45 / 97
(第二部)第三章 ここからもう一度
12 天翔ける竜
しおりを挟む
温室に舞い降りた、六枚の光の翅を持つ白い竜。
カノン王はその神々しい姿を見上げ、少年のように目を輝かせる。もはや彼は、先ほどまでターゲットだった猫の精霊の事を忘れ去っていた。
「上位精霊か?! 君、どうかその精霊を譲ってくれ!」
竜の背で炎の弓矢を構えているソフィーは、隣の樹から漂ってくる冷気に身を震わせた。
眼鏡を指でなぞりながら、樹は絶対零度の声音で答える。
「断る。お前みたいな男に渡す精霊は一匹たりとも持ち合わせてない。一昨日来やがれ、このスットコドッコイ」
「……イツキ、キャラが崩れてますぅ」
「ゴホン。精霊は売り物じゃありませんので、億積まれようが譲ったりしません。貴方みたいな馬鹿にはコンビニ菓子に同封の玩具くらいがお似合いですよ」
言葉は丁寧になったが、内容はより過激になっている。
しかし樹の皮肉が届いているのか、いないのか。
気楽な笑顔を崩さずに、カノン王は剣を持ち上げる。
「くれないなら、戦って奪うまでだ! ははっ、面白くなってきたぞ!」
王が剣を振ると、火花のような雷光が空を裂いた。
光の速さで放たれた電撃は、しかし白い竜の手前で鏡面に当たったように跳ね返された。
いつの間に精霊武器を召喚したのか、樹はその手に流麗な銀色の長剣を握っている。精霊武器で、カノン王が放った雷撃を退けたのだ。
世界樹の剣をかざすだけで、その切っ先に触れた雷光は空中を曲がって砕け散る。
二度、三度と雷光が轟いた。
「いったい、何がどうなってるの?」
突如、始まった空中戦に、詩乃は猫を抱き寄せながら呆然とする。
アルファード王子も詩乃の近くで、口をあんぐり空けて目の前の戦いを凝視している。
「……無事か、詩乃」
「英司?!」
「しーっ、静かに!」
それは詩乃が会いたいと思っていた幼なじみだった。
見慣れた学生服ではなく、今の彼はエターニアの騎士団に属する制服を着ている。真剣な顔をした英司は、今まで見た中で一番頼もしく見えた。
上空で戦っている王に気付かれないように、姿勢を低くして木陰に隠れるようにしながら、英司は近づいてくる。
「樹がカノン王を引き付けてくれてるんだ。今の内に脱出するぞ」
英司に腕を引かれて、詩乃は大人しく立ち上がった。
「シノをどこへ連れていくんだ?!」
幼い王子は、いきなり詩乃の腰にばっと抱きついた。
王子にしてみれば英司の方が不審者だから警戒するのは当然のことだ。ぴと虫のように詩乃にくっついた少年の姿に、英司は困った。
「うう、どうすんだよこれ。くそっ、迷ってる暇はねえ」
少年を詩乃から引き剥がしている時間は無いと判断して、英司はくっついる少年ごと詩乃を小脇に抱えた。猫がひらりと英司の肩によじ登る。
「大人しくしてろよお前ら!」
「えええっ?!」
驚く詩乃に構わず、英司は少女と少年と猫を抱えて走り出す。
白い竜に向かって飛ぶ。
精霊演舞の下級第二種、跳躍。
普通のジャンプではあり得ない距離をひと飛びして、英司は白い竜の背中に着地した。
雷光を防いでいた樹が、声を上げる。
「クレパス、上昇するんだ! ソフィー、炎の矢を! 外れても構わないから」
『了解っす、親分!』
「外しません!」
白い竜の正体は、イタチの精霊クレパスだ。クレパスは光の翅を広げて上昇する。エルフの少女は身を乗り出すと、炎の矢をつがえて連続で撃った。
カノン王を狙ったようだが、炎の矢は激しく的を外して周囲の建物に落下した。
「にゃあああっ! 外しちゃいました!」
「そうなるだろうと思ったよ」
樹はクレパスの背から飛び降りた。
その瞬間、青年の背に花が綻ぶように八枚の光の翅が開いた。
ちょうど雷撃が白い竜を追って光の蛇のように迫っている。空中を飛ぶ樹は、手にした精霊武器の剣を雷撃に叩きつける。尾を裂くように雷撃は二つに別れて左右に散った。
「せいっ!」
振り下ろした剣の先から、緑の光を帯びた風が地上に降りる。
地上の建物を燃やしていた炎が風に触れた途端に鎮火していく。
燐光が花びらのように樹の周囲を舞った。
「八枚翅の……精霊……?」
地上で見上げているカノン王がぽかんと間抜け顔をしている。
「カノン王。いや、日本人の加納清春。これ以上、精霊に手を出すな」
「お前はいったい何者なんだ?」
「僕は……」
樹はふっと笑った。
世界樹の精霊と言えば正体がばれて宜しくないだろう。
精霊の王、最高位の精霊、そう自分から名乗るのは気が引ける。
「精霊の守護者ってところかな」
そう答えて、素早く上昇する。
我に返った王が追撃しようとしても届かない高さへと。
クレパスは英司達を乗せて遥か上空を飛んでいた。
自前の光の翅で追い付いた樹は、白竜クレパスの頭の横辺りに手をつく。クレパスの背中は、ソフィー、英司、詩乃、アルファード王子が乗っていて定員超過状態だ。樹は無理に白い竜に乗ろうとせず、光の翅を出しっぱなしのまま、自分の身は自分で浮かせることにした。
「お帰りなさい、イツキ!」
ソフィーが手を振った。
「ヒヤヒヤしたぜ、樹。大丈夫だったか」
「ああ」
英司は少し心配していたらしく、樹の姿を見て安堵した表情になる。
「これからどうする?」
「エルフの住む森オレイリアへ向かう」
オレイリアにはソフィーの肉親のエルフ達が住んでいる。それに、オレイリア経由で魔界へ行く方法もあったはずだ。あの単細胞な王様と、短気な死の精霊がぶつかる前に何とかしたい。
「英司、これってどういう状況なの??」
呆然とする詩乃に、英司が片目をつぶってみせた。
「異世界の冒険って感じがするだろ」
「世界を救う大冒険さ」
樹は悪戯っぽい笑みを浮かべて追随した。
「一緒に行こう、詩乃さん」
陽光を浴びて白い毛並みを輝かせながら、竜は雲の間を走り出した。
カノン王はその神々しい姿を見上げ、少年のように目を輝かせる。もはや彼は、先ほどまでターゲットだった猫の精霊の事を忘れ去っていた。
「上位精霊か?! 君、どうかその精霊を譲ってくれ!」
竜の背で炎の弓矢を構えているソフィーは、隣の樹から漂ってくる冷気に身を震わせた。
眼鏡を指でなぞりながら、樹は絶対零度の声音で答える。
「断る。お前みたいな男に渡す精霊は一匹たりとも持ち合わせてない。一昨日来やがれ、このスットコドッコイ」
「……イツキ、キャラが崩れてますぅ」
「ゴホン。精霊は売り物じゃありませんので、億積まれようが譲ったりしません。貴方みたいな馬鹿にはコンビニ菓子に同封の玩具くらいがお似合いですよ」
言葉は丁寧になったが、内容はより過激になっている。
しかし樹の皮肉が届いているのか、いないのか。
気楽な笑顔を崩さずに、カノン王は剣を持ち上げる。
「くれないなら、戦って奪うまでだ! ははっ、面白くなってきたぞ!」
王が剣を振ると、火花のような雷光が空を裂いた。
光の速さで放たれた電撃は、しかし白い竜の手前で鏡面に当たったように跳ね返された。
いつの間に精霊武器を召喚したのか、樹はその手に流麗な銀色の長剣を握っている。精霊武器で、カノン王が放った雷撃を退けたのだ。
世界樹の剣をかざすだけで、その切っ先に触れた雷光は空中を曲がって砕け散る。
二度、三度と雷光が轟いた。
「いったい、何がどうなってるの?」
突如、始まった空中戦に、詩乃は猫を抱き寄せながら呆然とする。
アルファード王子も詩乃の近くで、口をあんぐり空けて目の前の戦いを凝視している。
「……無事か、詩乃」
「英司?!」
「しーっ、静かに!」
それは詩乃が会いたいと思っていた幼なじみだった。
見慣れた学生服ではなく、今の彼はエターニアの騎士団に属する制服を着ている。真剣な顔をした英司は、今まで見た中で一番頼もしく見えた。
上空で戦っている王に気付かれないように、姿勢を低くして木陰に隠れるようにしながら、英司は近づいてくる。
「樹がカノン王を引き付けてくれてるんだ。今の内に脱出するぞ」
英司に腕を引かれて、詩乃は大人しく立ち上がった。
「シノをどこへ連れていくんだ?!」
幼い王子は、いきなり詩乃の腰にばっと抱きついた。
王子にしてみれば英司の方が不審者だから警戒するのは当然のことだ。ぴと虫のように詩乃にくっついた少年の姿に、英司は困った。
「うう、どうすんだよこれ。くそっ、迷ってる暇はねえ」
少年を詩乃から引き剥がしている時間は無いと判断して、英司はくっついる少年ごと詩乃を小脇に抱えた。猫がひらりと英司の肩によじ登る。
「大人しくしてろよお前ら!」
「えええっ?!」
驚く詩乃に構わず、英司は少女と少年と猫を抱えて走り出す。
白い竜に向かって飛ぶ。
精霊演舞の下級第二種、跳躍。
普通のジャンプではあり得ない距離をひと飛びして、英司は白い竜の背中に着地した。
雷光を防いでいた樹が、声を上げる。
「クレパス、上昇するんだ! ソフィー、炎の矢を! 外れても構わないから」
『了解っす、親分!』
「外しません!」
白い竜の正体は、イタチの精霊クレパスだ。クレパスは光の翅を広げて上昇する。エルフの少女は身を乗り出すと、炎の矢をつがえて連続で撃った。
カノン王を狙ったようだが、炎の矢は激しく的を外して周囲の建物に落下した。
「にゃあああっ! 外しちゃいました!」
「そうなるだろうと思ったよ」
樹はクレパスの背から飛び降りた。
その瞬間、青年の背に花が綻ぶように八枚の光の翅が開いた。
ちょうど雷撃が白い竜を追って光の蛇のように迫っている。空中を飛ぶ樹は、手にした精霊武器の剣を雷撃に叩きつける。尾を裂くように雷撃は二つに別れて左右に散った。
「せいっ!」
振り下ろした剣の先から、緑の光を帯びた風が地上に降りる。
地上の建物を燃やしていた炎が風に触れた途端に鎮火していく。
燐光が花びらのように樹の周囲を舞った。
「八枚翅の……精霊……?」
地上で見上げているカノン王がぽかんと間抜け顔をしている。
「カノン王。いや、日本人の加納清春。これ以上、精霊に手を出すな」
「お前はいったい何者なんだ?」
「僕は……」
樹はふっと笑った。
世界樹の精霊と言えば正体がばれて宜しくないだろう。
精霊の王、最高位の精霊、そう自分から名乗るのは気が引ける。
「精霊の守護者ってところかな」
そう答えて、素早く上昇する。
我に返った王が追撃しようとしても届かない高さへと。
クレパスは英司達を乗せて遥か上空を飛んでいた。
自前の光の翅で追い付いた樹は、白竜クレパスの頭の横辺りに手をつく。クレパスの背中は、ソフィー、英司、詩乃、アルファード王子が乗っていて定員超過状態だ。樹は無理に白い竜に乗ろうとせず、光の翅を出しっぱなしのまま、自分の身は自分で浮かせることにした。
「お帰りなさい、イツキ!」
ソフィーが手を振った。
「ヒヤヒヤしたぜ、樹。大丈夫だったか」
「ああ」
英司は少し心配していたらしく、樹の姿を見て安堵した表情になる。
「これからどうする?」
「エルフの住む森オレイリアへ向かう」
オレイリアにはソフィーの肉親のエルフ達が住んでいる。それに、オレイリア経由で魔界へ行く方法もあったはずだ。あの単細胞な王様と、短気な死の精霊がぶつかる前に何とかしたい。
「英司、これってどういう状況なの??」
呆然とする詩乃に、英司が片目をつぶってみせた。
「異世界の冒険って感じがするだろ」
「世界を救う大冒険さ」
樹は悪戯っぽい笑みを浮かべて追随した。
「一緒に行こう、詩乃さん」
陽光を浴びて白い毛並みを輝かせながら、竜は雲の間を走り出した。
11
あなたにおすすめの小説
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“
瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
だが、死亡する原因には不可解な点が…
数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、
神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。