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5.大切な人
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「…笑った」
「ね……笑った」
二人が驚いて固まっちゃった。
「いーじゃん!笑った方が可愛いよー!もっと笑え!笑えーっ!」
私の頭をガシガシと撫でながら大和くんに褒められた。
恥ずかしくて絶対に私は顔が真っ赤だと思う。
「ま、たまには笑ってもバチは当たらねぇよ。さて、帰るか?」
そう言って唯斗くんがスマホの画面をちらつかせた。
今の時間、20時35分
「家に着いたら9時越えるね……ごめんなさい、二人まで巻き込んで」
「別に気にすんなって。あ、葵から電話…ほったらかすか?」
「いや、出てやんなよ」
三人並んで歩きだした。
私の歩幅にあわせて歩いてくれる二人。
私はもっと、立花家のみんなと近づきたい。
もっと知っていきたい。
こんな気持ちになったのは、はじめてかもしれない。
きっと
私の大切な人たちになっているんだと思う。
「ね……笑った」
二人が驚いて固まっちゃった。
「いーじゃん!笑った方が可愛いよー!もっと笑え!笑えーっ!」
私の頭をガシガシと撫でながら大和くんに褒められた。
恥ずかしくて絶対に私は顔が真っ赤だと思う。
「ま、たまには笑ってもバチは当たらねぇよ。さて、帰るか?」
そう言って唯斗くんがスマホの画面をちらつかせた。
今の時間、20時35分
「家に着いたら9時越えるね……ごめんなさい、二人まで巻き込んで」
「別に気にすんなって。あ、葵から電話…ほったらかすか?」
「いや、出てやんなよ」
三人並んで歩きだした。
私の歩幅にあわせて歩いてくれる二人。
私はもっと、立花家のみんなと近づきたい。
もっと知っていきたい。
こんな気持ちになったのは、はじめてかもしれない。
きっと
私の大切な人たちになっているんだと思う。
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