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06.モラハラ夫は堕ちる
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風呂で隅々まで洗われる智也。こっちを使うのは初めて? と聞かれながら尻の穴まで洗われた智也は、あまりの気持ちよさにひぐひぐと啼き、晴彦に笑われた。大きなバスタオルでポンポンと身体を拭かれると、まるで子供の頃に戻ったような安心感があった。再び晴彦によって横抱きにされた智也は、今度こそベッドにそっと寝かされた。寝かされるときに屈んだ晴彦の首に腕を回して、智也は晴彦に深い口づけを仕掛けた。それに応えるように晴彦の舌が、智也の口蓋に裏をなぞる。
「ふ……あ、む……くちゅ」
長い長い口づけを交わしながら、智也はすっかり勃ちあがった陰茎を、腰を揺らして晴彦に擦り付ける。
「そんなに気持ちがいい? でも、さっき準備したとおり、俺はここに俺のを挿れるセックスしかしないよ?」
智也のアナルに指を這わせながら、いいの? と、問いかける色素の薄い瞳に、智也は頷いた。
「うん。僕のはじめて、はりゅくんにあげる」
「はぁ、かわいい……わかった。じゃあ痛くないようにじっくり解すね?」
この後、智也は「じっくり解す」の意味を知ることになる。陰茎を扱く傍ら、智也のアナルは晴彦により舐め回され、舌を出し入れされ。ローションも使っていないのに、晴彦の唾液でしとどに濡れた。
「指、四本くらいはいらないと、多分痛いと思うんだけど」
舌で解されたあと指での拡張をされて、息も絶え絶えとなった智也が、「もう挿れて、はりゅくんのちんちんが欲しい」と晴彦の指がアナルに三本挿入ったところで懇願をした。
「今日、コンドーム持っていないんだけど、多分、この家に在庫があってもサイズが違うと思うんだ……」
「いいよ、直接で。はりゅくんの生ちんちん」
「ああ、もう。ほんと。煽るのやめて。止まらなくなるよ?」
めりめりと、指とは比べものにならない程の質量が、智彦の腸壁を押し広げる。
「きっつ。ああ、温かい。すっご。気持ちいい」
「ぐう、あ、あ、ああ……はいって……ああ」
初めての挿入の衝撃を受け止めている智也を慮り、晴彦の腰が止まる。
「ちょっと動かない方がいい?」
すぐにも言葉が返せない智也は、ごくりと喉を鳴らし、自分のものか晴彦のものかわからない唾液を飲み込んだ。
「ん……も、だいじょうぶ。動いて?」
ゆっくりとした腰の動きに合わせて晴彦の長大な陰茎が智也の内壁を抉る。次第に早くなる動きに、智也が呻く。晴彦のカリが、何度も何度も智也の前立腺をこそげるように往復をする。
「あ、ああっ……やだっ漏れちゃっ……そこばっかり、やあ」
──智也は黄金の水をじょぼじょぼと漏らしてしまった。
「ふふ。お漏らししちゃったね? 大丈夫だよ。綺麗にしてあげるからね」
「やだやだぁ。恥ずかしい……」
羞恥のためにえぐえぐと泣きだした智也を、全然恥ずかしくないよ。いっぱいお酒を飲んだからね、仕方がないよ。俺が気持ちいいところばかりついちゃったからだよねと晴彦が慰める。そして、パチンと指を鳴らした。空気が入れ替わり、シーツが智也の部屋の木綿のシーツよりもつるつるした素材に変わった……事には、智也は気が付かない。
晴彦が抽挿を再開する。
「っぁっ、ゃ、きもちいよお! ちょうだい。ナカにっ……ちょうだい」
「え? ナカに? 俺の精子、強いから赤ちゃんできちゃうかもよ?」
「うんっ。赤ちゃんほしい! 産みたい。はりゅくんのあかちゃん孕みゅ……」
「ったく。冗談じゃないんだけど……大丈夫かな」
戸惑いの言葉を発している晴彦だが、表情はギラギラとして智也を孕ませる気持ちが漏れ出ている。
「せーし、はりゅくんのせーし。ちょうだい……」
びゅくびゅくと熱い泡沫が智也の奥に放たれた。晴彦の射精は「強い精子」と宣った言葉に恥じぬほど、長く長く続いた。
「ふ……あ、む……くちゅ」
長い長い口づけを交わしながら、智也はすっかり勃ちあがった陰茎を、腰を揺らして晴彦に擦り付ける。
「そんなに気持ちがいい? でも、さっき準備したとおり、俺はここに俺のを挿れるセックスしかしないよ?」
智也のアナルに指を這わせながら、いいの? と、問いかける色素の薄い瞳に、智也は頷いた。
「うん。僕のはじめて、はりゅくんにあげる」
「はぁ、かわいい……わかった。じゃあ痛くないようにじっくり解すね?」
この後、智也は「じっくり解す」の意味を知ることになる。陰茎を扱く傍ら、智也のアナルは晴彦により舐め回され、舌を出し入れされ。ローションも使っていないのに、晴彦の唾液でしとどに濡れた。
「指、四本くらいはいらないと、多分痛いと思うんだけど」
舌で解されたあと指での拡張をされて、息も絶え絶えとなった智也が、「もう挿れて、はりゅくんのちんちんが欲しい」と晴彦の指がアナルに三本挿入ったところで懇願をした。
「今日、コンドーム持っていないんだけど、多分、この家に在庫があってもサイズが違うと思うんだ……」
「いいよ、直接で。はりゅくんの生ちんちん」
「ああ、もう。ほんと。煽るのやめて。止まらなくなるよ?」
めりめりと、指とは比べものにならない程の質量が、智彦の腸壁を押し広げる。
「きっつ。ああ、温かい。すっご。気持ちいい」
「ぐう、あ、あ、ああ……はいって……ああ」
初めての挿入の衝撃を受け止めている智也を慮り、晴彦の腰が止まる。
「ちょっと動かない方がいい?」
すぐにも言葉が返せない智也は、ごくりと喉を鳴らし、自分のものか晴彦のものかわからない唾液を飲み込んだ。
「ん……も、だいじょうぶ。動いて?」
ゆっくりとした腰の動きに合わせて晴彦の長大な陰茎が智也の内壁を抉る。次第に早くなる動きに、智也が呻く。晴彦のカリが、何度も何度も智也の前立腺をこそげるように往復をする。
「あ、ああっ……やだっ漏れちゃっ……そこばっかり、やあ」
──智也は黄金の水をじょぼじょぼと漏らしてしまった。
「ふふ。お漏らししちゃったね? 大丈夫だよ。綺麗にしてあげるからね」
「やだやだぁ。恥ずかしい……」
羞恥のためにえぐえぐと泣きだした智也を、全然恥ずかしくないよ。いっぱいお酒を飲んだからね、仕方がないよ。俺が気持ちいいところばかりついちゃったからだよねと晴彦が慰める。そして、パチンと指を鳴らした。空気が入れ替わり、シーツが智也の部屋の木綿のシーツよりもつるつるした素材に変わった……事には、智也は気が付かない。
晴彦が抽挿を再開する。
「っぁっ、ゃ、きもちいよお! ちょうだい。ナカにっ……ちょうだい」
「え? ナカに? 俺の精子、強いから赤ちゃんできちゃうかもよ?」
「うんっ。赤ちゃんほしい! 産みたい。はりゅくんのあかちゃん孕みゅ……」
「ったく。冗談じゃないんだけど……大丈夫かな」
戸惑いの言葉を発している晴彦だが、表情はギラギラとして智也を孕ませる気持ちが漏れ出ている。
「せーし、はりゅくんのせーし。ちょうだい……」
びゅくびゅくと熱い泡沫が智也の奥に放たれた。晴彦の射精は「強い精子」と宣った言葉に恥じぬほど、長く長く続いた。
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