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15 アレグラン視点
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※アレグラン視点
王の目が鋭く光り、俺は思わず肩を震わせた。もし視線で人を殺せるなら、俺はすでに三度は命を落としているだろう。
だから、俺は改めてさっきの言葉を言い直した。
「……失礼しました、陛下。あの、その、誤解を招くような言い方だったかもしれませんので、改めて説明いたします。エルナの傷については、私は結婚という形で責任を取ったつもりでした。それが最も騎士として誠実な対応だと……私は、そう判断したんです。お金の件も、はい、確かに半年ほど渡していませんでしたが、それは単に、遠征続きで気が回らなかったというか……忘れていたというか……いや、決して故意ではありません。それと、ええ、その、遠征中に現地の女性と親しくなるというのは、まあ、戦地ではそういうことも、ないわけではないというか……」
「いや、言い直す必要などない。先ほどの言葉が本音であろう? 命を救われておきながら、『結婚してやった』だと? 遠征中の騎士に現地妻がいるのは、珍しい話ではない……なるほど、そういう者もおるだろうな。だが、命をかけて男を守った挙句――その代償として、女性騎士としての道を断たれた者が、どれほどいる? 少なくとも、この国においては、お前の妻のような例は他にそうはない。そなたの行動は、騎士の誇りを汚すものだ!」
――つっ。そんなこと言われても、助けてくれなんて、こっちは頼んでいない。確かに、命を救ってくれたことはありがたいと思った。だが、それでエルナに一生縛られるのは不条理だろ。
それなのに傍聴席の貴族たちは、王の言葉に拍手喝采していた。さらに、俺の後輩の騎士たちが証人として呼ばれていた。彼らは俺より前からあの駐屯地にいた。
「陛下。アレグラン殿が通っていた未亡人のことについて、お話しいたします。もともと彼女は、村の外れにある老朽化した小屋に子供と暮らしておりました。屋根には穴があき、壁もひび割れて隙間風が入るような、到底人が安心して住めるような状態ではなかったと記憶しております。その後、アレグラン殿が資金を出し、職人を手配して、新しい住居が建てられました。扉の塗装まで、彼自らが施していたところを見た兵士もいます。相当な手間と費用をかけておられたようです」
「一方で……少し前、エルナ殿が薬草と防寒着を届けに村へいらした際のことですが、アレグラン殿は“多忙につき応対できない”とのことで、お茶の一杯も振る舞わなかったそうです。エルナ殿はその晩、村の宿にひとりで泊まられました。対してアレグラン殿は、その夜もその女の家に向かわれ、そちらに宿泊されたようです。実のところ、ご自身の兵舎の部屋にはほとんどお戻りにならず、未亡人の家にいるのが常だったと、部下たちの間ではささやかれておりました。こうした経緯を見聞きするたびに、我々としては、エルナ殿のお気持ちを思い、心が痛む思いでございました。誠に、看過しがたいことであると存じます」
その瞬間、横にいたガレット兄上が椅子から立ち上がり、怒りに満ちた顔つきで俺を怒鳴りつけた。
「アレグラン、お前、何を考えているんだ!」
俺が驚きの表情を見せる間もなく、ガレット兄上は俺の襟元を強く掴み上げる。
「エレナさんに金を渡さず、他の女に家を建ててやっただと? 私にはそんなこと言わなかったよな? お前から聞いた話と違いすぎる! それはちょっとした浮気ではないだろうがっ! しかも、その女の家に入り浸っていただと? それが騎士のすることか!」
傍聴席の貴族たちは息を呑み、王もその様子を静かに見守っていた。ガレット兄上の怒りは収まらず、声をさらに強めた。
「お前の行いは、家名を汚すだけでなく、騎士としての誇りも踏みにじっている! 国王陛下、セルデン男爵家の貴族籍からアレグランの除籍をお願いします。こんな者を弟としていては、社交界でつまはじきにされてしまいます」
俺は言葉を失い、兄の怒りを真正面から受け止めるしかなかった。
──確かに言いづらいことは言わなかったが、そこまで怒ることなのか?
「ご静粛にお願いいたします! 以上の証言をもって、被告側の反訴には一定の妥当性があると認められます。原告の請求は形式上成立しますが、情状を考慮すれば、反訴の方が優先されるべきと存じます」
裁判官の言葉に、王は目を閉じ、しばし沈黙する。
やがて、静かに目を開き、玉座よりゆるやかに言葉を紡いだ。
「アレグラン・セルデン卿。貴殿の訴えは、法の上では正当なものであろう。だが、貴殿は騎士である。騎士とは、力あるがゆえに己を律し、弱き者を守る者のはず。己の不実を棚に上げ、命を救ってくれた伴侶に金銭を求めるとは――余は、その姿に高潔さのかけらも見出せぬ。よって、懐中時計の損害賠償は認めぬ」
一瞬、空気が震えたような気配の中、王はさらに毅然と宣言した。
「原告アレグラン卿に対し、被告エルナへの慰謝料として金貨5,000枚の支払いを命ずる! なお、本件において騎士の品位を著しく損なう行為があったと判断し、貴殿の騎士としての今後については、別途、王室騎士団にて審議させる」
場の空気が冷えきったまま、書記官が次の文書を取りあげ、冷静な声で読み上げた。
それは――俺がレオン団長を訴えた件だった。
⊹ ࣪˖ ┈ ┈ ˖ ࣪⊹ ┈ ┈ ⊹ ࣪˖ ┈ ┈ ˖ ࣪⊹
※裁判面白い、と思っていただけたら応援📣や❤お願いします。
まだまだ裁判続きます。
※感想たくさんいただけて、とても嬉しいです。
少しづつ、返信させていただきますので、広いお心でお待ちいただけたら嬉しいです🥺
王の目が鋭く光り、俺は思わず肩を震わせた。もし視線で人を殺せるなら、俺はすでに三度は命を落としているだろう。
だから、俺は改めてさっきの言葉を言い直した。
「……失礼しました、陛下。あの、その、誤解を招くような言い方だったかもしれませんので、改めて説明いたします。エルナの傷については、私は結婚という形で責任を取ったつもりでした。それが最も騎士として誠実な対応だと……私は、そう判断したんです。お金の件も、はい、確かに半年ほど渡していませんでしたが、それは単に、遠征続きで気が回らなかったというか……忘れていたというか……いや、決して故意ではありません。それと、ええ、その、遠征中に現地の女性と親しくなるというのは、まあ、戦地ではそういうことも、ないわけではないというか……」
「いや、言い直す必要などない。先ほどの言葉が本音であろう? 命を救われておきながら、『結婚してやった』だと? 遠征中の騎士に現地妻がいるのは、珍しい話ではない……なるほど、そういう者もおるだろうな。だが、命をかけて男を守った挙句――その代償として、女性騎士としての道を断たれた者が、どれほどいる? 少なくとも、この国においては、お前の妻のような例は他にそうはない。そなたの行動は、騎士の誇りを汚すものだ!」
――つっ。そんなこと言われても、助けてくれなんて、こっちは頼んでいない。確かに、命を救ってくれたことはありがたいと思った。だが、それでエルナに一生縛られるのは不条理だろ。
それなのに傍聴席の貴族たちは、王の言葉に拍手喝采していた。さらに、俺の後輩の騎士たちが証人として呼ばれていた。彼らは俺より前からあの駐屯地にいた。
「陛下。アレグラン殿が通っていた未亡人のことについて、お話しいたします。もともと彼女は、村の外れにある老朽化した小屋に子供と暮らしておりました。屋根には穴があき、壁もひび割れて隙間風が入るような、到底人が安心して住めるような状態ではなかったと記憶しております。その後、アレグラン殿が資金を出し、職人を手配して、新しい住居が建てられました。扉の塗装まで、彼自らが施していたところを見た兵士もいます。相当な手間と費用をかけておられたようです」
「一方で……少し前、エルナ殿が薬草と防寒着を届けに村へいらした際のことですが、アレグラン殿は“多忙につき応対できない”とのことで、お茶の一杯も振る舞わなかったそうです。エルナ殿はその晩、村の宿にひとりで泊まられました。対してアレグラン殿は、その夜もその女の家に向かわれ、そちらに宿泊されたようです。実のところ、ご自身の兵舎の部屋にはほとんどお戻りにならず、未亡人の家にいるのが常だったと、部下たちの間ではささやかれておりました。こうした経緯を見聞きするたびに、我々としては、エルナ殿のお気持ちを思い、心が痛む思いでございました。誠に、看過しがたいことであると存じます」
その瞬間、横にいたガレット兄上が椅子から立ち上がり、怒りに満ちた顔つきで俺を怒鳴りつけた。
「アレグラン、お前、何を考えているんだ!」
俺が驚きの表情を見せる間もなく、ガレット兄上は俺の襟元を強く掴み上げる。
「エレナさんに金を渡さず、他の女に家を建ててやっただと? 私にはそんなこと言わなかったよな? お前から聞いた話と違いすぎる! それはちょっとした浮気ではないだろうがっ! しかも、その女の家に入り浸っていただと? それが騎士のすることか!」
傍聴席の貴族たちは息を呑み、王もその様子を静かに見守っていた。ガレット兄上の怒りは収まらず、声をさらに強めた。
「お前の行いは、家名を汚すだけでなく、騎士としての誇りも踏みにじっている! 国王陛下、セルデン男爵家の貴族籍からアレグランの除籍をお願いします。こんな者を弟としていては、社交界でつまはじきにされてしまいます」
俺は言葉を失い、兄の怒りを真正面から受け止めるしかなかった。
──確かに言いづらいことは言わなかったが、そこまで怒ることなのか?
「ご静粛にお願いいたします! 以上の証言をもって、被告側の反訴には一定の妥当性があると認められます。原告の請求は形式上成立しますが、情状を考慮すれば、反訴の方が優先されるべきと存じます」
裁判官の言葉に、王は目を閉じ、しばし沈黙する。
やがて、静かに目を開き、玉座よりゆるやかに言葉を紡いだ。
「アレグラン・セルデン卿。貴殿の訴えは、法の上では正当なものであろう。だが、貴殿は騎士である。騎士とは、力あるがゆえに己を律し、弱き者を守る者のはず。己の不実を棚に上げ、命を救ってくれた伴侶に金銭を求めるとは――余は、その姿に高潔さのかけらも見出せぬ。よって、懐中時計の損害賠償は認めぬ」
一瞬、空気が震えたような気配の中、王はさらに毅然と宣言した。
「原告アレグラン卿に対し、被告エルナへの慰謝料として金貨5,000枚の支払いを命ずる! なお、本件において騎士の品位を著しく損なう行為があったと判断し、貴殿の騎士としての今後については、別途、王室騎士団にて審議させる」
場の空気が冷えきったまま、書記官が次の文書を取りあげ、冷静な声で読み上げた。
それは――俺がレオン団長を訴えた件だった。
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