ただ、好きなことをしたいだけ

ゆい

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おばちゃん学園に通っちゃいます!【2年生】

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2年生になり1ヶ月が経つ頃、昼食の時にコンラッド殿下から隣国カザリスア皇国から留学生が来ると教えてくれた。

「双子なんですか?」

「そう、第2皇子ユーリウス様と第3皇子アーリウス様だ。ユーリウス様が魔法士科、アーリウス様が騎士科に来るそうだ。」

「へぇ。」

「アーリウス様は俺が対応するが、ユーリウス様の対応をする者がいなくて。」

「ん?私は?」

「ダメだ!」
「いけません!」

コンラッド殿下とモリー様から反対された。
ちなみにジークハルト殿下達が卒業してコンラッド殿下と二人きりとなってしまうので、モリー様、マクスウェル様も一緒に昼食をとることになった。

「いいですか、アオイ様。今回の目的は貴女なんです。緑の癒し手である貴女をカザリスア皇国に迎える為に皇子達を送り込んできているんですよ。」

「そう。贅沢させるからうちに来ないか?なんて言われたら、大抵は行くだろ。」

「えぇ!知らない人について行きませんよ。子どもですか、私は。第一贅沢ってなんですか?ドレスを作る?宝石をくれる?どれも興味ないですよ。」

「アオイなら行かないけど、大抵の女性ならって話で。」

「はい、そこ。女性蔑視です。殿下はもう少し言葉に気をつけましょう。でも、贅沢って言われても思いつかないなぁ。前ならハワイ行きたいとか、温泉旅館で上げ膳据え膳とかだし。」

「ハワイ?ってなんですか?」

「ハワイは地名で、年中常夏なんです。島なんですか、島全体が観光地になっていて、見てよし、遊んでよし、買い物してもよしの場所です。」

「素晴らしいですね。」

「行ったことあるのか?」

「ないですよ。国内から出たことないです。」

「ないのにわかるんですか?」

「テレビで見てましたから。あっ、写真ならスマホにありますよ。綺麗な画像だったから、ダウンロードしておいたんです。」

スマホを取り出し、写真を見せる。

「はぁ、綺麗ですね。」

「海とはこんなに碧いものなんですか。」

「この箱みたいのはなんだ?」

「箱でなくてホテルです。」

「こんなに高い建物がホテルなのか!王宮より高いではないか!」

「そこは技術が違うので。魔法がない分、技術が発達したと思ってください。」

「確かにこのスマホはすごいですよね。」

「これで会話もできるんでしたよね。」

「はい、会話も手紙のやり取りも。」

「歌も聞けるしな。」

「なんで殿下が自慢げに?」

「長期休暇にリー様と一緒に何曲か聞かせたら、気に入った曲があったようで。」

「うむ、また聴きたいのだ。」

「わ、私も聴きたいです。」

「私も!」

「なら、次の休みに王宮で聴きましょう。流石に学園内で歌が急に流れると目立つので。」

「そうですね。…アオイ様にしては珍しくまともな対応ですね。」

「ええ、本当に。」

「アオイも成長したんだな。」

「ちょっとまって。私、もういい大人だから、ね!」

「いやいや精神年齢は俺達より低い。」

「妹と同じくらいに手が掛かります。」

「全くです。」

「私の扱いが酷い!!」

段々とアオイの扱いが酷くなってくる今日この頃。
でも、休みの日にリー様も一緒に5人で仲良く音楽鑑賞をしましたよ。












彼とすれ違った時に小声で言われた。

「久しぶりだね。サトウナツコさん。」と。

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