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4.みんなの想い
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「お待たせしましたー……って泣いてる?」
声がした先を見たら充さんくらいの歳のおじさんとウェイターさんがデザートプレートを持っていた。
泣いてるのが急に恥ずかしくなって慌ててハンカチを取り出した。
「あ、デザート!」
明くんが嬉しそうな声をあげた。
「まぁ気にすんな。デザートありがとう」
「いえいえ。本当は夜にしか作らないスペシャルなやつを用意しましたー。
充さんたちだから特別!」
充さんとおじさんは知り合いなのか仲良さそうに話している。
涙を拭いて、目の前を見たらケーキとフルーツがキラキラしている。
こんなお洒落なデザートは見たことがない。
「クリスタルホテルは普通に予約したら半年から1年待ちって知ってた?」
嵐くんが私を見ていた。
「え……っと、知らなかったです」
「父さんが支配人と友達だから頼め予約取れるけど、普通は無理。
今日あまりお客さんがいないのも、ガヤガヤしたくないって父さんが言ったからあまり入れなかったって」
それは、あまりに驚きの話。
このホテルもだけど、充さんも何者なんだろう?って思うくらいの話だった。
「ちなみにあの人、支配人」
そう言って嵐くんが見たのは充さんと談笑するおじさん。
「えぇぇぇっ!」
心の中でおじさんと呼んだ人が支配人だとは思わなかった。
声がした先を見たら充さんくらいの歳のおじさんとウェイターさんがデザートプレートを持っていた。
泣いてるのが急に恥ずかしくなって慌ててハンカチを取り出した。
「あ、デザート!」
明くんが嬉しそうな声をあげた。
「まぁ気にすんな。デザートありがとう」
「いえいえ。本当は夜にしか作らないスペシャルなやつを用意しましたー。
充さんたちだから特別!」
充さんとおじさんは知り合いなのか仲良さそうに話している。
涙を拭いて、目の前を見たらケーキとフルーツがキラキラしている。
こんなお洒落なデザートは見たことがない。
「クリスタルホテルは普通に予約したら半年から1年待ちって知ってた?」
嵐くんが私を見ていた。
「え……っと、知らなかったです」
「父さんが支配人と友達だから頼め予約取れるけど、普通は無理。
今日あまりお客さんがいないのも、ガヤガヤしたくないって父さんが言ったからあまり入れなかったって」
それは、あまりに驚きの話。
このホテルもだけど、充さんも何者なんだろう?って思うくらいの話だった。
「ちなみにあの人、支配人」
そう言って嵐くんが見たのは充さんと談笑するおじさん。
「えぇぇぇっ!」
心の中でおじさんと呼んだ人が支配人だとは思わなかった。
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