えてもずっと空イキを繰り返して身悶えている、楽しそうだ。
背後に回ってうつ伏せにアダムを転がし、尻尾を掴んで体を持ち上げると、
そのまま本番待ちでくぱくぱ涎まで垂らしている熟れたアナルへ自分のを一気にねじ込んだ。
「……っ!?♡んぉっ???♡♡♡」
「……わ、熱っ。すごい出来上がってんな」
そのままばちゅばちゅ尻尾を掴んで後ろから腰を揺さぶっても、
ベッドが軋むばかりで意外とアダムは何も言ってこない。
「お゛っ♡……んぉっ♡」
たまに掠れた喘ぎが聞こえるし、ケツはぐねぐね陰茎を締め付けてくる。
それに背中もピクピクしているので起きているとは思うんだけどこの反応の悪さはどうしよう。
首を傾げながらもベッドが揺れるほど強くアダムの体ごとゆさゆさ犯していると、突然アダムの頭の猫耳がぐねぐねと形を変え始めた。
「ハンドル?すごい、気がきくな」
それは動きを止めると竜人のツノそっくりになる。
立派な長いツノは掴みやすく、確かにここを押さえて後ろから突けば尻尾以上にやり易そうだ。
うまく声が出せない分、アダムが機転を聞かせたのかと思いそこを押さえてベッドに顔を埋めさせ、
押し潰すように後ろからしこりを潰してごりごり貫くと途端にアダムは悲鳴のような声をあげてナカを締め付けた。
「ちがうぅううっ♡♡♡お゛ぉおおっ!!?♡♡
ツノっ♡ツノはやめろお゛ぉおお!!!死ぬっ♡脳みそ壊れる♡や゛めでください、お゛っ♡くそっ
ツノ、おかしっ♡♡♡なんなんだ、ごれ゛っ♡♡♡ツノいだい♡の゛っ♡お゛っ♡全部アグメに♡な゛って♡お゛~~~っ!!?♡♡♡♡」
そういえば同じ竜人のツノを持つヒノワもツノがどうのと毎回喚く。
さぞイイんだろうか、と思って一旦攻める手を緩め、ツノの幹を優しくかりかり♡しながらやってみたかったことを提案した。
「友達の竜人がさ、毎回ツノ折って♡って言ってくるんだよな」
「……っ♡……っ、っ♡」
アダムはシーツへ顔を埋めたまま特に返事はなく、アナルがきゅんきゅん♡締まって浅く動くのに対し続きを促すよう返事の代わりをしてくる。
「本物はやばいけど寄生虫の偽物ツノならいいかなって。
どうなるか見たいし折っていい?」
「……ひ……っ♡」
ツノを掴んで軽く揺らすと珍しく怯えたように情けない声が聞こえる。
まるで命乞いでもするかのように、アダムは涙声で訴え始めた。
「つ、ツノ……、ちんぽより、感じるんだ……♡
こんなのつけて、あいつらおかしい……♡ツノが揺れるの、全部脳みそに来て♡ずっとイってる…、た、頼む、絶対折らないでくれ……♡
掻かれるだけで、脳みそバカになるのに♡折られたら絶対、本当に死ぬ……♡♡♡」
そう言って振り向いたその顔は、ツノに伸びる俺の腕を凝視していた。
はぁはぁと口で息をしつつうっすら笑みを浮かべ、アナルは何かを期待してイっているかのようにぴくぴく痙攣して陰茎をしゃぶっている。
「頼む」
アダムが乞うように少し頭を動かしたので、俺は笑顔で頷いてから思い切り力を込めてそのツノを折った。
「……あっ♡」
ぽき、と意外と軽そうな音がして、それからの反応は案外呆気のないものだった。
潮をまたバカみたいに噴射し鼻血まで流したのに、アダムは悲鳴と一緒に白目を剥いて気絶しただけで死ぬことも大声で喘ぐような面白い反応を見せることもなかった。
ただ俺が穴を使っている間、まるで違う生き物みたいに肉襞は俺のものをしゃぶり締め続け、
それに合わせて萎えた陰茎からずっと精液か潮が溢れ続けていた。
====
「猫亜人やら竜人に化けてみたがなかなか後学のためになった」
「そう」
あれから一通り、せっかくなので犬プレイや、ウサギにした上で延々とお預けをしてのノーハンドアクメも鑑賞したが、
幸い寄生虫はグレイが懸念していたような事態は起こさなかったらしくちゃんと外れてくれた。
後日検査とやらでグレイのところへアダムをもう一度連れて行っても異常もなかったらしい。
アダムへ貰ったフィードバックで更なる改良ができるとグレイは喜んで深くお礼を良い、
アダムも自分の生業に役立つと思ったのか、グレイに一定の敬意を表して接していた。
「だが、ツノを折られるという2回きりの快感を加味した上で、淫紋付きの淫魔の方が感度がいいのは衝撃的だったな」
「は?」
「やはりアレだな、適材適所というやつか」
脳が焼き切れる、とか死ぬとまで言った快感よりもすごいものを常日頃淫魔は生きるために受け、それに耐え抜いて生きているらしい。
やはり生き物として壮絶すぎないか。
「……クッキー食べる?」
「なんだ?いきなり……」
それからしばらく飽きるまで、俺はなんとなくアダムにとても優しくしてしまった。
それは竜人のツノだったり、獣の耳だったりに体積も質量も自由に目の前で様々な生き物の「特徴」へ形を変えている。
「これは?」
「脳神経に絡みついて実際に亜人の尻尾やツノの触覚を楽しめる電流を流す寄生虫を作ってみた」
「それ虫なんだ、取れるの?寄生されて」
「多分、……まだ生体実験はしていないのだが……理論上危険は……かなり……そこそこ少ないはずだ」
なんで目を合わせないんだろう。
普段変なおもちゃを嬉々として自分で使っている男が、まだ新アイテムを使っていないのが「危険」への答えなんじゃないだろうか。
そもそも俺は「取れるか」を聞いたのに危険の話をする時点で、グレイの中でなんらかの懸念点があるとしか思えない。
「あぁ、そう言えば以前頼んでいた『最悪の場合心身が壊れてもどうにかなりそうな人材』は見つかったか?」
「このタイミングでそんなこと聞くやつに紹介する人材居ねえよ」
「ははは、科学は倫理と常識を捨てれば簡単に向こう側へ行けるのに」
「……」
メガネをくいくいしながら軽やかに笑われたが、こんな奴のせいで科学者や博士と呼ばれる職種が偏見を持たれるんじゃないだろうか。
しばらくはこの変態へ絶対スノウを近づけないと決意していると、
村に戻ってからは久々の空気が止まる独特の感覚を味わった。
「……あれ、なんだここ」
にゅる、と突然黒い穴から姿を現したツノと羽根の生えた男。
そっちを見て驚いて硬直しているグレイに気づくと、アダムは不機嫌そうに眉間に皺を寄せ、グレイを指差しながら俺に向かって話しかけてきた。
「おいレオン、なんだこの童貞臭い男は」
「変態瓶底淫具メーカー」
あぁ、となぜかアダムは納得した顔をしている。
多分、こういう態度がインキュバス界での失脚を招いたのだろうな。
人を下に見がちな態度が滲み出ている。
応戦するようにグレイも、耳元でボソボソとアダムを揶揄した。
「おいレオンハルト、なんだこのビッチ臭い男は」
「元インキュバス」
「現だ。
……あぁ、いや、俺にレオンが『インキュバス業なんて不特定多数から絞るのはやめて俺専属になれ』と言うなら、それもやぶさかではないのだが……」
アダムが勝手に都合のいい解釈をして照れ始めて、それを見たグレイが冷ややかな目を向けている。
「君の友人には本当にロクなのがいないな」
「アンタ含めな。……あ」
そして俺は、アダムが毎回自分の体を変な技で初期化して遊びに来ているらしいことを思い出す。
これは、さっきまでのやり取りに最も相応しい人材が来てしまったんじゃないだろうか。
「なぁアダム」
「ん?」
「アダムって脳神経?かなんかがどうにかなっても取り返しつく?」
「なんだその物騒な質問」
嫌そうな顔をしているので改めて1から経緯を説明する。
「つまり、その髪飾りをつけると出来る、亜人の耳や尻尾をレオンが撫でると」
「言ってない」
「あぁ、その通りだ」
「聞いてる?」
何故か俺はいきなり渦中に巻き込まれて焦るがアダムは乗り気で髪飾りを手に取るし、グレイも実験の続きができて嬉しそうだ。
「つか結局アダムは取り返しつくの?後味悪くなんの流石に嫌なんだけど」
「淫魔は“そういう”事案の時だけ耐性や回復スキルに天井がなくなるからな、最悪肉片が1片でも残っていたら元に戻れる」
「生き物として壮絶すぎない?」
まさか最悪肉片の1片だけになる覚悟が既にあるんだろうか。
グレイは目を輝かせて「ほへ~」とか珍しくアホそうな声を出しているが、可愛さよりも恐怖を感じる。
新しいおもちゃを得た子供の目だ、これは。
「よしまずは猫系で行こう」
気圧されてつい、別に俺が撫でるとか言ってないですよ訂正できないでいると素早くアダムは髪飾りを装着してしまった。
「ぽぺっ」
しばらくして変な声と一緒に白目をむいて首をかくん、と勢いよく前に倒す。
「本当に大丈夫?」
「……」
「なぁ」
グレイがそっと斜め下を向いてきたのでどんどん不安になる。
やばい、無かった事にして逃げたくなってきた。
少しの沈黙の後、幸い無事に意識を取り戻したらしいアダムが顔を上げるとツノが消え、
代わりに頭部からふさふさとした三角形の耳が生えていた。
「あ、良かった、起きてくれた」
「……耳が増えた」
それは感情に連動するようにパタパタと揺れたり動いていて、動きも質感も本物の猫耳そっくりだ。
アダムは自ら面白そうにそれを摘んで引いたり形を確かめた後、これまた猫そっくりになった長いふさふさの尻尾を俺に絡めながら腰を引いてくる。
「触れ」
「えっ」
「そういう約束だったろ」
「そんな約束してないだろ」
してないけれど、どうせ抵抗しても無駄なのでグレイに寄生虫が感染(うつ)らないかだけ確認して、
そっと三角形の頂点、あまり血が通っていない薄くて冷たい箇所を軽く揉んでみた。
「……っ」
「おーすごい、ちゃんと耳の感触だ」
確かめるよう触れただけでアダムの顔は茹で上がったように真っ赤になるが、何故か強気に俺を睨みつけ鼻で笑ってくる。
「ふ、ふん。亜人の耳、なんて大したことはないな。
少しくすぐったいだけじゃないか」
「少しくすぐったいだけでそんな顔になる?」
アダムは変なことを言っているがデカい猫の耳を揉むのは結構楽しい、何らかの癒し効果すら感じる。
寄生虫の伝搬も大丈夫そうなので手を少し下げ、根本の、耳と頭の付け根のところに指を埋めてみた。
そこは神経が通っているのかしっかりと暖かく、毛もふかふかでさらに気持ちいい。
「……あっ♡……っ、げほげほ、かは…っ!?ごほっ!」
「えっ!?大丈夫?」
だが触れて2秒くらい。
俺が感想を言う前に、顔を真っ赤にしたアダムが怖いくらい咳き込んで涙目でこっちを睨んできたので、驚いて慌てて手を引っ込める。
グレイはなにを思ったのか大きく後ろへ飛び退いて避難していて、本当にこいつ最悪だなぁと思った。
「げほっ……、だ、大丈夫、大丈夫……」
「大丈夫な顔色じゃない」
「……っ、いや、大丈夫……つ、続けろ」
「……お、おう」
それからは無言で耳を揉まれるアダムと気圧されて揉む俺、それを後ろから顔を覗かせて眺めるグレイの間で、
奇妙な沈黙が流れる時間が過ぎ去った。
「……ふー…っ♡」
定期的に変な声を出していたが、ついに力無く俺の服の裾を掴んで肩へ顔を埋めるアダムの反応を見ていると
「アダムが可愛くなってしまった」という若干失礼な感想が浮かんでくる。
「……か」
「えっ?」
小さな声で何かを呟いたのが聞こえる。
「も、もっと、静かな場所で……試さないか?」
顔を真っ赤にしてそんなことを言ってくる態度が本当に可愛さの塊で、
インキュバスとしてこれは正解なのか首を傾げる。
「また後でレポートを後遺症がないか含め原稿用紙2枚にまとめて返してくれ
箇条書きで構わない」
「ありがとう…?」
どうしようか思案してグレイの方を見ると、あっさり寄生虫髪飾りの貸し出しを許可してくれた。
その瞬間アダムに、インキュバスが使うらしい謎のぬるま湯みたいな空間へ引き込まれる。
「……」
次に気がついたときは俺の自宅で、出来上がったとろとろのアダムが俺の手を引いてベッドへ誘導してくる。
「猫耳ってそんな良いの?」
「……ぐぅ…♡お、おかしいくらいだ……、くそ、淫紋が疼く……♡」
ベッドに腰掛けるとその腿の上へ上体を乗せのしかかってきたのでさっきみたいに耳を揉み、
すこし向こうでぴん、と上を向いた尻尾も今度は腕に絡めて根元を擦った。
「……なんだこれ、くそ、くそ……」
今のやたら温かい身体で、俺相手にぐでんぐでんになってしまう状況はアダム的にもそれなりに不本意な状況らしく、
ずっと「なんだこれ」とか「ちがう」とか愚痴を言いつつも小さく丸まって腹の辺りを押さえている。
しばらくは大人しかったが、変な声を出しながらくねくねしているアダムをみて俺も変な気を起こして、
その象徴が布越しに顔に当たるのに気付いたらしくこっちをちら、と見た後アダムは当然のように膨らんだズボンの前をいじってきた。
「はぁ……♡ん、ふぅ♡」
やたら熱い舌が竿をちろちろと舐め、横から竿を唇が何度も往復する。
アダムもすっかりその気らしく、自分からさっさとズボンを脱いで服を捲り上げると、
体を起こし亀頭を飴のように下品な音を立てながらしゃぶり始めた。
「わ、すごいな。無駄に器用」
長い尻尾を器用に動かし自分の穴へ突き立て出し入れして準備をしている。
間抜けに潰れたカエルのような大きく足を開いた中央、腰を少し上げた箇所では尿道をくぱくぱさせて、赤く怒張した陰茎が先走りを滴らせてベッドを汚していた。
「うぶ、ふぅう♡♡♡」
顔をゆっくり動かしながらこっちを見つめている瞳は媚び媚びに潤んでいて、
さぞご婦人方にモテたであろう端正な顔を無様に歪め頬をこけさせてまで行われるフェラで、
じゅぽじゅぽとしきりに下品な音が奏でられていた。
「お゛っ……ご、ぉお……♡」
上から顔を押さえて喉奥をゆっくり捏ねるとくぐもった声と一緒に濃い唾液が陰茎へ絡み、苦しげにシーツを掴むが顔を上げようとはしない。
気持ちがよかったのでうねうねと締まり蕩けるくらい熱い口内で射精すると、
必死にアダムは喉を鳴らしてそれを直に飲み干していた。
「ありがとう」
「……あ……?あ、あぁ……」
尿道に残ったものも髪を掴んで軽く引けばちゅ♡ちゅ♡と唇を尖らせ、吸い出してくれる。
満足が行った頃顔を上げさせると酸欠で虚ろな目つきのまま返事をしてきたので、お礼に髪を撫でると深く息を吐いていた。
「……頭を撫でられるたび、どうしようもなく落ち着いてこの手のひらのためになんでもしたくなるんだ」
「ん?」
その、目にハートマークでも浮かんでいそうな赤面は不遜なインキュバスの浮かべるものとしてはあまりに情けなく、
人の陰茎を嗅ぎながら必死に舐める必死な様子が可愛くてまた勃たせると嬉しそうに「あぁ♡」と声を漏らした。
「あ、亜人に生まれなくてよかった……♡
こんな、ちんぽに服従するような生き方、惨めすぎる……♡」
そう言ったアダムの顔は満面の笑みを浮かべ大層に嬉しそうで、
降伏のつもりなのか仰向けで綺麗な腹筋のついた腹を見せたまま陰茎を見つめ腰をカクつかせているが、
いつもこんな感じだしいつもちんぽに服従しているのでそれを亜人の耳のせいにするなんて勘違い甚だしい。
「亜人じゃなくてアダムが惨めなんだろ」
「……お゛♡そ、そう、か……♡いや、違う♡♡♡
俺はインキュバスだからっ♡お゛っ♡こ、こんな♡重たい玉を顔に置かれて、イきそうなのも仕方ないんだ♡♡♡
亜人とは違う♡♡♡すぅ♡すぅう♡」
顔の上に睾丸を乗せると下でもぞもぞ動いてアダムは大きく下を突き出している。
後ろに手をやって、尻尾の代わりに自分の指でアナルをぐちゅぐちゅ掻き回し自慰を始めたので、
その動きに合わせて揺れ、腹にベチベチ当たっている今にも暴発しそうなくらいガチガチの陰茎の亀頭を手のひらで引っ叩くと、
悲鳴と一緒に足をぴんっ♡と伸ばして自分の胸や顔どころか俺の体にまでぶっかかるくらい勢いよく粘っこい精子を吐き出した。
「おごっ……!?♡お゛っ、お゛ぉおおおっ!!!♡♡♡♡」
絶叫と長い射精の後、バカになってしまった尿道口は何かを求めるよう萎えてしまった後も口を開閉させている。
「お♡……ひど、お前……、ふざけるなよ……♡」
たっぷり出せて気持ちよかったのか尻尾が内腿を撫でて余韻を楽しみ、
自分を落ち着かせている癖にアダムはなんだか被害者ぶって俺を非難してきたので納得がいかず小ぶりな乳首を摘んで潰れるくらい強く摘んだ。
力を込めたまま乳首を転がすとまたきゃんきゃんと悲鳴みたいなものを聞かせてつま先を丸めるのを見せてくれる。
「なにがふざけるな、だよあんな射精しといて」
「お゛ぉおおっ!!?♡♡♡すまっ♡あやまっ♡あやまるっ♡♡♡気持ちよかったから♡すまないっ♡
乳首と淫紋同時に潰すなっ♡悪かったからそれはやめろっ♡♡♡」
「すまない、悪かったじゃなくて
申し訳ございません、やめてください、な」
一緒に前のめりになって淫紋のあたりを押さえ、ぐ、ぐ、と上から潰すと尻尾を膨らませてアダムは泣きながら目をぎょろぎょろさせて暴れた。
「申し訳……っ♡ひっ、申し訳ございませんっ♡♡♡やめてくださいっ♡♡♡
イきたて♡身体がキツ……やめでぐだざい゛っ♡♡♡」
「もう遅いでーす、ってか便器?インキュバスだしこんなん慣れてるだろ?
……あ、もしかしてそういうプレイ?リアクション上手いな」
「ぢがっ……!?ちがう゛ぅうううっ♡♡♡♡」
なにか喚いているが煩いばかりでうまく聞き取れない。
気持ち良さそうだし良いやと思い泣きながら喚くアダムのアナルへ指を挿れ、
縁の浅い箇所の皮膚と淫紋を同時に擦ると泣きながら淫魔らしい立派なサイズの陰茎をぶるんぶるん揺らして潮を噴きながら歯を食いしばっていた。
力を込めた分アナルが痛いくらい指を締め付け、ナカを掻くとその分勢いよく潮が噴射される。
「~~~っ♡♡♡あ゛っ……、おっ……っ♡」
潮を出し終えてもずっと空イキを繰り返して身悶えている、楽しそうだ。
背後に回ってうつ伏せにアダムを転がし、尻尾を掴んで体を持ち上げると、
そのまま本番待ちでくぱくぱ涎まで垂らしている熟れたアナルへ自分のを一気にねじ込んだ。
「……っ!?♡んぉっ???♡♡♡」
「……わ、熱っ。すごい出来上がってんな」
そのままばちゅばちゅ尻尾を掴んで後ろから腰を揺さぶっても、
ベッドが軋むばかりで意外とアダムは何も言ってこない。
「お゛っ♡……んぉっ♡」
たまに掠れた喘ぎが聞こえるし、ケツはぐねぐね陰茎を締め付けてくる。
それに背中もピクピクしているので起きているとは思うんだけどこの反応の悪さはどうしよう。
首を傾げながらもベッドが揺れるほど強くアダムの体ごとゆさゆさ犯していると、突然アダムの頭の猫耳がぐねぐねと形を変え始めた。
「ハンドル?すごい、気がきくな」
それは動きを止めると竜人のツノそっくりになる。
立派な長いツノは掴みやすく、確かにここを押さえて後ろから突けば尻尾以上にやり易そうだ。
うまく声が出せない分、アダムが機転を聞かせたのかと思いそこを押さえてベッドに顔を埋めさせ、
押し潰すように後ろからしこりを潰してごりごり貫くと途端にアダムは悲鳴のような声をあげてナカを締め付けた。
「ちがうぅううっ♡♡♡お゛ぉおおっ!!?♡♡
ツノっ♡ツノはやめろお゛ぉおお!!!死ぬっ♡脳みそ壊れる♡や゛めでください、お゛っ♡くそっ
ツノ、おかしっ♡♡♡なんなんだ、ごれ゛っ♡♡♡ツノいだい♡の゛っ♡お゛っ♡全部アグメに♡な゛って♡お゛~~~っ!!?♡♡♡♡」
そういえば同じ竜人のツノを持つヒノワもツノがどうのと毎回喚く。
さぞイイんだろうか、と思って一旦攻める手を緩め、ツノの幹を優しくかりかり♡しながらやってみたかったことを提案した。
「友達の竜人がさ、毎回ツノ折って♡って言ってくるんだよな」
「……っ♡……っ、っ♡」
アダムはシーツへ顔を埋めたまま特に返事はなく、アナルがきゅんきゅん♡締まって浅く動くのに対し続きを促すよう返事の代わりをしてくる。
「本物はやばいけど寄生虫の偽物ツノならいいかなって。
どうなるか見たいし折っていい?」
「……ひ……っ♡」
ツノを掴んで軽く揺らすと珍しく怯えたように情けない声が聞こえる。
まるで命乞いでもするかのように、アダムは涙声で訴え始めた。
「つ、ツノ……、ちんぽより、感じるんだ……♡
こんなのつけて、あいつらおかしい……♡ツノが揺れるの、全部脳みそに来て♡ずっとイってる…、た、頼む、絶対折らないでくれ……♡
掻かれるだけで、脳みそバカになるのに♡折られたら絶対、本当に死ぬ……♡♡♡」
そう言って振り向いたその顔は、ツノに伸びる俺の腕を凝視していた。
はぁはぁと口で息をしつつうっすら笑みを浮かべ、アナルは何かを期待してイっているかのようにぴくぴく痙攣して陰茎をしゃぶっている。
「頼む」
アダムが乞うように少し頭を動かしたので、俺は笑顔で頷いてから思い切り力を込めてそのツノを折った。
「……あっ♡」
ぽき、と意外と軽そうな音がして、それからの反応は案外呆気のないものだった。
潮をまたバカみたいに噴射し鼻血まで流したのに、アダムは悲鳴と一緒に白目を剥いて気絶しただけで死ぬことも大声で喘ぐような面白い反応を見せることもなかった。
ただ俺が穴を使っている間、まるで違う生き物みたいに肉襞は俺のものをしゃぶり締め続け、
それに合わせて萎えた陰茎からずっと精液か潮が溢れ続けていた。
====
「猫亜人やら竜人に化けてみたがなかなか後学のためになった」
「そう」
あれから一通り、せっかくなので犬プレイや、ウサギにした上で延々とお預けをしてのノーハンドアクメも鑑賞したが、
幸い寄生虫はグレイが懸念していたような事態は起こさなかったらしくちゃんと外れてくれた。
後日検査とやらでグレイのところへアダムをもう一度連れて行っても異常もなかったらしい。
アダムへ貰ったフィードバックで更なる改良ができるとグレイは喜んで深くお礼を良い、
アダムも自分の生業に役立つと思ったのか、グレイに一定の敬意を表して接していた。
「だが、ツノを折られるという2回きりの快感を加味した上で、淫紋付きの淫魔の方が感度がいいのは衝撃的だったな」
「は?」
「やはりアレだな、適材適所というやつか」
脳が焼き切れる、とか死ぬとまで言った快感よりもすごいものを常日頃淫魔は生きるために受け、それに耐え抜いて生きているらしい。
やはり生き物として壮絶すぎないか。
「……クッキー食べる?」
「なんだ?いきなり……」
それからしばらく飽きるまで、俺はなんとなくアダムにとても優しくしてしまった。
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