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7.イケメンは罪です
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カレンさんの迫力に私は声が出なかった。
周りもシンとして私達を見ている。
「大和さんに昨日LINEしたら明日朝早いって言うから一緒に学校行こうって誘ったの!!
大和さん返事なくて、朝待っていたらあんたと大和さんが一緒に同じ家から出てきたの見たんだからっ!!
大和さんを追いかけてあんたとの関係を聞いたら『心が言わないなら俺も言えない』って意味深に言われてっ……!」
カレンさんはそこまで言うとポロポロと泣き出してしまった。
大和くんは朝約束をしていたなんて一言も言っていなかった。
唯斗くんとひなちゃんが同じ中学だったなら、カレンさんも大和くんも同じ中学で、みんな近所なんだよね。
誰かに見られるとかあんまり気にしていなかったけど、迂闊だったのかもしれない。
「なんか言えないの!?
てゆーかあんたなに!?
私ですら名前で呼ばれないのに名前で呼ばれるような関係ってさぁっ!!
大和さんも唯斗さんも手を出して、あの兄弟を手のひらで転がして遊んでんのっっ!!?」
カレンさんは泣きながらも私に詰め寄ってきて、でも私はカレンさんの勢いに圧倒されて何も言えないでいた。
「カレンもうやめなってば!朝からうるさいよぉ」
気だるそうな声が教室の入り口からして
カレンさんも振り返ったら遥加ちゃんが立っていた。
周りもシンとして私達を見ている。
「大和さんに昨日LINEしたら明日朝早いって言うから一緒に学校行こうって誘ったの!!
大和さん返事なくて、朝待っていたらあんたと大和さんが一緒に同じ家から出てきたの見たんだからっ!!
大和さんを追いかけてあんたとの関係を聞いたら『心が言わないなら俺も言えない』って意味深に言われてっ……!」
カレンさんはそこまで言うとポロポロと泣き出してしまった。
大和くんは朝約束をしていたなんて一言も言っていなかった。
唯斗くんとひなちゃんが同じ中学だったなら、カレンさんも大和くんも同じ中学で、みんな近所なんだよね。
誰かに見られるとかあんまり気にしていなかったけど、迂闊だったのかもしれない。
「なんか言えないの!?
てゆーかあんたなに!?
私ですら名前で呼ばれないのに名前で呼ばれるような関係ってさぁっ!!
大和さんも唯斗さんも手を出して、あの兄弟を手のひらで転がして遊んでんのっっ!!?」
カレンさんは泣きながらも私に詰め寄ってきて、でも私はカレンさんの勢いに圧倒されて何も言えないでいた。
「カレンもうやめなってば!朝からうるさいよぉ」
気だるそうな声が教室の入り口からして
カレンさんも振り返ったら遥加ちゃんが立っていた。
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