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一章.魔法使いと人工キメラ
二十二話目-駄々っ子魔王と服屋にて
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「お願いなのじゃあああ! 立派に育てるのじゃああああ!」
「いや……ですからね……」
僕は今何を見せられているんだろう?
すると、もう涙と鼻水でベチョベチョになっているパズズがこちらに気が付いたようだ……。
「……うぅ……うん? おお! 主らー! ちぃとこっちに来い!」
大袈裟に手を振るパズズ……。
仕方なく僕らはそちらに向かった……。
「……えーっと? ……何があったんです?」
恐る恐る僕はパズズに聞いてみる……。
「こやつを妾は立派な魔法使いにできるのじゃぁ……奴は風魔法使い……妾は風の魔王……この才能を潰すなんて勿体無いなんてもんじゃ無いのじゃあ……ヒック……」
「……彼はそれを望んでいるんですか?」
「うむ……反対しとるのはこやつの親だけじゃよ……」
それは親として当然の対応だと思うんだけどなぁ……。
僕は母親のエプロンを引っ掴む男の子をまじまじと見る……。
どう考えても六~七歳って所だろう……。
たしかに難しい話だよなぁ……。
「なら……こうしましょう」
その母親は言う。
「私と戦ってください」
「それぐらいなら余裕じゃ!」
なんだろう……イゴロノスの人って血気盛んなのかな……?
「私も……かつては宮廷魔法使い……それも風魔法……魔王だかなんだか知りませんが家のルインを渡すことは出来ませんよ!」
「現役時代の妾で無くて良かったなぁ! うぬなど一瞬で吹き飛ばしておったわい!」
うわぁ……凄い迫力……。
殺意の律動みたいなのが、ビリビリ伝わってくる……。
渦中の男の子は少し涙ぐみながら、何が起こっているのかわからない様子で、ただオロオロとしている……。
恋は盲目ってよく言うけどこういうことなのだろうか……。
するとセシリアが手を引っ張ってきた。
「さて! イーヴォ服屋さん行こ! 後で聞きに来ましょ!」
「……そう……だね!」
この決闘……どれぐらいかかるんだろうか……決着付かないんじゃ……。
僕は一抹の不安を抱きつつも、セシリアに引っ張られるままについて行った。
「ここだよ! 」
セシリアに引っ張られてついた先は、ごく普通の服屋だった。
「いらっしゃいませ! 服屋[オブリオ]にようこそ!」
元気そうな女の人が出迎えてくれた。
するとセシリア、
「私がコーディネートしてあげるわっ!」
「えっ!?」
……でも髪切るの上手かったし……ゾーノの街で何かしら教わったのかも……。
僕は微笑みながらセシリアに、
「それじゃあ、 折角だしお願いしようかな?」
「ふっふーん……覚悟しなさい!」
セシリアは紳士服売り場に突っ込んで行った……。
……取り敢えず、僕は近くにあった椅子に腰掛けた。
なんだか眠くなってきた……。
まぁ……腕が治ったり話を聞いたり……忙しかったからだろうか……。
「おーい! 」
……うん?
______________________________________________
エイプリルフールネタ回又は、二十三話に続く……。
「いや……ですからね……」
僕は今何を見せられているんだろう?
すると、もう涙と鼻水でベチョベチョになっているパズズがこちらに気が付いたようだ……。
「……うぅ……うん? おお! 主らー! ちぃとこっちに来い!」
大袈裟に手を振るパズズ……。
仕方なく僕らはそちらに向かった……。
「……えーっと? ……何があったんです?」
恐る恐る僕はパズズに聞いてみる……。
「こやつを妾は立派な魔法使いにできるのじゃぁ……奴は風魔法使い……妾は風の魔王……この才能を潰すなんて勿体無いなんてもんじゃ無いのじゃあ……ヒック……」
「……彼はそれを望んでいるんですか?」
「うむ……反対しとるのはこやつの親だけじゃよ……」
それは親として当然の対応だと思うんだけどなぁ……。
僕は母親のエプロンを引っ掴む男の子をまじまじと見る……。
どう考えても六~七歳って所だろう……。
たしかに難しい話だよなぁ……。
「なら……こうしましょう」
その母親は言う。
「私と戦ってください」
「それぐらいなら余裕じゃ!」
なんだろう……イゴロノスの人って血気盛んなのかな……?
「私も……かつては宮廷魔法使い……それも風魔法……魔王だかなんだか知りませんが家のルインを渡すことは出来ませんよ!」
「現役時代の妾で無くて良かったなぁ! うぬなど一瞬で吹き飛ばしておったわい!」
うわぁ……凄い迫力……。
殺意の律動みたいなのが、ビリビリ伝わってくる……。
渦中の男の子は少し涙ぐみながら、何が起こっているのかわからない様子で、ただオロオロとしている……。
恋は盲目ってよく言うけどこういうことなのだろうか……。
するとセシリアが手を引っ張ってきた。
「さて! イーヴォ服屋さん行こ! 後で聞きに来ましょ!」
「……そう……だね!」
この決闘……どれぐらいかかるんだろうか……決着付かないんじゃ……。
僕は一抹の不安を抱きつつも、セシリアに引っ張られるままについて行った。
「ここだよ! 」
セシリアに引っ張られてついた先は、ごく普通の服屋だった。
「いらっしゃいませ! 服屋[オブリオ]にようこそ!」
元気そうな女の人が出迎えてくれた。
するとセシリア、
「私がコーディネートしてあげるわっ!」
「えっ!?」
……でも髪切るの上手かったし……ゾーノの街で何かしら教わったのかも……。
僕は微笑みながらセシリアに、
「それじゃあ、 折角だしお願いしようかな?」
「ふっふーん……覚悟しなさい!」
セシリアは紳士服売り場に突っ込んで行った……。
……取り敢えず、僕は近くにあった椅子に腰掛けた。
なんだか眠くなってきた……。
まぁ……腕が治ったり話を聞いたり……忙しかったからだろうか……。
「おーい! 」
……うん?
______________________________________________
エイプリルフールネタ回又は、二十三話に続く……。
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