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2章 異世界転移は駄目神の思惑
2-8 俺、盗賊ごっこをした一味を引き取るようです④
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今、俺たちの目の前には黄土色をしたトロミのかかったスープが鎮座している。スパイシーな香りが食欲をそそる。というか、コレを見るのが久しぶりすぎて、既に早く食べたい欲求で唾液が口いっぱいに溢れている。だめだ! もうこれ以上は待てない!
「ということで、頂きましょう」
木のスプーンで一口、うん、美味い! さすがはカレーだ! 人数が多いからお米は子供たちの分しかないけど、パンに付けて食べても美味い! 本場はナンが主流だしな。合わないわけがない。
「ハ、ハジメ? なんかすごく見た目が良くない料理なんだけど……大丈夫なの?」
ん? 見た目が良くない? なぜに? ケインたちは食べるのを躊躇しているようだった。ココと子供たちは何もしゃべらずに貪るように食べているけど。
「私はこれが好物なんですよ。とても美味しいですよ」
あ!? そうか、あれか、う〇こみたい(食事中の皆さま、ごめんなさい)ってやつか。俺は日本で育ってきたからまったく気にならないけど、そう感じる人もいるって聞くな。
子供たちは獣人だけあって、匂いで食べれるものかダメなのかを判断できるようだ。俺以上に、カレーの器を凝視して涎がダラダラだった。ご飯を目前にして、待て、をされている犬の気分なのだろうか……。良し、がかかったらもう一心不乱だ。
「これ、ターメリックっていう香辛料の色でして、黄色なのですよ。あと他にも色々な香辛料が入ってます。私の故郷では、結構な高級品なんですよね。まぁ、でもダメならしょうがないのですけど」
そう言って、ケインたちの器を回収しようとしたら、慌てて器を引き寄せた。香辛料、高級品という言葉に反応したようだ。ニヤリ。
「た、食べないとは言ってないよ? 匂いは良いんだよね……」
恐る恐るだけど、ケインたちがカレーを口にする。しかし、一口食べた瞬間に目をこれでもかと見開いて固まった。ふ、日本が誇るカレーの魔力に恐れ戦くがいいわ。日本カレーは、本場のインド人もびっくりするほどの独自な進化を遂げた逸品だぞ。貴様たち如きが、抗えるものではないわ! ふはははは!
一口目を食べたら後は芋づる式だった。俺以外の全員が、食べ終わるまで終始無言で食事が進行した。まぁ、わからんでもない。この国の料理はかなり酷いからな。辛うじて、アルバート様のサスラの屋敷だけは指導してから少し良くなったけど。
(ハジメ! カレーおかわり!)
獣人の子供たちはお腹がポンポコリンになるまで食べたらしく、ココが引率して、神殿の中で食休みを兼ねてお昼寝中だ。ケインたちは、いきなり出てきた神殿に驚いていたけど、そういう能力だと説明したら納得したようだ。
「ハジメはこれからどうするの? ずっとこのままってわけにはいかないでしょう?」
食事が終わってしばらくしたらエリンが尋ねてきた。うむ、できれば移動手段を調達したいところだけど、馬車なんて俺に操縦できるわけがない。第一、馬の世話とかもできない。
そうなると地道に徒歩か、それともまた商人に乗せてもらうかになる。しかし、国境の先、獣人の村へ向かう商人がいるとは思えない。
「まぁ、おそらく徒歩で移動ですかね。移動手段が調達できればいいのですけれど、俺とココには馬車の操作とか無理ですし」
「……その、徒歩で行くなら、私たちを雇わない? 道中の護衛にもなるし」
……えっ!? エリンたちから思ってもいなかった提案がきてびっくりしてしまった。そりゃ、そうしてくれたほうが願ったりかなったりなんだけど、俺たちについてくることで、エリンたちに何のメリットがあるのだろうか。
「ということで、頂きましょう」
木のスプーンで一口、うん、美味い! さすがはカレーだ! 人数が多いからお米は子供たちの分しかないけど、パンに付けて食べても美味い! 本場はナンが主流だしな。合わないわけがない。
「ハ、ハジメ? なんかすごく見た目が良くない料理なんだけど……大丈夫なの?」
ん? 見た目が良くない? なぜに? ケインたちは食べるのを躊躇しているようだった。ココと子供たちは何もしゃべらずに貪るように食べているけど。
「私はこれが好物なんですよ。とても美味しいですよ」
あ!? そうか、あれか、う〇こみたい(食事中の皆さま、ごめんなさい)ってやつか。俺は日本で育ってきたからまったく気にならないけど、そう感じる人もいるって聞くな。
子供たちは獣人だけあって、匂いで食べれるものかダメなのかを判断できるようだ。俺以上に、カレーの器を凝視して涎がダラダラだった。ご飯を目前にして、待て、をされている犬の気分なのだろうか……。良し、がかかったらもう一心不乱だ。
「これ、ターメリックっていう香辛料の色でして、黄色なのですよ。あと他にも色々な香辛料が入ってます。私の故郷では、結構な高級品なんですよね。まぁ、でもダメならしょうがないのですけど」
そう言って、ケインたちの器を回収しようとしたら、慌てて器を引き寄せた。香辛料、高級品という言葉に反応したようだ。ニヤリ。
「た、食べないとは言ってないよ? 匂いは良いんだよね……」
恐る恐るだけど、ケインたちがカレーを口にする。しかし、一口食べた瞬間に目をこれでもかと見開いて固まった。ふ、日本が誇るカレーの魔力に恐れ戦くがいいわ。日本カレーは、本場のインド人もびっくりするほどの独自な進化を遂げた逸品だぞ。貴様たち如きが、抗えるものではないわ! ふはははは!
一口目を食べたら後は芋づる式だった。俺以外の全員が、食べ終わるまで終始無言で食事が進行した。まぁ、わからんでもない。この国の料理はかなり酷いからな。辛うじて、アルバート様のサスラの屋敷だけは指導してから少し良くなったけど。
(ハジメ! カレーおかわり!)
獣人の子供たちはお腹がポンポコリンになるまで食べたらしく、ココが引率して、神殿の中で食休みを兼ねてお昼寝中だ。ケインたちは、いきなり出てきた神殿に驚いていたけど、そういう能力だと説明したら納得したようだ。
「ハジメはこれからどうするの? ずっとこのままってわけにはいかないでしょう?」
食事が終わってしばらくしたらエリンが尋ねてきた。うむ、できれば移動手段を調達したいところだけど、馬車なんて俺に操縦できるわけがない。第一、馬の世話とかもできない。
そうなると地道に徒歩か、それともまた商人に乗せてもらうかになる。しかし、国境の先、獣人の村へ向かう商人がいるとは思えない。
「まぁ、おそらく徒歩で移動ですかね。移動手段が調達できればいいのですけれど、俺とココには馬車の操作とか無理ですし」
「……その、徒歩で行くなら、私たちを雇わない? 道中の護衛にもなるし」
……えっ!? エリンたちから思ってもいなかった提案がきてびっくりしてしまった。そりゃ、そうしてくれたほうが願ったりかなったりなんだけど、俺たちについてくることで、エリンたちに何のメリットがあるのだろうか。
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