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焦りと演技と極大魔法
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グラッドとゼラァを抜いたパーティは、ガルとジャグドが後方に。そしてザッドとゼッドの二人が自分に向かって突撃してきた。向こうも残り時間が少ない以上、細かい作戦を立てる時間はない。ならばシンプルに自分に突撃するザッドとゼット、そしてガルとジャグドが後方から支援攻撃を行う形で落ち着いたのも無理はない話だ。
(もちろんアイテムと言う想定できない要素はあるけれど、それでも基本的な動きは変わらないはず)
彼等は誰一人門に向かう様子がない……つまり、制限時間内にボロボロになった自分を倒して勝つ方法を選択したようだ。自分も応戦するが、ザッドとゼットにある程度ダメージを与えても一歩下がってからポーションによって回復する姿を確認できている──いや、おそらくわざと見せているな。回復アイテムを恩沿いしていた事と、倒れない事でこちらの焦りを生み出す事が狙いだろう。
(だが、それには引っかからないぞ。制限時間が厳しいのはそちら側だ。内心焦っているのはそちら側の筈……それに、この程度の苦境なら今まで何度もあったからな。むしろ……ここからが自分の本領発揮だ)
体は熱いが、頭は冷えている。相手の攻撃もちゃんと見えているし、受け流したり弾いたり回避したりで最小限の被害に抑えられている。これは十倍に上がっているステータスの力じゃない、ここまでに積み重ねてきた自分の力と経験から成る能力だ。だからこそ、信じられる、頼りに出来る)
完全無被弾は流石に無理だけど、向こうも本来の力を発揮できていない。先ほどの雪原エリアの時よりも攻撃の鋭さが鈍っていて手数に頼った戦いをしているザッドとゼッド。勢いこそあるが矢の狙いがぶれ気味のジャグド。ガルだけは変わっていないが……その表情には汗が多数浮かび上がっている。間違いなく全員、焦りに駆られている。
気持ちは分からなくもない、限られた残り時間で防御に長けた相手を落とさなければならないというのは相当にきついだろう。自分で言うとかなりの嫌味だなぁ……でも、実際に彼らを相手にやっているので今だけは傲慢な言い方をしよう。攻撃をいくら仕掛けても盾や体術を使って防がれるというのは精神的に堪える物だ。自分にも覚えがある。
それに加えて制限時間という要素を加えると、その難易度はより跳ね上がってくる。それらがかみ合って焦りをより高められた結果、知らず知らずのうちに攻撃の数ばかり増えて当たってもダメージがろくに入らない行動になってしまう。ガルだけは必死にその焦りを押さえる事に成功しているようだが、そのほかの三人はだめだな、完全に焦りに飲まれている。
お陰で、雪原での戦いに比べるとかなり楽だ。ガルの魔法以外は被弾してもろくにダメージが入らないから精神的な余裕を持つことが出来ている。でも、見た目的には必死に防御しているように見せる演技をしている。演技もまた戦いの手段の一つ。普段の彼等なら見抜くだろうが、焦りに飲まれている今の彼等なら……
「アースもきつそうだ! あと一押しだ!」「よし、こじ開けるぜ!」「牽制は任せろ、好きにやれ!」
ザッド、ゼッド、ジャグドの三名は完全にこちらの術中にはまったな。だが、ガルだけは乗ってこない。が、口を挟まないのはこの状態で反論しても意味がないと考えているのかもしれない。そうなれば、一瞬の隙に最大火力を自分にぶつけて倒そうと考えていそうだな。最後まで冷静な魔法使いは、やはり油断がならない。
(ガルの火力の高さは何度も見せつけられている。その一撃をもらえば自分の残りHPを消し飛ばす事など容易なはず……それに加えて、ガルの手数は他の三人と比べて明確に減っている。何かの大魔法を使う準備をしているとみていいだろう)
全く攻撃をしていないわけではないのだが、明らかに手数が減っている。使ってくる魔法もあまりレベルの高くない魔法ばっかり……MPが切れたなんて事はまずないだろう。この程度でMPを枯らすようなプレイヤーなら、グラッドパーティの一員として居続ける事など出來はしないという変な方面からの信頼のような物がある。
そんな動きを見せるガルとは対照的に、ここが攻め時畳み変えるべきタイミングと踏んだらしいザッド、ゼッド、ジャグドの三名はアーツも織り交ぜた猛攻を仕掛けてきた。が、彼らはそのアーツも基本的にマニュアル操作なので数打ちのダメージが六に払いない攻撃になってしまっていた。
槍の突き方が、両手斧の振るい方が、矢の飛ばし方が雪原エリアまでの戦いで見せていた普段の彼等のそれじゃない。脅威と感じられない。勢いだけはあるけれど……対処は十二分にできてしまう。逆にダメージを受けたように見せる演技の方が難しかった。それでも三人は、大きくよろけた姿(の演技)を見せた自分の姿を見て更なる攻撃を仕掛けてきた。
防ぎきれずさらに後ろにのけ反る(演技をした)自分を見て、自分にとどめを入れる好機と見たのだろう。体をやや低くしたゼッドがとどめとばかりに槍のチャージ攻撃を仕掛けてきた。その姿は、間違いなく自分はもう弱り切っているからとどめを入れるだけという感情が見て取れるかのような……甘いものだった。
さらにこの一瞬、ザッドとゼットの間合いが開いた。そのため、どう頑張ってもザッドがゼッドの動きをカバー出来る状況ではなくなった──その好機を自分が逃がす理由はない。槍の穂先を回避する、この瞬間ゼッドの目が自分に向かって訴えてきた。なぜ自分達の猛攻を受けてボロボロなはずのお前が、なぜ綺麗に回避できるのだ? と。
その目に対する返答として、レガリオンによる一閃をゼッドの首に叩き込んだ。完全に動揺していたゼッドの首にキレイに吸い込まれ、彼はそのまま戦闘不能になった。すかさず今度は自分から前に出て、今度はザッドに襲い掛かった。それを阻止すべくジャグドからの矢が何本も飛んでくるが……彼らしくない勢いのない慌てて打っただけの矢はあらぬ方向に飛んでいくだけであった。
ザッドは自分のここまでの動きが演技であったという状況を理解したのだろう、素早く身構えようとしたが一手遅かった。スネークソードモードにしたレガリオンの切っ先が、ザッドの首に吸い込まれて……突き抜けた。刃を引き抜けば、ザッドも力なく膝から崩れ落ちて動かなくなる、これで残り二人。
「やっぱり、この門にたどり着いてから苦戦していた姿は演技だったんだね」
ここで、ガルが口を開いた。そんな彼の右手には光が集まっていた。そして左には闇が集っている。だが、それだけではない。彼の右には火で燃え盛る魔法陣が。左には水が描く魔法陣が、右側後方には風が吹き荒れる魔法陣が、左側後方には石板に浮かび上がる魔法陣がそれぞれ宙に浮く形で存在していた。
こんな魔法、自分の知識の中にはない。
「だから、最高の魔法をぶつけさせてもらうよ。有翼人との戦いの後にさらに研究を重ねて完成させた、僕の最高の魔法──これで勝つ!」
普段は飄々とした様子を見せるガルが滅多に見せない、強い意志を表にむき出しにした姿。自分はレガリオンを背負って、八岐の月に矢を三本番えて全力で引く。あの魔法陣からはすさまじい圧を感じる。ガルの言葉ははったりでも何でもない、正真正銘、彼の全力を今こちらにぶつけに来たんだ。
「受けて立つ!」
自分はそう一言声に出して、ガルの魔法発動に備える。なんとなくだが、ここでガルに対して先制攻撃を仕掛けても……矢が届くイメージが全くわかなかった。ならば、飛んでくる魔法を射抜き、相殺して食い破るほかないと判断した。これは多々しいか間違っていたかは、すぐに分かる。
「行くよ! 《フルエレメンタル・メギド》!」
光と闇、火と水、風と土という基本的に相反する事が多い属性が融合し三つの光球となり、その光球が螺旋を描きながら自分に向かって飛んでくる。その三つの光球はすぐさま激しく光り輝く一つの大きな光球となった──その瞬間、自分の存在を消し去ろうと凄まじい勢いで迫ってくる。
「《ソニックハウンドアロー》!」
それに対して自分は《ソニックハウンドアロー》で迎撃を選択。更に八岐の月の能力によって打ち出された矢の数が二本追加されて五本の《ソニックハウンドアロー》がガルの魔法に食らいつく。が、すぐに自分は矢を八岐の月に番えた。流石に一つのアーツであの大魔法を止められるなんて思ってはいない。だが、勢いは抑えられるはず……そこに追加の一撃を追加する事で食い破る。
(ジャグドからは矢が飛んでこない……ガルの邪魔はしない、と言う事なのだろうか? それとも──)
ジャグドは矢を放たず状況を見守る様だ。もっとも……いや、それはあとでいい。今はこの魔法に対処する事が最優先だ。先に放った五本の《ソニックハウンドアロー》はやはり押されており、数秒で消し飛ばされるだろう。だが、それはまだ想定内の話。再び矢を三本番えて狙いをつける。
そして矢を放つ。三本の矢がガルの魔法に突き刺さる。そしてさらに追加で三本……これも命中、後は最後の一本を当てるのみ。
「《七つの洛星》!」
最後の一本の矢がガルの魔法に突き刺さる。そして、彼方からやってきた七つの隕石が魔法を圧し潰さんと飛来し押し合いを始める。さて、この勝敗はどうなる?
(もちろんアイテムと言う想定できない要素はあるけれど、それでも基本的な動きは変わらないはず)
彼等は誰一人門に向かう様子がない……つまり、制限時間内にボロボロになった自分を倒して勝つ方法を選択したようだ。自分も応戦するが、ザッドとゼットにある程度ダメージを与えても一歩下がってからポーションによって回復する姿を確認できている──いや、おそらくわざと見せているな。回復アイテムを恩沿いしていた事と、倒れない事でこちらの焦りを生み出す事が狙いだろう。
(だが、それには引っかからないぞ。制限時間が厳しいのはそちら側だ。内心焦っているのはそちら側の筈……それに、この程度の苦境なら今まで何度もあったからな。むしろ……ここからが自分の本領発揮だ)
体は熱いが、頭は冷えている。相手の攻撃もちゃんと見えているし、受け流したり弾いたり回避したりで最小限の被害に抑えられている。これは十倍に上がっているステータスの力じゃない、ここまでに積み重ねてきた自分の力と経験から成る能力だ。だからこそ、信じられる、頼りに出来る)
完全無被弾は流石に無理だけど、向こうも本来の力を発揮できていない。先ほどの雪原エリアの時よりも攻撃の鋭さが鈍っていて手数に頼った戦いをしているザッドとゼッド。勢いこそあるが矢の狙いがぶれ気味のジャグド。ガルだけは変わっていないが……その表情には汗が多数浮かび上がっている。間違いなく全員、焦りに駆られている。
気持ちは分からなくもない、限られた残り時間で防御に長けた相手を落とさなければならないというのは相当にきついだろう。自分で言うとかなりの嫌味だなぁ……でも、実際に彼らを相手にやっているので今だけは傲慢な言い方をしよう。攻撃をいくら仕掛けても盾や体術を使って防がれるというのは精神的に堪える物だ。自分にも覚えがある。
それに加えて制限時間という要素を加えると、その難易度はより跳ね上がってくる。それらがかみ合って焦りをより高められた結果、知らず知らずのうちに攻撃の数ばかり増えて当たってもダメージがろくに入らない行動になってしまう。ガルだけは必死にその焦りを押さえる事に成功しているようだが、そのほかの三人はだめだな、完全に焦りに飲まれている。
お陰で、雪原での戦いに比べるとかなり楽だ。ガルの魔法以外は被弾してもろくにダメージが入らないから精神的な余裕を持つことが出来ている。でも、見た目的には必死に防御しているように見せる演技をしている。演技もまた戦いの手段の一つ。普段の彼等なら見抜くだろうが、焦りに飲まれている今の彼等なら……
「アースもきつそうだ! あと一押しだ!」「よし、こじ開けるぜ!」「牽制は任せろ、好きにやれ!」
ザッド、ゼッド、ジャグドの三名は完全にこちらの術中にはまったな。だが、ガルだけは乗ってこない。が、口を挟まないのはこの状態で反論しても意味がないと考えているのかもしれない。そうなれば、一瞬の隙に最大火力を自分にぶつけて倒そうと考えていそうだな。最後まで冷静な魔法使いは、やはり油断がならない。
(ガルの火力の高さは何度も見せつけられている。その一撃をもらえば自分の残りHPを消し飛ばす事など容易なはず……それに加えて、ガルの手数は他の三人と比べて明確に減っている。何かの大魔法を使う準備をしているとみていいだろう)
全く攻撃をしていないわけではないのだが、明らかに手数が減っている。使ってくる魔法もあまりレベルの高くない魔法ばっかり……MPが切れたなんて事はまずないだろう。この程度でMPを枯らすようなプレイヤーなら、グラッドパーティの一員として居続ける事など出來はしないという変な方面からの信頼のような物がある。
そんな動きを見せるガルとは対照的に、ここが攻め時畳み変えるべきタイミングと踏んだらしいザッド、ゼッド、ジャグドの三名はアーツも織り交ぜた猛攻を仕掛けてきた。が、彼らはそのアーツも基本的にマニュアル操作なので数打ちのダメージが六に払いない攻撃になってしまっていた。
槍の突き方が、両手斧の振るい方が、矢の飛ばし方が雪原エリアまでの戦いで見せていた普段の彼等のそれじゃない。脅威と感じられない。勢いだけはあるけれど……対処は十二分にできてしまう。逆にダメージを受けたように見せる演技の方が難しかった。それでも三人は、大きくよろけた姿(の演技)を見せた自分の姿を見て更なる攻撃を仕掛けてきた。
防ぎきれずさらに後ろにのけ反る(演技をした)自分を見て、自分にとどめを入れる好機と見たのだろう。体をやや低くしたゼッドがとどめとばかりに槍のチャージ攻撃を仕掛けてきた。その姿は、間違いなく自分はもう弱り切っているからとどめを入れるだけという感情が見て取れるかのような……甘いものだった。
さらにこの一瞬、ザッドとゼットの間合いが開いた。そのため、どう頑張ってもザッドがゼッドの動きをカバー出来る状況ではなくなった──その好機を自分が逃がす理由はない。槍の穂先を回避する、この瞬間ゼッドの目が自分に向かって訴えてきた。なぜ自分達の猛攻を受けてボロボロなはずのお前が、なぜ綺麗に回避できるのだ? と。
その目に対する返答として、レガリオンによる一閃をゼッドの首に叩き込んだ。完全に動揺していたゼッドの首にキレイに吸い込まれ、彼はそのまま戦闘不能になった。すかさず今度は自分から前に出て、今度はザッドに襲い掛かった。それを阻止すべくジャグドからの矢が何本も飛んでくるが……彼らしくない勢いのない慌てて打っただけの矢はあらぬ方向に飛んでいくだけであった。
ザッドは自分のここまでの動きが演技であったという状況を理解したのだろう、素早く身構えようとしたが一手遅かった。スネークソードモードにしたレガリオンの切っ先が、ザッドの首に吸い込まれて……突き抜けた。刃を引き抜けば、ザッドも力なく膝から崩れ落ちて動かなくなる、これで残り二人。
「やっぱり、この門にたどり着いてから苦戦していた姿は演技だったんだね」
ここで、ガルが口を開いた。そんな彼の右手には光が集まっていた。そして左には闇が集っている。だが、それだけではない。彼の右には火で燃え盛る魔法陣が。左には水が描く魔法陣が、右側後方には風が吹き荒れる魔法陣が、左側後方には石板に浮かび上がる魔法陣がそれぞれ宙に浮く形で存在していた。
こんな魔法、自分の知識の中にはない。
「だから、最高の魔法をぶつけさせてもらうよ。有翼人との戦いの後にさらに研究を重ねて完成させた、僕の最高の魔法──これで勝つ!」
普段は飄々とした様子を見せるガルが滅多に見せない、強い意志を表にむき出しにした姿。自分はレガリオンを背負って、八岐の月に矢を三本番えて全力で引く。あの魔法陣からはすさまじい圧を感じる。ガルの言葉ははったりでも何でもない、正真正銘、彼の全力を今こちらにぶつけに来たんだ。
「受けて立つ!」
自分はそう一言声に出して、ガルの魔法発動に備える。なんとなくだが、ここでガルに対して先制攻撃を仕掛けても……矢が届くイメージが全くわかなかった。ならば、飛んでくる魔法を射抜き、相殺して食い破るほかないと判断した。これは多々しいか間違っていたかは、すぐに分かる。
「行くよ! 《フルエレメンタル・メギド》!」
光と闇、火と水、風と土という基本的に相反する事が多い属性が融合し三つの光球となり、その光球が螺旋を描きながら自分に向かって飛んでくる。その三つの光球はすぐさま激しく光り輝く一つの大きな光球となった──その瞬間、自分の存在を消し去ろうと凄まじい勢いで迫ってくる。
「《ソニックハウンドアロー》!」
それに対して自分は《ソニックハウンドアロー》で迎撃を選択。更に八岐の月の能力によって打ち出された矢の数が二本追加されて五本の《ソニックハウンドアロー》がガルの魔法に食らいつく。が、すぐに自分は矢を八岐の月に番えた。流石に一つのアーツであの大魔法を止められるなんて思ってはいない。だが、勢いは抑えられるはず……そこに追加の一撃を追加する事で食い破る。
(ジャグドからは矢が飛んでこない……ガルの邪魔はしない、と言う事なのだろうか? それとも──)
ジャグドは矢を放たず状況を見守る様だ。もっとも……いや、それはあとでいい。今はこの魔法に対処する事が最優先だ。先に放った五本の《ソニックハウンドアロー》はやはり押されており、数秒で消し飛ばされるだろう。だが、それはまだ想定内の話。再び矢を三本番えて狙いをつける。
そして矢を放つ。三本の矢がガルの魔法に突き刺さる。そしてさらに追加で三本……これも命中、後は最後の一本を当てるのみ。
「《七つの洛星》!」
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