ただ、好きなことをしたいだけ

ゆい

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おばちゃん学園に通っちゃいます!【1年生】

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新年の挨拶で、陛下より褒賞をいただけるということで、今、ロイさんと生活している離宮をくださいとお願いをした。使用期間は、私が死ぬまで。
ロイさんは、王族より臣籍降下しているから、王都にお屋敷を構えなくてはいけないのだが、今まで独身であったため、王宮にて執務室と私室をお借りしているとのことだ。
私も、長期休みのたびにお部屋を借りている状態なので、ロイさんと話し合った結果、使っていなかった離宮の使用権の譲渡をお願いした。

弟大好き陛下は、きちんとお城に帰ってくるという安心感からか、すぐに良い返事をいただいた。
使用権がロイさんになるので、今まではお城で働いているメイドさん達にお願いをしていたので、シュバルツバルト領から何人かの使用人を呼んで、新たに雇い入れることとした。もちろん、一旦王宮を通るので、身元はしっかりと調べるよ。







「婚約を解消して欲しい。」

ジェームスからの突然の申し出だった。月1回の顔合わせのお茶会の席で言われたのだから。
ミリアンナは、衝撃に包まれながらも、冷静に問う。

「…理由をお聞きしても?」

「…すまない。」

理由を語らず、ジェームスは席を立ち、その場を去って行った。


その後の記憶は曖昧で、いつの間にやら家に帰っていて、いつの間にやら両親と弟の4人で家族会議をして、婚約解消の方向で行くことに決定していた。

ジェームスとは、家同士の政略婚約ではあったが、お互いを尊重し合い、良い婚約関係を築けていたと思っていた。
でも、ジェームスは違っていたと思ったら、なんだか悔しくて悲しかった。

新年の休暇も終わり、学園に戻った。
学園では、ジェームスとミリアンナの婚約解消の噂は、あっという間に知れ渡っていた。

いつもは、クラスの女生徒のまとめ役となっていたミリアンナが、元気がなく、暗い表情の毎日が続き、オリヴィアはとても心配をした。

「アオイ様。私がミリアンナ様を元気づけることはできませんか?」

と、昼休みにコンラッド達とリバーシをしている時に声を掛けられた。

「ちょっ、ちょっと待ってて。ここに置いて、ひっくり返していけば、…殿下に勝った!!」

「うあ~~っ!!なんで、ここで逆転するんだ。」

「フッフッフッ、どうやら賭けは私の勝ちのようですね。では殿下、約束は守ってくださいね。さぁ、オリヴィア様お待たせしました。場所を変えてお話をしましょう。」

コンラッド殿下は、放心状態となり、モリー様とマクスウェル様に慰められていた。

「で、殿下は大丈夫なのでしょうか?」

「大丈夫、大丈夫。」

と、言いながら、空き教室に入っていく。席に着くと、

「ミリアンナ様のことですよね?」

「そうです。」

「私は、噂とかあんまり知らないけど、婚約解消されたとか?」

「はい。まだ、話し合いの段階ですが、解消は確実かと。」

「ミリアンナ様は、その婚約者に惚れていたけど、婚約者は別の人を好きになったとか、そういう話?」

「いえ、ミリアンナ様が惚れていたかどうかはわかりませんが、傍から見れば、お互いに思い合っているのがよくわかるような関係だったと思います。お相手のジェームス=ミッドレイ様は、現在19歳で、学園は卒業してミッドレイ伯爵の次期当主として、当主の補佐をされている方です。学園の成績も上位で、性格は穏やかと聞き及んでおります。ミッドレイ様は、浮気などするような方でなく、夜会でご家族とミリアンナ様以外と踊られているところなど見たことがありません。」

「おぉ、そんな理想の旦那様が世の中いるんだねぇ。」

「ですから、まさかミリアンナ様との婚約が解消されるなんて思っていなくて。」

「う~ん?もしかしたら、だよ。女性関係でなければ、お家騒動かもしれないよ?それだけの素晴らしい男性であれば、ミリアンナ様に迷惑を掛けないようにするために、婚約解消を願ったのかもしれない。」

「なるほど。そういう理由であれば、婚約者といえども理由を伝えることは難しいですね。まだ、当主同士のお話合いが継続中ということですし。でも、そうであったとしても、ミリアンナ様は…。」

「でも、ミリアンナ様を元気づけたいのでしょう?週末、離宮にて女子会でもしましょう!男性立入禁止で!ロイさんに連絡しておかなくちゃ!」

と、アオイは教室から出ていった。








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更新に1年近くかかってしまいました。
のんびり更新になってしまいますが、楽しんでいただけたら、嬉しいです。
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