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十七手◆将棋が打てるからこそ……
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「なぁ、倫子や。
父上の事は色々と言ってる者が多いのは分かる。
色々とあったしなぁ……
だがなー、実際のところはどうであったと思う?
余が思うには、本来の父上と言うのは非常に聡明で尊敬に値する人物であったのだろうと思うのだが…
そして、余がそう考える根拠と言うのがな将棋なのだよ。
こう言っては、あれなのだが……
将棋と言うものは、そもそも阿呆には絶対にできんと余は思っておる。
それなのにな……
父上は将棋が強かったじゃないか……
あれほどの腕を持っている方が阿呆等と言うことは絶対にあり得んのだ。
もし父上が阿呆と言うことで通ってしまったとしたら、世に暮らす全ての者が阿呆と言うことになってしまうぞ。
これは絶対に身内びいきではない!
それなのになぁ……
世の中には、そういった本質を見極めていこうとするものがなんと少ないことかのぅ……
とは言ってもなぁ……
当時、余がいくらそう思っても、どうすることも出来なかったのは事実だ。
もちろん、当時の父上に正面から文句を言ってくるような輩などはいないだけに、無理に事を荒立てる必要もないと言うのも分かるのだが……
もう一つ同時に思っておってことがあったのだ……
それがなぁ、余の知識のなさなんだよ。
将棋であれば、誰が相手でも負ける気はせんよ。
それは今でもな!
ただなぁ、父上の体のことと言うのは将棋とは関係のないことだけに当時の余の知識では全くもってどうしもないことだったのだ。
だから、あの時の余は悔しくて悔しくてなぁ……
今思うと、こういったことの積み重ねと言うのがあの時のことに繋がっていったのかもしれんのぅ?」
父上の事は色々と言ってる者が多いのは分かる。
色々とあったしなぁ……
だがなー、実際のところはどうであったと思う?
余が思うには、本来の父上と言うのは非常に聡明で尊敬に値する人物であったのだろうと思うのだが…
そして、余がそう考える根拠と言うのがな将棋なのだよ。
こう言っては、あれなのだが……
将棋と言うものは、そもそも阿呆には絶対にできんと余は思っておる。
それなのにな……
父上は将棋が強かったじゃないか……
あれほどの腕を持っている方が阿呆等と言うことは絶対にあり得んのだ。
もし父上が阿呆と言うことで通ってしまったとしたら、世に暮らす全ての者が阿呆と言うことになってしまうぞ。
これは絶対に身内びいきではない!
それなのになぁ……
世の中には、そういった本質を見極めていこうとするものがなんと少ないことかのぅ……
とは言ってもなぁ……
当時、余がいくらそう思っても、どうすることも出来なかったのは事実だ。
もちろん、当時の父上に正面から文句を言ってくるような輩などはいないだけに、無理に事を荒立てる必要もないと言うのも分かるのだが……
もう一つ同時に思っておってことがあったのだ……
それがなぁ、余の知識のなさなんだよ。
将棋であれば、誰が相手でも負ける気はせんよ。
それは今でもな!
ただなぁ、父上の体のことと言うのは将棋とは関係のないことだけに当時の余の知識では全くもってどうしもないことだったのだ。
だから、あの時の余は悔しくて悔しくてなぁ……
今思うと、こういったことの積み重ねと言うのがあの時のことに繋がっていったのかもしれんのぅ?」
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