63 / 97
(第二部)第五章 君に贈る花束
06 集う光
しおりを挟む
英司と詩乃は、遠征軍とエターニアの王都ツェンベルンへ戻る途中だった。
行く先に不穏な黒雲がある。
誰が見ても嫌な感じだ。
黒雲は範囲を広げてこちらに近付いている。
「も、もうあんなところに?!」
兵士達は指を指して騒ぐ。
遠くに見えた黒雲だが、凄まじいスピードで接近していた。
黒雲は行軍している兵士達の上に広がる。
それが何か知らない彼等は危機感なく雲を見上げた。
「いったい何……?!」
間抜けな顔のまま、兵士達は黒雲から降ってきた魔法陣に飲み込まれる。
遠征軍の後ろをアルファード王子と共に歩いていた英司は、魔石になっていく兵士達に驚愕した。
「逃げろっ! くそ、間に合わない」
雲の進行スピードが速すぎる。
せめて王子と詩乃を逃がそうと思った英司だが、あっという間に頭上に迫った雲に愕然とする。このままでは自分の身を守ることすらできない。
恐れおののく英司達の上に魔法陣が降り注ぎ……通り過ぎた。
「え?」
気付くと周囲の兵士達の姿は消え、残っているのは、英司と詩乃とアルファード王子だけだった。
足元にカラカラと落ちる魔石。
「どうして俺達だけ?」
『……世界樹の精霊の加護です』
先ほど戦闘体勢に入り掛けた英司は無意識に契約精霊を召喚していた。
英司の契約精霊、巫女姿の水霊リリスは、六枚の光の翅を広げて肩口に浮かんでいる。
『イツキ様の力で貴方達は守られています』
「樹?! あいつ、生きてるのか?」
『あの方はそう簡単に死んだりしません』
その言葉に安堵する英司と詩乃。
魔石になってしまった兵士達を見渡し、アルファードは悲痛な声を上げる。
「皆が……ツェンベルンは無事なのか?! 見に行かないと!」
「待てアルファード王子、あの黒雲はツェンベルンの方向から来た。近付くのは危険かもしれない。お前と詩乃は待って……」
英司は自分が先行すると宣言しようとした。
しかしその前に、王子の鞄から白いイタチが飛び出る。
精霊クレパスだ。
『おいらに乗っていくかい?』
クレパスはみるみるうちに巨大化して、光の翅を持つ竜の姿になった。
アルファード王子は竜に駆け寄ってよじ登る。
「王子が行くなら、私も!」
詩乃は猫を抱え上げると、スカート姿のまま器用に竜に乗り込む。
「あ、詩乃。くそっ、どいつもこいつも」
勢いで全員行くことになりそうだ。
英司は嘆くと自分も竜に飛び乗る。
白い竜は三人を乗せて、黒雲の下を飛び始めた。
クレパスは高速で空を飛ぶ。
あっという間にエターニアの王都の上空に到達する。
「……ツェンベルンが見えてきた!」
アルファード王子は身を乗り出して、眼下に広がる王都の景色に見入っている。
王都の中央にある建物からは、例の不穏な黒雲が涌き出ていた。
英司はアルファードの後ろからその光景を確認する。
「あれが発生元か」
「っ! あそこは神殿だ! 最も聖なる場所が、何故?!」
上空から神殿の中には入れないようだ。
クレパスは神殿の前に降り立つ。
英司たちはクレパスの背から地面に飛び降りた。
街中に降りたにも関わらず、誰も英司たちを呼び止めたりしない。
普段、日中は人通りが多い往来が、今は色が付いた魔石が散らばるばかりだ。
周囲に人の気配は無かった。
「……神殿に入ってみよう」
前はいた門番が今日はいない。
英司たちは神殿の中に入ろうとした。
しかしその足は途中で止まる。
「スケルトン?!」
建物から出てきた複数のスケルトンが立ちはだかる。
彼らは骨になった手に錆びた剣や盾を持ち、虚ろな眼窩に敵意を光らせて、英司たちに襲い掛かってきた。
「モンスターの警備ってことは、ここに黒幕がいるのか」
英司は自分の精霊武器である氷の双剣を握りしめ、彼等と対峙する。
手近なスケルトンを斬り捨てるが、モンスターは奥からぞろぞろ絶え間なく出現してくる。
キリが無い。
「詩乃、下がれ!」
前の時は樹がいて後方を守ってくれた。
しかし今、戦えるのは英司だけだ。
守りが手薄になっている。
白い竜の姿をしたクレパスは、アルファード王子と詩乃を守って長い尻尾を振り回していた。
詩乃は赤い猫を抱えて後退する。
クレパスの隙を突いて近付き、取り囲んだスケルトンが錆びた剣を詩乃に向かって振り下ろした。
「きゃっ!!」
「詩乃!」
英司は焦って声を上げた。
その時、熱風が押し寄せた。
紅蓮の炎が、詩乃の周囲のスケルトンを薙ぎはらう。
「……何とろくさい事やってんだよ!」
「英司君にしてはスマートじゃないね」
聞き覚えのある懐かしい声が響いた。
「お前ら! なんでここに?!」
炎と共に現れたのは、地球で別れたはずの智輝と結菜だった。
「てやっ!」
智輝は精霊武器の槍に炎をまとわせ、スケルトンに叩きつける。炎は彼らの弱点らしく、スケルトンは見る間に灰になり崩れ落ちた。
「清き風よ、汚れを祓え! 青嵐」
結菜が羽の付いた白い杖を振る。
精霊演舞の上級二種、舞踊。
風の激流が神殿の入り口に吹き込んでいく。
這いでようとしていた亡者たちが扉の奥に押し込まれて消えた。
「ふう、これでゆっくり話せそうだね」
結菜が微笑んで言った。
二人の登場で神殿の前の魔物が一掃された。
英司は武器を降ろして、額の汗をぬぐう。
「追いかけてきたのか?」
「ええ。帰りがあんまり遅いから」
詩乃が目を丸くした。
「智輝君に、結菜ちゃん?! あなたたちも異世界の関係者だったの?」
英司を通じて、詩乃も二人と面識がある。
しかし勇者の仕事について隠していた英司のせいで、彼らが異世界と関わりがあると知らなかったのだ。
詩乃に事情を話すと長くなりそうだ。
結菜は咳払いして、話題を変えた。
「その話はまた今度に……英司君、樹君は? この街の様子は一体?」
「樹は行方不明だ。街の異変は神殿の奥に原因がありそうだが」
神殿の奥からは重苦しい気配が漂ってくる。
勇者の四人は険しい顔つきになった。
今までの経験から、手強い敵が現れそうだと直感する。
その時、アルファード王子が「あれ?」と空を指した。
「何かが来る!」
一瞬、空から敵の増援かと思われたが、降り立ったのはコバルトブルーの鳥の姿をした精霊だった。
詩乃は目を見張った。
見覚えがある。
カノン王の秘密の温室で、鳥籠に閉じ込められて泣いていた鳥だ。
黒雲を裂く流星のように飛んできた青い鳥は、アルファードの前で翼を広げる。
『……私はハナファ王国の王族を守護する精霊、セレンティア。ハナファ王国のあったこの地でずっと人々を見守ってきました』
青い鳥セレンティアは、アルファードに向かって恭しく話し掛ける。
『アルファード王子、ハナファ王族の血を引く貴方には王城に隠された、閉ざされし扉を開くことができます。……世界樹に繋がるゲートを』
「世界樹だって?!」
英司達は顔を見合わせた。
「世界樹に行けば、樹君がどこにいるか分かるんじゃない?」
結菜が提案する。
樹は世界樹の精霊だ。
世界樹を通じて話をすることもできるかもしれない。
少し考えていた英司が、顔を上げて詩乃とアルファードに言った。
「よし! 王子と詩乃は世界樹に行って、樹を呼んで来てくれ」
世界樹はおそらく、暗雲広がる王都より安全な場所だ。
非戦闘員の二人を逃がそうと、英司は考えた。
詩乃は戸惑った顔をする。
「でも英司は……」
「俺達は神殿の中を探索する」
「だーいじょうぶだって! 俺と結菜もいるし!」
智輝が武器を持ったまま、器用に頭の後ろで腕を組んで気軽な調子で言った。
「……気を付けてね」
少し迷ったようだが、詩乃は英司の頼みに従ってセレンティアに向き直った。
セレンティアは先導するように空に舞い上がる。
後を追うため、アルファードと詩乃は竜の姿のクレパスに乗り込んだ。
白い竜はセレンティアの後ろを付いて上昇していく。
飛んで行った彼らを見送った後。
智輝は頭の後ろで組んでいた腕を降ろすと、槍の柄をくるりと回転させ、英司に笑いかけた。
「どっちが多くモンスターを倒せるか、競争しねーか?」
「ちょっと智輝?! 遊びじゃないのよ!」
「そいつはいいな」
「英司君も! 悪乗りしないで!」
智輝の提案に乗って悪戯小僧のように笑う英司に、結菜は憤慨する。
空気がほぐれ、程よい緊張感が三人の間に流れた。
勇者たちは気を引き締め、武器を携えて神殿の中に入って行った。
行く先に不穏な黒雲がある。
誰が見ても嫌な感じだ。
黒雲は範囲を広げてこちらに近付いている。
「も、もうあんなところに?!」
兵士達は指を指して騒ぐ。
遠くに見えた黒雲だが、凄まじいスピードで接近していた。
黒雲は行軍している兵士達の上に広がる。
それが何か知らない彼等は危機感なく雲を見上げた。
「いったい何……?!」
間抜けな顔のまま、兵士達は黒雲から降ってきた魔法陣に飲み込まれる。
遠征軍の後ろをアルファード王子と共に歩いていた英司は、魔石になっていく兵士達に驚愕した。
「逃げろっ! くそ、間に合わない」
雲の進行スピードが速すぎる。
せめて王子と詩乃を逃がそうと思った英司だが、あっという間に頭上に迫った雲に愕然とする。このままでは自分の身を守ることすらできない。
恐れおののく英司達の上に魔法陣が降り注ぎ……通り過ぎた。
「え?」
気付くと周囲の兵士達の姿は消え、残っているのは、英司と詩乃とアルファード王子だけだった。
足元にカラカラと落ちる魔石。
「どうして俺達だけ?」
『……世界樹の精霊の加護です』
先ほど戦闘体勢に入り掛けた英司は無意識に契約精霊を召喚していた。
英司の契約精霊、巫女姿の水霊リリスは、六枚の光の翅を広げて肩口に浮かんでいる。
『イツキ様の力で貴方達は守られています』
「樹?! あいつ、生きてるのか?」
『あの方はそう簡単に死んだりしません』
その言葉に安堵する英司と詩乃。
魔石になってしまった兵士達を見渡し、アルファードは悲痛な声を上げる。
「皆が……ツェンベルンは無事なのか?! 見に行かないと!」
「待てアルファード王子、あの黒雲はツェンベルンの方向から来た。近付くのは危険かもしれない。お前と詩乃は待って……」
英司は自分が先行すると宣言しようとした。
しかしその前に、王子の鞄から白いイタチが飛び出る。
精霊クレパスだ。
『おいらに乗っていくかい?』
クレパスはみるみるうちに巨大化して、光の翅を持つ竜の姿になった。
アルファード王子は竜に駆け寄ってよじ登る。
「王子が行くなら、私も!」
詩乃は猫を抱え上げると、スカート姿のまま器用に竜に乗り込む。
「あ、詩乃。くそっ、どいつもこいつも」
勢いで全員行くことになりそうだ。
英司は嘆くと自分も竜に飛び乗る。
白い竜は三人を乗せて、黒雲の下を飛び始めた。
クレパスは高速で空を飛ぶ。
あっという間にエターニアの王都の上空に到達する。
「……ツェンベルンが見えてきた!」
アルファード王子は身を乗り出して、眼下に広がる王都の景色に見入っている。
王都の中央にある建物からは、例の不穏な黒雲が涌き出ていた。
英司はアルファードの後ろからその光景を確認する。
「あれが発生元か」
「っ! あそこは神殿だ! 最も聖なる場所が、何故?!」
上空から神殿の中には入れないようだ。
クレパスは神殿の前に降り立つ。
英司たちはクレパスの背から地面に飛び降りた。
街中に降りたにも関わらず、誰も英司たちを呼び止めたりしない。
普段、日中は人通りが多い往来が、今は色が付いた魔石が散らばるばかりだ。
周囲に人の気配は無かった。
「……神殿に入ってみよう」
前はいた門番が今日はいない。
英司たちは神殿の中に入ろうとした。
しかしその足は途中で止まる。
「スケルトン?!」
建物から出てきた複数のスケルトンが立ちはだかる。
彼らは骨になった手に錆びた剣や盾を持ち、虚ろな眼窩に敵意を光らせて、英司たちに襲い掛かってきた。
「モンスターの警備ってことは、ここに黒幕がいるのか」
英司は自分の精霊武器である氷の双剣を握りしめ、彼等と対峙する。
手近なスケルトンを斬り捨てるが、モンスターは奥からぞろぞろ絶え間なく出現してくる。
キリが無い。
「詩乃、下がれ!」
前の時は樹がいて後方を守ってくれた。
しかし今、戦えるのは英司だけだ。
守りが手薄になっている。
白い竜の姿をしたクレパスは、アルファード王子と詩乃を守って長い尻尾を振り回していた。
詩乃は赤い猫を抱えて後退する。
クレパスの隙を突いて近付き、取り囲んだスケルトンが錆びた剣を詩乃に向かって振り下ろした。
「きゃっ!!」
「詩乃!」
英司は焦って声を上げた。
その時、熱風が押し寄せた。
紅蓮の炎が、詩乃の周囲のスケルトンを薙ぎはらう。
「……何とろくさい事やってんだよ!」
「英司君にしてはスマートじゃないね」
聞き覚えのある懐かしい声が響いた。
「お前ら! なんでここに?!」
炎と共に現れたのは、地球で別れたはずの智輝と結菜だった。
「てやっ!」
智輝は精霊武器の槍に炎をまとわせ、スケルトンに叩きつける。炎は彼らの弱点らしく、スケルトンは見る間に灰になり崩れ落ちた。
「清き風よ、汚れを祓え! 青嵐」
結菜が羽の付いた白い杖を振る。
精霊演舞の上級二種、舞踊。
風の激流が神殿の入り口に吹き込んでいく。
這いでようとしていた亡者たちが扉の奥に押し込まれて消えた。
「ふう、これでゆっくり話せそうだね」
結菜が微笑んで言った。
二人の登場で神殿の前の魔物が一掃された。
英司は武器を降ろして、額の汗をぬぐう。
「追いかけてきたのか?」
「ええ。帰りがあんまり遅いから」
詩乃が目を丸くした。
「智輝君に、結菜ちゃん?! あなたたちも異世界の関係者だったの?」
英司を通じて、詩乃も二人と面識がある。
しかし勇者の仕事について隠していた英司のせいで、彼らが異世界と関わりがあると知らなかったのだ。
詩乃に事情を話すと長くなりそうだ。
結菜は咳払いして、話題を変えた。
「その話はまた今度に……英司君、樹君は? この街の様子は一体?」
「樹は行方不明だ。街の異変は神殿の奥に原因がありそうだが」
神殿の奥からは重苦しい気配が漂ってくる。
勇者の四人は険しい顔つきになった。
今までの経験から、手強い敵が現れそうだと直感する。
その時、アルファード王子が「あれ?」と空を指した。
「何かが来る!」
一瞬、空から敵の増援かと思われたが、降り立ったのはコバルトブルーの鳥の姿をした精霊だった。
詩乃は目を見張った。
見覚えがある。
カノン王の秘密の温室で、鳥籠に閉じ込められて泣いていた鳥だ。
黒雲を裂く流星のように飛んできた青い鳥は、アルファードの前で翼を広げる。
『……私はハナファ王国の王族を守護する精霊、セレンティア。ハナファ王国のあったこの地でずっと人々を見守ってきました』
青い鳥セレンティアは、アルファードに向かって恭しく話し掛ける。
『アルファード王子、ハナファ王族の血を引く貴方には王城に隠された、閉ざされし扉を開くことができます。……世界樹に繋がるゲートを』
「世界樹だって?!」
英司達は顔を見合わせた。
「世界樹に行けば、樹君がどこにいるか分かるんじゃない?」
結菜が提案する。
樹は世界樹の精霊だ。
世界樹を通じて話をすることもできるかもしれない。
少し考えていた英司が、顔を上げて詩乃とアルファードに言った。
「よし! 王子と詩乃は世界樹に行って、樹を呼んで来てくれ」
世界樹はおそらく、暗雲広がる王都より安全な場所だ。
非戦闘員の二人を逃がそうと、英司は考えた。
詩乃は戸惑った顔をする。
「でも英司は……」
「俺達は神殿の中を探索する」
「だーいじょうぶだって! 俺と結菜もいるし!」
智輝が武器を持ったまま、器用に頭の後ろで腕を組んで気軽な調子で言った。
「……気を付けてね」
少し迷ったようだが、詩乃は英司の頼みに従ってセレンティアに向き直った。
セレンティアは先導するように空に舞い上がる。
後を追うため、アルファードと詩乃は竜の姿のクレパスに乗り込んだ。
白い竜はセレンティアの後ろを付いて上昇していく。
飛んで行った彼らを見送った後。
智輝は頭の後ろで組んでいた腕を降ろすと、槍の柄をくるりと回転させ、英司に笑いかけた。
「どっちが多くモンスターを倒せるか、競争しねーか?」
「ちょっと智輝?! 遊びじゃないのよ!」
「そいつはいいな」
「英司君も! 悪乗りしないで!」
智輝の提案に乗って悪戯小僧のように笑う英司に、結菜は憤慨する。
空気がほぐれ、程よい緊張感が三人の間に流れた。
勇者たちは気を引き締め、武器を携えて神殿の中に入って行った。
3
あなたにおすすめの小説
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“
瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
だが、死亡する原因には不可解な点が…
数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、
神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。