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1章 異世界転移は無理難題
1-14 サスラ領主、エリュシオン教の天司様を迎えるようです①
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午前中の仕事を終え、つかの間のお茶を楽しんでいると、急ぎで伝えたいことがあると連絡が入った。くっそ、また仕事かよ。俺は現場のほうが向いてるんだよ……。
伝令に来たのは、なぜかサスラの兵士長だった。お前、今日休暇じゃなかったのか? なんで伝令なんてしているんだ? 何? 家にいても暇だったから門番していた? お前、バカじゃないのか?
それはともかく、伝令の内容を聞く。エリュシオン神殿とやらから巡礼の旅をしている2名が来た。一時的に街に入りたいとのことだが、確認のため現在詰め所で待機中。ふむ、エリュシオンというのは初めて聞く名前だな。どこの宗教だ?
兵士長も他の門番も誰もわからなかったから領主に伝えに来た? そうか、正しい判断だ、流石だな。兵士長が言うには歳が若いのに対応や言葉がきちんとしていて、相当の教育を受けている印象。服装も高価な礼装で怪しいところが見られない、か。
ん? それは何だ? 預かった聖印? バカ野郎! なんでそれを先に見せない! ふむ、随分と簡素なシンボルだが……しかし、この形どうやって作っているんだ? 材質は何だ? 見た目は銀っぽいが、手触りが違う、随分軽いな、材質がまったくわからん……鑑定士を呼べ。
おい! 兵士長! すぐにそのお二方を屋敷へお呼びしろ! 追って迎えの馬車を門まで向かわせる。いいか? 相手が若かろうが絶対に失礼のないように、丁重にお迎えしろ! わかったな? 絶対だぞ? 待て! 待て待て、聖印を持っていけ! 必ず、手渡しで、お返ししろ。いいな? 無くすなよ? 絶対だぞ? それがもし無くなったら……お前はクビだぞ?
おい、鑑定士、今日見たことは他言無用だ。いいか? これは最高機密の情報だ。あとから2人で『誓約(ギアス)』するぞ。ランクは5だ。わかったな? もしこれが外部に知られることになった場合、『誓約』ランク5に基づいて処罰は死、だからな? 俺は墓場まで持っていくから、お前もぜひそうしてくれ。いや、自殺願望か誓約の効果を検証したいなら止めないがな? 俺はおすすめしないぞ? 家族はいるのか? そうか。命は1つなんだから、家族のためにも大切にな?
くっそ、今日はなんて厄日だ。安易に鑑定なんてするんじゃなかった……最悪の結果だ。それにしてもこんな超貴重品をぽんっと人に渡すやつの頭の中はどうなっていやがるんだ。下手したらこれ1つを巡って戦争だぞ……。こちら側の対応を試しているのか、価値を認識できていないのか、それともただ単に何も考えてないだけなのか……。いずれにしろ、面会してみればわかることか。はぁ、気が重い。これなら剣の修行で扱かれていたほうがまだマシだぜ。
おい、誰かいないか? これからエリュシオン教の天司様という地位の方が客人として来るが、丁重にお迎えしろ。見た目は若いらしいが絶対に侮るな。いいか? 情状酌量はできるだけするが、失礼があった場合は各自の進退に直結すると全員に通達しろ。あと、もうすぐ昼か? 念のため、会食の準備を頼む。宗教的に何か食べれないものとかあるのだろうか……いや、時間もないし、今から考えてもしょうがないか。もし、あった場合は素直に謝るしかないな。はぁ、気が重い……。
ちなみに鑑定結果は下記のとおりだった。
『女神エリュシオンが、エリュシオン教の最高位である天司へ贈ったとされる、唯一無二たる聖印(ホーリーシンボル)。材質は神聖銀で、加工方法は伝えられていない。女神エリュシオンが自らの手で作り出したと伝えられる一品。破壊不可属性と鑑定阻害無し属性を持つ。この聖印は女神エリュシオンの祝福を受けており、所有者の信仰の強弱により付加される能力が変動する。また、アイテムの所在は女神が常に把握することができる。10段階あるアイテムレベル中で最高であるランク10に位置する、人の手では決して作り出すことのできない神級アイテム』
シオンさん、気合入れて作りすぎです……。
(後悔はしていない! むしゃくしゃしてやった! てへっ)
伝令に来たのは、なぜかサスラの兵士長だった。お前、今日休暇じゃなかったのか? なんで伝令なんてしているんだ? 何? 家にいても暇だったから門番していた? お前、バカじゃないのか?
それはともかく、伝令の内容を聞く。エリュシオン神殿とやらから巡礼の旅をしている2名が来た。一時的に街に入りたいとのことだが、確認のため現在詰め所で待機中。ふむ、エリュシオンというのは初めて聞く名前だな。どこの宗教だ?
兵士長も他の門番も誰もわからなかったから領主に伝えに来た? そうか、正しい判断だ、流石だな。兵士長が言うには歳が若いのに対応や言葉がきちんとしていて、相当の教育を受けている印象。服装も高価な礼装で怪しいところが見られない、か。
ん? それは何だ? 預かった聖印? バカ野郎! なんでそれを先に見せない! ふむ、随分と簡素なシンボルだが……しかし、この形どうやって作っているんだ? 材質は何だ? 見た目は銀っぽいが、手触りが違う、随分軽いな、材質がまったくわからん……鑑定士を呼べ。
おい! 兵士長! すぐにそのお二方を屋敷へお呼びしろ! 追って迎えの馬車を門まで向かわせる。いいか? 相手が若かろうが絶対に失礼のないように、丁重にお迎えしろ! わかったな? 絶対だぞ? 待て! 待て待て、聖印を持っていけ! 必ず、手渡しで、お返ししろ。いいな? 無くすなよ? 絶対だぞ? それがもし無くなったら……お前はクビだぞ?
おい、鑑定士、今日見たことは他言無用だ。いいか? これは最高機密の情報だ。あとから2人で『誓約(ギアス)』するぞ。ランクは5だ。わかったな? もしこれが外部に知られることになった場合、『誓約』ランク5に基づいて処罰は死、だからな? 俺は墓場まで持っていくから、お前もぜひそうしてくれ。いや、自殺願望か誓約の効果を検証したいなら止めないがな? 俺はおすすめしないぞ? 家族はいるのか? そうか。命は1つなんだから、家族のためにも大切にな?
くっそ、今日はなんて厄日だ。安易に鑑定なんてするんじゃなかった……最悪の結果だ。それにしてもこんな超貴重品をぽんっと人に渡すやつの頭の中はどうなっていやがるんだ。下手したらこれ1つを巡って戦争だぞ……。こちら側の対応を試しているのか、価値を認識できていないのか、それともただ単に何も考えてないだけなのか……。いずれにしろ、面会してみればわかることか。はぁ、気が重い。これなら剣の修行で扱かれていたほうがまだマシだぜ。
おい、誰かいないか? これからエリュシオン教の天司様という地位の方が客人として来るが、丁重にお迎えしろ。見た目は若いらしいが絶対に侮るな。いいか? 情状酌量はできるだけするが、失礼があった場合は各自の進退に直結すると全員に通達しろ。あと、もうすぐ昼か? 念のため、会食の準備を頼む。宗教的に何か食べれないものとかあるのだろうか……いや、時間もないし、今から考えてもしょうがないか。もし、あった場合は素直に謝るしかないな。はぁ、気が重い……。
ちなみに鑑定結果は下記のとおりだった。
『女神エリュシオンが、エリュシオン教の最高位である天司へ贈ったとされる、唯一無二たる聖印(ホーリーシンボル)。材質は神聖銀で、加工方法は伝えられていない。女神エリュシオンが自らの手で作り出したと伝えられる一品。破壊不可属性と鑑定阻害無し属性を持つ。この聖印は女神エリュシオンの祝福を受けており、所有者の信仰の強弱により付加される能力が変動する。また、アイテムの所在は女神が常に把握することができる。10段階あるアイテムレベル中で最高であるランク10に位置する、人の手では決して作り出すことのできない神級アイテム』
シオンさん、気合入れて作りすぎです……。
(後悔はしていない! むしゃくしゃしてやった! てへっ)
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