とあるおっさんのVRMMO活動記

椎名ほわほわ

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3巻

3-3

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 ここ『アポロンの弓』ギルドエリアでは、裏ダンジョン・弓エリア攻略のための会議が、『クリスタル・レイン』の代表者と合同で行われていた。

「では、今のところ製作方面の進展はなし、ということですね?」

 厳しい表情でアヤメが言う。彼女が持つ長弓より強い弓は、お抱えの職人でもいまだに作ることができないでいた。

「すまないがこれ以上のものを作るには、より良い木材が必要だ、という結論に達している……」
「それに資源も、もう心もとない。しばらくは研究を休めて資源の確保を活動の中心にしないと」

 この木工職人達の台詞に、鍛冶職人も同意する。

「特殊な形状にしてしまうと、それに対応した生産者のスキルLvがないと扱えない。妖精女王の旦那が持っているような弓だな。なので、オーソドックスな形で発展させねばならないのだが……」

 木工職人がそう言葉をにごすと、彼と契約した風の妖精が慰めるように寄り添う。

「では、ギルドマスターの私からですが……新しい弓を一張買いました。Atkは47あります」

 この台詞に、同席していた『アポロンの弓』『クリスタル・レイン』両方のギルドメンバーの大半が総立ちになった。

「「「「「「まさか、第四世代!?」」」」」

 この「第四世代」という言葉について説明しておこう。
 最大手の弓ギルドである『アポロンの弓』では、常日頃から弓に対する検証を行っていた。人数の多さというアドバンテージを最大限に活用し、ひたすらデータを集めたのである。そして彼らは気が付いた。他の武器はともかく、弓はAtkの値が11の倍数に達する度に、与えるダメージが目に見えて上がることを。
 そのため、Atkが0から10までを第ゼロ世代、11から21を第一世代、22から32を第二世代……というように、11の倍数ごとに世代として表現するようになっていた。そして今は33、つまり第三世代への到達が目下の目標であった。だが今回、外部の者にそのさらに先を行かれたことになる。

「はい、第四世代の弓です。これを見て、職人スキル持ちの皆さんから意見を聞きたいのです。単純な話、この弓を量産できるかどうか……それを含めての話です」

 アヤメが切り出した通り、この弓を量産できれば弓ギルドはより強くなれる。仮に完全ではなくてもある程度の模倣ができれば、十分大きな力を得られるだろう。故に、三〇万グローもの大金を出して買ってきたのだ。

「──く、我々が諦めた木材と金属……これはライトメタルだが、それを同時に両方使った弓……」
「それだけじゃねえ、これ、木材も二種類が使われているな」
「我々が現時点では不可能だと結論を下したのを、あざ笑うかのようにっ……!」

 我先にと職人達がその弓に群がるのは、一つでも新しい技術を得ようとする彼ら独特の執着心ゆえ。そしてそこには、憎しみにも似た悔しさが含まれていた。

「マスター、これは一体誰が作ったんだ!?」
「本来このような合成弓は、この世界ではかなり相性が悪いのです……」
「木材だけ、金属だけなら作れる。しかし木材だと今のようにAtk29が限界で、金属なら33も超えられるが、重量が厳しくなり過ぎるし……」

 次々と職人達の声が上がる。それらを単純にまとめると、現時点では「製作不可能」という結論であった。

「そうですか……やはり裏ダンジョン攻略は、これを私が使わせていただいて、道を切り開くしかありませんね……」

 アヤメはそう結論を出さざるを得なかった。弓の出所は言わない約束だ、それをたがえる訳にはいかない。信用を得るのには一〇年、無くすのは一瞬。それをアヤメは知っているからである。この場に限ろうとて、人の口を完全にふさぐことなど不可能だ。
 アヤメがちらりと横を見れば、ノアももどかしそうにしていた。

「マスターが言えないというなら、何らかの理由がありそうだけどよ。その弓を作った奴はよっぽど全ての属性に愛されているんだろうな……」
「全くです。火の属性が強い金属と、木属の木という相性が悪い存在同士を同居させるとか、一体どんな技術ですか」
「でも、複数の木を合わせるという点は模倣できるかもしれないね~。その辺を探ってみない?」
「そーだな、そういう合板を作れれば、今の素材でも第三世代は量産できるかも知れない」

 早速、職人達は可能性を探るための相談を始めていた。
 アヤメに言わせれば、この弓の技術を切っ掛けに、お抱えの職人達が第三世代の弓を量産できるようになるのなら、三〇万グローなど安いものなのである。

「そちらの研究はお願いしますね。では、裏ダンジョンに向かうメンバーの選抜を行います」

 新しい弓に触れた熱気が保たれたまま、新しい議題に移る。第四世代という分かり易い旗を手に入れたことで、攻略に詰まってからは重い空気に包まれていた二ギルド合同会議も、久々に熱気を持って進んでいった。
 だが、アヤメとノアは言えなかった。弓を作ったのが、職人特化のプレイヤーではないということを。そしてさらにもう一つ、ギルドの中でも最も使い手の多い狩弓で、第四世代どころか、既に第五世代が存在しているという事実を……

「今はなげいても仕方ありませんね……」

 アヤメの呟きにノアが答える。

「うん、ひとまず強力な弓が手に入ったんだし、攻略できる可能性は上がったはず。気持ちを切り替えた方が良いよ」

 この会話が聞こえた数人が「何を嘆くのだろう?」と疑問に思ったが、会議の熱気に流され、すぐに忘れてしまった。



  4


 弓の強化と矢の補充を済ませ、いざ再び妖精国へ、と準備を整えていると、インフォメーションが流れた。



 緊急インフォメーション


 いつもワンモア・フリーライフ・オンラインをお楽しみ下さり、真にありがとうございます。
 ただいま、「死者の挑戦状」のシークレットボスの内の一体が撃破され、イベントが完了したことを確認しました。
 よって、ただいまより武器のカテゴリーに新しく「トンファー」が追加されます。
 トンファーは〈格闘〉の派生となり、掴み攻撃ができなくなりますが、その代わり盾の効果を持ち、攻撃の威力が増加します。
 詳しくは公式ホームーページHPの更新をお待ち下さい。
 繰り返します……



 ふむ、新しい武器が解放されたか……あの迷宮への挑戦を繰り返している猛者もさがまだ居たとは。だが、今回のインフォメーションはさらに続きがあった。



 ──そして、これをもちまして「騎士剣」「トンファー」「ハルバード」「スネークソード」「大太刀」「和弓」の六つが解放され、これらを封印していた死者が完全に浄化されました。これにより、二十一名の解放者限定イベントを開始いたします。



 このインフォメーションの直後、女性の声が世界に流れ始めた。

『皆様、死者の迷宮にて、長き時を苦しみ続けた者達の魂を解放してくださり、ありがとうございました。私は、死者の迷宮を管理していた巫女みこでございます。元々はただの墓場だったのですが、いつしか怨念が溜まる場所に変化し、私までもが取り込まれ、迷宮へと化しておりました。ですが皆様のお陰で特に強大であった六つの怨念が解放され、私の魂も解放されました』

 へえ、そういうバックストーリーが存在していたのか。

『迷宮を支えていた怨念は、現在も浄化され続けております。あと二週間も過ぎれば完全に浄化され……支えがなくなった迷宮は、自然に崩れ去るでしょう。そのときに私もようやく天に帰ることができます……ですがその前に、怨念の浄化に特に貢献してくださった二十一名の解放者の皆様に報奨をお渡ししたく、声を掛けさせていただいております』

 単独ソロから六人PTまで、それぞれに対応して出現するシークレットボスを撃破した二十一名か。

『ですが、その報酬は残念ながら一〇個しか用意できませんでした。故に、二十一名の皆様で対人PvP戦闘を行っていただきます。強き者の勝利の雄叫びはまた、私達にとって最高のなぐさめとなり、浄化のかてとなるのでございます』

 ……また面倒臭い話になってきたな。

『開催時刻は貴方達人族のこよみで次の土曜、夜九時開催といたします。ネクシアに建造される会場にて行われ、どなたでもご観戦いただけます。なお、解放者の方々は参加の意志を示していただくだけでも、参加賞五万グローを差し上げます。この参加賞は、参加する意思はあったが急な都合でどうしても参加できなくなった方もお受け取りいただけます』

 この言葉が伝わった直後、自分の目の前にウィンドウが展開された。そこにはこう表示されている。


【鎮魂のPvP戦闘に参加しますか? YES NO】

 『逆に初めから戦う意思を持たなかった方には……報奨は当然ありませんし、解放者の称号も取り下げさせていただきます。ご了承ください』
 この台詞を聞いた途端、自分は即座に「NO」のキーを叩いていた。これ以上目立ってたまるか! 逆に都合が良い! と瞬間的に判断したのだ。

『ルールは、浄化した際に組んでいたPTメンバーがチームとなる方式で、一つのフィールドで一つのチームだけが残るまで戦うバトルロワイアル形式です。もちろんソロから六人PTまでいらっしゃいますので、人数が少ないチームほど強化補整が付きます。またチームの中でも個人点が付きますので、チームが勝ち残っても個人点が低ければ、上位一〇位に入れない可能性は十分にあります』

 説明は続いているが、それを半ば無視して操作を完了させる。


【確認 解放者の称号が消滅します! また、貴重な報酬を得る機会を永遠に失います! 本当に鎮魂のPvP戦闘への参加を放棄しますか? YES NO】

 この文章をきちんと確認し、YESを押す。

『そして、報奨の方ですが……ええ!? しょ、少々お待ちください! もうPvPへの参戦を放棄する方が出てきてしまいましたので、確認させて頂きます!』

 インフォメーションから伝わってきていた声が慌て始めた。そんなに慌てることかね?

『し、失礼しました。先に報奨を述べさせていただきます。プレイヤーの望む武器、望む属性の魔剣、これを三本。一日一回だけ使えて、使用しても失われない死者蘇生の魔法薬が三つ。幻影を発生させて攻撃を避けやすくするマントが二つ。腕に付けることで物理攻撃、または魔法攻撃の威力を上げることができる小手が二つ、合計一〇の装備品が報奨となります。これらを上位入賞者から選択できる形となります』

 ほう、かなり強力な物ばかりだな。まああのダンジョンはそれだけきつかったからなぁ。一番の目玉は死者蘇生の魔法薬だな。

『また、PvP戦闘ではありますが、ポイントで評価されることを改めて申し上げておきます。露骨に逃げ回って最後まで生き延びたとしても評価点は最悪になり、上位入賞はできないでしょう』

 そりゃそうだな、ずーっとこそこそ隠れていて、最後に美味おいしいところだけ持っていって優勝なんて、誰も納得するはずがない。
 そんなことを考えていると、再びウィンドウが開いた。


【報奨が発表されました。それでも本当に鎮魂のPvP戦闘への参加を拒否しますか? YES NO】

 最終確認か、本当に丁寧だねえ。だが、これには出場したくないのでYESを押す。イベント製作者には申し訳ないが、もうこれ以上悪目立ちすることは避けておきたい……


【非常に残念です。宜しければ理由を教えてください】

 文字を書き込めるスペースに、「目立ちたくないからです」と書いて送信。


【ご意見を受け取りました。ありがとうございました】

 そのウィンドウを閉じれば、もう反応はなくなった。提示された報酬に魅力がない訳じゃないが、もうあんまり人前で自分の戦いをやりたくない。ギルドのお誘いとかも、当分はおなか一杯……

『……残念です。個人的に注目していたソロの解放者の方が参加を完全に拒絶しました。ですので二〇名によるPvP戦闘と変更されることをご了承ください。なお、ソロの方の参加拒否理由は目立ちたくないとのことです』

 おおい!? 何もそんな発表をしなくてもいいでしょうに!? まあいい、運営の人達以外に自分だとバレてはないはずだし、称号も消えたことを確認したから、後はいくらでも誤魔化ごまかせる。

『他の二〇名の方は参加の意志を示されました。では、次の土曜にお会いいたしましょう』

 この言葉を以てインフォメーションは終了したようだ。さて、さっさとこのことは忘れて、妖精国に向かおうか……


     ◆ ◆ ◆


 妖精国に向かう前に、ほんの少しだけ坑道と木材伐採所に立ち寄った。坑道では幸いライトメタルの鉱脈を引き当てることができたため、一〇分だけ掘って撤収。木材の方は最上級の木はなかったが、そこそこ良い木が生えていたので、一本だけ採取した。
 多少ではあるが資源を手に入れ、今度こそ妖精国に向かう道をのんびり進む。前回は妖精国に着くことばかりを考えていて、ろくすっぽ風景を見ていなかったから、その分を味わうのだ。
 左右に木が生い茂る中、それなりに広い道をてくてくと歩く。他のプレイヤーが調べた結果、ここの木は製作には不向きであると判明しているので、切り出されることはない。
 ゲームの中で森林浴、という訳ではないのだが、それなりにはリフレッシュできる。もちろん《危険察知》は常に展開しており、モンスターらしき影が寄って来たら即座に武器を構える。今回は戦うことが目的ではないから、完全にこちらをターゲットにして向かってこない限りは、無視することに決めている。
 順調に進むと……というか、毎回毎回ハプニングがあってはたまらない訳だが、やがて妖精国の北砦が見えてきた。前回は南に行ったから、今回は西か東に行ってみようかね。
 ――そんなことを考えていたときだった。

「くぉ~ん……くぉ~ん……」

 鳴き声……と言っていいものだろうか、妙な声らしきものが聞こえてきた。こんな鳴き声を出すモンスターは記憶にないので、立ち止まって集中し、聞こえてきた方向を探る。

「くぉ~ん……」

 方向は分かったが、どう考えても森の中なんだよな……厄介事なのは分かるが、無視しても心残りになって落ち着かないこと間違いなしだ。「好奇心は猫を殺す」になるか「虎穴に入らずんば虎子を得ず」になるか。
 がさがさと音を立てながら木と背の高い草を掻き分け、声のする方向を目指す。この状態では戦いにくさが跳ね上がるので、《危険察知》による警戒を最大限にしている。

「くぉ……ん……」

 声がどんどん弱々しくなってきている。急がないと間に合いそうにないが、まだ声の主は見えてこない。
 ──止むを得ないと覚悟を決め、《大跳躍》で飛び上がり、木の枝に飛び乗る。そこから《フライ》で滞空できる時間を増やして、忍者のように、枝から枝へ飛び移る移動方法に切り替えた。
 当然マジックパワーMPの消耗は激しくなるが、間に合わなければ意味がない。
 それから三分ぐらい移動すると、目的のものは見つかった。

「──ドラゴン?」

 四つ足に翼を持ち、強力な息の攻撃ブレスを吐く、ファンタジーでよく見る西洋型のあのドラゴンだ。ただ状況が分からない。
 そのドラゴンは孵化ふかしたばかりなのか、体の半分以上が卵の殻の中に入っている。そしてその周りに人と野生動物の死体が合計で十ほど転がっているのだ。割合は人が四、動物が六である……そして、すぐにその死体は光の粒子となり、消え去る。
 そこに残されたのは、孵化したてのドラゴンだけであった。鳴き疲れたのか、もう声を出す余力すらないようだ……ううむ、さすがにこれを見捨てたら後味が悪過ぎるか。
 木の枝から飛び降りて、ドラゴンに近寄る。ドラゴンは生気がかなり薄れた目でこちらを見上げてくるので、試しに生のうさぎの肉を出してみたところ、途端にかぶりついた。一気に食べつくしたので三切れほど追加したのだが、それも一瞬で平らげた。
 念のため、【レア・ポーション】をドラゴンの体に振りかけて、その後に卵の殻から取り出してみた。うろこの色は赤、つまり一般的に火が得意とされるレッド・ドラゴンの子供なのだろう。
 ポーションが効いたのか、空腹が紛れたのか、どちらかは分からないが、「くぉーん」という鳴き声に生気が戻ってきている。大きさは、両手なら十分に持てるぐらい。リアルの兎よりひと回り小さいぐらいだ。
 さて、助けたはいいがどうしようか。ファストやネクシアに連れていくのは絶対ダメだ。目立つし、この子もそんなところでは休めまい。となると妖精国にこのまま行くしかないのだが……以前聞いた話だと、いろんな種族に対して戦争をしかけた歴史がある妖精国に、この子を連れて行ってもいいものだろうか? 仮にドラゴン国なんてものがどこかに存在するとしたら、この子を連れ歩くと外交問題に発展しないか?
 その上、助けたとはいっても、あの死体の奴らはどこかからドラゴンの卵を盗んできたのかもしれない。そんな人族を、ドラゴンが信用してくれるだろうか? ……無理だな。
 あの四人がドラゴンを盗んでどこかに売るつもりだったか、調教して手札にするつもりだったのかは今となっては分からないが、ドラゴンからしてみれば「可愛いわが子を奪われた!」以外の何でもない訳で……同じ人族がそれを助けたなんて言っても、怒り狂って耳に入らないだろう。
 どうするかはひとまず脇に置いて、とりあえず森を抜けるか……
 ドラゴンに「ちょっとだけ大人しくしててくれな」と頼むと、「くぉん」とひと鳴きして動かなくなったので、再び《大跳躍》で木の枝に飛び乗り、《フライ》で飛び移っていく。念のために言っておくが、飛び移っているのは十分な太さがある枝のみなのであしからず……


 そしてようやく、開けた道まで戻ってきた。

「さて、戻ってこれたはいいが、これからどうしよう……まずはコイツの飯の確保か」

 ドラゴンを見ながら言うと「くぉん?」と小動物みたいに首を傾げてくる。小さいときはどんな生き物も可愛く見えるものか……成長すれば、ブレス一発で人間の丸焼きが上手に焼けました、なんて恐ろしい火力を持つんだろうがな。ま、今考えることではないな、考えても無駄だし。
 ちょうどよく、こちらに対して無警戒な鹿タイプのモンスター、ウォーディアーがいたので、弓を構え、〈隠蔽〉からのコンボで攻撃を仕掛ける。
 こうして手に入った肉の半分は自分用に肉と香草を入れたスープに仕立て、もう半分はこの小さなレッド・ドラゴン様に食べていただく。

「旅は道連れ、世は情けと言うが……こっちの世界でもそれは通用するのかね~?」

 ものすごい勢いで鹿肉を食い尽くして、さらに自分の分のスープまで要求する小さなドラゴンに苦笑しつつ、独り言が漏れた。
 ドラゴンの口でも食べられるよう、スープを平たい皿に盛ってやると、また勢い良く食べ出す。どれだけ食欲旺盛なのやら。まあ、こんな時間も悪いものではないなと、のんびりとしたのであった。



【スキル一覧】

 〈風塵狩弓〉Lv17(←1‌UP) 〈蹴撃〉Lv22 〈遠視〉Lv53 〈製作の指先〉Lv56 〈小盾〉Lv6
 〈隠蔽〉Lv41 〈身体能力強化〉Lv32 〈義賊〉Lv26(←1‌UP) 〈鞭術〉Lv37
 〈妖精言語〉Lv99(強制習得・控えスキルへの移動不可能)
 控えスキル
 〈木工〉Lv39 〈鍛冶〉Lv40 〈薬剤〉Lv43  〈上級料理〉Lv11
 ExP9
 称号:妖精女王すら魅了した者 一人で強者を討伐した者 ???
 プレイヤーからの二つ名:妖精王候補(妬) 戦場の料理人

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