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五章
五話 あれで問題ないさ その四
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「それじゃあ、行ってくる」
「いってらっしゃい。正道さん、強ちゃん、菜乃花ちゃん。風邪引かないようにね」
「「「いってきます」」」
玄関で俺達は靴を履き替え、家を出ようとした。
見送りには楓さん、上春の二人だ。信吾さんと女、古都音さん、総次郎さんはすでに家を出ている。
俺は後ろを振り向かない。なぜなら……。
「咲ちゃん、ご機嫌ね。何か良い事があったの?」
「あっ、分かります? 分かっちゃいますよね~。実はですね~……」
ほら、見たことか。絶対に上春は楓さんに報告すると思ったぞ。
上春はきっと、先ほどの俺の家族認定発言を嬉しそうに話すんだろうな。朝乃宮にも報告しているに違いない。
後で朝乃宮からメール、もしくは電話でキレられるんだろうな。最愛の妹に手を出すなと。
理不尽……などとは思わない。そういう女なのだ。
憂鬱と恥ずかしさがごっちゃになって居心地が悪い。
けど、これで野球に集中できる。上春は家にいるから不良に襲われることはない。
義信さんや商店街のメンバーと一緒にいれば、俺も不良に襲われる可能性は低い。彼らに手を出す命知らずはこの青島にはいない。
これで平和な時が過ごせる……。
がしっ!
ふぐらはぎに痛みを感じ、振り向いてみると、そこには不機嫌丸出しの顔をした菜乃花がいた。
「……んだよ、菜乃花」
「別に……」
忘れてた。菜乃花がいたんだっけな。コイツがいる限り、俺に平穏は訪れない。
上春のご機嫌の良さと菜乃花の不機嫌さは比例してるよな、本当。
上春の何が気に入らないんだか。しかも、強が見ていないところで蹴りを入れるあたり、いい性格をしている。
強と義信さんは肩を並べ、俺達の前を歩いている。
「ねえ、あの二人。何の会話もないけど、あれで楽しいの?」
藤堂家の最高権力者である義信さんには流石の菜乃花も文句は言えないようだ。だから、俺に不満をぶつけてくる。
強と並んで歩きたかったんだろうな、コイツは。
だからといって、俺は苦情窓口ではないのだが、そんなことを言っても始まらない。俺は強と義信さんを見る。
二人の口数なんてほんのわずかだ。
義信さんが話しかけ、強が短く返事をする。そこで会話は終了し、沈黙が続く。
しばらくして、今度は強から話しかけ、義信さんが相づちをうつ。そして、沈黙。これの繰り返し。
そんな二人の姿を見て、俺は……。
「あれで問題ないさ」
俺は目を細め、二人の姿を見守る。
藤道家に来たときの強は俺や義信さん、楓さんにも話しかけてくることはなかった。それが今では少しずつだが、強は俺達に話しかけてくるようになった。
それは強が俺達に心を開いてくれたからだと俺は思っている。
強が負ったキズ……親に捨てられた痛みは強から笑顔を奪った。自分の殻に閉じ込めてしまった。
そのキズはまだ癒えていない。これからも、悲しみを背負っていくのだろう。
それでも、俺達と過ごすことでその痛みと悲しみが少しでも和らぐのなら、それは嬉しいことだと俺は思っている。
矛盾している。
俺はずっと、上春家との付き合いは無駄なものになるのではないかと思っていた。
女と信吾さんの再婚がうまくいかなかれば、俺達藤堂家と上春家は他人に戻る。二人が再婚する具体的な計画は未だにない。
だったら、上春家と必要以上に仲良くなる必要はない。そう思っているのに、強には逆のことを願っている。
強が俺達と触れあうことで幸せになることを祈っている。
らしくない。自分でも分かっている。でも、それでいいのではないかと思うようになった。
人の幸せを願えるようになったのは、きっと相棒のおかげだ。
けれども、俺は伊藤の恩を仇で返してしまった。
もう、二度と失敗するものか。
強と義信さんの後ろ姿を見て、菜乃花は……。
「あ~ヤダヤダ。男の子の付き合いってむさくるしい」
「……」
流石は菜乃花。俺以上に空気が読めていない。藤堂家の血を引いてるな。
俺は説得を諦め、ため息をつく。その姿がお気に召さないのか、菜乃花は肘で俺をつつく。
「……なんだ?」
「ねえ、これからどこにいくの? 私、行き先を知らないんだけど」
「お前……なんで俺達に付いてくる気になったんだ? 去年も一緒についてきただろ?」
「私、興味がないこと、いちいち覚えていないの」
本当にいい性格をしている。羨ましい限りだ。
俺は改めてどこに向かうのか、目的は何かを菜乃花に話す。
「今から向かうところは青島西グラウンドだ。明日行われる青島北区の草野球チーム『青島ブルーオーシャン』との親善試合に勝つための練習と仕上げ、新年の挨拶をする為に向かっている」
「正月から元気ね。やることないのかしら?」
毒舌を吐く菜乃花に、俺は睨みつける。
「おい、グラウンドに着いたら今の発言、絶対に言うなよ。たたきのめされるぞ」
「な、何よ。冗談じゃない。怒ることないでしょ」
拗ねる菜乃花に、俺は誤解を解く為に説明する。
「いや、マジな話、親善試合と呼んでいるが、実際は我がチーム『青島ブルーフェザー』と『青島ブルーオーシャン』の喧嘩と言ってもいい過言じゃないんだ。みんな、殺気立っているからな」
「男の子って本当、理解不能。大の大人がどうして、野球でそこまで暑苦しくなれるのよ?」
「……それは見たら分かる」
「?」
なるべくなら、見せたくないんだけどな。けど、見ちまうんだろうな。
この問題は青島に住む以上、避けて通れない道だ。大人の諍いほど、子供の教育に悪いものはない。
だが……。
「……ねえ、どうでもいいけど、チーム名おかしくない?」
菜乃花は空気を読んでくれたのか、話題を変えてきた。菜乃花は傍若無人だが、こういうところは鋭く察してくれる。
俺は菜乃花の気遣いをありがたく受け取ることにする。
「どこがおかしいんだ?」
「だって、青って文字がダブっているでしょ? しかも、どっちもチーム名に青島って名前入れるなんておかしいでしょ」
「そうか? 青島への郷土愛があっていいんじゃないか」
「毒されてるわよ、正道」
失礼なヤツだ。
俺が毒されているだと? ありえないだろうが。
いや、ありえないよな? 野球チームに地域名が入るのっておかしくないはずだ。
確かに青が重複しているが、問題はないはず……と思いたい。
そんなことを考えていたら、前方に見知った顔を見つけた。
あれは……武蔵野だ。昨日、助けてもらったし、改めて礼を言うか。
俺は武蔵野に声を掛けようとしたが……。
「ねえ、猛。これって、どういうこと?」
「私と二人で初詣に行くんじゃなかったの?」
「いや、それは……」
俺は声を掛けるのを中断した。
よく見ると、二人の女性が武蔵野に問い詰めていた。かなり、険悪な雰囲気で、武蔵野はかなり焦っている。
なんだ? 何をしているんだ、アイツらは?
ここは静観した方がよさそうだ。
俺は武蔵野達の会話に耳を傾ける。
「これってまさか、浮気なの?」
「ハッキリして!」
「……浮気じゃない。キミが本命だ!」
おおっ! なんか男らしい!
何が男らしいって、浮気したのに堂々としている屑っぷりだ。しかも、キミだと言っておいて、誰かを明らかにしていない。
怒りを通り越して呆れてしまった。
「「……本命ってどっち?」」
そりゃそうだろうな。キミって誰だよ、おい。
なんだかんだで最後まで話を聞こうとするあの女性二人は心底優しいなと感心した。
さて、武蔵野の答えは……。
「二人ともさ!」
で、デジャブか? 前にも聞いたことがあるぞ。流行ってるのか?
確か、押水の場合は、この台詞で三人仲良くなったんだっけな? 信じられないが、また奇跡は起こるのか?
ぷるぷると震えている二人の女性の答えは……。
「最低!」
パチン!
「アウチ!」
「死ね!」
パチン!
「ぐはっ!」
二人の女性に左右からビンタをされ、武蔵野は蹈鞴を踏みながら、尻餅をついた。
立ち去っていく二人に、武蔵野は情けない声を出しながら、追いかけていく。
おい、追いかけるのかよ。どんだけチャレンジャーなんだ、お前は。
だが、安心した。これがフツウの反応だよな。押水達だけが特別だったことが証明された瞬間だった。
「なにあれ? 殺意が芽生えるんですけど。もしかして、正道の知り合い?」
「そんなわけないだろ」
俺は即答した。もし、知り合いなどとほざいたら、俺が菜乃花に蹴られる。
二次災害はごめんだ。
「……そう。なんか嬉しそうな顔をしてるわね」
「いい気味だと思ってな」
菜乃花は目を丸くしたが、すぐに苦笑する。
俺達は肩をすくめ、目的地へ向かって歩き出す。
「いってらっしゃい。正道さん、強ちゃん、菜乃花ちゃん。風邪引かないようにね」
「「「いってきます」」」
玄関で俺達は靴を履き替え、家を出ようとした。
見送りには楓さん、上春の二人だ。信吾さんと女、古都音さん、総次郎さんはすでに家を出ている。
俺は後ろを振り向かない。なぜなら……。
「咲ちゃん、ご機嫌ね。何か良い事があったの?」
「あっ、分かります? 分かっちゃいますよね~。実はですね~……」
ほら、見たことか。絶対に上春は楓さんに報告すると思ったぞ。
上春はきっと、先ほどの俺の家族認定発言を嬉しそうに話すんだろうな。朝乃宮にも報告しているに違いない。
後で朝乃宮からメール、もしくは電話でキレられるんだろうな。最愛の妹に手を出すなと。
理不尽……などとは思わない。そういう女なのだ。
憂鬱と恥ずかしさがごっちゃになって居心地が悪い。
けど、これで野球に集中できる。上春は家にいるから不良に襲われることはない。
義信さんや商店街のメンバーと一緒にいれば、俺も不良に襲われる可能性は低い。彼らに手を出す命知らずはこの青島にはいない。
これで平和な時が過ごせる……。
がしっ!
ふぐらはぎに痛みを感じ、振り向いてみると、そこには不機嫌丸出しの顔をした菜乃花がいた。
「……んだよ、菜乃花」
「別に……」
忘れてた。菜乃花がいたんだっけな。コイツがいる限り、俺に平穏は訪れない。
上春のご機嫌の良さと菜乃花の不機嫌さは比例してるよな、本当。
上春の何が気に入らないんだか。しかも、強が見ていないところで蹴りを入れるあたり、いい性格をしている。
強と義信さんは肩を並べ、俺達の前を歩いている。
「ねえ、あの二人。何の会話もないけど、あれで楽しいの?」
藤堂家の最高権力者である義信さんには流石の菜乃花も文句は言えないようだ。だから、俺に不満をぶつけてくる。
強と並んで歩きたかったんだろうな、コイツは。
だからといって、俺は苦情窓口ではないのだが、そんなことを言っても始まらない。俺は強と義信さんを見る。
二人の口数なんてほんのわずかだ。
義信さんが話しかけ、強が短く返事をする。そこで会話は終了し、沈黙が続く。
しばらくして、今度は強から話しかけ、義信さんが相づちをうつ。そして、沈黙。これの繰り返し。
そんな二人の姿を見て、俺は……。
「あれで問題ないさ」
俺は目を細め、二人の姿を見守る。
藤道家に来たときの強は俺や義信さん、楓さんにも話しかけてくることはなかった。それが今では少しずつだが、強は俺達に話しかけてくるようになった。
それは強が俺達に心を開いてくれたからだと俺は思っている。
強が負ったキズ……親に捨てられた痛みは強から笑顔を奪った。自分の殻に閉じ込めてしまった。
そのキズはまだ癒えていない。これからも、悲しみを背負っていくのだろう。
それでも、俺達と過ごすことでその痛みと悲しみが少しでも和らぐのなら、それは嬉しいことだと俺は思っている。
矛盾している。
俺はずっと、上春家との付き合いは無駄なものになるのではないかと思っていた。
女と信吾さんの再婚がうまくいかなかれば、俺達藤堂家と上春家は他人に戻る。二人が再婚する具体的な計画は未だにない。
だったら、上春家と必要以上に仲良くなる必要はない。そう思っているのに、強には逆のことを願っている。
強が俺達と触れあうことで幸せになることを祈っている。
らしくない。自分でも分かっている。でも、それでいいのではないかと思うようになった。
人の幸せを願えるようになったのは、きっと相棒のおかげだ。
けれども、俺は伊藤の恩を仇で返してしまった。
もう、二度と失敗するものか。
強と義信さんの後ろ姿を見て、菜乃花は……。
「あ~ヤダヤダ。男の子の付き合いってむさくるしい」
「……」
流石は菜乃花。俺以上に空気が読めていない。藤堂家の血を引いてるな。
俺は説得を諦め、ため息をつく。その姿がお気に召さないのか、菜乃花は肘で俺をつつく。
「……なんだ?」
「ねえ、これからどこにいくの? 私、行き先を知らないんだけど」
「お前……なんで俺達に付いてくる気になったんだ? 去年も一緒についてきただろ?」
「私、興味がないこと、いちいち覚えていないの」
本当にいい性格をしている。羨ましい限りだ。
俺は改めてどこに向かうのか、目的は何かを菜乃花に話す。
「今から向かうところは青島西グラウンドだ。明日行われる青島北区の草野球チーム『青島ブルーオーシャン』との親善試合に勝つための練習と仕上げ、新年の挨拶をする為に向かっている」
「正月から元気ね。やることないのかしら?」
毒舌を吐く菜乃花に、俺は睨みつける。
「おい、グラウンドに着いたら今の発言、絶対に言うなよ。たたきのめされるぞ」
「な、何よ。冗談じゃない。怒ることないでしょ」
拗ねる菜乃花に、俺は誤解を解く為に説明する。
「いや、マジな話、親善試合と呼んでいるが、実際は我がチーム『青島ブルーフェザー』と『青島ブルーオーシャン』の喧嘩と言ってもいい過言じゃないんだ。みんな、殺気立っているからな」
「男の子って本当、理解不能。大の大人がどうして、野球でそこまで暑苦しくなれるのよ?」
「……それは見たら分かる」
「?」
なるべくなら、見せたくないんだけどな。けど、見ちまうんだろうな。
この問題は青島に住む以上、避けて通れない道だ。大人の諍いほど、子供の教育に悪いものはない。
だが……。
「……ねえ、どうでもいいけど、チーム名おかしくない?」
菜乃花は空気を読んでくれたのか、話題を変えてきた。菜乃花は傍若無人だが、こういうところは鋭く察してくれる。
俺は菜乃花の気遣いをありがたく受け取ることにする。
「どこがおかしいんだ?」
「だって、青って文字がダブっているでしょ? しかも、どっちもチーム名に青島って名前入れるなんておかしいでしょ」
「そうか? 青島への郷土愛があっていいんじゃないか」
「毒されてるわよ、正道」
失礼なヤツだ。
俺が毒されているだと? ありえないだろうが。
いや、ありえないよな? 野球チームに地域名が入るのっておかしくないはずだ。
確かに青が重複しているが、問題はないはず……と思いたい。
そんなことを考えていたら、前方に見知った顔を見つけた。
あれは……武蔵野だ。昨日、助けてもらったし、改めて礼を言うか。
俺は武蔵野に声を掛けようとしたが……。
「ねえ、猛。これって、どういうこと?」
「私と二人で初詣に行くんじゃなかったの?」
「いや、それは……」
俺は声を掛けるのを中断した。
よく見ると、二人の女性が武蔵野に問い詰めていた。かなり、険悪な雰囲気で、武蔵野はかなり焦っている。
なんだ? 何をしているんだ、アイツらは?
ここは静観した方がよさそうだ。
俺は武蔵野達の会話に耳を傾ける。
「これってまさか、浮気なの?」
「ハッキリして!」
「……浮気じゃない。キミが本命だ!」
おおっ! なんか男らしい!
何が男らしいって、浮気したのに堂々としている屑っぷりだ。しかも、キミだと言っておいて、誰かを明らかにしていない。
怒りを通り越して呆れてしまった。
「「……本命ってどっち?」」
そりゃそうだろうな。キミって誰だよ、おい。
なんだかんだで最後まで話を聞こうとするあの女性二人は心底優しいなと感心した。
さて、武蔵野の答えは……。
「二人ともさ!」
で、デジャブか? 前にも聞いたことがあるぞ。流行ってるのか?
確か、押水の場合は、この台詞で三人仲良くなったんだっけな? 信じられないが、また奇跡は起こるのか?
ぷるぷると震えている二人の女性の答えは……。
「最低!」
パチン!
「アウチ!」
「死ね!」
パチン!
「ぐはっ!」
二人の女性に左右からビンタをされ、武蔵野は蹈鞴を踏みながら、尻餅をついた。
立ち去っていく二人に、武蔵野は情けない声を出しながら、追いかけていく。
おい、追いかけるのかよ。どんだけチャレンジャーなんだ、お前は。
だが、安心した。これがフツウの反応だよな。押水達だけが特別だったことが証明された瞬間だった。
「なにあれ? 殺意が芽生えるんですけど。もしかして、正道の知り合い?」
「そんなわけないだろ」
俺は即答した。もし、知り合いなどとほざいたら、俺が菜乃花に蹴られる。
二次災害はごめんだ。
「……そう。なんか嬉しそうな顔をしてるわね」
「いい気味だと思ってな」
菜乃花は目を丸くしたが、すぐに苦笑する。
俺達は肩をすくめ、目的地へ向かって歩き出す。
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