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愛してる
しおりを挟む「…くっ………狂ってる…!狂ってるわ、あんたたち…!!男同士で、親子で、なにやってんのよ…!!」
ワナワナとレジーナは震えた。王子王女たちに比べてレジーナが美しく整えられていたのもセルヴァンスの仕業だ。美しく整えられた髪の上には輝く王冠。豪奢な真紅のドレス。唇に紅を引いただけで匂い立つような色香。どの美姫よりも美しいと言われた顔を醜く歪ませて。
「好きな男を10年も甚振り続けたアンタは狂ってないの?ちゃあんと調べさせてるんだよ?アンタ、ハルに舐めさせるためにお風呂でおまんこ洗わせなかったんだって?そのくっさいおまんこ舐めさせながらおしっこするのが普通だったんだって?ハルが勃たなかったら、おちんちんをピンヒールで踏みつけたんだって?ハルが射精できなかったらお腹とか背中に火かき棒押し付けさせたんだって?可哀想にね。そんなセックスじゃあ気持ちよくなかったねえ、ハル?だから僕とのセックス覚えたらあんなにがっついちゃったんだ?……可愛い…」
ちゅ、ちゅ…と紫苑が俺の唇を啄ばむ。
「ねえ?僕がいっぱい産んであげる。ハルの子供。人間の妊娠とは違うけど、精液で妊娠しちゃうからね?お腹にももう入ってるし…」
レジーナが息を呑んだ。そして何故かセルヴァンスも。
「こ…ども……?」
「うん、そう。ハルはもうすぐパパなんだよ。やったね!ちゃんと愛し合って産まれる子供だったら自分の子供って思えるよね?だから………」
俺の手を自分の腹に触れさせながら、紫苑が笑う。
「もう、 ーーー 要らないよね?」
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