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勢いで告白!?
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現在、私は半泣きです。えぇ、それはもう半泣きな状態なのです。
なぜなら…
足が痺れているからなのです!
魔王様が…魔王様がっ……!
「疲れた」と言って魔法で強制膝枕なんて迷惑以外の何者でもありません。私は古代魔術書を読んでいたのに…
いいところだったのに…
恨んでやる~(涙)
しかもぐっすりと寝ているだなんて…
…動くに動けないじゃ無いですか!
……まぁ、こんな美顔を間近で見られるのは役得ですけどね。それにしてもまつ毛長いし肌もきめ細かい。
……世の女性達が泣くでしょうね。
最初は顔が綺麗だから無表情で余計に怖く感じてしまったけど、接してみると意外と甘えん坊さんなんですよね~
なんだか、息子ができたみたいね~
…はっ!いけないいけないっ!
私はまだ見た目7歳なのよ!
変な目で見られないように気をつけなくちゃっ!
◆
一人で百面相しているビアンカは魔王が実は起きている事に気が付かない。
魔王は、かつて誰かに触れられて眠るなどあっただろうか?と考えていた。
今、百面相している少女は、私の魔力の移り器として攫ってきたというのに。
魔王の我が家畜に等しい人間に情が湧いたのか?
それともこの人間が変わっているからか?
はたまた、まだ人質としての利用価値があるからか?
嫌、我は此奴を人質にはしないだろう。
ただ、此奴の膝に寝て政務に疲れたら共に茶を飲めたらいい。
この気持ちはなんなのか?
今の我にはわからない………
◆
最近、魔王様の訪室が増えているような気がする。
私は魔王様の魔力の器として連れて来られたた生贄であるのにこんな贅沢なくらしをしていても良いのだろうか?
ここに来て暫く経つ。このままなあなあではいけないだろう。魔国の人達とも大分仲良くなったとはいえ、けじめは必要だろう。
「ねぇ、魔王様。私いつまでここに置かれるのですか?私は魔王様の魔力の器としての力はありません。ここに来て2年ほどが経ちます。魔国の人達は優しく、ここでの生活は楽しいですが、、、」
「ならば、良いではないか。このまま暮らせば良い。私はお前が思いのほか気に入っている。嫌なことがないのならこのままここで暮らせば良い。」
確かにこのまま暮らせれば楽しいし、楽だろう。
けれど、それでも私は、前世と今世の記憶があり何より公爵令嬢としてのプライドがある。家族に嫌われてはいるが、、、
……まだまだ、複雑で葛藤もあるが、このままでいいわけがない!
「いいえ。どんなに仲良くなろうとも居心地がよくなっても私は魔国の敵である人間です。」
「っ!お前はあのような野蛮で利己的な家畜ではないっ!」
そう。魔国では、人間は魔族をモンスターと同じと括る低脳な種族と認識されている。
まぁ、わかります。だって、人間とサルを見て同じだと言われれば腹も立つだろう。
私は嫌です。
「…私もそのような人間にはなりたくないですが、同じ人間なのです。理不尽な理由で魔国と戦争を始めようとする愚かな人間の上位貴族の娘です。」
低脳な種族と魔族に認知されている人間の、更には魔国を侵略しようとしている国のトップ2です。
「ならばっ!お前が15になったら我の花嫁になれば良いのだっ!」
それは嬉しい…。けれど私はまだ7歳ですわよ?
きっと大きくなる頃には魔王様の興味も移り、相手になどされなくなるでしょう。
そんな惨めな思いをするならばいっそ最初から手など取りません。
「ふっ、ふふふ。魔王様ったらなんて我儘仰ってるんですか?」
今なら、冗談だと聞き流せます。
「我は冗談で言っているわけではないぞ。本気なのだ。」
興奮しているのか、赤い目がギラリと輝いている。真剣な表情で私を見ています。
魔王様は本当に私のことを好いていらっしゃるのかしら?
私はまだ7歳でちんちくりんな見た目で、どうしたって魔王様の目に止まらないと諦めて、只々移り器としての役目を果たすことだけを考えておりましたのに。
こんな真剣な表情で言われたら、私だって思いが溢れてしまうじゃないですか!
今までうまく隠していたと言うのに!
もう隠しきれないではないですか!
「えぇ、そのようですね。私はあなたをお慕い申し上げています。」
恥ずかしくてサラッと言ってみた。
えぇ、えぇ、お気付きでしょうけど私、今顔が真っ赤になっていることでしょう。
視線も受け止められず、思わず逸らす。
人生初の告白です。恥ずかしいので早く返事が欲しいのですが、、、
「……っ!//////
ちっ!なんで今そんなこと(そんな顔で)を言うんだっ!//////(抱きしめたくなっちまうだろう!)」
魔王様は右手で顔を覆い、顔を背ける。魔王は心の中で葛藤していた。
(くそっ!マジで可愛いな。まだ7歳とか拷問すぎる。てか、我はロリコンなのか?好きなのか?こんな幼子を愛しているなんて我はロリコンなのか!?いやっ!我が好きなのはビアンカであるからにして幼子が好きなわけではない!断じて違うぞ……………___)
なぜなら…
足が痺れているからなのです!
魔王様が…魔王様がっ……!
「疲れた」と言って魔法で強制膝枕なんて迷惑以外の何者でもありません。私は古代魔術書を読んでいたのに…
いいところだったのに…
恨んでやる~(涙)
しかもぐっすりと寝ているだなんて…
…動くに動けないじゃ無いですか!
……まぁ、こんな美顔を間近で見られるのは役得ですけどね。それにしてもまつ毛長いし肌もきめ細かい。
……世の女性達が泣くでしょうね。
最初は顔が綺麗だから無表情で余計に怖く感じてしまったけど、接してみると意外と甘えん坊さんなんですよね~
なんだか、息子ができたみたいね~
…はっ!いけないいけないっ!
私はまだ見た目7歳なのよ!
変な目で見られないように気をつけなくちゃっ!
◆
一人で百面相しているビアンカは魔王が実は起きている事に気が付かない。
魔王は、かつて誰かに触れられて眠るなどあっただろうか?と考えていた。
今、百面相している少女は、私の魔力の移り器として攫ってきたというのに。
魔王の我が家畜に等しい人間に情が湧いたのか?
それともこの人間が変わっているからか?
はたまた、まだ人質としての利用価値があるからか?
嫌、我は此奴を人質にはしないだろう。
ただ、此奴の膝に寝て政務に疲れたら共に茶を飲めたらいい。
この気持ちはなんなのか?
今の我にはわからない………
◆
最近、魔王様の訪室が増えているような気がする。
私は魔王様の魔力の器として連れて来られたた生贄であるのにこんな贅沢なくらしをしていても良いのだろうか?
ここに来て暫く経つ。このままなあなあではいけないだろう。魔国の人達とも大分仲良くなったとはいえ、けじめは必要だろう。
「ねぇ、魔王様。私いつまでここに置かれるのですか?私は魔王様の魔力の器としての力はありません。ここに来て2年ほどが経ちます。魔国の人達は優しく、ここでの生活は楽しいですが、、、」
「ならば、良いではないか。このまま暮らせば良い。私はお前が思いのほか気に入っている。嫌なことがないのならこのままここで暮らせば良い。」
確かにこのまま暮らせれば楽しいし、楽だろう。
けれど、それでも私は、前世と今世の記憶があり何より公爵令嬢としてのプライドがある。家族に嫌われてはいるが、、、
……まだまだ、複雑で葛藤もあるが、このままでいいわけがない!
「いいえ。どんなに仲良くなろうとも居心地がよくなっても私は魔国の敵である人間です。」
「っ!お前はあのような野蛮で利己的な家畜ではないっ!」
そう。魔国では、人間は魔族をモンスターと同じと括る低脳な種族と認識されている。
まぁ、わかります。だって、人間とサルを見て同じだと言われれば腹も立つだろう。
私は嫌です。
「…私もそのような人間にはなりたくないですが、同じ人間なのです。理不尽な理由で魔国と戦争を始めようとする愚かな人間の上位貴族の娘です。」
低脳な種族と魔族に認知されている人間の、更には魔国を侵略しようとしている国のトップ2です。
「ならばっ!お前が15になったら我の花嫁になれば良いのだっ!」
それは嬉しい…。けれど私はまだ7歳ですわよ?
きっと大きくなる頃には魔王様の興味も移り、相手になどされなくなるでしょう。
そんな惨めな思いをするならばいっそ最初から手など取りません。
「ふっ、ふふふ。魔王様ったらなんて我儘仰ってるんですか?」
今なら、冗談だと聞き流せます。
「我は冗談で言っているわけではないぞ。本気なのだ。」
興奮しているのか、赤い目がギラリと輝いている。真剣な表情で私を見ています。
魔王様は本当に私のことを好いていらっしゃるのかしら?
私はまだ7歳でちんちくりんな見た目で、どうしたって魔王様の目に止まらないと諦めて、只々移り器としての役目を果たすことだけを考えておりましたのに。
こんな真剣な表情で言われたら、私だって思いが溢れてしまうじゃないですか!
今までうまく隠していたと言うのに!
もう隠しきれないではないですか!
「えぇ、そのようですね。私はあなたをお慕い申し上げています。」
恥ずかしくてサラッと言ってみた。
えぇ、えぇ、お気付きでしょうけど私、今顔が真っ赤になっていることでしょう。
視線も受け止められず、思わず逸らす。
人生初の告白です。恥ずかしいので早く返事が欲しいのですが、、、
「……っ!//////
ちっ!なんで今そんなこと(そんな顔で)を言うんだっ!//////(抱きしめたくなっちまうだろう!)」
魔王様は右手で顔を覆い、顔を背ける。魔王は心の中で葛藤していた。
(くそっ!マジで可愛いな。まだ7歳とか拷問すぎる。てか、我はロリコンなのか?好きなのか?こんな幼子を愛しているなんて我はロリコンなのか!?いやっ!我が好きなのはビアンカであるからにして幼子が好きなわけではない!断じて違うぞ……………___)
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