ただ、好きなことをしたいだけ

ゆい

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おばちゃん学園に通っちゃいます!【1年生】

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気がついたら、ベッドの中。ではなく、白い世界。

緑の球体がきた。神獣と一緒に。

「アオイ、ありがとう。これでまた、森に緑が戻ってくるわ。」

「頑張った甲斐があったね。」

「またもう1回お願いしてもいい?」

「1回だけでないの?」

「普通ならそうなんだけど、この国の森は、砂漠化が進んでいて、今回食い止める力をもらえたけど、あと何百年もとなると、全然足りないの。思ったより、深刻な状況なの。」

「そんなに?…わかったわ。いつ頃来ればいいの?」

「その時は、この子が伝えに行くわ。」

「うん、その時はよろしくね。」

「なぅ。」

「それとこれを。」

私の左手首に木の蔓で出来たような、銀色のブレスレットが嵌る。

「私の樹から出来たブレスレットよ。これに魔力を込めれば、一瞬で私のところに来れるの。アオイが触れていれば、この子と一緒に来れるわ。」

「じゃあ、もう歩かなくていいの?」

「…帰りは歩きだけど。」

「あぁ、世の中そんな甘くないかぁ。」

「それと王様に伝えて欲しい事があるの。」

「?いいよ。」

「実は、ーーー。ーーーー。と。」

今回の砂漠化の重要な内容だった。

「うん、わかった。必ず伝える。」

「お願いばっかりでごめんね。お詫びに役に立つ魔法をあげる。」

球体から、金色に光る小さな球体を作ったら、私の額にスーッと入っていった。

「なんか、まだ習っていない魔法が頭の中に流れ込んできた。えっ、これって?!」

「いざという時に使ってね。」

「…いざという時が来ても使いたくないかも。」

「使う、使わないはアオイの自由よ。また、会いましょう。」

と言って、神獣と共に消えた。






私も目を覚ました。

ロイさんに抱かれて、心配そうに見つめられていた。

「目が覚めたか?」

「私、どのくらい気を失っていたの?」

「おおよそ、四半刻しはんとき(約30分)かな?」

「四半刻、あっ、皆さんは?」

「起きるまで休憩していた。屋敷に戻ろうしたが、神獣に止められて。」

「そっか。」

「魔力が空っぽだから、帰りは俺がおんぶして帰るから。」

「いや、歩きます。」

まだ力が入らないが、流石におんぶは恥ずかしい。

「歩けないだろ?大人しくいうことを聞け。でないど、また体に教えてやってもいいが?」

「おんぶでお願いします!」

「チッ。」

舌打ちしたよ、この人。我慢しなくなったのか、ぐいぐいくる。


その後は、神獣にも、魔獣にも遭うことなく、屋敷に戻った。ロイさんがおんぶして。みんな生温かい目で見る。その視線は、私が居た堪れなくなる。

執務室でロイさんとダンさんに、神樹との会話のことを話した。陛下には直接伝えたいので、そこは省く。

「しかし、アオイ様すごかったですよ。」

「何がです?」

「神樹に魔力を流し始めたら、神樹もアオイ様も金色に光出して、光が段々広がって行ったんです。多分、深淵部全体に広がったかと思います。あまりにも神々しくて、涙を流していた騎士までいましたよ。」

「ええ。見たかったなぁ。」

「泣いた騎士を?」

ロイさん、それは失礼ですよ、騎士にも、私にも。

「いやいや、光が広がるところを。」

「ああ、そっちか。それより、アオイは魔力量が多いな?」

「そうなんですかね?」

「魔法士団長より多そうだぞ?」

「あっ、私もそう思いました。」

「測るものってあるんですかね?」

「城と学園にあるはずだ。アオイの場合、測ってないのか?」

「長期休暇明けにあるって聞きました。」

「また、釣書が届くな。」

「今回は、多そうです。」

「何故魔力量が多いと、なんで釣書が届くの?」

私の疑問には、2人は答えてくれなかった。












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