2 / 34
勇者召喚⁉︎
しおりを挟む
勇者召喚をして、この国の人達は何を討伐するかは知らんが、陛下の言うとおりで、こんな27歳のおっさんに用はないだろう。
それに勇者召喚といったら、勇者として呼ばれた若者達がこれからチート能力を使い魔物と戦うハメになるだろうし、追い出すと言うのなら追い出されてやろうじゃないか。
空の上のばぁちゃんも「生きていれば、なるようになる」と言っていたし。それなら俺は俺で、この異世界を楽しむ。
(ここは異世界だ、めずらしい食べ物がたくさんあるだろう!)
異世界でどう生きるか考える俺に、女神ルルーナは眉をひそめ、言いにくそうに伝えた。
「あ、あの、……鈴村様に伝えることがあります」
「なんですか?」
「わ、私のミスとはいえ、鈴村様は勇者召喚されてしまったので……鈴村様を元の世界へ戻すことはでません」
「元の世界に帰れない?」
――やっぱり、元の世界へは帰れないか。これもよくある話だ。
「すみません……」
いまにも泣きだしそうな女神に、
「そっか、元の場所へ帰れないのはわかった。だったら女神様、巻き込んだお詫びに何か能力は貰えるのか?」
と、女神ルルーナに聞いてみた。
女神は眉を下げながら、微笑み。
「はい、鈴村様にはこの異世界で生きていくために必要なるスキルの他に、鈴村様が望むスキルを5つほどつけます」
(へぇ、必要なスキルの他に5つもくれるのかぁ~。これは慎重に厳選しないといけないな)
まず先に貰えるモノとスキルを聞くか。
「じゃ女神様、必要なモノとスキルは何をくれる?」
「鈴村様にはこの世界で自由に話せる言語。クリーンなど体を綺麗にする生活魔法、火を起こしたり、飲み水確保のために使う基本属性魔法。あとは無限にモノを収納できるアイテムボックスです。物は鈴村様が欲しいと言ったモノを揃えます」
(へぇ~言語、生活魔法、基本属性魔法とアイテムボックスかぁ~。なかなかいいスキルだな。モノは俺の欲しい物か)
「わかった。欲しい物とスキルについて今から考えるから、少しだけ待ってもいい?」
「はい、かしこまりました。どうぞ、ごゆっくりお考えください」
女神ルルーナは俺が考えれるようにと、真っ白な空間にテーブルとソファ、お茶セットを呼び出した。
それに勇者召喚といったら、勇者として呼ばれた若者達がこれからチート能力を使い魔物と戦うハメになるだろうし、追い出すと言うのなら追い出されてやろうじゃないか。
空の上のばぁちゃんも「生きていれば、なるようになる」と言っていたし。それなら俺は俺で、この異世界を楽しむ。
(ここは異世界だ、めずらしい食べ物がたくさんあるだろう!)
異世界でどう生きるか考える俺に、女神ルルーナは眉をひそめ、言いにくそうに伝えた。
「あ、あの、……鈴村様に伝えることがあります」
「なんですか?」
「わ、私のミスとはいえ、鈴村様は勇者召喚されてしまったので……鈴村様を元の世界へ戻すことはでません」
「元の世界に帰れない?」
――やっぱり、元の世界へは帰れないか。これもよくある話だ。
「すみません……」
いまにも泣きだしそうな女神に、
「そっか、元の場所へ帰れないのはわかった。だったら女神様、巻き込んだお詫びに何か能力は貰えるのか?」
と、女神ルルーナに聞いてみた。
女神は眉を下げながら、微笑み。
「はい、鈴村様にはこの異世界で生きていくために必要なるスキルの他に、鈴村様が望むスキルを5つほどつけます」
(へぇ、必要なスキルの他に5つもくれるのかぁ~。これは慎重に厳選しないといけないな)
まず先に貰えるモノとスキルを聞くか。
「じゃ女神様、必要なモノとスキルは何をくれる?」
「鈴村様にはこの世界で自由に話せる言語。クリーンなど体を綺麗にする生活魔法、火を起こしたり、飲み水確保のために使う基本属性魔法。あとは無限にモノを収納できるアイテムボックスです。物は鈴村様が欲しいと言ったモノを揃えます」
(へぇ~言語、生活魔法、基本属性魔法とアイテムボックスかぁ~。なかなかいいスキルだな。モノは俺の欲しい物か)
「わかった。欲しい物とスキルについて今から考えるから、少しだけ待ってもいい?」
「はい、かしこまりました。どうぞ、ごゆっくりお考えください」
女神ルルーナは俺が考えれるようにと、真っ白な空間にテーブルとソファ、お茶セットを呼び出した。
応援ありがとうございます!
28
お気に入りに追加
37
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる