女王は後宮にて溺愛される

この国では、女性は支配者。
――なぜなら、男女比は10対1。

だから、女王は複数の「寵夫」を持ち、
愛され、悦ばされ、命じて、抱かれて、国を治める。
夜伽もまた政なのだ。
しかし気づけば後宮には、忠誠と色香を兼ね備えた美丈夫がずらり。
しかも全員本気で恋をしている。
ただの制度のはずの「夜伽」が、毎晩修羅場予定!?

けれど第一王女にして次代女王・アイリス・カロル・レディアールは、
そんな“制度”になじめる性格ではなかった。

命じるのが苦手。
支配するより愛してしまう。
そして――なぜか全員に愛されすぎている。

命じられるより愛したい。
奉仕されるのではなく心で結ばれたい。
でも――女王が“愛”を選ぶと制度が壊れる!?

 

女王アイリスは苦しむ。
ひとりだけを選べば、女王として不完全。
全員を選べば、ひとりの女ではいられない。

それでも――
「愛は命じるものじゃない」
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