END-GAME

孤高

文字の大きさ
49 / 125
三期

第13話「愛心」

しおりを挟む
リグルスを捕らえて少し経った後
リグルスはこのゲームの世界でかなり有名な犯罪者だったので、元の世界でいう裁判所に連れてかれたのだった
判決がどうなったかはわからないが、この世界では死刑はない、とりあえず一時休戦といこう

花「しゅう、そろそろ会議始まるよ」

集「今回は不参加ってことで」

なんて冗談で言ってみる

花「ダメだよ、ちゃんと行かなきゃ」

集「DWMガスのことで疲れちゃったんだ」

花「でも参加しないと」

集「えぇなんか厳しくない?」

花「特に何も」

集「その性格はタクトさんの性格を似せてるつもりですね?元の性格に戻ってください」

笑いながら白旗をあげるふりをする

花「…!?…し、しゅうが元気ないように見えたから…ちょっと上から目線で話してかまってほしかった」

なんて子だ、無邪気さを感じる

集「キャラ壊れるの早いよ」

花「しゅうがもとにもどってくれたからもういいかなって…それよりもしゅう…その…」

花が右手を私の左手に絡ませてくる

集「あぁ。落ち込んでてごめんね、ほら、おいで」

と、腕を花の方に広げると瞬時に飛び込んできた

花「しゅう…!心配だった、怖かった、あの人強そうだったし…しゅう死んじゃうんじゃないかなって…」

少し失礼だが、まぁ現にリグルスさんは強かった

集「そっかぁ…心配してくれてたんだね、ありがとう、今日は僕を好き放題使っていいよ」

なんてさらに冗談を言ってみると

花「…わかった、じゃあ好き放題にする

花がドアの鍵をかけてくると紙に今日会議休みますと書いてそそくさと私の方に戻ってきた

集「うわぁ!」

ソファーに押し倒され気づけば唇は奪われていた



そして気づけば夜の7時になっていた
花は倒れながら満足そうに微笑んでいた

集「花。大丈夫?」 

花は積極的は人だが今日はさらに輪にかけてすごかった

花「しゅう…すき…」

答えになっておらず、寝たまま抱きついてきて足まで絡ませてきた、こうなってしまった花にはもう手足が出ない、花は私を抱き枕にするかのように必死に抱きしめてくる

集「本当に大丈夫?」

花「大丈夫なわけないでしょ…全部しゅうのせいなんだからね…」

時々すごいことをいうので花はつかみどころがない、これが例え嘘でも、私はこの子のいうがままになるのだろう

しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。

☆ほしい
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。 前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。 ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。 「この家は、もうすぐ潰れます」 家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。 手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

【完結】奇跡のおくすり~追放された薬師、実は王家の隠し子でした~

いっぺいちゃん
ファンタジー
薬草と静かな生活をこよなく愛する少女、レイナ=リーフィア。 地味で目立たぬ薬師だった彼女は、ある日貴族の陰謀で“冤罪”を着せられ、王都の冒険者ギルドを追放されてしまう。 「――もう、草とだけ暮らせればいい」 絶望の果てにたどり着いた辺境の村で、レイナはひっそりと薬を作り始める。だが、彼女の薬はどんな難病さえ癒す“奇跡の薬”だった。 やがて重病の王子を治したことで、彼女の正体が王家の“隠し子”だと判明し、王都からの使者が訪れる―― 「あなたの薬に、国を救ってほしい」 導かれるように再び王都へと向かうレイナ。 医療改革を志し、“薬師局”を創設して仲間たちと共に奔走する日々が始まる。 薬草にしか心を開けなかった少女が、やがて王国の未来を変える―― これは、一人の“草オタク”薬師が紡ぐ、やさしくてまっすぐな奇跡の物語。 ※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。

老聖女の政略結婚

那珂田かな
ファンタジー
エルダリス前国王の長女として生まれ、半世紀ものあいだ「聖女」として太陽神ソレイユに仕えてきたセラ。 六十歳となり、ついに若き姪へと聖女の座を譲り、静かな余生を送るはずだった。 しかし式典後、甥である皇太子から持ち込まれたのは――二十歳の隣国王との政略結婚の話。 相手は内乱終結直後のカルディア王、エドモンド。王家の威信回復と政権安定のため、彼には強力な後ろ盾が必要だという。 子も産めない年齢の自分がなぜ王妃に? 迷いと不安、そして少しの笑いを胸に、セラは決断する。 穏やかな余生か、嵐の老後か―― 四十歳差の政略婚から始まる、波乱の日々が幕を開ける。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~

シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。 主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。 追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。 さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。 疫病? これ飲めば治りますよ? これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。

公爵令嬢アナスタシアの華麗なる鉄槌

招杜羅147
ファンタジー
「婚約は破棄だ!」 毒殺容疑の冤罪で、婚約者の手によって投獄された公爵令嬢・アナスタシア。 彼女は獄中死し、それによって3年前に巻き戻る。 そして…。

どうぞ、おかまいなく

こだま。
恋愛
婚約者が他の女性と付き合っていたのを目撃してしまった。 婚約者が好きだった主人公の話。

処理中です...