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第一章 聖女の誕生と異端審問
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本部までの道中は、アドリアノの操る馬車での移動となった。
宿屋ではなく、各地の教会に泊めてもらいながらの旅である。
そんな中で、カメリアが巡礼官でアドリアノが僧兵という役職なのだと知った。
立場はカメリアが上で、アドリアノはカメリアの護衛として従っていると言うことらしい。
「この街で一泊したら、いよいよ明日からセブ聖国に入るわよ!」
一人だけ元気なカメリアが、馬車から飛び出した。
慣れ親しんだ教会を旅立ってから、既に五日が経過している。
毎日、何時間も馬車に揺られ、最初は酔ってしまったり、お尻の痛みに耐えられなかったりしていた双子も、ようやく景色を楽しめるほどに慣れてきた。
カメリアは目当ての教会に宿泊の約束を取り付け、アドリアノは厩舎に馬を置きに行った。
今回、双子が通されたのは孤児院施設の一角だった。
どこも孤児院は似た雰囲気なのか、なんとなく落ち着く。
それはマリアも一緒だったようで、庭で元気に遊ぶ声を子守唄に、すやすやと寝息をたてている。
ロッテンも眠りの世界に引き込まれかけた、その時だった。
「アンタたち、新入りぃ?」
気の強そうな吊り目の少女が、何の先触れもなく部屋に入って来る。
部屋や双子をじろじろ眺めながら、ベッドの前までやってきた。
「ふぅん、シスターが片付けてたから何になるかと思ったら、アンタたちの部屋になるんだぁ?なかなか広いじゃ無い…生意気!」
「痛っ!?」
「オマエ、なにすんだよ!」
少女はいきなりマリアの髪を掴んで思い切り引っ張る。
慌ててロッテンがその腕を掴むと、少女は掴まれたのとは反対の掌を向けてきた。
「ウォーターボール!」
空間に突如現れた水球が、ロッテンの顔面を打ち据え、バシャンッと大きな音を立てて弾けた。
思わず手を離して顔を拭う。
「うぷあっ!げほっ!ごほっごほっ!なんなんだよ」
「あはっ!シスターが部屋を片付けてたから何かと思ったら…今日からアタシがこの部屋を使ってあげる。アンタらは邪魔だからどっかに消えな」
掴んだままのマリアの髪を、更に力を入れて引っぱる。
孤児院の新入りと勘違いして、いびっているのだろうが、魔法まで行使するのは度を超えている。
びしょ濡れのままロッテンは睨み付けた。
「オレたちがこの部屋に居なかったら、シスターに直ぐバレるぜ?」
「気付かないわよ。子どもなんていっぱいいるし、いきなり居なくなる事だって良くあることだもの」
少女は、痛いと泣き声をあげるマリアに構わず、そのまま廊下に放り出す。
「アンタも、早く出てかないなら、もう一発喰らわせるわよ?」
「はぁ…分かったよ」
二人分の荷物を抱えて、ロッテンは部屋から出た。
「なんだ、アイツ?」
濡れた前髪をかき上げて、ショックで呆然としてうずくまっているマリアを覗き込む。
「マリア大丈夫か?ごめんな、何もしてやれなくて」
「ううん、マリアこそ何もできなかったわ、ごめんなさい」
よしよしと頭を撫でて、マリアが立ち直るのを待った。
「お部屋、盗られちゃったね。どうしよう?」
「決まってる、魔法まで使って強引に部屋を奪ったんだ、シスターに言ってお仕置きしてもらおう」
双子は手を繋いで、シスターを探した。
一部屋に子供が8人程度詰め込まれている印象だ。
何部屋か見てロッテンは奇妙な事に気付く。
(毛色が一緒の子供どうしで集められている?)
最初にのぞいた部屋は、赤毛の女の子達、次の部屋には茶髪の男の子達、この部屋は金髪の女の子達だけが居る。
(偶然?いや、名前を覚えなくても管理しやすいから?)
あの横暴な少女の言葉が思い出された。
"いきなり居なくなる事だって良くある"
なんだか嫌な胸騒ぎがした。
「なあ、やっぱりシスターより、カメリアを探そう」
振り返った視線、マリアの背後には、およそシスターとは思えないような、化粧の派手な修道服の女が立っていた。
「あらぁー?あなた達どうしたの、早くお部屋に戻らなきゃあ、ねぇ」
鼻にかけるような気持ち悪い猫撫で声、まったりと鼻腔を侵す甘い香水の匂いでむせ返りそうになる。
「マリア!行くぞ!!」
女の声を無視して、マリアの手を掴んで走る。
「あらあらぁ、まあぁ」
頬に手を当てて、追い掛けるでもなく女は双子を見送った。
(追ってこない?)
孤児院の出口、ドアノブに手をかける。
ーーガチッ!ガチャ、ガチャ!!
「くっそぉ!」
鍵がかけられていて開かない。
「だめよぉ、勝手に出て行こうなんて」
ゆっくりと女は迫って来る。
(逃げられるところは?窓は?)
脱出路を求めて視線を巡らせるが、気付けば窓にはもともと鉄格子がはまっていて、廊下は真っ直ぐ一本だけ、この扉を開錠する以外手立てはなさそうだ。
「スキル、腐食!!」
ダメ元で鍵の位置に手を当てて叫ぶ。
鉄製の扉の硬い感覚が、心なしか変わっていく気がした。
「ロッテンっ!」
マリアの警戒の声が響く。
振り返ると、あと少しで女の手がマリアに触れる所にある。
その時、鉄に触れていた手の感覚が明らかに変わるのが分かった。
ーーぼすっ、ベキッ!!
鍵の部分が、ロッテンの手のひらの大きさに錆びて抜け落ちたのだ。
穴の空いた部分を引いて扉を開く。
マリアを引き連れて、扉を思い切り閉めた。
視線を彷徨わせると、手近な所に木箱が積まれていた。
(あそこに取り敢えず隠れよう!)
マリアと急いで影に隠れ、様子を伺う。
「チッ!」
舌打ちをして、しばらく辺りをキョロキョロと眺め、女はそのまま踵を返した。
「まぁ2人くらい、いっかぁー。あーあ、あの扉どぉすんのよぉ?」
ブツブツ言いながら、女は帰って行く。
「え?」
ロッテンは拍子抜けして、声を漏らす。
マリアは腰が抜けた様子でへたり込んでいた。
「マリア、あと少しだけ頑張れ。カメリアを探すぞ」
「マリア、ここに隠れてる」
「ダメだ、あの女が誰か連れてきて探し始めたら、ここじゃ直ぐに見つかる」
「でも…怖いよぅ」
「捕まったら、もっと怖い思いをするかもしれないんだぞ!」
ほら、と手を差し出す。
渋々マリアが出した手を掴んで引っ張り起こした。
「行こう!」
宿屋ではなく、各地の教会に泊めてもらいながらの旅である。
そんな中で、カメリアが巡礼官でアドリアノが僧兵という役職なのだと知った。
立場はカメリアが上で、アドリアノはカメリアの護衛として従っていると言うことらしい。
「この街で一泊したら、いよいよ明日からセブ聖国に入るわよ!」
一人だけ元気なカメリアが、馬車から飛び出した。
慣れ親しんだ教会を旅立ってから、既に五日が経過している。
毎日、何時間も馬車に揺られ、最初は酔ってしまったり、お尻の痛みに耐えられなかったりしていた双子も、ようやく景色を楽しめるほどに慣れてきた。
カメリアは目当ての教会に宿泊の約束を取り付け、アドリアノは厩舎に馬を置きに行った。
今回、双子が通されたのは孤児院施設の一角だった。
どこも孤児院は似た雰囲気なのか、なんとなく落ち着く。
それはマリアも一緒だったようで、庭で元気に遊ぶ声を子守唄に、すやすやと寝息をたてている。
ロッテンも眠りの世界に引き込まれかけた、その時だった。
「アンタたち、新入りぃ?」
気の強そうな吊り目の少女が、何の先触れもなく部屋に入って来る。
部屋や双子をじろじろ眺めながら、ベッドの前までやってきた。
「ふぅん、シスターが片付けてたから何になるかと思ったら、アンタたちの部屋になるんだぁ?なかなか広いじゃ無い…生意気!」
「痛っ!?」
「オマエ、なにすんだよ!」
少女はいきなりマリアの髪を掴んで思い切り引っ張る。
慌ててロッテンがその腕を掴むと、少女は掴まれたのとは反対の掌を向けてきた。
「ウォーターボール!」
空間に突如現れた水球が、ロッテンの顔面を打ち据え、バシャンッと大きな音を立てて弾けた。
思わず手を離して顔を拭う。
「うぷあっ!げほっ!ごほっごほっ!なんなんだよ」
「あはっ!シスターが部屋を片付けてたから何かと思ったら…今日からアタシがこの部屋を使ってあげる。アンタらは邪魔だからどっかに消えな」
掴んだままのマリアの髪を、更に力を入れて引っぱる。
孤児院の新入りと勘違いして、いびっているのだろうが、魔法まで行使するのは度を超えている。
びしょ濡れのままロッテンは睨み付けた。
「オレたちがこの部屋に居なかったら、シスターに直ぐバレるぜ?」
「気付かないわよ。子どもなんていっぱいいるし、いきなり居なくなる事だって良くあることだもの」
少女は、痛いと泣き声をあげるマリアに構わず、そのまま廊下に放り出す。
「アンタも、早く出てかないなら、もう一発喰らわせるわよ?」
「はぁ…分かったよ」
二人分の荷物を抱えて、ロッテンは部屋から出た。
「なんだ、アイツ?」
濡れた前髪をかき上げて、ショックで呆然としてうずくまっているマリアを覗き込む。
「マリア大丈夫か?ごめんな、何もしてやれなくて」
「ううん、マリアこそ何もできなかったわ、ごめんなさい」
よしよしと頭を撫でて、マリアが立ち直るのを待った。
「お部屋、盗られちゃったね。どうしよう?」
「決まってる、魔法まで使って強引に部屋を奪ったんだ、シスターに言ってお仕置きしてもらおう」
双子は手を繋いで、シスターを探した。
一部屋に子供が8人程度詰め込まれている印象だ。
何部屋か見てロッテンは奇妙な事に気付く。
(毛色が一緒の子供どうしで集められている?)
最初にのぞいた部屋は、赤毛の女の子達、次の部屋には茶髪の男の子達、この部屋は金髪の女の子達だけが居る。
(偶然?いや、名前を覚えなくても管理しやすいから?)
あの横暴な少女の言葉が思い出された。
"いきなり居なくなる事だって良くある"
なんだか嫌な胸騒ぎがした。
「なあ、やっぱりシスターより、カメリアを探そう」
振り返った視線、マリアの背後には、およそシスターとは思えないような、化粧の派手な修道服の女が立っていた。
「あらぁー?あなた達どうしたの、早くお部屋に戻らなきゃあ、ねぇ」
鼻にかけるような気持ち悪い猫撫で声、まったりと鼻腔を侵す甘い香水の匂いでむせ返りそうになる。
「マリア!行くぞ!!」
女の声を無視して、マリアの手を掴んで走る。
「あらあらぁ、まあぁ」
頬に手を当てて、追い掛けるでもなく女は双子を見送った。
(追ってこない?)
孤児院の出口、ドアノブに手をかける。
ーーガチッ!ガチャ、ガチャ!!
「くっそぉ!」
鍵がかけられていて開かない。
「だめよぉ、勝手に出て行こうなんて」
ゆっくりと女は迫って来る。
(逃げられるところは?窓は?)
脱出路を求めて視線を巡らせるが、気付けば窓にはもともと鉄格子がはまっていて、廊下は真っ直ぐ一本だけ、この扉を開錠する以外手立てはなさそうだ。
「スキル、腐食!!」
ダメ元で鍵の位置に手を当てて叫ぶ。
鉄製の扉の硬い感覚が、心なしか変わっていく気がした。
「ロッテンっ!」
マリアの警戒の声が響く。
振り返ると、あと少しで女の手がマリアに触れる所にある。
その時、鉄に触れていた手の感覚が明らかに変わるのが分かった。
ーーぼすっ、ベキッ!!
鍵の部分が、ロッテンの手のひらの大きさに錆びて抜け落ちたのだ。
穴の空いた部分を引いて扉を開く。
マリアを引き連れて、扉を思い切り閉めた。
視線を彷徨わせると、手近な所に木箱が積まれていた。
(あそこに取り敢えず隠れよう!)
マリアと急いで影に隠れ、様子を伺う。
「チッ!」
舌打ちをして、しばらく辺りをキョロキョロと眺め、女はそのまま踵を返した。
「まぁ2人くらい、いっかぁー。あーあ、あの扉どぉすんのよぉ?」
ブツブツ言いながら、女は帰って行く。
「え?」
ロッテンは拍子抜けして、声を漏らす。
マリアは腰が抜けた様子でへたり込んでいた。
「マリア、あと少しだけ頑張れ。カメリアを探すぞ」
「マリア、ここに隠れてる」
「ダメだ、あの女が誰か連れてきて探し始めたら、ここじゃ直ぐに見つかる」
「でも…怖いよぅ」
「捕まったら、もっと怖い思いをするかもしれないんだぞ!」
ほら、と手を差し出す。
渋々マリアが出した手を掴んで引っ張り起こした。
「行こう!」
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