悪役令嬢の末路

ラプラス

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協力者【2】

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 その日から、私の生活リズムは少し変わった。

 あの人の、『俺だって会いたいさ』という言葉を信じ、あの人が家に帰ってきたときに、ホッとするような家にしようと、屋敷を中から変えていく計画を立てたのだ。
 したがって、毎日午後にはリリシア様の元へ通っていたが、それも週2,3回に減っていた。

 それから、私にやっと友達と呼べる存在が出来たのである。名前はメアリ。古参の使用人で、私からすると、友達というよりも、お姉さんやお母さんのような感じ。
 リズムが変わってからは、メアリと共に行動していた。

 刺繍やパッチワーク、庭師に頼んで家庭菜園をしてみたりと、私は私で充実した日々を過ごしていた。


 そんな日が続いたある日のことだった。


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