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3 思わぬ再会
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私は最小限の荷物をまとめ住み慣れた屋敷を出る。そこは大好きな屋敷だったけれど、今はまるで違うインテリアに変わり、かつての居心地の良さは微塵もない。
(もうルーベンにも、この屋敷にも・・・・・・なんの未練もないわ)
すぐさま私は、ルーベン商会の香水開発の大きな建物に向かった。その1階は開発室で2階は雇っている助手達が休憩をとるスペース。さらに3階は私のプライベートな居室兼事務室になっていた。
「先生! 今日はお早い出勤ですね? 新しく開発した香水ですが名前はなんとつけましょうか?」
「先生! おはようございます! この間の試作品ですが・・・・・・」
次々と助手達が私に話しかけてくるが、私は声を張り上げて伝えなければならない事項を話し出す。
「皆、聞いて! 今日から、ここはルビー商会に変わるわ。私が開発・調香したものは全て私の専売特許として王家に申請されています。そしてこの建物や敷地の名義も私ですから、組織の名前が変わるだけで、あなた達の雇用はそのまま継続されます」
「おめでとうございます! ついにあのクソ旦那と別れたんですね?」
「商会長の名前だけもらって偉そうにするアホ男なんていらないですよねーー! ルーベン商会はルビー様が調香した香水だけがバカ売れしているだけなのに、まるで自分の力だけで稼いでるって態度が気に入りませんでしたよ」
「先生! 今日は仕事が終わったら、皆でお祝いしましょうよ! ルビー先生の新しい門出に乾杯したいです!」
「いや、お前は呑みたいだけだよなぁ? あっははは」
開発チームの賑やかな笑い声が広がるなか、さっきまでの荒んだ気持ちが少しずつほぐれていく。もっと早く離婚すれば良かった。私の生活が困ることはないのだから。困るのは・・・・・・
ここは気さくな店で、仕事終わりの客が酒とつまみを楽しむブラッスリー。
「ルビー様!! 離婚おめでとうございます!」
「ルビー商会、万歳!!」
離婚したばかりなのに祝杯をあげている私に、背後から声をかけてきたのは・・・・・・
「あれ? ルビーさん? お久しぶりですね。離婚したなんてびっくりだな。まさかサファイアの仕業じゃないですよね? あいつは、浮気癖が酷かったから。あの青あざなんて若い男と付き合って痴話げんかで殴られたものでしたからね」
そこに立っていたのはサファイアの元夫、ルカだった。
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
ブラッスリー:アルコール類を多く揃えているレストラン。日本で言えば居酒屋のようなイメージです。
(もうルーベンにも、この屋敷にも・・・・・・なんの未練もないわ)
すぐさま私は、ルーベン商会の香水開発の大きな建物に向かった。その1階は開発室で2階は雇っている助手達が休憩をとるスペース。さらに3階は私のプライベートな居室兼事務室になっていた。
「先生! 今日はお早い出勤ですね? 新しく開発した香水ですが名前はなんとつけましょうか?」
「先生! おはようございます! この間の試作品ですが・・・・・・」
次々と助手達が私に話しかけてくるが、私は声を張り上げて伝えなければならない事項を話し出す。
「皆、聞いて! 今日から、ここはルビー商会に変わるわ。私が開発・調香したものは全て私の専売特許として王家に申請されています。そしてこの建物や敷地の名義も私ですから、組織の名前が変わるだけで、あなた達の雇用はそのまま継続されます」
「おめでとうございます! ついにあのクソ旦那と別れたんですね?」
「商会長の名前だけもらって偉そうにするアホ男なんていらないですよねーー! ルーベン商会はルビー様が調香した香水だけがバカ売れしているだけなのに、まるで自分の力だけで稼いでるって態度が気に入りませんでしたよ」
「先生! 今日は仕事が終わったら、皆でお祝いしましょうよ! ルビー先生の新しい門出に乾杯したいです!」
「いや、お前は呑みたいだけだよなぁ? あっははは」
開発チームの賑やかな笑い声が広がるなか、さっきまでの荒んだ気持ちが少しずつほぐれていく。もっと早く離婚すれば良かった。私の生活が困ることはないのだから。困るのは・・・・・・
ここは気さくな店で、仕事終わりの客が酒とつまみを楽しむブラッスリー。
「ルビー様!! 離婚おめでとうございます!」
「ルビー商会、万歳!!」
離婚したばかりなのに祝杯をあげている私に、背後から声をかけてきたのは・・・・・・
「あれ? ルビーさん? お久しぶりですね。離婚したなんてびっくりだな。まさかサファイアの仕業じゃないですよね? あいつは、浮気癖が酷かったから。あの青あざなんて若い男と付き合って痴話げんかで殴られたものでしたからね」
そこに立っていたのはサファイアの元夫、ルカだった。
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ブラッスリー:アルコール類を多く揃えているレストラン。日本で言えば居酒屋のようなイメージです。
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