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御殿編
御蔭の後始末 ⭐︎性描写あり
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「主様…」
ナジュの身体を抱き締めて口付けを交わす主様の背に声を掛ける。主様は夢中で、御蔭の声が聞こえていない。御蔭は陣幕を潜り主様とナジュが居る露天風呂の近くまで歩を進める。
「主様」
ー御蔭か…恙なく、終えた
「御体を冷やします……御支度を」
ー…いや、ナジュを清めてから…
主様はナジュの身体を愛おしげに撫でる。腹に付着したナジュの欲望の滴りを指で掬い取り、白布の下の御顔に運ぶ。御蔭はギリ、と奥歯を噛みしめて、その布の下で主様が何をしているか想像する。
「その者の始末は私にお任せください……主様もお疲れでしょう。清めた後、支度した部屋に寝かせておきますので…」
ー…わかった。ナジュの部屋に、風流菓子と飲水を用意して欲しい…大分無理をさせた…労いたい
「…かしこまりました」
主様は呪いによってナジュの身体を御蔭にそっと渡すと、露天風呂の湯を操って自らの身体を清めて湯殿を立ち去った。三助達に身体を拭われながら名残惜しそうに振り返って。
「……」
湯殿には御蔭と気を失ったナジュの2人きりとなった。
御蔭はナジュを抱えて露天風呂の横を通り、洗い場の簀子の上にその身体を横たえる。いまだ快楽の余韻に犯されているナジュは、時折ピクリ、ピクリと身体を小さく震わせる。
「忌々しいッ……!」
御蔭はナジュの赤い頂点に爪を立てて強く摘まんだ。
「い゛っ……!」
ナジュは意識を失いながらも、そこに走る痛みに苦しそうな顔をする。御蔭はその顔を見て少しだけ気が晴れたのか、爪跡の残るそこを解放した。主様の唾液に塗れた赤い頂点を。
「主様が口に含んだ乳先…」
御蔭の赤い舌がそこを舐める。激しい嫉妬をその身に宿しながら、主様の唾液の残りを舐めとってゆく。ナジュに快楽を与える心算は毛頭ないが、快楽の回路が通ったナジュの胸は御蔭に胸を差し出すように背を逸らす。
「……はあ」
桶に溜めた湯をナジュの上半身にかけ、そしてナジュの腹で固まり始めている白を擦り取る様に素手で拭う。ナジュは擽ったそうに腹をよじるが、御蔭の逞しい腕がナジュの身体を押さえつけた。主様に愛され、御蔭の唾液に上書きされた赤い頂点も些か乱暴に拭うと、ナジュは悩ましい声を出して胸を振って嫌がった。頬が紅潮して、再び快楽を享受し始めている。
「浅ましい…面倒を掛けるなっ」
ナジュが快楽を拾っているのを嫌そうに見た御蔭は、掌を使ってナジュの両の胸をごしごしと洗い、湯を掛けて終わらせた。ナジュの陰茎に血流が集まりだす。御蔭は、今度は下半身だと、視線を下ろす。
くたりとしていたナジュの陰茎が少し上向き、その下の陰嚢の更に下、赤く色付き開いた蕾が主様より賜った愛欲をとくとくと垂れ流している。
「ああ…主様の精がここに…っ」
御蔭はナジュの足を開かせると、開花し白濁を滴らせるそこに顔を近づける。そこが放つ雄の匂いを鼻腔に吸い込み、御蔭の頭は沸騰したように熱くなってゆく。神様である主様も、人間と同じように汚らしい情欲を秘めている。
「あの御優しい主様の身体にも、臭い立つ雄の欲望が渦巻いている…っ!俺と同じっ…汚らわしい獣欲を…!」
御蔭の逸物は、マグマに熱されたように滾る。
「この場所に挿入すれば、俺のものが主様の精に包まれる…!俺の汚い思慕と主様の欲望が一つに…!」
逸物は相応の硬度を持って隆起し、切先をナジュの蕾に向ける。白く染まる薄赤の蕾の開いた隙間に押し入ろうと、無理矢理に蕾ごと尻肉を広げる。主様によって丹念に解されたそこは、御蔭の指による乱暴な開花にも素直に従った。左右にこじ開けると、余計に白濁が漏れ出て簀子を白く汚す。
「ナジュ…お前は、俺と主様が交わるための…ただの器だっ…!」
御蔭の切先がナジュの蕾に突き付けられた。
ナジュの身体を抱き締めて口付けを交わす主様の背に声を掛ける。主様は夢中で、御蔭の声が聞こえていない。御蔭は陣幕を潜り主様とナジュが居る露天風呂の近くまで歩を進める。
「主様」
ー御蔭か…恙なく、終えた
「御体を冷やします……御支度を」
ー…いや、ナジュを清めてから…
主様はナジュの身体を愛おしげに撫でる。腹に付着したナジュの欲望の滴りを指で掬い取り、白布の下の御顔に運ぶ。御蔭はギリ、と奥歯を噛みしめて、その布の下で主様が何をしているか想像する。
「その者の始末は私にお任せください……主様もお疲れでしょう。清めた後、支度した部屋に寝かせておきますので…」
ー…わかった。ナジュの部屋に、風流菓子と飲水を用意して欲しい…大分無理をさせた…労いたい
「…かしこまりました」
主様は呪いによってナジュの身体を御蔭にそっと渡すと、露天風呂の湯を操って自らの身体を清めて湯殿を立ち去った。三助達に身体を拭われながら名残惜しそうに振り返って。
「……」
湯殿には御蔭と気を失ったナジュの2人きりとなった。
御蔭はナジュを抱えて露天風呂の横を通り、洗い場の簀子の上にその身体を横たえる。いまだ快楽の余韻に犯されているナジュは、時折ピクリ、ピクリと身体を小さく震わせる。
「忌々しいッ……!」
御蔭はナジュの赤い頂点に爪を立てて強く摘まんだ。
「い゛っ……!」
ナジュは意識を失いながらも、そこに走る痛みに苦しそうな顔をする。御蔭はその顔を見て少しだけ気が晴れたのか、爪跡の残るそこを解放した。主様の唾液に塗れた赤い頂点を。
「主様が口に含んだ乳先…」
御蔭の赤い舌がそこを舐める。激しい嫉妬をその身に宿しながら、主様の唾液の残りを舐めとってゆく。ナジュに快楽を与える心算は毛頭ないが、快楽の回路が通ったナジュの胸は御蔭に胸を差し出すように背を逸らす。
「……はあ」
桶に溜めた湯をナジュの上半身にかけ、そしてナジュの腹で固まり始めている白を擦り取る様に素手で拭う。ナジュは擽ったそうに腹をよじるが、御蔭の逞しい腕がナジュの身体を押さえつけた。主様に愛され、御蔭の唾液に上書きされた赤い頂点も些か乱暴に拭うと、ナジュは悩ましい声を出して胸を振って嫌がった。頬が紅潮して、再び快楽を享受し始めている。
「浅ましい…面倒を掛けるなっ」
ナジュが快楽を拾っているのを嫌そうに見た御蔭は、掌を使ってナジュの両の胸をごしごしと洗い、湯を掛けて終わらせた。ナジュの陰茎に血流が集まりだす。御蔭は、今度は下半身だと、視線を下ろす。
くたりとしていたナジュの陰茎が少し上向き、その下の陰嚢の更に下、赤く色付き開いた蕾が主様より賜った愛欲をとくとくと垂れ流している。
「ああ…主様の精がここに…っ」
御蔭はナジュの足を開かせると、開花し白濁を滴らせるそこに顔を近づける。そこが放つ雄の匂いを鼻腔に吸い込み、御蔭の頭は沸騰したように熱くなってゆく。神様である主様も、人間と同じように汚らしい情欲を秘めている。
「あの御優しい主様の身体にも、臭い立つ雄の欲望が渦巻いている…っ!俺と同じっ…汚らわしい獣欲を…!」
御蔭の逸物は、マグマに熱されたように滾る。
「この場所に挿入すれば、俺のものが主様の精に包まれる…!俺の汚い思慕と主様の欲望が一つに…!」
逸物は相応の硬度を持って隆起し、切先をナジュの蕾に向ける。白く染まる薄赤の蕾の開いた隙間に押し入ろうと、無理矢理に蕾ごと尻肉を広げる。主様によって丹念に解されたそこは、御蔭の指による乱暴な開花にも素直に従った。左右にこじ開けると、余計に白濁が漏れ出て簀子を白く汚す。
「ナジュ…お前は、俺と主様が交わるための…ただの器だっ…!」
御蔭の切先がナジュの蕾に突き付けられた。
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