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5.温かな夜
①
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「リオン様」
後ろから掛けられ声に、リオンは振り返った。エルが眉間にしわを寄せてリオンを見下ろしている。機嫌が悪そうだ。
「クレイド隊長が心配なのはわかりますが、そろそろお休みください。そうでないと明日からの行程もお辛いですよ」
「うん、そうだよね、ごめんなさい。でも僕、心配で……」
打ち倒されたのをもう一度張り直した天幕の中。その入り口近くに敷かれた絨毯の上で、クレイドは獣の姿のままぐったりと横たわっている。その前にしゃがみ込みんでクレイドの背中を撫で始めてから、どれくらい時間が経つのだろう。
あれからリオンたちを襲撃したの賊は全員捕らえられた。どうやらこの付近にオメガを連れた旅団がいるという噂を聞きつけ、誘拐目的で急襲したらしい。幸運なことにノルツブルク側で酷い怪我を負った兵はいなかったが、いまだに隊の中には戦闘の興奮と動揺が残っている。
エルもかなり気が立っているだろう。いつもよりも強い口調でリオンに文句を言い募ってきた。
「クレイド隊長の怪我は命に別状はないと何度も説明しているでしょう。意識が戻らないのは獣化の影響です。あなたがここにいても出来ることはないですよ。お医者様でもあるまいし……。それだったらご自分の寝所に戻って体力を回復させたほうがどれほど有意義か」
「……うん、そうなんだけど」
エルが言うとおり、クレイドの怪我は酷いものではなかった。出血した右前足には清潔な包帯が巻かれ、処置も済んでいる。いまだに意識が戻らないのは、獣化したことによって体力を使い果たしたからで、よくあることだとも説明も受けている。
「でも僕……ここにいたいんだ……」
灰色の毛並みを撫でることを辞めないリオンに、エルが苛立ったように大きなため息をついた。
「わかりました。それではご自由にどうぞ。私は下がらせていただきますので」
エルはそう言うが早いが、厚い布の仕切りの向こうへと行ってしまった。
リオンは静かになった空間で長く深く息をついた。
怒らせてしまっていることは申し訳ないと思ったが、リオンはどうしてもクレイドの側から離れることが出来なかった。
死ぬほどの怪我じゃないとわかっていても、苦しそうに上下する胸を見ていると、不安と焦燥感が募ってしまうのだ。
人の気配がするのに、自分だけが酷く静かな場所に取り残されてしまったかのような夜だった。息が詰まりリオンはまた深くため息をつく。身じろぎをすると、首元からぶら下げた鎖がちゃりんと音を立てた。
リオンはそっと自分の胸元を見下ろした。そこにはクレイドから預かった大事な十字架が下がっている。それを眺めていると、自然に脳裏によみがえるものがあった。
(あの時も――)
二か月前、母親のアナが亡くなったときも今日と同じような静かな夜だった。ベッドに横たわる母親のそばにリオンは座り込み、両手を彼女の手を握り締めて必死に祈った。
――神様、お願い。どうか母さんを連れて行かないで。
しかし願いは叶わなかった。衰弱した母親の息はだんだん間遠になっていき、リオンは為すすべもなく、ただ一人で最愛の母を看取った。
寒い部屋の中で、母親の指はあっというまに冷たくなった。それでも、放すことは出来ず、リオンは朝になるまで母親の手のひらを擦り続けた。
あのときの母親の指の冷たい感触、背中から飲み込まれるような途方もない絶望感はきっと一生涯忘れることはないだろう。
リオンにとって母親は世界そのものだった。
楽しいこと、美しいこと、明るいこと。母親を失った瞬間、リオンの世界からそれらは消えた。暗く冷たい闇だけが残されたのだ。
――――だけど。
リオンはもう一度手を伸ばし、目の前の温かく柔らかな毛並みに指を埋めた。
「クレイド……」
もう一歩も歩けないと立ち竦んでいたとき、クレイドがリオンのところに来てくれた。
背中を支えてくれた。手を引いてくれた。明るい所へとクレイドは導いてくれた。彼に会ったときから、リオンの世界は変わり始めたのだ。
優しく、やわらかく、日の光に背中がじんわり温められるような居心地のよいもの。そんなものが薄暗い闇の中からゆっくりと芽吹いていった。
リオンは自分の首元から下がる十字架を掌で握り込んだ。
(クレイド……お願いだから早く目を覚まして……お願い、神様……)
クレイドの身体がわずかに動いたのはそのときだ。
「クレイドっ」
リオンの呼び声に反応するように、瞼がゆっくりと上がっていく。
「……リオン様……?」
震える瞼から現れたのは灰色の美しい瞳、細く突き出した獣の鼻先から漏れた声はいつもと変わらぬクレイドの優しい声だった。安堵のあまり、リオンの瞳からはぽろっと涙がこぼれた。
「クレイド、良かった……! ずっと意識が戻らなくて、ぼく、僕……」
母親のようにクレイドが死んでしまうような気がして、とても不安だったのだ。
「痛くない? 苦しくない?」
涙をぽろぽろと流すリオンを、クレイドは驚いたようにじっと見ていたが、目を細めて穏やかな声で言った。
「大丈夫ですよリオン様、私は痛くも苦しくもありません」
「嘘だ……こんな怪我もしてるのに……。ごめんねクレイド、僕のせいで」
その言葉に、クレイドは驚いたように目を瞬いた。
「なぜリオン様が謝るのです?」
「だって僕のせいで……。聞いたんだよ、僕がオメガだから賊に狙われたって。皆を危険にさらしたのは僕だ。クレイドにも怪我をさせた。ごめんねクレイド……僕と関わったせいで……僕は疫病神だから」
クレイドがわけがわからない、と言わんばかりに眉をしかめる。
「疫病神? どうしてそんなことを」
「どうしてって……」
リオンは涙を拭って俯いた。
リオンは昔から、村の子どもたちに疫病神だと言われていた。
『オメガは忌むべきもので、アルファやベータを惑わす迷惑な存在だ』と村の大人が子供たちに教えるからだ。実際に発情期を迎えてからは、村人と何度かトラブルを起こしてしまった。母親はリオンを必死に守ってくれたが、それまでよりも生活が一層厳しくなったのは明らかだった。
「母さんは……僕のせいで大変な思いをしていたから」
後ろから掛けられ声に、リオンは振り返った。エルが眉間にしわを寄せてリオンを見下ろしている。機嫌が悪そうだ。
「クレイド隊長が心配なのはわかりますが、そろそろお休みください。そうでないと明日からの行程もお辛いですよ」
「うん、そうだよね、ごめんなさい。でも僕、心配で……」
打ち倒されたのをもう一度張り直した天幕の中。その入り口近くに敷かれた絨毯の上で、クレイドは獣の姿のままぐったりと横たわっている。その前にしゃがみ込みんでクレイドの背中を撫で始めてから、どれくらい時間が経つのだろう。
あれからリオンたちを襲撃したの賊は全員捕らえられた。どうやらこの付近にオメガを連れた旅団がいるという噂を聞きつけ、誘拐目的で急襲したらしい。幸運なことにノルツブルク側で酷い怪我を負った兵はいなかったが、いまだに隊の中には戦闘の興奮と動揺が残っている。
エルもかなり気が立っているだろう。いつもよりも強い口調でリオンに文句を言い募ってきた。
「クレイド隊長の怪我は命に別状はないと何度も説明しているでしょう。意識が戻らないのは獣化の影響です。あなたがここにいても出来ることはないですよ。お医者様でもあるまいし……。それだったらご自分の寝所に戻って体力を回復させたほうがどれほど有意義か」
「……うん、そうなんだけど」
エルが言うとおり、クレイドの怪我は酷いものではなかった。出血した右前足には清潔な包帯が巻かれ、処置も済んでいる。いまだに意識が戻らないのは、獣化したことによって体力を使い果たしたからで、よくあることだとも説明も受けている。
「でも僕……ここにいたいんだ……」
灰色の毛並みを撫でることを辞めないリオンに、エルが苛立ったように大きなため息をついた。
「わかりました。それではご自由にどうぞ。私は下がらせていただきますので」
エルはそう言うが早いが、厚い布の仕切りの向こうへと行ってしまった。
リオンは静かになった空間で長く深く息をついた。
怒らせてしまっていることは申し訳ないと思ったが、リオンはどうしてもクレイドの側から離れることが出来なかった。
死ぬほどの怪我じゃないとわかっていても、苦しそうに上下する胸を見ていると、不安と焦燥感が募ってしまうのだ。
人の気配がするのに、自分だけが酷く静かな場所に取り残されてしまったかのような夜だった。息が詰まりリオンはまた深くため息をつく。身じろぎをすると、首元からぶら下げた鎖がちゃりんと音を立てた。
リオンはそっと自分の胸元を見下ろした。そこにはクレイドから預かった大事な十字架が下がっている。それを眺めていると、自然に脳裏によみがえるものがあった。
(あの時も――)
二か月前、母親のアナが亡くなったときも今日と同じような静かな夜だった。ベッドに横たわる母親のそばにリオンは座り込み、両手を彼女の手を握り締めて必死に祈った。
――神様、お願い。どうか母さんを連れて行かないで。
しかし願いは叶わなかった。衰弱した母親の息はだんだん間遠になっていき、リオンは為すすべもなく、ただ一人で最愛の母を看取った。
寒い部屋の中で、母親の指はあっというまに冷たくなった。それでも、放すことは出来ず、リオンは朝になるまで母親の手のひらを擦り続けた。
あのときの母親の指の冷たい感触、背中から飲み込まれるような途方もない絶望感はきっと一生涯忘れることはないだろう。
リオンにとって母親は世界そのものだった。
楽しいこと、美しいこと、明るいこと。母親を失った瞬間、リオンの世界からそれらは消えた。暗く冷たい闇だけが残されたのだ。
――――だけど。
リオンはもう一度手を伸ばし、目の前の温かく柔らかな毛並みに指を埋めた。
「クレイド……」
もう一歩も歩けないと立ち竦んでいたとき、クレイドがリオンのところに来てくれた。
背中を支えてくれた。手を引いてくれた。明るい所へとクレイドは導いてくれた。彼に会ったときから、リオンの世界は変わり始めたのだ。
優しく、やわらかく、日の光に背中がじんわり温められるような居心地のよいもの。そんなものが薄暗い闇の中からゆっくりと芽吹いていった。
リオンは自分の首元から下がる十字架を掌で握り込んだ。
(クレイド……お願いだから早く目を覚まして……お願い、神様……)
クレイドの身体がわずかに動いたのはそのときだ。
「クレイドっ」
リオンの呼び声に反応するように、瞼がゆっくりと上がっていく。
「……リオン様……?」
震える瞼から現れたのは灰色の美しい瞳、細く突き出した獣の鼻先から漏れた声はいつもと変わらぬクレイドの優しい声だった。安堵のあまり、リオンの瞳からはぽろっと涙がこぼれた。
「クレイド、良かった……! ずっと意識が戻らなくて、ぼく、僕……」
母親のようにクレイドが死んでしまうような気がして、とても不安だったのだ。
「痛くない? 苦しくない?」
涙をぽろぽろと流すリオンを、クレイドは驚いたようにじっと見ていたが、目を細めて穏やかな声で言った。
「大丈夫ですよリオン様、私は痛くも苦しくもありません」
「嘘だ……こんな怪我もしてるのに……。ごめんねクレイド、僕のせいで」
その言葉に、クレイドは驚いたように目を瞬いた。
「なぜリオン様が謝るのです?」
「だって僕のせいで……。聞いたんだよ、僕がオメガだから賊に狙われたって。皆を危険にさらしたのは僕だ。クレイドにも怪我をさせた。ごめんねクレイド……僕と関わったせいで……僕は疫病神だから」
クレイドがわけがわからない、と言わんばかりに眉をしかめる。
「疫病神? どうしてそんなことを」
「どうしてって……」
リオンは涙を拭って俯いた。
リオンは昔から、村の子どもたちに疫病神だと言われていた。
『オメガは忌むべきもので、アルファやベータを惑わす迷惑な存在だ』と村の大人が子供たちに教えるからだ。実際に発情期を迎えてからは、村人と何度かトラブルを起こしてしまった。母親はリオンを必死に守ってくれたが、それまでよりも生活が一層厳しくなったのは明らかだった。
「母さんは……僕のせいで大変な思いをしていたから」
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