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第2話 二航戦大反撃
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=スプルーアンス機動部隊=
スプルーアンスの勝利の方程式は一瞬にして瓦解した。
「南雲機動部隊に謎の増援だと? 全機未帰還とはどういうことだ」
「デヴァステイターは低空をゼロに待ち伏せられて全滅しました。ドーントレスは最後の通信を信じる限りは猛烈な対空砲火を浴びせられて…」
「問題はそこではない。我々が把握していない艦隊がいることだ!」
「フレッチャー少将とキンケイド少将は提督の判断を仰いでいます」
彼は持病の悪化に伴い本国へ戻った盟友ハルゼーに代わって指揮を執る。ニミッツ司令からミッドウェー島防衛を第一に戦えと言われた。ここで日本海軍の主力空母機動部隊を削っておきたい。そのために謀略を仕掛けて罠に嵌めることに成功した。
敵空母がミッドウェー島攻撃に集中しているところを奇襲できれば十分に勝機を見出せる。現にデヴァステイターは全滅した代わりにドーントレスが突入した。仮に急降下爆撃でも損傷させることができれば時間稼ぎになる。あわよくば、ミッドウェー島基地航空隊のB-17と連携して撃沈したかった。
しかし、ドーントレスは一機も帰還しない。最後の連絡は「巡洋艦と駆逐艦が多数。対空砲火は極めて苛烈」と残してからは音信不通が続いた。第二次攻撃を検討するも帰還機がゼロでは動きようがない。暗号解読から判明した陣容よりも実際は大幅に異なった。この状況下では配下のキンメルとフレッチャーも判断を保留してスプルーアンスに仰がざるを得ない。
「敵が反撃に転じる可能性が極めて高まった。攻撃は一時止めて防御に徹する」
「ワイルドキャットを出せ。出せる限りだ」
「ミッドウェーを守れればよい。仮に落ちても空母は無事で逃がす。ニミッツ司令は許してくださる」
「不本意ながら致し方ありません。暗号解読の部門は信用なりません」
「我々の動きが見透かされていたこともあり得ます」
「無駄な詮索はよせ。今は空母を守ることに集中せよ。フレッチャーとキンケイドにも伝達してくれ」
「Yes, sir!」
南雲機動部隊の陣容はあらかた把握していたつもりだ。まさか巡洋艦と駆逐艦が多数も張り付いているとは知らない。ミッドウェー島攻略部隊や護衛艦隊、連合艦隊と別の存在を視認した。空母が追加されているならともかく、護衛艦艇が増えている程度ならば、特段警戒することではないはず。スプルーアンスは慎重派の軍人だった。
太平洋に稼働する正規空母は限られる。日本海軍の大空母機動部隊に真っ向勝負を挑んで勝利できる可能性は低く見積もられた。太平洋艦隊総司令官のチェスター・ニミッツ大将も「ミッドウェー島を見捨てても構わない。空母を守ることが優先だ」と認める。暗号解読の信憑性が薄まり、攻撃隊も全滅するような対空砲火、謎の艦隊の出現など不安要素が多かった。
「直掩のワイルドキャットがゼロと接敵! 攻撃機も見えます!」
「思ったよりも早かったな。対空戦闘用意!」
「ここが踏ん張りどころだ。勝ちはせずとも負けもしない」
「おそらく兵装そのままに出て来たのでしょう。攻撃機が高度を下げずに来ていますので水平爆撃を仕掛けて来る。それも陸用爆弾と思われます」
「よし。だが回避は怠るな」
ハルゼーから引き継いだ幕僚たちは優秀を極める。敵機の動きを観察して事情を見抜いた。敵空母を空襲中に発したと思われる攻撃隊はゼロとケイト(九七式艦上攻撃機のコードネーム)から為る。日本海軍の十八番である低空の航空雷撃かと身構えた。ワイルドキャットの報告と双眼鏡の観察を合わせると妙に高高度を飛行している。
おそらく、兵装転換を諦めて対地攻撃の陸用爆弾をそのままに水平爆撃を仕掛けるつもりだ。陸用爆弾は炸薬をたっぷりと詰め込むが弾殻は薄くて装甲を貫徹する能力は低い。仮に直撃したとしても木製甲板を破壊した先の装甲を貫くことは限りなく不可能に近かった。
「ゼロは手練れです。ワイルドキャットでは苦戦が否めません。それに怒りを帯びている」
「中途半端な攻撃が災いした。敵空母の反撃は鋭いぞ」
「敵機が上に来ます!」
「回避だ! 当たらなければどうということはない!」
「もうやっています!」
「水平爆撃だ。冷静にな。回避先を読まれるな」
艦隊上空の空中戦は激しい。肉眼で閃光と煙を確認できる程だが戦闘機同士の戦いは劣勢が呈された。ゼロファイター対策の空中戦を展開する。相手のパイロットはベテランの手練れが多い上に反撃の憤怒を主翼から胴体まで纏っていた。ワイルドキャットを引き剥がすとケイトが上空まで到達する。
「新手です! 急降下爆撃機だ!」
「回避ぃ!」
「なんて攻撃だ。敵将は本当に南雲なのか?」
スプルーアンスの疑問は尤もだ。
二航戦の山口多聞は独断専行を貫徹せんと飛龍と蒼龍を分離して先行させる。南雲忠一には従っていられないと指揮権を無視した。流石に空母2隻の先行は危険すぎる。闘将仲間の阿部俊雄大佐の駆逐隊が追従した。飛龍と蒼龍は九七式艦攻を出し切ると直ぐに九九式艦爆を発艦させる。
艦攻隊は800kg陸用爆弾を装備した。一見して打撃力は高そうだが装甲貫徹力は低い。木製の飛行甲板を少しでも破壊できれば応急修理を強いて一時的な時間稼ぎにはなった。米空母を一隻でも長期離脱に追い込むことが最善と評する。九九式艦爆は250kg徹甲爆弾を装備した。艦攻隊が敵艦隊と接触する前に発艦している。
やはり、敵空母は近くにいたわけだ。
「うちの大将を舐めるんじゃない。よくもやってくれたなと怒り心頭だ」
「敵空母は水平爆撃を回避する動きです。回避する鼻先に叩き込んでやりましょう」
「敵戦闘機はどうだ」
「零戦が抑えています」
「よし…」
九七式艦上攻撃機による水平爆撃は真珠湾攻撃時に猛威を振るう。それは静止している事実上の固定目標だったからだ。敵空母は懸命に回避機動を採っている。水平爆撃の命中率は意外な程に低かった。敵艦が回避機動を採ることは大前提に風の向きと強さが影響する。どんなに熟練した者でも博打から抜け出せなかった。しかし、敵空母に回避機動を採らせたことで動きを制限できる。これに続く九九式艦上爆撃機が照準を絞り込めた。
「飛龍艦爆隊を舐めるなよ! 勝った気になるなぁ!」
「いけぇ! これが俺らの火の玉だ!」
彼らは250kg徹甲爆弾を必中高度から投下する。九九式艦爆は旧態依然とした固定脚だが安定性に優れた。敵艦隊の対空砲火は熱烈な歓迎を表明するが、艦爆乗りは恐怖心をどこかへ追いやる。二航戦を発した攻撃隊の全員が山口多聞仕込みの闘争心を有した。卑怯な待ち伏せで攻撃してきたことを許さず。ミッドウェー島の沖合で海の藻屑と沈めてやるんだ。
「ははぁ! 直撃したぞ!」
「ざまぁみやがれってんだ!」
「幻影艦隊とやらに報告してやらんとな」
「何が何だかわかりませんが味方で助かりました。危うく帰るべきところが無くなるところですよ」
「あぁ、しかしだな」
「やめておきましょう。今は敵空母を潰すのみでは」
「そうだな。幻想なんだから突っ込んじゃ無粋ってやつか」
無理に機体を引き起こさずに急降下から得たエネルギーを離脱に使用する。その際に銃手は目視で直撃したことを確認できた。操縦手は前を向いて離脱を急ぐが銃手の共有を聞くまでもない。風防をビリビリッと衝撃波が襲い掛かった。耳をつんざく轟音が理解を促す。
「さっさと飛龍に戻って次の25番を貰わないと」
「ミッドウェー島なんかどうでもよくなりましたね」
「あぁ、そうだとも」
まったく、そんなことはないはずだ。ミッドウェー島攻略作戦はハワイの米軍基地に掣肘を加えるための一大作戦である。これが欠けては戦略の組み直しが求められると同時に連合艦隊が揺らぐのだ。ミッドウェー島もは最低でも無力化すべき。さらに、敵空母艦隊も撃滅の両立という無理難題が呈された。
「護衛艦は第一機動部隊を守り抜いた」
続く
スプルーアンスの勝利の方程式は一瞬にして瓦解した。
「南雲機動部隊に謎の増援だと? 全機未帰還とはどういうことだ」
「デヴァステイターは低空をゼロに待ち伏せられて全滅しました。ドーントレスは最後の通信を信じる限りは猛烈な対空砲火を浴びせられて…」
「問題はそこではない。我々が把握していない艦隊がいることだ!」
「フレッチャー少将とキンケイド少将は提督の判断を仰いでいます」
彼は持病の悪化に伴い本国へ戻った盟友ハルゼーに代わって指揮を執る。ニミッツ司令からミッドウェー島防衛を第一に戦えと言われた。ここで日本海軍の主力空母機動部隊を削っておきたい。そのために謀略を仕掛けて罠に嵌めることに成功した。
敵空母がミッドウェー島攻撃に集中しているところを奇襲できれば十分に勝機を見出せる。現にデヴァステイターは全滅した代わりにドーントレスが突入した。仮に急降下爆撃でも損傷させることができれば時間稼ぎになる。あわよくば、ミッドウェー島基地航空隊のB-17と連携して撃沈したかった。
しかし、ドーントレスは一機も帰還しない。最後の連絡は「巡洋艦と駆逐艦が多数。対空砲火は極めて苛烈」と残してからは音信不通が続いた。第二次攻撃を検討するも帰還機がゼロでは動きようがない。暗号解読から判明した陣容よりも実際は大幅に異なった。この状況下では配下のキンメルとフレッチャーも判断を保留してスプルーアンスに仰がざるを得ない。
「敵が反撃に転じる可能性が極めて高まった。攻撃は一時止めて防御に徹する」
「ワイルドキャットを出せ。出せる限りだ」
「ミッドウェーを守れればよい。仮に落ちても空母は無事で逃がす。ニミッツ司令は許してくださる」
「不本意ながら致し方ありません。暗号解読の部門は信用なりません」
「我々の動きが見透かされていたこともあり得ます」
「無駄な詮索はよせ。今は空母を守ることに集中せよ。フレッチャーとキンケイドにも伝達してくれ」
「Yes, sir!」
南雲機動部隊の陣容はあらかた把握していたつもりだ。まさか巡洋艦と駆逐艦が多数も張り付いているとは知らない。ミッドウェー島攻略部隊や護衛艦隊、連合艦隊と別の存在を視認した。空母が追加されているならともかく、護衛艦艇が増えている程度ならば、特段警戒することではないはず。スプルーアンスは慎重派の軍人だった。
太平洋に稼働する正規空母は限られる。日本海軍の大空母機動部隊に真っ向勝負を挑んで勝利できる可能性は低く見積もられた。太平洋艦隊総司令官のチェスター・ニミッツ大将も「ミッドウェー島を見捨てても構わない。空母を守ることが優先だ」と認める。暗号解読の信憑性が薄まり、攻撃隊も全滅するような対空砲火、謎の艦隊の出現など不安要素が多かった。
「直掩のワイルドキャットがゼロと接敵! 攻撃機も見えます!」
「思ったよりも早かったな。対空戦闘用意!」
「ここが踏ん張りどころだ。勝ちはせずとも負けもしない」
「おそらく兵装そのままに出て来たのでしょう。攻撃機が高度を下げずに来ていますので水平爆撃を仕掛けて来る。それも陸用爆弾と思われます」
「よし。だが回避は怠るな」
ハルゼーから引き継いだ幕僚たちは優秀を極める。敵機の動きを観察して事情を見抜いた。敵空母を空襲中に発したと思われる攻撃隊はゼロとケイト(九七式艦上攻撃機のコードネーム)から為る。日本海軍の十八番である低空の航空雷撃かと身構えた。ワイルドキャットの報告と双眼鏡の観察を合わせると妙に高高度を飛行している。
おそらく、兵装転換を諦めて対地攻撃の陸用爆弾をそのままに水平爆撃を仕掛けるつもりだ。陸用爆弾は炸薬をたっぷりと詰め込むが弾殻は薄くて装甲を貫徹する能力は低い。仮に直撃したとしても木製甲板を破壊した先の装甲を貫くことは限りなく不可能に近かった。
「ゼロは手練れです。ワイルドキャットでは苦戦が否めません。それに怒りを帯びている」
「中途半端な攻撃が災いした。敵空母の反撃は鋭いぞ」
「敵機が上に来ます!」
「回避だ! 当たらなければどうということはない!」
「もうやっています!」
「水平爆撃だ。冷静にな。回避先を読まれるな」
艦隊上空の空中戦は激しい。肉眼で閃光と煙を確認できる程だが戦闘機同士の戦いは劣勢が呈された。ゼロファイター対策の空中戦を展開する。相手のパイロットはベテランの手練れが多い上に反撃の憤怒を主翼から胴体まで纏っていた。ワイルドキャットを引き剥がすとケイトが上空まで到達する。
「新手です! 急降下爆撃機だ!」
「回避ぃ!」
「なんて攻撃だ。敵将は本当に南雲なのか?」
スプルーアンスの疑問は尤もだ。
二航戦の山口多聞は独断専行を貫徹せんと飛龍と蒼龍を分離して先行させる。南雲忠一には従っていられないと指揮権を無視した。流石に空母2隻の先行は危険すぎる。闘将仲間の阿部俊雄大佐の駆逐隊が追従した。飛龍と蒼龍は九七式艦攻を出し切ると直ぐに九九式艦爆を発艦させる。
艦攻隊は800kg陸用爆弾を装備した。一見して打撃力は高そうだが装甲貫徹力は低い。木製の飛行甲板を少しでも破壊できれば応急修理を強いて一時的な時間稼ぎにはなった。米空母を一隻でも長期離脱に追い込むことが最善と評する。九九式艦爆は250kg徹甲爆弾を装備した。艦攻隊が敵艦隊と接触する前に発艦している。
やはり、敵空母は近くにいたわけだ。
「うちの大将を舐めるんじゃない。よくもやってくれたなと怒り心頭だ」
「敵空母は水平爆撃を回避する動きです。回避する鼻先に叩き込んでやりましょう」
「敵戦闘機はどうだ」
「零戦が抑えています」
「よし…」
九七式艦上攻撃機による水平爆撃は真珠湾攻撃時に猛威を振るう。それは静止している事実上の固定目標だったからだ。敵空母は懸命に回避機動を採っている。水平爆撃の命中率は意外な程に低かった。敵艦が回避機動を採ることは大前提に風の向きと強さが影響する。どんなに熟練した者でも博打から抜け出せなかった。しかし、敵空母に回避機動を採らせたことで動きを制限できる。これに続く九九式艦上爆撃機が照準を絞り込めた。
「飛龍艦爆隊を舐めるなよ! 勝った気になるなぁ!」
「いけぇ! これが俺らの火の玉だ!」
彼らは250kg徹甲爆弾を必中高度から投下する。九九式艦爆は旧態依然とした固定脚だが安定性に優れた。敵艦隊の対空砲火は熱烈な歓迎を表明するが、艦爆乗りは恐怖心をどこかへ追いやる。二航戦を発した攻撃隊の全員が山口多聞仕込みの闘争心を有した。卑怯な待ち伏せで攻撃してきたことを許さず。ミッドウェー島の沖合で海の藻屑と沈めてやるんだ。
「ははぁ! 直撃したぞ!」
「ざまぁみやがれってんだ!」
「幻影艦隊とやらに報告してやらんとな」
「何が何だかわかりませんが味方で助かりました。危うく帰るべきところが無くなるところですよ」
「あぁ、しかしだな」
「やめておきましょう。今は敵空母を潰すのみでは」
「そうだな。幻想なんだから突っ込んじゃ無粋ってやつか」
無理に機体を引き起こさずに急降下から得たエネルギーを離脱に使用する。その際に銃手は目視で直撃したことを確認できた。操縦手は前を向いて離脱を急ぐが銃手の共有を聞くまでもない。風防をビリビリッと衝撃波が襲い掛かった。耳をつんざく轟音が理解を促す。
「さっさと飛龍に戻って次の25番を貰わないと」
「ミッドウェー島なんかどうでもよくなりましたね」
「あぁ、そうだとも」
まったく、そんなことはないはずだ。ミッドウェー島攻略作戦はハワイの米軍基地に掣肘を加えるための一大作戦である。これが欠けては戦略の組み直しが求められると同時に連合艦隊が揺らぐのだ。ミッドウェー島もは最低でも無力化すべき。さらに、敵空母艦隊も撃滅の両立という無理難題が呈された。
「護衛艦は第一機動部隊を守り抜いた」
続く
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