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花村先生の裏の顔
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説明している間もピンクファーの枷は外してもらえなかった。ベッドに182cmの男が大の字に鎖で繋がれて寝ているという異様な光景である。
俺の辿々しい話を花村先生は俺の頭を撫でながら聞いていた。
全て話終わると、花村先生は何も言わずにしばらく黙り込んだ。その美しい目を見るとめちゃめちゃ怒っているように見えた。
「俺の大事な高尾先生に、ねぇ?・・・くそ、思い出してもどの女か分からん!ほとんど枯れたようなじじいしかいなかったのに・・・油断した!」
「・・・・・・・・・ん?花村、先生はあの塾のこと知ってるのか?」
「・・・ああ、そうだったね。いちごチョコの冴えない高校生、って言えば分かる?あれ、俺だよ。」
「・・・・・・・・・はぁぁぁぁあ?!」
つい先ほどまで夢で思い出していた彼が、目の前にいて、俺に跨っていて、手枷をつけている?何だ、その情報量の多さは!?
混乱する俺を見てくすくす笑いながら「ちょっと待っててね」と寝室から出て行き、アクリルで出来た小さな箱を持って戻ってきた。
その箱の中にはあのアーモンドチョコの包み紙が保管されている。何年か前にリニューアルされて、あの柄のデザインではなくなったから分かる。あれは俺があげたアーモンドチョコの包み紙だ。
驚きで口が開いた俺を見下ろしながら花村先生は頭ではなく、俺の胸辺りを撫で始める。
「俺ね、あの頃からずっと高尾先生が好きだったんだぁ。だから大学も自由に教育実習先選べる大学にしたし、高尾先生の異動先も逐一調べ上げて追いかけてたんだよ?講師の話だって、喜んで引き受けたし。同じところで働けるなんて・・・はあ、俺、超幸せ。」
うっとりとした目で俺を見ながらまたも情報量を増やしていく花村先生。
胸を撫でる手はどんどんねっとりとしたものになっていく。くすぐったさで、背中がゾワゾワする。
すると突然、花村先生が俺の大きめの両乳首をギュッと摘んだ。俺の身体は思ってもみなかった刺激に大袈裟に跳ねた。
「う゛わっ!な、なにす、るんだよ!もう、いい加減はなし、」
「高尾先生って痛みに敏感だよねぇ?こないだもプリントで少し切っただけで涙目だったし。」
「そ、そうだよ!だから、早くこれ外してくれ!ち、乳首も摘むのやめろって!」
「外すわけないじゃん。俺、痛いことだけするつもりじゃないし。痛みに敏感な人ってさ・・・感度がいいってことなんだよぉ?」
そう言うとその童顔で美しい顔を俺の耳元に近づけ「そんなの最高だと思わない?」と囁いた。
「俺が快楽でドロドロにしてあげるからね。」
花村先生の顔がゆっくりと俺の顔に近づいてくるのが、まるでスローモーションのように見えた。
俺の辿々しい話を花村先生は俺の頭を撫でながら聞いていた。
全て話終わると、花村先生は何も言わずにしばらく黙り込んだ。その美しい目を見るとめちゃめちゃ怒っているように見えた。
「俺の大事な高尾先生に、ねぇ?・・・くそ、思い出してもどの女か分からん!ほとんど枯れたようなじじいしかいなかったのに・・・油断した!」
「・・・・・・・・・ん?花村、先生はあの塾のこと知ってるのか?」
「・・・ああ、そうだったね。いちごチョコの冴えない高校生、って言えば分かる?あれ、俺だよ。」
「・・・・・・・・・はぁぁぁぁあ?!」
つい先ほどまで夢で思い出していた彼が、目の前にいて、俺に跨っていて、手枷をつけている?何だ、その情報量の多さは!?
混乱する俺を見てくすくす笑いながら「ちょっと待っててね」と寝室から出て行き、アクリルで出来た小さな箱を持って戻ってきた。
その箱の中にはあのアーモンドチョコの包み紙が保管されている。何年か前にリニューアルされて、あの柄のデザインではなくなったから分かる。あれは俺があげたアーモンドチョコの包み紙だ。
驚きで口が開いた俺を見下ろしながら花村先生は頭ではなく、俺の胸辺りを撫で始める。
「俺ね、あの頃からずっと高尾先生が好きだったんだぁ。だから大学も自由に教育実習先選べる大学にしたし、高尾先生の異動先も逐一調べ上げて追いかけてたんだよ?講師の話だって、喜んで引き受けたし。同じところで働けるなんて・・・はあ、俺、超幸せ。」
うっとりとした目で俺を見ながらまたも情報量を増やしていく花村先生。
胸を撫でる手はどんどんねっとりとしたものになっていく。くすぐったさで、背中がゾワゾワする。
すると突然、花村先生が俺の大きめの両乳首をギュッと摘んだ。俺の身体は思ってもみなかった刺激に大袈裟に跳ねた。
「う゛わっ!な、なにす、るんだよ!もう、いい加減はなし、」
「高尾先生って痛みに敏感だよねぇ?こないだもプリントで少し切っただけで涙目だったし。」
「そ、そうだよ!だから、早くこれ外してくれ!ち、乳首も摘むのやめろって!」
「外すわけないじゃん。俺、痛いことだけするつもりじゃないし。痛みに敏感な人ってさ・・・感度がいいってことなんだよぉ?」
そう言うとその童顔で美しい顔を俺の耳元に近づけ「そんなの最高だと思わない?」と囁いた。
「俺が快楽でドロドロにしてあげるからね。」
花村先生の顔がゆっくりと俺の顔に近づいてくるのが、まるでスローモーションのように見えた。
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