朝起きたらベットで男に抱きしめられて裸で寝てたけど全く記憶がない俺の話。

朝、目が覚めたら誰かに抱きしめられてた。

優しく後ろから抱きしめられる感触も
二日酔いの頭の痛さも
だるい身体も節々の痛みも
状況が全く把握出来なくて俺は掠れた声をあげる。

「………賢太?」

嗅ぎ慣れた幼なじみの匂いにその男が誰かわかってしまった。

「………ん?目が冷めちゃったか…?まだ5時じゃん。もう少し寝とけ」

気遣うようにかけられた言葉は甘くて優しかった。

「…もうちょっと寝ないと回復しないだろ?ごめんな、無理させた。やっぱりスウェット持ってくる?冷やすとまた腹壊すからな…湊」

優しくまた抱きしめられて、首元に顔を埋めて唇を寄せられて身体が反応してしまう。

夢かと思ったけどこれが現実らしい。
一体どうやってこんな風になった?

……もしかして俺達…昨日セックスした?

嘘だ…!嘘だろ……?
全く記憶にないんですけど!?



短編なので数回で終わります。



24h.ポイント 35pt
0
小説 18,505 位 / 183,788件 BL 4,422 位 / 23,822件