【番外編】イケメンだけど追放されたのでお兄さん達をメスにするパコパコ旅行してきます

ぺけ

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今日もレオンくんとイリアくんは揉めながらセックスしてます ⚪︎

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それはある日の夕方の事だ。

夜からろくでもないお友達どもとろくでもない飲み会があるので先にシャワーだけ浴びちゃおう、
そう思い浴室に向かうと、偶然同じく早めの風呂にしていたらしいイリアと鉢合わせた。

「わ」

「あ゛?」

普段からイリアはすごいが風呂上がりは特にすごい。

風呂上がり、全裸なお陰でバキバキに割れた腹筋も、太い腕もほってり湿っているのがよく見える。

もうこの時点ですごい、ムチムチかつでっかい身体に目が行きがちだが、濡れた髪を適当に掻き上げ邪魔にならないよう後ろに流すイリアの所作はめちゃくちゃカッコ……、うわ、腕持ち上げると胸筋も引っ張られて形変えててめちゃくちゃえっちだ、すごい。

腋の下とか、普段あまり人に見られないであろう箇所を余すところなく露出しているイリアを見てテンションをぶち上げた、
ここまで体感としては30秒ほどあったが、実際にはほんの1秒程度の事だっただろう。


「3」

「えっ」

「2」

不躾にその体を凝視していた俺に対し、イリアはタオルで髪をガシガシしながらなんだか怖いカウントダウンを始めた。

「なに?こわい」

「1」

「お、覚えてろよ!」


下着を履いて準備万端になったイリアが俺をどう撃退するつもりかわからなかったけど怖かったので、
三下みたいなセリフを吐いて風呂場に逃げた。

風呂場にはいつからかレインが居たようで俺の足に冷えた海藻のようにぬるっと絡みついてきて、
それもなんだか怖かったので短時間に2回もビビってしまった屈辱で、
その日の飲み会はあんまり楽しめなかった。

====

そんな苦い経験もすっかり忘れ、シャワーを浴びてさっぱりしていたある日の事だった。

「……」

「あっ」

今度は風呂上がりの俺と、風呂に入るつもりだったイリアが出くわした。

イリアはちょっと驚いたように一瞬固まって、はぁ、となんだか気怠そうにため息を吐いている。


「あ?何?なんのため息?」

「悪い、つい出た」

「アンタさ、マジで失礼だからな?そういうの」

この間の一件を思い出し、何か俺も仕返ししてやろうと思ったけど先手を打って出てきたイリアの失礼態度に今日も怯んでしまった、悔しい。


「てかさ、もうちょっと俺の全裸をありがたがれよ。
 場所が場所なら展示されてる美しさなんだぞ俺の裸は」

「寄ってくるな」


興味ないようにしつつ、言いつつイリアは水滴の滴る俺の首元をめちゃくちゃ凝視している。


「ははーん?」

「何笑ってる」

「別に~?」

こいつ、普段からやたら鎖骨噛んだり吸ったりしてくるし、さては鎖骨フェチだな。

良いおちょくるネタが見つかったので改めてイリアの顔を見直すと、
なぜかイリアに腰を抱き寄せられた挙句、余計なことを言う前にキスされた。

「……」

しかもなんか当然みたいな感じで舌を入れてくるのでびっくりする、
俺としてはこれくらい話が早い方が楽だし、舌入れてきた癖に甘噛みするとぴくっ、と舌を引っ込めようとするところが可愛いので良いと思うけど、
あまりにさっきまでの言動と行動が噛み合っていない。

「はぁ……」

イリアの今度のため息はさっきの面倒そうなものとは違い、
切なげでなんだかエロい奴だ。

それと一緒に俺を抱き寄せ、優しく腰を撫でてくる。

ゴツゴツした指が素肌を這うのがくすぐったくてちょっと気持ちいいのと、
じゅる♡と唾液を絡ませる音が妙に耳の奥に響いてとても気分が上がってきた。

興奮しているのはイリアも同じだったようで、服が濡れるのも構わず密着し、
自分の腰に、俺のが当たったのに気づいて唇を離しぐ、と眉間に皺を寄せた。


「……すぐ勃つ」

「えっ、やめてなんか恥ずかしい」

指摘されるとなんだかとても恥ずかしい。

誤魔化すため慌ててもう一度唇をくっつけ、今度は布越しにもわかるイリアのでかいちんこに手を伸ばした。

「コラ、レーヴェっ、」

「んな怒らないの、
 ほら、もう一回ちゅーしよ?ちゅー?」

ここまでしておいて、まだイリアはなんだか恥じらいがあるようだったが、
もうここまでくれば勢いで押した方が早い。

壁にイリアを押し付け、ふざけて唇を尖らせてちゅ♡とキスしまくって、
イリアが諦めたら頬を撫でながらさっきまでより優しく舌をちゅ♡ちゅ♡と吸い、
イリアの興奮を知るため触れるか触れないかで、陰茎の輪郭を探るよう優しく全体を撫でてやる。


「……クソッ」

手の甲を壁に押し付けられ、指を絡ませながら舌同士を絡めて互いに舌先をくりくり擽って遊ぶとイリアは俺を睨みつけてくるが、
本来イリアが本気を出せば俺がこんな事を好き放題出来る訳がないので、
こうやって吐き捨てる事で本人なりに何か頭の中で折り合いをつけて、
俺の行為を受け入れているんだろうと思うととても興奮した。


「お前だってすぐ勃つじゃん」

「っ、うるさ……嗅ぐなバカ!」

唇を離し、イリアの肩口に顔を埋めすん♡と鼻を鳴らすと運動後なのか少し蒸れた汗の匂いがして、
イリアは嗅がれるのが嫌がって逃げているけれど、俺はえっちでとても良い匂いだと思う。

勃ったイリアのを掴んで上下にやわやわと擦りつつ、
くっきり浮いた首筋に沿って舌を這わせるとイリアの身体は一瞬びく、と震え少しイリアの香りが濃くなった気がした。

「っ!」

「あー、良い匂い」

耳をかぷ♡かぷ♡と甘噛みし、喉仏を吸って鎖骨を舐めてやりたい放題して、
服越しにぷく♡と持ち上がっている乳首を探り当てるとそこを強めにカリカリ♡掻いて刺激してやる。

「お゛前……っ♡」


本人的に軽いコンプレックス、かつ弱点のミルクまで出るエロ乳首を弄るとイリアはめちゃくちゃキレているが、
同時に明らかにもう片方の手で扱いていた陰茎がぐん♡と質量を増したのを感じたので、ならもっと気持ちよくしてやろう、と上半身の服を脱がせる。

むち♡と柔らかそうで張りのある褐色おっぱいが露出するのと同時に、イリアの匂いを濃く感じて俺も一層気分を上げてしまった。

「何で、興奮してるんだ」

「内緒」

自分の腰に当たる陰茎が急にまた硬くなったのでイリアは怯えたように身を捩っていたが、
「お前のデカパイで勃ちました」とか言うとせっかくその気になりつつあるイリアを行為の続行が厳しい時点でキレさせそうなので言わないでおく。

代わりにむち♡と重たいイリアの胸を掴んで持ち上げ、その中央でぴん♡と硬くなっている赤い、豆みたいな乳首を指で弾いて転がした。

「……っ♡ぅっ」

むち♡むち♡と胸を揉まれ、ぷっくり尖った乳首は指先でうにうに潰されると簡単に勃起し、
何もしてない方の乳首と比べてさらに一回り大きく、卑猥な形にすぐに尖ってしまう敏感乳首なのだが、
イリアはまだ乳首をカリカリ♡されるだけで乳首アクメ寸前まで発情してしまう自分の体を認めたくはないようで、
俺に胸を揉まれ、きゅ♡と指の間で挟んで引っ張られてぶる♡と体を震わせ、声が漏れそうになるのを懸命に唇を噛んで我慢している。

「、んなところっ、……弄る、なっ!♡」

「んー?」

追い討ちをかけるよう大振りの乳首をしゃぶってちゅう♡と吸い上げ、口内で舌で弾いて転がす。

もう片方の手で下着の中に手を入れてイリアの熱くなった陰茎の先端をくちくち指でこねて先走りを亀頭全体に塗り広げてから、
それをローションがわりに直に陰茎を触ってやるとイリアは足をやんわり広げてもっと俺にちんこを触ってほしい♡と言わんばかりに腰を突き出してくる癖に、俺の髪を掴んで胸から顔を離させようとしていて、
反撃にズボンを脱がせ、両手で重たい玉をゆさゆさと持ち上げて揉み、
陰茎を扱いて両手で下半身を刺激するとぐ♡と内股に力を込め、イリアは静かにどぷ♡と精液を垂らして甘イキする。


「イリア、一緒にシャワー浴びよ、身体流してあげる♡」

「っ、ふ、」

ちゅぽん♡と乳首から唇を離すと、イリアはぴく、ぴく♡と身体を痙攣させ、自分でもっと元気に射精すべく竿を触ったりするのを我慢しているようで、
ちょっとふざけて試しに乳首を摘むと、
ぶち殺すぞと言わんばかりに睨みつけられた挙句、
髪をわしゃわしゃと強めに両手でぐしゃぐしゃにされた。

「いたたた」

「……はぁ、クソ」

顔まで好き放題揉みしだき、最後に俺の顔を見て舌打ちをしたイリアの顔はちょっと赤い。

「服、脱いだら行く……から先に入ってろ」

「きゃ、イリアくん……♡」

「腹立つ呼び方するな」




「あ゛っ……♡……ふ、っ……!う、っ♡」

浴槽へ湯を溜め、少しシャワーを浴びて冷えた体を温め直しているとようやく服を脱いだイリアがやってくる。

イリアも割と興奮していたのか、割とすんなり俺に触れようと腕を伸ばしてきたのでその手を頬にやり、
適当にまたキスしてからイリアを浴槽に腰掛けさせた。


「レーヴェ」

「んー?」

開いた足の中央にしゃがむと、イリアは俺が何をするつもりか分かったようで、
時間をおいて少し萎えかけてたいイリアのちんぽがまたむく♡と起き上がる。

「……いや」

イリアが俺の頭のいろんなところを、さっきとは違い優しい手つきで撫で行く。

頭を撫でられ、頬を揉まれ、最後に唇に指を置かれたのでそれを甘噛みしてやるとゆっくり俺の頬を撫でてから、イリアの手は離れていった。


「っ」

それを見届けてから、まずはイリアの陰茎の先端に舌を伸ばしちろ♡と優しくそこをくすぐってやる。

まだほんのり柔らかいそこを舐めた途端イリアの体が小さく跳ね、舌先にしょっぱい味が広がっていった。

「……ふー……っ♡」

手の甲で口元を覆って我慢してる。かわいい。

調子に乗ってそのままぺろ♡ぺろ♡と陰茎を舌の上に擦り付けるよう手で動かし、
もっと硬くなってきたらちゅ♡と反ってよく見えるようになった裏筋に口付ける。

「……」

大粒のいちごみたいに赤くカサの張った亀頭を咥えようと大きく口を開けた瞬間、
片手で支えていたイリアの陰茎が一層質量を持ったのが分かった。

「っ♡く、っ……♡」

(何で興奮してるんだろ)

顎が外れないか不安になるくらい口を大きく開いて、じゅぽ♡じゅぽ♡とイリアの陰茎を口内で扱き、舌でずりずり舐めて攻め立てると今にも射精しそうにイリアの陰茎はどくどく脈打ち、じわ♡と俺の舌へカウパーを擦りつけてくるが、
なんとなく俺の頭を撫でながら陰茎をいきり立たせているイリアが、
単純に口でされるのが気持ちよくなっているもではない気がしてその顔を盗み見てみる。

(あぁー)

目があった途端ぐ♡と陰茎を硬くし、雄臭い汁を人の喉奥にぬち♡となすりつけてしまったイリアの表情を見れば、
イリアが何に興奮しているのかなんて嫌でもわかる。


「な、イリア。
 挿れたいんだけど」

「……ふ、っ……♡」

とろ♡と発情したイリアの顔を見てこれ以上我慢出来ない、
竿を口から引き抜いて、代わりに今度は腹筋を舌で伝って、臍をちゅ♡と唇で覆って吸い上げ、
ここに挿れたい、と下腹を押して主張した。


「……」

「嫌?」

「…………っ」


返事もせず目を伏せているが、されるがままに俺に腰を取られ、
背を向けたまま浴槽にもたれかかるポーズを取ってくれたのはイリアなりに精一杯の譲歩と受け取って良いだろう。

「もっと足開いて」

「っ、ふー……っ♡」

肉穴をかりかりシワをなぞって掻き、ひく♡と収縮している縁に浅く指を添えるとちゅむ♡ちゅむ♡と肉穴が指に吸い付き、浴槽を握るイリアの指に力が籠る。

後ろから見たイリアの背中は広く、背中にもしっかり筋肉が浮き上がっていてとても男らしい格好をしているのに、
何度も俺とヤっているせいでアナルへ指を捩じ込むとそこはちゅう♡と嬉しそうに異物へ吸い付き、イリアはゾクゾクと身を震わせて低く、吐き出すように呻いている。


指を増やし、ちゅこちゅこ♡三本指をばらばらに動かし柔らかい肉穴を押し上げても、
ちゅぽちゅぽ指を激しく出し入れさせてもイリアの陰茎は萎える事なく、
それどころかとろ……♡と粘ついた白い液を垂らしそれが浴槽まで糸を引いていた。

「っ♡お゛っ……♡っ、……ふ、ゔ……っ♡」

「今のとこ気持ちよかった?穴、きゅ♡ってしたけど?」

「お゛っ!?♡っ♡ふーっ、ちが、っ♡♡……お゛ぉっ♡♡っ……!」

イリアの反応がよかった場所を重点的にこりっ♡こり♡と弾くと、
もうイリアは声を我慢出来なくなってしまったようで何度も喘ぎ、
体を丸めて浴槽にしがみつくようになってしまった。

「……っ、♡くそ、……っ♡♡」

1度指を引き抜いてイリアをそっと見下ろす。

健気に上げたままのむち♡大きなお尻の中央で赤くなってしまったアナルは異物を探し、くぱ♡くぱ♡と開閉して腸液を垂らしていて、
本物の性器さながら、いや、性器よりなんだかいやらしく感じてしまう。

びく、と震えて浴槽にしがみついているが、きっとそのせいでひしゃげてしまっている胸の先は押しつぶされてぷっくり腫れたまま、そこからミルクをしょろしょろ♡垂らしているのだろう、
浴槽の壁を伝い、白い液が筋になって滴り甘い匂いを発していた。


「っ!?……ふーっ……♡」

もう我慢出来ずイリアの腰を掴み、ちゅぽ♡と先端を咥えさせるイリアが静かに息を呑む。

口を拡げたアナルはにちゅ♡と徐々に捩じ込まれるちんぽを美味しそうにしゃぶって、
締め付けながら奥へ受け入れぐちゅ♡ぐちゅ♡と狭いナカで粘膜が擦れる音を奏でている。

「お゛っ♡お゛っ♡♡……っ、おい、……♡れー、へぇ゛!♡♡♡」

穴は仕切りに痙攣してやわらかく陰茎に絡みついていて、
イリアもベチベチ陰茎を揺らして嬉しそうだったので早速腰を掴んで1度竿を引き、ぢゅどんっ♡とイリアの体の内側をこそぎながら奥まで陰茎を打ちつけると、普段のイリアからは考えられない情けなくて可愛い声が聞こえてきた。

「おっ♡……っ、ふっ♡ゔぉっ♡お゛っ♡♡……っ!♡♡」

「声我慢しないでよ、イリアの可愛い声聞きたい」

1往復ごとにイリアはせっかく可愛い声を出しかけているのに下を向いてそれを我慢してしまっていて、
勿体無いのでイリアの陰茎を後ろから両手で掴んで腰の動きに合わせてくちゅくちゅ扱いてやった、

「~~~っ!!?♡♡♡お゛……っ♡お゛ぉ゛っ……!?♡っ♡れーゔぇ!っ♡♡それ゛っ♡やめ゛……お゛ぉお゛!!?♡♡♡」

途端に穴がぎゅ♡と締まりイリアは仰け反って、手の中に熱い精液がどくどくと溢れていく。

「あー?何?イったの?」

「っ♡ゔっ♡っ、♡お゛っ♡♡……っ」

「ごめん、もうちょっとだけ我慢して」

「……!?っ、おま゛っ、お゛……っ♡♡」

疲れ果て、へにゃ、と俺の手の中で萎えてる陰茎を思えばイリアがもうギブアップなのはわかったが、
俺はこのでかい身体にばちゅばちゅと腰を打ちつけるのが楽しくて、
イリアの穴が本人は無意識にか苦しいほど締まって追い詰めてくるけどちょっと我慢してもっとイリアの穴をぬちぬち掘削したくて仕方がない。

もう一度腰を掴み直し、射精に向けて奥をぬちぬちえぐりながら自分勝手に動いていると、
イリアの声にもなんだかまたエロい喘ぎが混ざり始める。


「ふっ♡ゔっ、っ♡♡……レーヴェ!っ♡♡とま、~~~!?♡♡♡」

さっきから穴をきゅんきゅん締め、何度もメスイキしてるイリアにはもう余裕がないのだろう、
また静かに声を殺してぎゅ♡と竿をしゃぶりながらアクメして、
俺がどろどろと中に注いでやった分、イリアもどろ……♡と自分の陰茎から精液を垂れ流してぐったり勢いなく最後の射精を果たしていた。


「……はぁ……っ♡」

最後まできゅぷきゅぷ肉を伸ばしてちんぽに絡んでくるアナルからなんとか陰茎をぶぽんっ♡と引き抜き、
ぐったりしているイリアのナカに出したものを無理やり掻き出してやる。

「っ♡ぉ♡」

へばっている時しかさせてくれないが、余韻でぴくぴく喘いでいるイリアは涙目だしおとなしいし、
いつものギャップもあってとても可愛いので、チャンスがあればちょっとイリアで遊びつつ、割と俺は後始末をしたい方なのだ。


「イリア、お湯もういっぱいだしお風呂入ろ」

「……ふー……っ」

少しぐったりしていたが、イリアは呼吸を整えると何事も無かったかのように軽く体を洗って湯船に浸かる。

イリアの身体はデカいのでざぶざぶとせっかく溜めたお湯が流れていって、
俺に入ったらもう湯は入れた半分くらいしか残らないんじゃないか、と少し勿体無い気持ちになった。

「……ん」

「ん」

けれど、湯船にもたれ、俺が来るのが当然と言わんばかりに手を伸ばしてくるイリアを見ていると、お湯がもったいないから後で入ります、
なんて選択肢が出てくるわけがない、というかそっちの方が勿体無い。


「熱い」

「そう?俺は今のとこ丁度いい」

風呂は割と広いので、膝と膝がくっつく程度の距離を取ればお互い、一応重ならなくても肩までしっかりお湯につかることができる。

なんだか勿体無いし、今度あえて狭い浴室でも増築しようかなぁ、なんて頑張って小さく丸まっているイリアをみて考えた。


====

「イリア?」

風呂上がり、まだ早い時間だったせいか日が暮れていなくて、
イリアはぼんやり外を眺めながら酒を飲んでいる。

様になっていて悔しいので死ぬほど妨害してやろうと近寄ったら睨まれて、
代わりに静かに座っていろ、と言わんばかりに隣にクッションを敷かれてしまった。


「庭先で何見てんの?」

「……」

視線の先には二羽の鳥。

片方は小柄でカラフルで、
もう片方は地味な柄の一回り大きいやつ。

なんか図鑑で見たことがある気がする、確かカラフルな方がオスの奴だ。


鳥は交尾の最中、オスの方が積極的に交尾がしたいようで懸命にメスに飛び掛かっては返り討ちにされキレられていて、
なんだか自然界の苛烈さを感じることができる。

「マジで何見てんの?悪趣味か?」

「お前に言われたくない」

結局メスが勝ったようで、オスは情けない鳴き声でピチピチ言いながら飛んでいって、
そこまでしてようやく静かだったイリアが俺に向き直った。


「は、残念だったな」

「……?うん」

その顔は妙に嬉しそうなドヤ顔で、なんだかわからないけどイリアが可愛いことだけは伝わってきた。
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