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皇帝の報復のはじまり/ オリバーの決意
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※注意点 ☆彡 ★彡部分で視点が変わります。
•───⋅⋆⁺‧₊☽⛦☾₊‧⁺⋆⋅───•
「おい、これから平民になろうとしているのに、そんな子供は育てられないよ」
「お願い。この子が欲しいの。だって、こんなに可愛いのよ。この子がいれば、どんなに貧しくても頑張れそうな気がするのよ」
「……わかった」
私たちは堂々とその籠を持ち、急いで船室に戻った。このような場合は、こそこそしているとかえって怪しまれる。
籠の中から赤ちゃんを抱き上げた瞬間、小さな袋が落ちた。金糸で花の刺繍が施された布袋は優しい手触りだった。中を開けるとそこには、高価な宝石がたくさん入っていた。走り書きのような手紙もあり、そこにはこの子のために使うようにと書いてある。
「よくわからないが、これで私たちは助かったな。これだけの宝石があれば破産しないですむ。爵位も維持できるし、贅沢三昧だ」
私たちは手を取り合って喜び合った。きっと、これは神様からの贈り物かもしれない、と笑い合う。
当時、あの赤ちゃんには心から感謝していた。あの子が私たちにもたらしたのは、まさに幸運そのものだった。私は長いあいだ望んでいた子供を手に入れ、夫は宝石を売り払って抱えていた借金をすべて返済した。それだけではなく、あの宝石類は予想をはるかに超える高値で取引され、新たな事業を始めるための資金源となり、なおかつ大金が手元に残った。そのおかげで、私たちは贅沢な暮らしを心ゆくまで堪能できたのだ。
「この子は特別な子だ。アグネスと名付けよう」
「ええ、そうね。この子が私たちを窮地から救ってくれたのだから」
そう、私たちの子供が生まれるまではアグネスは大切な存在だった。でも、自分の子供が生まれると、アグネスに対する感情は次第に苛立ちへと変わっていった。
実の娘よりも美しく、才能に恵まれているなんて、到底許せるはずがなかった。アグネスを見るたびに苛立ちが募り、次第に彼女を無視するようになっていった。そして、息子が生まれると、その感情は一層強まった。
なぜ、他人の子供を育てなければならないの? 自分の子供を愛することで精一杯なのに。アグネスなんて必要ない……そう思うようになったのだ。
でも、実際アグネスがこの世からいなくなると、なにもかもがうまくいかなくなっていく。ネーグル子爵からの融資の話はなくなり、それどころか慰謝料を請求された。夫は新しい事業を起こしたがっていたのに。
ちなみに、アグネスの宝石を売って得たお金は、私たちが贅沢三昧してきたせいで、すっかり底をついていた。あれほど高値で売れたはずのお金も、気がつけば手元にはほとんど残っていない。
強力な提携相手であるフォスター伯爵は、事業に必要な資金や人材を惜しみなく提供してくれる頼もしい存在だった。けれど、ある日突然使いを寄こす。夫の執務室に案内し、私も同席した。
「本日をもって、モーガン男爵家とのすべての取引を終了します。これはフォスター伯爵のご意向です」
淡々とした口調で、使いの男が告げた。
「何ですと?」
夫は目を見開き、信じられない思いで椅子に深く座り直した。
「一体どういうことなのですか? 私たちは順調に事業を進めていたはずですよね?」
私も驚きのあまり、思わず身を乗りだす。
使者は終始冷たい表情で、言葉を続けた。
「詳しい理由は聞いておりませんが、了承していただくほかはありません」
「納得できる理由もなく? いくらなんでもあんまりだ」
夫の声が怒りで震え始めた。
「我々の提携は長年にわたって築いてきた信頼の上に成り立っている。こんな一方的な打ち切りはありえない!」
「そうおっしゃられましても、天地がひっくり返っても、これは覆らない決定事項だそうです」
使者は礼儀正しく一礼し、立ち去った。わたしたちはフォスター伯爵の決断があまりに唐突で、あまりに説明不足であることに苛立ちを隠せなかった。けれど、相手は伯爵家、こちらからはどうすることもできない。
翌日、大商人のアラン・ベックがモーガン男爵家を訪れた。彼は領地への物資供給や取引を一手に担い、男爵家の経営を支える最も重要なパートナーだ。しかし、その顔には険しい表情が浮かんでいた。
私も不安になり、アランを夫の執務室に案内した。前回のフォスター伯爵との件を思い出しながら、部屋の隅に留まり、二人の様子を静かに見つめる。
「先日、フォスター伯爵から突然、提携を打ち切られた。まさか、君も同じことを言いに来たわけではないよな?」
夫はすでに何かを悟ったように、低い声で問いかけた。
アランは深くため息をつき、目を伏せながらゆっくりと答える。
「申し訳ない、モーガン男爵。私も手を引かざるを得ません」
部屋の空気が一瞬で凍りつく。私は息を呑んだ。あれほど信頼していたアランまでもが、我が家から手を引くというのだ。
「何が起こっているんだ? 君たちが次々と手を引く理由を教えてくれ」
アランは目を泳がせながら答えた。
「詳しくは言えませんが、強大な圧力がかかっているようです。もし取引を続けるなら、私の事業そのものが危険に晒される。誰がどう仕組んでいるかはわかりませんが、私は家族と従業員を守らなければなりません」
私たちはアランの言葉に唖然とした。長年の信頼関係が、見えない圧力によって一瞬で崩れていくのを感じた。
「他にも会って話をしたい、という申し出が多数きている。まさか、みんなモーガン男爵家から手を引く、という話なのか……」
アランは沈痛な面持ちで夫の目を見つめる。
「多分、そうかもしれません。モーガン男爵家に関わろうとする貴族や商人は、今後ひとりも現れないでしょう」
わたしたちは何者かの手によって追い詰められている。けれど、誰が背後にいるのか、何もわからないまま、私たちは絶望的な状況に立たされ始めていた。
さらに、社交界では妙な噂が広まり始めていた。私たちが泥棒だという、何の根拠もない中傷が、どこからともなく流れ出したのだ。
あのアグネスをさらった頃の話が持ち上がり、周囲の人々は私たちが突然羽振り良くなったことを不審に思い始めていた。
「いきなりお金持ちになるわけがないわ。きっと、なにかあったのよ」
影で囁く声が大きくなっていく。
なぜ今さら、こんな噂が出てくるのだろう? 何年も前のことを掘り返して、まるで私たちを意図的に追い詰めようとしているかのように――いったい、誰が私たちにこんな仕打ちをしているの?
☆彡 ★彡
寂れた町に乾いた風が吹く。スペイニ国はいたるところに飢えた孤児がいて、男も女も疲れ果てた顔で、生きる希望を失っていた。僕はローマムア帝国の一部の過激派を説得している。彼らは皇女様に危害を加えようと考えていたからだ。
「愚かなことをするな! 皇女様になんの罪がある? 強奪を命令したのは皇女様でも皇帝でもない。それにあの者達が、本当にローマムア大帝国の者かなんて確証はないだろう?」
「あるさ! だって、ローマムア大帝国の騎士の服を着ている!」
話にならん。服などいくらでも作れるし、国の紋章でさえ偽造できるのに・・・・・・
「あんたも助けてくれよ! あんたの腕はすごい! おいら達を助けてくれよ!」
「無理だ。犬死にするだけだ。皇女様を襲おうとした時点で、殺される。ローマムア大帝国の若き皇帝は最強だ。冷血皇帝の噂を知らないのか? わずか14歳で皇帝の座に就き、次々と政敵を粛正してきた。あれだけの冷酷さと圧倒的な力を持って、最強の帝国を築き上げたんだ。それでもまだ、挑むつもりか?」
聞く耳を持たない愚かな者達は、ローマムア大帝国に侵入しようと議論をしだす。すぐに捕まって処刑されるのは目にみえている。なぜ、それほど愚かな事をしようとする?
説得も虚しく、ローマムア大帝国に向かった集団。そのなかには子供も多数含まれていることを聞き、僕も後を追いローマムア大帝国に向かった。
止めなければならない。この身をもってしても。最悪の場合は、自分が首謀者として首を差し出すことも厭わない。アグネスがいないこの世に未練はないんだ。
救えなかった大事な女性の代わりに、誰かを救ってあの世に行くのもいいかもしれない・・・・・・アグネスにあの世で会えたら謝りたい。許してくれるだろうか・・・・・・
その頃、ビクトリアは……
•───⋅⋆⁺‧₊☽⛦☾₊‧⁺⋆⋅───•
※オリバーside ビクトリアside モーガン男爵夫妻side
と場面が変わっていき、モーガン夫妻たちへの皇帝や皇太后による断罪と、ビクトリアの幸せと、オリバーの奮闘が交互に書かれていきます。
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「おい、これから平民になろうとしているのに、そんな子供は育てられないよ」
「お願い。この子が欲しいの。だって、こんなに可愛いのよ。この子がいれば、どんなに貧しくても頑張れそうな気がするのよ」
「……わかった」
私たちは堂々とその籠を持ち、急いで船室に戻った。このような場合は、こそこそしているとかえって怪しまれる。
籠の中から赤ちゃんを抱き上げた瞬間、小さな袋が落ちた。金糸で花の刺繍が施された布袋は優しい手触りだった。中を開けるとそこには、高価な宝石がたくさん入っていた。走り書きのような手紙もあり、そこにはこの子のために使うようにと書いてある。
「よくわからないが、これで私たちは助かったな。これだけの宝石があれば破産しないですむ。爵位も維持できるし、贅沢三昧だ」
私たちは手を取り合って喜び合った。きっと、これは神様からの贈り物かもしれない、と笑い合う。
当時、あの赤ちゃんには心から感謝していた。あの子が私たちにもたらしたのは、まさに幸運そのものだった。私は長いあいだ望んでいた子供を手に入れ、夫は宝石を売り払って抱えていた借金をすべて返済した。それだけではなく、あの宝石類は予想をはるかに超える高値で取引され、新たな事業を始めるための資金源となり、なおかつ大金が手元に残った。そのおかげで、私たちは贅沢な暮らしを心ゆくまで堪能できたのだ。
「この子は特別な子だ。アグネスと名付けよう」
「ええ、そうね。この子が私たちを窮地から救ってくれたのだから」
そう、私たちの子供が生まれるまではアグネスは大切な存在だった。でも、自分の子供が生まれると、アグネスに対する感情は次第に苛立ちへと変わっていった。
実の娘よりも美しく、才能に恵まれているなんて、到底許せるはずがなかった。アグネスを見るたびに苛立ちが募り、次第に彼女を無視するようになっていった。そして、息子が生まれると、その感情は一層強まった。
なぜ、他人の子供を育てなければならないの? 自分の子供を愛することで精一杯なのに。アグネスなんて必要ない……そう思うようになったのだ。
でも、実際アグネスがこの世からいなくなると、なにもかもがうまくいかなくなっていく。ネーグル子爵からの融資の話はなくなり、それどころか慰謝料を請求された。夫は新しい事業を起こしたがっていたのに。
ちなみに、アグネスの宝石を売って得たお金は、私たちが贅沢三昧してきたせいで、すっかり底をついていた。あれほど高値で売れたはずのお金も、気がつけば手元にはほとんど残っていない。
強力な提携相手であるフォスター伯爵は、事業に必要な資金や人材を惜しみなく提供してくれる頼もしい存在だった。けれど、ある日突然使いを寄こす。夫の執務室に案内し、私も同席した。
「本日をもって、モーガン男爵家とのすべての取引を終了します。これはフォスター伯爵のご意向です」
淡々とした口調で、使いの男が告げた。
「何ですと?」
夫は目を見開き、信じられない思いで椅子に深く座り直した。
「一体どういうことなのですか? 私たちは順調に事業を進めていたはずですよね?」
私も驚きのあまり、思わず身を乗りだす。
使者は終始冷たい表情で、言葉を続けた。
「詳しい理由は聞いておりませんが、了承していただくほかはありません」
「納得できる理由もなく? いくらなんでもあんまりだ」
夫の声が怒りで震え始めた。
「我々の提携は長年にわたって築いてきた信頼の上に成り立っている。こんな一方的な打ち切りはありえない!」
「そうおっしゃられましても、天地がひっくり返っても、これは覆らない決定事項だそうです」
使者は礼儀正しく一礼し、立ち去った。わたしたちはフォスター伯爵の決断があまりに唐突で、あまりに説明不足であることに苛立ちを隠せなかった。けれど、相手は伯爵家、こちらからはどうすることもできない。
翌日、大商人のアラン・ベックがモーガン男爵家を訪れた。彼は領地への物資供給や取引を一手に担い、男爵家の経営を支える最も重要なパートナーだ。しかし、その顔には険しい表情が浮かんでいた。
私も不安になり、アランを夫の執務室に案内した。前回のフォスター伯爵との件を思い出しながら、部屋の隅に留まり、二人の様子を静かに見つめる。
「先日、フォスター伯爵から突然、提携を打ち切られた。まさか、君も同じことを言いに来たわけではないよな?」
夫はすでに何かを悟ったように、低い声で問いかけた。
アランは深くため息をつき、目を伏せながらゆっくりと答える。
「申し訳ない、モーガン男爵。私も手を引かざるを得ません」
部屋の空気が一瞬で凍りつく。私は息を呑んだ。あれほど信頼していたアランまでもが、我が家から手を引くというのだ。
「何が起こっているんだ? 君たちが次々と手を引く理由を教えてくれ」
アランは目を泳がせながら答えた。
「詳しくは言えませんが、強大な圧力がかかっているようです。もし取引を続けるなら、私の事業そのものが危険に晒される。誰がどう仕組んでいるかはわかりませんが、私は家族と従業員を守らなければなりません」
私たちはアランの言葉に唖然とした。長年の信頼関係が、見えない圧力によって一瞬で崩れていくのを感じた。
「他にも会って話をしたい、という申し出が多数きている。まさか、みんなモーガン男爵家から手を引く、という話なのか……」
アランは沈痛な面持ちで夫の目を見つめる。
「多分、そうかもしれません。モーガン男爵家に関わろうとする貴族や商人は、今後ひとりも現れないでしょう」
わたしたちは何者かの手によって追い詰められている。けれど、誰が背後にいるのか、何もわからないまま、私たちは絶望的な状況に立たされ始めていた。
さらに、社交界では妙な噂が広まり始めていた。私たちが泥棒だという、何の根拠もない中傷が、どこからともなく流れ出したのだ。
あのアグネスをさらった頃の話が持ち上がり、周囲の人々は私たちが突然羽振り良くなったことを不審に思い始めていた。
「いきなりお金持ちになるわけがないわ。きっと、なにかあったのよ」
影で囁く声が大きくなっていく。
なぜ今さら、こんな噂が出てくるのだろう? 何年も前のことを掘り返して、まるで私たちを意図的に追い詰めようとしているかのように――いったい、誰が私たちにこんな仕打ちをしているの?
☆彡 ★彡
寂れた町に乾いた風が吹く。スペイニ国はいたるところに飢えた孤児がいて、男も女も疲れ果てた顔で、生きる希望を失っていた。僕はローマムア帝国の一部の過激派を説得している。彼らは皇女様に危害を加えようと考えていたからだ。
「愚かなことをするな! 皇女様になんの罪がある? 強奪を命令したのは皇女様でも皇帝でもない。それにあの者達が、本当にローマムア大帝国の者かなんて確証はないだろう?」
「あるさ! だって、ローマムア大帝国の騎士の服を着ている!」
話にならん。服などいくらでも作れるし、国の紋章でさえ偽造できるのに・・・・・・
「あんたも助けてくれよ! あんたの腕はすごい! おいら達を助けてくれよ!」
「無理だ。犬死にするだけだ。皇女様を襲おうとした時点で、殺される。ローマムア大帝国の若き皇帝は最強だ。冷血皇帝の噂を知らないのか? わずか14歳で皇帝の座に就き、次々と政敵を粛正してきた。あれだけの冷酷さと圧倒的な力を持って、最強の帝国を築き上げたんだ。それでもまだ、挑むつもりか?」
聞く耳を持たない愚かな者達は、ローマムア大帝国に侵入しようと議論をしだす。すぐに捕まって処刑されるのは目にみえている。なぜ、それほど愚かな事をしようとする?
説得も虚しく、ローマムア大帝国に向かった集団。そのなかには子供も多数含まれていることを聞き、僕も後を追いローマムア大帝国に向かった。
止めなければならない。この身をもってしても。最悪の場合は、自分が首謀者として首を差し出すことも厭わない。アグネスがいないこの世に未練はないんだ。
救えなかった大事な女性の代わりに、誰かを救ってあの世に行くのもいいかもしれない・・・・・・アグネスにあの世で会えたら謝りたい。許してくれるだろうか・・・・・・
その頃、ビクトリアは……
•───⋅⋆⁺‧₊☽⛦☾₊‧⁺⋆⋅───•
※オリバーside ビクトリアside モーガン男爵夫妻side
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