23 / 23
三章 ここから始まるマイナー転生。マイナ、記憶を取り戻す
見えない魔力
しおりを挟む
2,147,483,647の魔力報酬に対して、ステータスカードに記載されている魔力を確認すると65,535しかない。
65,535でも馬鹿げた能力であることには変わりないけど。
『己を知れば百戦危うからず』
自分のこともわからないのは不安だ。
どっちだろう。
ステータスの上限が65,535なのか。
それともステータスカードの上限なのか。
テストが配られて100人が満点を取ったとして。
じゃあその100人全てが同じくらいの知識を持っているかと言うとそうではない。
それはテストの上限が100点というだけなのだから。
より難しい問題や問題数を増やすことで満点を取れる人が50人になるかもしれない。満点を1人しか取れないかもしれない。
ステータスの上限なら、それは私の能力の上限。
ステータスカードの上限なら、それはステータスカードでは測れない能力が私にあるということだ。
《マイニングマシン作成、報酬は『ステータス偽装スキル』》
魔力が抜けていく感覚を感じるが、ステータスカードに目を落とすと65535のままだった。
「ふむ……?」
【採掘しました】
【採掘しました】
【採掘しました】
【採掘しました】
ここで中断。ctrl+z
【報酬を受け取りました。ステータス偽装スキルLV4】
うーん、解らない。
魔力が減ってるのかどうかも解らない。
魔力を無駄に使えるスキルが無いだろうか。
《マイニングマシン作成、報酬は『高精度な魔力を計測する機械』》
【採掘しました】
【採掘しました】
【採掘しました】
【採掘しました】
ここで中断。ctrl+z
【報酬を受け取りました。高精度魔力測定機4台をアイテムボックスに送りました】
アイテムボックスから、その高精度魔力測定機を一つ取り出す。
見た目は俺のイメージから作られたのか。バッテリーチェッカーみたいな物だった。
両方に自転車のハンドルみたいな棒がついてある。
おそらくこれを握りしめるのだろう。
「マイナお嬢様、それは?」
「ねぇ、アリア。ちょっとこれを持ってみて」
アリアに高精度魔力測定機を手渡す。
その数値は243と表示されていた。
「ステータスカードをちょっと見せてくれない?」
「あ、はい。どうぞ、マイナお嬢様」
数値は243だった。
この機械で測れる魔力とステータスカードは一致している。精度に問題はなさそうだ。
それなら……。
私がアリアから高精度魔力測定機を返してもらい、握りしめる。
数値は2,147,483,647と表示されていた。
報酬未設定のマイニングマシンを作成してみる。
魔力測定機の数値は、2147483447。
200ほど減り、1秒後には元に戻っていた。
どうやら私はステータスカードで表現しきれない程の魔力を得たようだ。
65,535でも馬鹿げた能力であることには変わりないけど。
『己を知れば百戦危うからず』
自分のこともわからないのは不安だ。
どっちだろう。
ステータスの上限が65,535なのか。
それともステータスカードの上限なのか。
テストが配られて100人が満点を取ったとして。
じゃあその100人全てが同じくらいの知識を持っているかと言うとそうではない。
それはテストの上限が100点というだけなのだから。
より難しい問題や問題数を増やすことで満点を取れる人が50人になるかもしれない。満点を1人しか取れないかもしれない。
ステータスの上限なら、それは私の能力の上限。
ステータスカードの上限なら、それはステータスカードでは測れない能力が私にあるということだ。
《マイニングマシン作成、報酬は『ステータス偽装スキル』》
魔力が抜けていく感覚を感じるが、ステータスカードに目を落とすと65535のままだった。
「ふむ……?」
【採掘しました】
【採掘しました】
【採掘しました】
【採掘しました】
ここで中断。ctrl+z
【報酬を受け取りました。ステータス偽装スキルLV4】
うーん、解らない。
魔力が減ってるのかどうかも解らない。
魔力を無駄に使えるスキルが無いだろうか。
《マイニングマシン作成、報酬は『高精度な魔力を計測する機械』》
【採掘しました】
【採掘しました】
【採掘しました】
【採掘しました】
ここで中断。ctrl+z
【報酬を受け取りました。高精度魔力測定機4台をアイテムボックスに送りました】
アイテムボックスから、その高精度魔力測定機を一つ取り出す。
見た目は俺のイメージから作られたのか。バッテリーチェッカーみたいな物だった。
両方に自転車のハンドルみたいな棒がついてある。
おそらくこれを握りしめるのだろう。
「マイナお嬢様、それは?」
「ねぇ、アリア。ちょっとこれを持ってみて」
アリアに高精度魔力測定機を手渡す。
その数値は243と表示されていた。
「ステータスカードをちょっと見せてくれない?」
「あ、はい。どうぞ、マイナお嬢様」
数値は243だった。
この機械で測れる魔力とステータスカードは一致している。精度に問題はなさそうだ。
それなら……。
私がアリアから高精度魔力測定機を返してもらい、握りしめる。
数値は2,147,483,647と表示されていた。
報酬未設定のマイニングマシンを作成してみる。
魔力測定機の数値は、2147483447。
200ほど減り、1秒後には元に戻っていた。
どうやら私はステータスカードで表現しきれない程の魔力を得たようだ。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
19
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(3件)
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
お気に入りに登録しました~
お気に入りありがとうございます!
頑張って書いていきますので、宜しくお願いします☺️
設定が斬新でとても面白く読ませてもらいました。
何も知らないマイナの両親は気が気じゃないでしょうね(笑)
早くマイニングの止め方が判明することを願います
お気に入り登録しましたー!
読んでいただきありがとうございました!
荒いプロットのまま始めてしまいまして、矛盾が出そうなので現在文章を再構築中だったりします😣
しばらくの間は新規更新よりも加筆修正に力を入れようかな、と思っています。
父、母、隣国の人物名とそれにまつわるお話が少し変わる予定ですので、違和感が出てくるかもしれませんが、温かい目で見守って頂けると嬉しいです😆
お気に入り、ありがとうございます!
すみません、間違えてネタバレ有りつけてしまいました(´;ω;`)
ごめんなさい(´-﹏-`;)