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卒業式当日、私は最も成績が優秀だった生徒として、エレガントローズ学院の中庭に立っていた。その日のために選んだドレスは、明るさを持ちながらも落ち着いた印象を与える、ライトグレーでシンプルなものだった。
卒業式会場が中庭になったのは、ニッキーが空から花びらを振らせたり、特殊な演出をしてくれると申し出たからだった。私たちはどんな卒業式になるのか、とても楽しみにしていた。
中庭に私の名前が響き渡り、ライオネル殿下が美しいヴァイオリンの音を奏でる中、ゆっくりと歩みながら壇上へと進んで行った。卒業生の父兄や国王陛下夫妻までいらしたこの卒業式には、ピンと張り詰めた緊張感が漂っていた。
学院長の温厚な笑顔を受けながら、学院を首席で卒業した証明となる賞状を受け取り、緊張と感慨が入り混じったスピーチに臨んだ。深呼吸をしながら壇上に立ち、私は心の底から感謝の気持ちを込めて言葉を紡ぎだす。
「この学院での日々は、まるで夢のような時間でした。ここで出会った仲間たちとの絆や、厳しい試練を乗り越えた成長の瞬間は、私たち一人ひとりの人生を彩る宝物です。教職員の皆様、あなた方の知識、指導、忍耐強いサポートに感謝の意を表明します。・・・・・・家族の皆様、あなた方の愛と理解に感謝いたします。・・・・・・これからも私たちは成長し、夢に向かって歩み続けます!」
教職員の方々や家族に対する感謝の言葉も挟みつつ、私はスピーチを完璧に暗唱することができた。ボナデアお母様はカサンドラ王妃殿下と手を握り合って涙ぐんでいたし、ビニ公爵様と国王陛下は満面の笑みで私に注目していた。
空からは愛情、感謝、友情などの意味を持つピンクのバラの花びらがはらはらと舞い降りた。その一枚一枚の花びらには可愛い小さな妖精が乗っていた。
ニッキーに妖精までつくることができたなんて驚きだった。可愛い妖精たちは淡い水色の羽を持っていた。キラキラと光り輝きながら、花びらを優雅に舞わせていたのよ。
空には伝説の鳥とされる『幸せの鳥』が姿を現した。その幸せの鳥は純白の羽毛で覆われ、その美しさは言葉では言い尽くせないほどだった。
鳥の瞳は深いサファイアのように輝き、その瞳には知恵と穏やかなる心が宿っているかのように見えた。翼は透明で、光を通すたびに虹色の輝きを放つ。
伝説によればこの鳥が歌うと、その美しい歌声に包まれた者は永遠の幸福を見つけると言われていた。また、その羽を持つ者には願い事が叶う力が宿り、その鳴き声を聞いた者は幸運に恵まれると信じられていたのよ。
この幸せの鳥は非常に稀で、出会うことは難しいとされていた。そのため、人々はこの鳥の現れる瞬間を神聖視し、それが幸せの兆しであると信じてきた。
その伝説の鳥が私たちの頭上を優雅に舞い、素晴らしい美声で鳴いた。私たちは皆その鳥にうっとりと見惚れたわ。それから色とりどりの蝶がどこからともなく現れ、私たちの周りを楽しげに舞った。たくさんの奇跡を起こしてくれたグレイトニッキーに私たちは拍手喝采をしたのだった。
☆彡 ★彡
その夜催された卒業祝賀会で、私とマリエッタ様はニッキーを褒め称えた。もちろん、隣にはライオネル殿下もいたし、ジョディ様やアーリン様もいたわ。
「あの素晴らしい伝説の鳥は、どのようにして作成されたのですか? 素晴らしい出来映えでした!」
私たちもマリエッタ様と同じ思いだった。
「素晴らしい出来映えなのは当たり前ですよ。あれは本物です。私は花びらと珍しい色の蝶を作り出しただけですからね」
ニッキーは苦笑しながらそう言った。
「え、本物だったの?」
私たちは驚きに一瞬固まってしまった。
「あのバラの花びらに寄り添っていた妖精も素晴らしい出来映えでしたが」
私は皆にあの可愛い妖精のことを話題にしたけれど、それは私とライオネル殿下にだけ見えていたようだった。
「困りましたね。その妖精も、私には身に覚えがないですよ」
ニッキーの答えに私たちは首を傾げたのだった。
☆彡 ★彡
「ふにゃぁーー」
翌日、ライオネル殿下からプレゼントされたのは、可愛いふわふわした毛並みの真っ白い猫だった。
「私たちの長男です。この子に名前をつけてください」
「まぁ、とっても可愛い長男だわ」
私はこの子猫をロロと名付けた。耳を立てしっぽをくるっと巻き、甘い声で鳴く子猫の仕草は愛らしくて、私を一層幸せな気分にさせたのだった。
さぁ、三日後には合同結婚式を迎えるわ!
୨୧⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒୨୧
※なぜ、妖精や伝説の鳥が現れたのでしょうか? だんだん、ファンタジー要素が濃くなってきましたね。秘密は二人の子供たちが・・・・・・
卒業式会場が中庭になったのは、ニッキーが空から花びらを振らせたり、特殊な演出をしてくれると申し出たからだった。私たちはどんな卒業式になるのか、とても楽しみにしていた。
中庭に私の名前が響き渡り、ライオネル殿下が美しいヴァイオリンの音を奏でる中、ゆっくりと歩みながら壇上へと進んで行った。卒業生の父兄や国王陛下夫妻までいらしたこの卒業式には、ピンと張り詰めた緊張感が漂っていた。
学院長の温厚な笑顔を受けながら、学院を首席で卒業した証明となる賞状を受け取り、緊張と感慨が入り混じったスピーチに臨んだ。深呼吸をしながら壇上に立ち、私は心の底から感謝の気持ちを込めて言葉を紡ぎだす。
「この学院での日々は、まるで夢のような時間でした。ここで出会った仲間たちとの絆や、厳しい試練を乗り越えた成長の瞬間は、私たち一人ひとりの人生を彩る宝物です。教職員の皆様、あなた方の知識、指導、忍耐強いサポートに感謝の意を表明します。・・・・・・家族の皆様、あなた方の愛と理解に感謝いたします。・・・・・・これからも私たちは成長し、夢に向かって歩み続けます!」
教職員の方々や家族に対する感謝の言葉も挟みつつ、私はスピーチを完璧に暗唱することができた。ボナデアお母様はカサンドラ王妃殿下と手を握り合って涙ぐんでいたし、ビニ公爵様と国王陛下は満面の笑みで私に注目していた。
空からは愛情、感謝、友情などの意味を持つピンクのバラの花びらがはらはらと舞い降りた。その一枚一枚の花びらには可愛い小さな妖精が乗っていた。
ニッキーに妖精までつくることができたなんて驚きだった。可愛い妖精たちは淡い水色の羽を持っていた。キラキラと光り輝きながら、花びらを優雅に舞わせていたのよ。
空には伝説の鳥とされる『幸せの鳥』が姿を現した。その幸せの鳥は純白の羽毛で覆われ、その美しさは言葉では言い尽くせないほどだった。
鳥の瞳は深いサファイアのように輝き、その瞳には知恵と穏やかなる心が宿っているかのように見えた。翼は透明で、光を通すたびに虹色の輝きを放つ。
伝説によればこの鳥が歌うと、その美しい歌声に包まれた者は永遠の幸福を見つけると言われていた。また、その羽を持つ者には願い事が叶う力が宿り、その鳴き声を聞いた者は幸運に恵まれると信じられていたのよ。
この幸せの鳥は非常に稀で、出会うことは難しいとされていた。そのため、人々はこの鳥の現れる瞬間を神聖視し、それが幸せの兆しであると信じてきた。
その伝説の鳥が私たちの頭上を優雅に舞い、素晴らしい美声で鳴いた。私たちは皆その鳥にうっとりと見惚れたわ。それから色とりどりの蝶がどこからともなく現れ、私たちの周りを楽しげに舞った。たくさんの奇跡を起こしてくれたグレイトニッキーに私たちは拍手喝采をしたのだった。
☆彡 ★彡
その夜催された卒業祝賀会で、私とマリエッタ様はニッキーを褒め称えた。もちろん、隣にはライオネル殿下もいたし、ジョディ様やアーリン様もいたわ。
「あの素晴らしい伝説の鳥は、どのようにして作成されたのですか? 素晴らしい出来映えでした!」
私たちもマリエッタ様と同じ思いだった。
「素晴らしい出来映えなのは当たり前ですよ。あれは本物です。私は花びらと珍しい色の蝶を作り出しただけですからね」
ニッキーは苦笑しながらそう言った。
「え、本物だったの?」
私たちは驚きに一瞬固まってしまった。
「あのバラの花びらに寄り添っていた妖精も素晴らしい出来映えでしたが」
私は皆にあの可愛い妖精のことを話題にしたけれど、それは私とライオネル殿下にだけ見えていたようだった。
「困りましたね。その妖精も、私には身に覚えがないですよ」
ニッキーの答えに私たちは首を傾げたのだった。
☆彡 ★彡
「ふにゃぁーー」
翌日、ライオネル殿下からプレゼントされたのは、可愛いふわふわした毛並みの真っ白い猫だった。
「私たちの長男です。この子に名前をつけてください」
「まぁ、とっても可愛い長男だわ」
私はこの子猫をロロと名付けた。耳を立てしっぽをくるっと巻き、甘い声で鳴く子猫の仕草は愛らしくて、私を一層幸せな気分にさせたのだった。
さぁ、三日後には合同結婚式を迎えるわ!
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※なぜ、妖精や伝説の鳥が現れたのでしょうか? だんだん、ファンタジー要素が濃くなってきましたね。秘密は二人の子供たちが・・・・・・
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