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この恋は狂暴です 33〈乃野side〉
この恋は狂暴です 33〈乃野side〉
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《乃野side》
薫の部屋には、薫、桃、ななちゃん。 私、そして大ちゃん、泉、―― と
・・和己さん?が集まった。
大ちゃんに和己と呼ばれているその人は、どうやら大ちゃんの族、LALIELの総長さんらしい。
髪は銀髪で、きれいな二重の切れ長の瞳。身長も薫より少し大きいから、180以上はあるかも。
なんでここの人たち(LALIEL)ってば、イケメン揃いなのっ?
顔で選んでるってワケじゃないよね?
そんな事を考えてると、和己さんが近づいてきた。
「あ。は、はじめまして。」 私があいさつすると、
「乃野ちゃん?だよね?大紀と泉からよく話聞かされてる子♪」
「え? あ、はぁ・・」 近距離でこの顔はヤバイかも?ってくらいキレイな人。
チュ。
えっ?!
「はっ??!」 薫が叫ぶ。
―――え? っとぉ、今、和己さん・・私に っ、――キっ、キスしたっ???!
「マジでかわいいね♪乃野ちゃん♪俺の女にならない?」 和己さんは顔を近づけたまま囁く。
私は ・・ 何がなんだかわからなくってっ
ってっ!えっつ!!?
「っわっ!なんだよっ!薫っ!!」
和己さんの胸倉を鷲づかみにしている薫。 超――、顔が怖いっつ!!
「和さ――――――んっつ!!(怒)」
「えっ?なに?もしかしてダメだった?」 和己さんは意味がわからないという顔をしてる。
「乃野は俺のモンっすからっ!手ぇ出さないでもらえますっ?!」
総長相手に力をゆるめない薫。
「へ?薫と乃野ちゃんてできてんの?」
「そーゆーコト。」 大ちゃんと泉と桃が、そう言って和己さんから薫を引き剥がした。
「はぁ ・・・ なんだ、そーゆう事は早く言えよな~」
和己さんが頭をポリポリかきながら言う。
「言うより先に和さんが動いたんじゃないっすかっ!っつたく!」
薫は総長さんだろーが、お構いなしみたいで。
私はやっぱり顔が赤くなったままで。そんな私を見て薫はすごくイヤな顔をした。
「あれ?もしかして、乃野ちゃん♪俺に惚れた?」
そんな和己さんの言葉にあたしの顔はますます赤くなり、薫の顔はますます怖くなったっ。
言った本人(和己さん)は大ちゃんと泉に殴られてる。
・・この人、ホントに総長さんなんだろーか? い、威厳とか、全く無しに見えるんですけど?
ペロッ。
「へ?」
なっ、っつ//!!
か、薫が、私の唇を舐めたっ?!はっ?
「ち、ちょっとっ!いきなりなにすんのっ!」
「消―毒っ!」 「・・えっ?」
そう言った薫の頬は少し赤くて。
「はいはい、イチャつくのはそれぐらいにしてねぇ」 と泉が手をヒラヒラさせて言う。
「お前にだけは言われたくね。」 薫はそう言って顔を歪ませた。
「バカと変態はほっといて、さっさと本題に入るよ。」 薫の言葉を無視して泉は仕切りなおす。んー さすが泉!
「変態ってーのは俺のことだな~」 和己さんは泉のイヤミにも動じずテーブル近くに座った。
「俺たちのLALIEL、そして、スカルドール、
その次に名前が知れてるのが伯子夜。ほとんどこの3つの族同士が頭取りの抗争を起こしてる。
俺んとことスカドルは同盟を結んだから、争いはなくなったけど、
その分、伯子夜がここんトコ、頭とろうとムチャクチャな事やってる。
で、さっきの薫の話だ。
どうやら、完全に俺らを潰そうとしてるね。」
大ちゃんが険しい顔でそう言った。
「力ない奴って、どーしてこう姑息なんだろーねぇ。」 和己さんは呆れてる。
薫は、
「その美和の彼氏の事なんすけど、心辺りないっすか?」
和己さんと大ちゃんに聞いている。
「伯子夜で、こんなアタマ回る卑怯なやつは ・・ たぶん。」
「あいつしかいねぇよな。」
大ちゃんと和己さんは目を合わす。
「誰っすか?」
「伯子夜の相談役、佐井瑞樹。」 和己さんが真面目な顔をしてそう答えた。
「佐井瑞樹?」 皆の声が揃う。
「そいつに間違いねぇよ。こんなコト考えつくのって、そいつくらい。マジでイヤーな奴。」和己さんは口を尖らせた。
「ああ、あいつは最低な奴だよ。仲間であろうと、自分の女だろうと利用できるもんは全て駒の様に使い ・・ 捨てる。」
ビクッ。私は身震いした。 そ、そんな人が美和の彼氏なの?
え、彼女も利用って ・・もしかして美和もそいつに利用されて・・
「美和もただの駒ってこと?」 私は聞いた。
「たぶんね。佐井はそーゆー奴だし。」
和己さんはサラッと答えた。
そんな・・――
「じゃ、美和、だまされてるって事だよね? その、佐井って人にっ!」
私の叫びに泉が、
「乃野、あんた自分の男に頼まれれば大切な仲間を落とし入れるなんてコト、できる?」
「う!それは、――できない、絶対にっ」
「でしょ。でも美和はそれができた。 もうだまされてるとか、そんな甘いもんじゃないんだよ?」
「っっ」 たしかに・・ 泉の言うとおり。
美和がした事は、度がすぎてる。 大ちゃんのことでも、一歩間違えれば、大変なコトになってた。
「美和には、きっちり自分がした事にケジメつけてもらうからね。」 泉はそう言った。
私はコクッと頷く。
「めんどくせーから、潰そうぜ。」 和己さんはアクビをかきながら言う。
「証拠もないのに突っ込んでも、佐井はしらばっくれるだけだし、また、違う手段を使って俺らを潰しに来るぜ?」 大ちゃんがつっぱねる。
「ん――。やっぱり、現場押さえてから元凶を正さねば、解決しないって事だよね。」 薫が悩む。
「美和は薫になにをするつもりでいたんだろ?」 私の言葉に皆が食いつく。
「え?」
な、なにか、マズイ事、言ったのかなっ私?!
「それだ!」 薫が叫ぶ。 「そうね~薫だったら ・・ 」泉が考え込む。
「いいんじゃね?薫だし♪」 大ちゃんが言う。
「薫が死んだら、俺が乃野ちゃんのコト幸せにっするし♪」 か、和己さんっ?!
「あ、俺が姫のコト、幸せにしますから!」 って桃っ?!
「勝手に殺すなっ!それに乃野は俺しか幸せにできねーの!」
えっ?ちょっ、か、薫~~~っ///!
「スゲー自信!やっぱ、薫ってナルシー?♪ でも、これで決まりだな!」
和己さんが皆を見渡してそう言った。
「え?なにが決まったの?」私だけわからない。
「は――――っ、だから、俺がおとりになるってコト!」
「えっ!薫が?なんで?」
「美和ってのは、今、俺狙いだろ?だったら俺がその誘いに乗ればいい。」 薫はニッと笑った。
「だ、ダメだよっ!危険すぎるよっ!!」 私は反対した。
ガシッ!
「え?薫?」 薫が私の腕を掴んで顔を近づけてきた。
「乃野、俺を誰だと思ってんの?」 顔が、こ、怖いっ!
「大丈夫だよ乃野、俺らがフォローするし!」 そう言って大ちゃんと和己さんが笑った。
「私は乃野さんの側にいるから♪」ななちゃんが、私の横で微笑む。
「おう、なな。それが一番助かる!」 薫はななちゃんに笑いかけた。
ちがう、ちがう!ちがうっ!!
「ちがうよっつ!!」私は叫んでいた。
その声に皆はビックリして、私を見る。
「私、守ってもらうんじゃなくてっ、 一緒に、皆と一緒に闘いたいっ!」
私は精一杯叫んだ。
「ん―――だねっ!じゃ乃野、久しぶりに大暴れする?」
泉がニカッと笑って言った。
「うー「ダメだっ!!」 私の声を遮って、薫が叫ぶ。
「薫っ!」
「乃野はダメだっ!ななと大人しくしてろ!」 薫の顔が歪む。
「薫。」
声を落として、薫の腕を掴んだ。
「?!」
「私を誰だと思ってんの?」 私は、薫を見据えた。
薫の部屋には、薫、桃、ななちゃん。 私、そして大ちゃん、泉、―― と
・・和己さん?が集まった。
大ちゃんに和己と呼ばれているその人は、どうやら大ちゃんの族、LALIELの総長さんらしい。
髪は銀髪で、きれいな二重の切れ長の瞳。身長も薫より少し大きいから、180以上はあるかも。
なんでここの人たち(LALIEL)ってば、イケメン揃いなのっ?
顔で選んでるってワケじゃないよね?
そんな事を考えてると、和己さんが近づいてきた。
「あ。は、はじめまして。」 私があいさつすると、
「乃野ちゃん?だよね?大紀と泉からよく話聞かされてる子♪」
「え? あ、はぁ・・」 近距離でこの顔はヤバイかも?ってくらいキレイな人。
チュ。
えっ?!
「はっ??!」 薫が叫ぶ。
―――え? っとぉ、今、和己さん・・私に っ、――キっ、キスしたっ???!
「マジでかわいいね♪乃野ちゃん♪俺の女にならない?」 和己さんは顔を近づけたまま囁く。
私は ・・ 何がなんだかわからなくってっ
ってっ!えっつ!!?
「っわっ!なんだよっ!薫っ!!」
和己さんの胸倉を鷲づかみにしている薫。 超――、顔が怖いっつ!!
「和さ――――――んっつ!!(怒)」
「えっ?なに?もしかしてダメだった?」 和己さんは意味がわからないという顔をしてる。
「乃野は俺のモンっすからっ!手ぇ出さないでもらえますっ?!」
総長相手に力をゆるめない薫。
「へ?薫と乃野ちゃんてできてんの?」
「そーゆーコト。」 大ちゃんと泉と桃が、そう言って和己さんから薫を引き剥がした。
「はぁ ・・・ なんだ、そーゆう事は早く言えよな~」
和己さんが頭をポリポリかきながら言う。
「言うより先に和さんが動いたんじゃないっすかっ!っつたく!」
薫は総長さんだろーが、お構いなしみたいで。
私はやっぱり顔が赤くなったままで。そんな私を見て薫はすごくイヤな顔をした。
「あれ?もしかして、乃野ちゃん♪俺に惚れた?」
そんな和己さんの言葉にあたしの顔はますます赤くなり、薫の顔はますます怖くなったっ。
言った本人(和己さん)は大ちゃんと泉に殴られてる。
・・この人、ホントに総長さんなんだろーか? い、威厳とか、全く無しに見えるんですけど?
ペロッ。
「へ?」
なっ、っつ//!!
か、薫が、私の唇を舐めたっ?!はっ?
「ち、ちょっとっ!いきなりなにすんのっ!」
「消―毒っ!」 「・・えっ?」
そう言った薫の頬は少し赤くて。
「はいはい、イチャつくのはそれぐらいにしてねぇ」 と泉が手をヒラヒラさせて言う。
「お前にだけは言われたくね。」 薫はそう言って顔を歪ませた。
「バカと変態はほっといて、さっさと本題に入るよ。」 薫の言葉を無視して泉は仕切りなおす。んー さすが泉!
「変態ってーのは俺のことだな~」 和己さんは泉のイヤミにも動じずテーブル近くに座った。
「俺たちのLALIEL、そして、スカルドール、
その次に名前が知れてるのが伯子夜。ほとんどこの3つの族同士が頭取りの抗争を起こしてる。
俺んとことスカドルは同盟を結んだから、争いはなくなったけど、
その分、伯子夜がここんトコ、頭とろうとムチャクチャな事やってる。
で、さっきの薫の話だ。
どうやら、完全に俺らを潰そうとしてるね。」
大ちゃんが険しい顔でそう言った。
「力ない奴って、どーしてこう姑息なんだろーねぇ。」 和己さんは呆れてる。
薫は、
「その美和の彼氏の事なんすけど、心辺りないっすか?」
和己さんと大ちゃんに聞いている。
「伯子夜で、こんなアタマ回る卑怯なやつは ・・ たぶん。」
「あいつしかいねぇよな。」
大ちゃんと和己さんは目を合わす。
「誰っすか?」
「伯子夜の相談役、佐井瑞樹。」 和己さんが真面目な顔をしてそう答えた。
「佐井瑞樹?」 皆の声が揃う。
「そいつに間違いねぇよ。こんなコト考えつくのって、そいつくらい。マジでイヤーな奴。」和己さんは口を尖らせた。
「ああ、あいつは最低な奴だよ。仲間であろうと、自分の女だろうと利用できるもんは全て駒の様に使い ・・ 捨てる。」
ビクッ。私は身震いした。 そ、そんな人が美和の彼氏なの?
え、彼女も利用って ・・もしかして美和もそいつに利用されて・・
「美和もただの駒ってこと?」 私は聞いた。
「たぶんね。佐井はそーゆー奴だし。」
和己さんはサラッと答えた。
そんな・・――
「じゃ、美和、だまされてるって事だよね? その、佐井って人にっ!」
私の叫びに泉が、
「乃野、あんた自分の男に頼まれれば大切な仲間を落とし入れるなんてコト、できる?」
「う!それは、――できない、絶対にっ」
「でしょ。でも美和はそれができた。 もうだまされてるとか、そんな甘いもんじゃないんだよ?」
「っっ」 たしかに・・ 泉の言うとおり。
美和がした事は、度がすぎてる。 大ちゃんのことでも、一歩間違えれば、大変なコトになってた。
「美和には、きっちり自分がした事にケジメつけてもらうからね。」 泉はそう言った。
私はコクッと頷く。
「めんどくせーから、潰そうぜ。」 和己さんはアクビをかきながら言う。
「証拠もないのに突っ込んでも、佐井はしらばっくれるだけだし、また、違う手段を使って俺らを潰しに来るぜ?」 大ちゃんがつっぱねる。
「ん――。やっぱり、現場押さえてから元凶を正さねば、解決しないって事だよね。」 薫が悩む。
「美和は薫になにをするつもりでいたんだろ?」 私の言葉に皆が食いつく。
「え?」
な、なにか、マズイ事、言ったのかなっ私?!
「それだ!」 薫が叫ぶ。 「そうね~薫だったら ・・ 」泉が考え込む。
「いいんじゃね?薫だし♪」 大ちゃんが言う。
「薫が死んだら、俺が乃野ちゃんのコト幸せにっするし♪」 か、和己さんっ?!
「あ、俺が姫のコト、幸せにしますから!」 って桃っ?!
「勝手に殺すなっ!それに乃野は俺しか幸せにできねーの!」
えっ?ちょっ、か、薫~~~っ///!
「スゲー自信!やっぱ、薫ってナルシー?♪ でも、これで決まりだな!」
和己さんが皆を見渡してそう言った。
「え?なにが決まったの?」私だけわからない。
「は――――っ、だから、俺がおとりになるってコト!」
「えっ!薫が?なんで?」
「美和ってのは、今、俺狙いだろ?だったら俺がその誘いに乗ればいい。」 薫はニッと笑った。
「だ、ダメだよっ!危険すぎるよっ!!」 私は反対した。
ガシッ!
「え?薫?」 薫が私の腕を掴んで顔を近づけてきた。
「乃野、俺を誰だと思ってんの?」 顔が、こ、怖いっ!
「大丈夫だよ乃野、俺らがフォローするし!」 そう言って大ちゃんと和己さんが笑った。
「私は乃野さんの側にいるから♪」ななちゃんが、私の横で微笑む。
「おう、なな。それが一番助かる!」 薫はななちゃんに笑いかけた。
ちがう、ちがう!ちがうっ!!
「ちがうよっつ!!」私は叫んでいた。
その声に皆はビックリして、私を見る。
「私、守ってもらうんじゃなくてっ、 一緒に、皆と一緒に闘いたいっ!」
私は精一杯叫んだ。
「ん―――だねっ!じゃ乃野、久しぶりに大暴れする?」
泉がニカッと笑って言った。
「うー「ダメだっ!!」 私の声を遮って、薫が叫ぶ。
「薫っ!」
「乃野はダメだっ!ななと大人しくしてろ!」 薫の顔が歪む。
「薫。」
声を落として、薫の腕を掴んだ。
「?!」
「私を誰だと思ってんの?」 私は、薫を見据えた。
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