482 / 544
兄さんなんて大嫌いです! 朝乃宮千春SIDE
2/1 その一
しおりを挟む
「冗談はよせ。俺は朝乃宮を心底軽蔑していた。多少誤解していたところもあるが、それでも、アイツと仲良くなどありえない。せいぜい、お互い干渉しないのが妥協点だ」
「……ほんま、人のいないところで影口叩くとか、いい性格してますな~藤堂はん。ウチは藤堂はんにいろいろとお世話したつもりなんやけど、恩を仇で返すなんてひどいお人」
「……本人に聞こえるように大声で言ってやっただろうが。世話だと? 全ては上春の為だろうが。俺のためじゃない。恩着せがましく言うな」
「なんでしたら、その言葉よりも実力を示せ、を実行しましょうか? 間違いなく藤堂はんは地べたを這うことになりますえ。今、先ほどの発言を謝罪するのなら、ウチも聞かなかったことにして手打ちにしますけど?」
「やってみろ。俺は絶対に負けを認めないし、お前には屈しない。お前は俺にとって……獅子身中の虫だ」
あの朴念仁、絶対に許せへん! あの薄情者! 最低! スケベ! 藤堂!
咲と藤堂はんが喧嘩して四日たつけど、喧嘩したまま……それどころか、今朝、ウチも本格的に藤堂はんと喧嘩してもうた……。
だって、藤堂はんがあんな酷いこと言うから……ウチのこと、獅子身中の虫って……ほんまひどいわ……誰のために頑張ってると思ってるの……。
あかん……目に涙が……ほんま、悔しい!
「ねえ、千春、どうかした? 兄さんに忘れ物を届けようとして追いかけて……戻ってきたら泣きそうな顔……」
「なんでもありません」
「でも……」
「なんでもありませんから!」
「……う、うん」
ウチ、最低や……咲にあたってどないするねん……。
まずは咲の事を考えな……。
やはり、藤堂はんを説得できるのは、おじさまかおばさま、強はん、伊藤はん、御堂はんの五人。
おじさまとおばさまは静観に徹してはるし、説得は無理。
強はんは不確定要素があるし、逆に藤堂はん側に着く可能性が高い。リスクが大きすぎる。
伊藤はんに頼むのは酷やし、それに今となっては……後は……。
「んだよ……屋上なんかに呼び出しやがって……タイマンか?」
「……」
どうして、ウチはこんな女に頼もうと思ったんやろ……ありえへん……。
御堂優希。
青島は以前、三つのグループがあった。
そのうちの一つ『Blue Ruler』のヘッドが御堂はん。
あの頃は何度も御堂はんと衝突し、喧嘩したけど、今では同じ委員会に所属するとか奇妙な縁やとつくづく思う。
後、どうでもええんやけど、藤堂はんに告白した数少ない変人。
「おい! てめえ今、私のこと馬鹿にしただろ? 喧嘩売ってるんだな?」
野生の勘というか、鋭いお人。
「ウチはそんな暇ではありません。平和主義者ですから」
「平和主義者? 笑わせるな! さっさと用を言え」
そんな露骨に嫌な顔しなくても……。
けど、頼れるのは……。
「……もうええです」
「はぁ?」
「要件、忘れてしまいました。ですので、帰ってもらって結構です」
御堂はんはぽかんと口を開けていたけど……。
「ふ、ふざけるな! てめえ! ナメてるのか!」
「……」
「なんとか言え! 謝りやがれ!」
「……」
「……」
「堪忍な~」
ブン!
危なぁ!
いきなり殴りつけるなんて野暮なお人。
けど、これは流石にウチに非があるし、ちゃんと謝罪しないと……。
「……てめえ、上春と藤堂の喧嘩の仲裁をしろとか言い出さないよな?」
「……」
驚いた……。
このお人、成績は悪いのに頭の回転は早い。ほんま、油断できない。
「お前、いつまで上春の世話を焼くつもりだ?」
「死ぬまで」
ずっと側にいることはできへんけど、朝乃宮としてできることはある。
その為にいろいろと手を回している。
「やめとけ。アイツらはお前の精神安定剤じゃねえぞ」
精神安定剤? ひどい言われようや。
ウチと咲の関係は……。
「……ウチは共存と考えてます。それに人は一人では生きていけません。お互い助け合うのはコミュニケーションの基礎やし、社会の……」
「あぁ~そういう難しいのはいい。お前、辛くないのか? 誰か、頼れるヤツはいないのか? せめてお前と肩を並べるヤツがいれば、もっと楽に生きられるのにな」
「……大きなお世話です」
ウチは御堂はんに背を向け、屋上を出た。
このお人好し……。
「……ってことがあったんよ。ほんま、石頭で困るわ」
陽菜が眠っている病室。
今日も普段通り、放課後に病室に通い、学校であったこと、咲のことを話した。
最近はそれに加えて、藤堂家のことを話してる。
陽菜は今日もただ黙って眠っている。陽菜が眠って一年がたとうとしている。
陽菜は目を覚まさない。いつまでもずっと……。
「なあ、陽菜……」
陽菜の頬をそっと撫でる。
「いつ……目を覚ますん? いつ……ウチと話してくれるん? いつ……またウチに話しかけてくれるん?」
涙が出てきた……視界がにじんでくる……。
確かに咲といると楽しいし、落ち着く。咲のいる場所がウチが安心できる唯一の場所。
でも、対等ではいられない。
咲はウチが護るべき相手やから……護れない役立たずに咲の隣にいる資格はない。
時々思う。
咲はウチが護る。それなら、ウチは?
朝乃宮家のこと。忌まわしき血筋と過去。決められた将来。希望のない未来。
藤堂家の一日は騒がしくて、慌ただしくて、予想がつかない事が起こる毎日。とても楽しかった。
今は喧嘩中やけど、それでも、一人暮らしをしていたときには絶対に味わえなかったもの……。
楽しい毎日だからこそ、それが終わりに近づいていく悲しみと恐怖に胸が押しつぶされそうになる。
ウチに残された時間は刻一刻と過ぎていく。
その先に待っているのは地獄。
好きでもない男と政略結婚され、顔も見たこともない男性の子を産まされる。
それがどれほどおぞましくて恐ろしいか……想像するだけで体の震えが止まらない。
助けて欲しい……けど、ウチと対等の立場でいてくれる人がどこにもいない……。
信吾はんやおじさまは本家と分家の関係で距離が出来てしまっている。
後輩は論外。同級生はウチに気後れしているのか、距離をとられている。
先輩の知り合いはいない……。
あえてあげるなら御堂はんと長尾はんがいるけど……。
「無理やわ……」
二人は分かっている。今の状況は橘はんと藤堂はんが作り出したこの仮初めの平和であること。
それがもうすぐ壊れることを……。
そのとき、お互い敵になる。
ウチには関係ないけど、咲に危害が及ぶようなら、ウチは容赦なく二人を叩きのめす。だから、頼れない。
誰も……ウチのこと、助けてくれそうにない……。
「ううっ……っ……」
気がつくと涙が溢れていた。
孤独が恐ろしくて、大声で助けてと叫びたくなる。
誰か……誰か……。
ふと、机の上に飾られていた一輪の花を見つけた。
クリスマスローズ。
花言葉は「いたわり」「追憶」「慰め」「私の不安を和らげて」。
時々、陽菜の病室に一輪の花が飾られている。
陽菜が入院した当初はクラスメイトや友達が見舞いに来ていたけど、今ではウチと咲、信吾はんと一輪の花を飾っていく誰かのみ。
ウチもこの土地を離れたら、誰にも覚えてもらえないのやろうか……忘れ去られてしまうんやろうか……。
藤堂はんにも……。
ズキン!
「いやや……そんなん……いやや!」
藤堂はんに忘れ去られると思っただけで……言いようのない痛みがはしる。
藤堂はんなら……強はんの心を開いた彼なら……ウチのことも助けてくれるのでは?
それに、正月に実家で……いや、朝乃宮家に戻っていたとき、ウチのことを慰めてくれたのも藤堂はんやった……。
去年の年末に、藤堂はんと一緒にドライブして、海の見える綺麗な場所で食べたクリーム大福が……忘れられへん。
藤堂はんといると楽しかった……隣にいられた……それなのに……。
「冗談はよせ。俺は朝乃宮を心底軽蔑していた。多少誤解していたところもあるが、それでも、アイツと仲良くなどありえない。せいぜい、お互い干渉しないのが妥協点だ」
「やってみろ。俺は絶対に負けを認めないし、お前には屈しない。お前は俺にとって……獅子身中の虫だ」
悲しかった……激しい怒りで涙が出そうになった。
藤堂のあほぅ、バカ、唐変木、意気地なし、女たらし……あほぅ……。
確かに藤堂はんと出会った頃は敵同士だった……んやけど、藤堂はんがやたら絡んできた。
きっと、ウチが気に入らなかったから。
あの頃のウチは自暴自棄になっていて、目に入るモノを片っ端から叩きのめしてきた。藤堂はんはウチを止めるため、喧嘩を挑んできたんやけど……弱かったな……藤堂はん。
そういえば、陽菜と藤堂はんくらいやった。何度もウチに話しかけてきたんは。
ほんま、人に期待させておいてはしごを下ろすとか、ありえへん!
陽菜のばかぁ……藤堂はんのあほぉ……。
助けて……ウチのこと……愛して欲しい……。
一人はもう嫌や……孤独は辛い……寂しいのは我慢できへん……。
誰か……誰か……助けて……。
「……ほんま、人のいないところで影口叩くとか、いい性格してますな~藤堂はん。ウチは藤堂はんにいろいろとお世話したつもりなんやけど、恩を仇で返すなんてひどいお人」
「……本人に聞こえるように大声で言ってやっただろうが。世話だと? 全ては上春の為だろうが。俺のためじゃない。恩着せがましく言うな」
「なんでしたら、その言葉よりも実力を示せ、を実行しましょうか? 間違いなく藤堂はんは地べたを這うことになりますえ。今、先ほどの発言を謝罪するのなら、ウチも聞かなかったことにして手打ちにしますけど?」
「やってみろ。俺は絶対に負けを認めないし、お前には屈しない。お前は俺にとって……獅子身中の虫だ」
あの朴念仁、絶対に許せへん! あの薄情者! 最低! スケベ! 藤堂!
咲と藤堂はんが喧嘩して四日たつけど、喧嘩したまま……それどころか、今朝、ウチも本格的に藤堂はんと喧嘩してもうた……。
だって、藤堂はんがあんな酷いこと言うから……ウチのこと、獅子身中の虫って……ほんまひどいわ……誰のために頑張ってると思ってるの……。
あかん……目に涙が……ほんま、悔しい!
「ねえ、千春、どうかした? 兄さんに忘れ物を届けようとして追いかけて……戻ってきたら泣きそうな顔……」
「なんでもありません」
「でも……」
「なんでもありませんから!」
「……う、うん」
ウチ、最低や……咲にあたってどないするねん……。
まずは咲の事を考えな……。
やはり、藤堂はんを説得できるのは、おじさまかおばさま、強はん、伊藤はん、御堂はんの五人。
おじさまとおばさまは静観に徹してはるし、説得は無理。
強はんは不確定要素があるし、逆に藤堂はん側に着く可能性が高い。リスクが大きすぎる。
伊藤はんに頼むのは酷やし、それに今となっては……後は……。
「んだよ……屋上なんかに呼び出しやがって……タイマンか?」
「……」
どうして、ウチはこんな女に頼もうと思ったんやろ……ありえへん……。
御堂優希。
青島は以前、三つのグループがあった。
そのうちの一つ『Blue Ruler』のヘッドが御堂はん。
あの頃は何度も御堂はんと衝突し、喧嘩したけど、今では同じ委員会に所属するとか奇妙な縁やとつくづく思う。
後、どうでもええんやけど、藤堂はんに告白した数少ない変人。
「おい! てめえ今、私のこと馬鹿にしただろ? 喧嘩売ってるんだな?」
野生の勘というか、鋭いお人。
「ウチはそんな暇ではありません。平和主義者ですから」
「平和主義者? 笑わせるな! さっさと用を言え」
そんな露骨に嫌な顔しなくても……。
けど、頼れるのは……。
「……もうええです」
「はぁ?」
「要件、忘れてしまいました。ですので、帰ってもらって結構です」
御堂はんはぽかんと口を開けていたけど……。
「ふ、ふざけるな! てめえ! ナメてるのか!」
「……」
「なんとか言え! 謝りやがれ!」
「……」
「……」
「堪忍な~」
ブン!
危なぁ!
いきなり殴りつけるなんて野暮なお人。
けど、これは流石にウチに非があるし、ちゃんと謝罪しないと……。
「……てめえ、上春と藤堂の喧嘩の仲裁をしろとか言い出さないよな?」
「……」
驚いた……。
このお人、成績は悪いのに頭の回転は早い。ほんま、油断できない。
「お前、いつまで上春の世話を焼くつもりだ?」
「死ぬまで」
ずっと側にいることはできへんけど、朝乃宮としてできることはある。
その為にいろいろと手を回している。
「やめとけ。アイツらはお前の精神安定剤じゃねえぞ」
精神安定剤? ひどい言われようや。
ウチと咲の関係は……。
「……ウチは共存と考えてます。それに人は一人では生きていけません。お互い助け合うのはコミュニケーションの基礎やし、社会の……」
「あぁ~そういう難しいのはいい。お前、辛くないのか? 誰か、頼れるヤツはいないのか? せめてお前と肩を並べるヤツがいれば、もっと楽に生きられるのにな」
「……大きなお世話です」
ウチは御堂はんに背を向け、屋上を出た。
このお人好し……。
「……ってことがあったんよ。ほんま、石頭で困るわ」
陽菜が眠っている病室。
今日も普段通り、放課後に病室に通い、学校であったこと、咲のことを話した。
最近はそれに加えて、藤堂家のことを話してる。
陽菜は今日もただ黙って眠っている。陽菜が眠って一年がたとうとしている。
陽菜は目を覚まさない。いつまでもずっと……。
「なあ、陽菜……」
陽菜の頬をそっと撫でる。
「いつ……目を覚ますん? いつ……ウチと話してくれるん? いつ……またウチに話しかけてくれるん?」
涙が出てきた……視界がにじんでくる……。
確かに咲といると楽しいし、落ち着く。咲のいる場所がウチが安心できる唯一の場所。
でも、対等ではいられない。
咲はウチが護るべき相手やから……護れない役立たずに咲の隣にいる資格はない。
時々思う。
咲はウチが護る。それなら、ウチは?
朝乃宮家のこと。忌まわしき血筋と過去。決められた将来。希望のない未来。
藤堂家の一日は騒がしくて、慌ただしくて、予想がつかない事が起こる毎日。とても楽しかった。
今は喧嘩中やけど、それでも、一人暮らしをしていたときには絶対に味わえなかったもの……。
楽しい毎日だからこそ、それが終わりに近づいていく悲しみと恐怖に胸が押しつぶされそうになる。
ウチに残された時間は刻一刻と過ぎていく。
その先に待っているのは地獄。
好きでもない男と政略結婚され、顔も見たこともない男性の子を産まされる。
それがどれほどおぞましくて恐ろしいか……想像するだけで体の震えが止まらない。
助けて欲しい……けど、ウチと対等の立場でいてくれる人がどこにもいない……。
信吾はんやおじさまは本家と分家の関係で距離が出来てしまっている。
後輩は論外。同級生はウチに気後れしているのか、距離をとられている。
先輩の知り合いはいない……。
あえてあげるなら御堂はんと長尾はんがいるけど……。
「無理やわ……」
二人は分かっている。今の状況は橘はんと藤堂はんが作り出したこの仮初めの平和であること。
それがもうすぐ壊れることを……。
そのとき、お互い敵になる。
ウチには関係ないけど、咲に危害が及ぶようなら、ウチは容赦なく二人を叩きのめす。だから、頼れない。
誰も……ウチのこと、助けてくれそうにない……。
「ううっ……っ……」
気がつくと涙が溢れていた。
孤独が恐ろしくて、大声で助けてと叫びたくなる。
誰か……誰か……。
ふと、机の上に飾られていた一輪の花を見つけた。
クリスマスローズ。
花言葉は「いたわり」「追憶」「慰め」「私の不安を和らげて」。
時々、陽菜の病室に一輪の花が飾られている。
陽菜が入院した当初はクラスメイトや友達が見舞いに来ていたけど、今ではウチと咲、信吾はんと一輪の花を飾っていく誰かのみ。
ウチもこの土地を離れたら、誰にも覚えてもらえないのやろうか……忘れ去られてしまうんやろうか……。
藤堂はんにも……。
ズキン!
「いやや……そんなん……いやや!」
藤堂はんに忘れ去られると思っただけで……言いようのない痛みがはしる。
藤堂はんなら……強はんの心を開いた彼なら……ウチのことも助けてくれるのでは?
それに、正月に実家で……いや、朝乃宮家に戻っていたとき、ウチのことを慰めてくれたのも藤堂はんやった……。
去年の年末に、藤堂はんと一緒にドライブして、海の見える綺麗な場所で食べたクリーム大福が……忘れられへん。
藤堂はんといると楽しかった……隣にいられた……それなのに……。
「冗談はよせ。俺は朝乃宮を心底軽蔑していた。多少誤解していたところもあるが、それでも、アイツと仲良くなどありえない。せいぜい、お互い干渉しないのが妥協点だ」
「やってみろ。俺は絶対に負けを認めないし、お前には屈しない。お前は俺にとって……獅子身中の虫だ」
悲しかった……激しい怒りで涙が出そうになった。
藤堂のあほぅ、バカ、唐変木、意気地なし、女たらし……あほぅ……。
確かに藤堂はんと出会った頃は敵同士だった……んやけど、藤堂はんがやたら絡んできた。
きっと、ウチが気に入らなかったから。
あの頃のウチは自暴自棄になっていて、目に入るモノを片っ端から叩きのめしてきた。藤堂はんはウチを止めるため、喧嘩を挑んできたんやけど……弱かったな……藤堂はん。
そういえば、陽菜と藤堂はんくらいやった。何度もウチに話しかけてきたんは。
ほんま、人に期待させておいてはしごを下ろすとか、ありえへん!
陽菜のばかぁ……藤堂はんのあほぉ……。
助けて……ウチのこと……愛して欲しい……。
一人はもう嫌や……孤独は辛い……寂しいのは我慢できへん……。
誰か……誰か……助けて……。
0
あなたにおすすめの小説
【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
【完結】16わたしも愛人を作ります。
華蓮
恋愛
公爵令嬢のマリカは、皇太子であるアイランに冷たくされていた。側妃を持ち、子供も側妃と持つと、、
惨めで生きているのが疲れたマリカ。
第二王子のカイランがお見舞いに来てくれた、、、、
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる